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「ザザ、ザーーーーーー……ちら……ル…クロック…」
[今までジャミングの影響で砂嵐以外聞こえなかった通信に、ようやく声が混ざり始めた]
……!
おい、こちらHaniel!
そっちはシルヴァクロック通信担当か!?
やい、フラット!!
完全に通じてるかどうかは怪しいが、なんとか聞こえてるなら良い!今からそっちに怪我人一人搬送すっから、メンテルームの窓外して待ってろ!
いいな、メンテルームの窓を外してお前待機してろ!!
窓を、外しておくんだぞ!!
[格納庫やらを通り抜けるのも面倒だと、直接メンテナンスルームへと運ぶつもりのようで、徐々に回復し行く通信へ何度も同じ注文を付けて飛んで行った。
しばらく行けば、見えて来る。
ある部屋の窓が外されたアカデミーの姿が]
(いなく、ならない)
(いこう、って
いっしょに、かえろう、って
フラン と おれ、とで)
(たったひとりの、いもうと、)
[眠れる青年の表情は、相変わらず、微動だにしない]
―シルヴァクロックアカデミーの窓―
よし、よくやった。
恩にきるぜ…こいつ、ちょっと此処で匿っててもらえね?
いや、怪我人っちゃ怪我人なんだけどよ、多分医務室に連れてってもなんもなんねーと思う。
[戻って来たと思えば治療の意味が無い青年を置いて行くと言う天使を、怪しむ眼で見る同僚の気持ちは尤もだった。
ならば、とおそらく現時点で納得させる事が出来る言葉を置く]
こいつ、フランの兄貴なんだよ。
俺もよくわかんねーけど、なんかずっと離れ離れになってたみたいでさ。
そんでやっと逢えたってのに……。
今度はフランがどっか行っちまった。
俺は今からあいつを捜しに行ってくるから、この兄貴を頼む。
後、これ。
ホントはテルオから返させてやりたかったんだけどなあ…何処ほっつき歩いてんだよ、全く。
フランにも聞けなかったし、見つけたらエンゼルキックもんだぜこれ。
[軽口を叩きつつ、腰に括りつけたままだった青年の壊れたレーザーガンを下ろしてその傍に置いた]
整備班の手の空いてる奴は居ないと思うが、それでもなんとかしてこいつを修理しろ。
…説教は帰ってちゃんと聞くから!!
今はもう行かせてくれよ、頼む!!
じゃないと……ホントにあいつ、帰って来ねえかも知れね。
[だが、考えていても答えは出ない。
ひとまず、郊外へと下ろしてもらい、少し遠くに見える壊れた市街地を目にして……小さな、ため息が漏れる。
被害がでないように人の気配がしないところだからこそ、静寂が、染みる。]
……いや、復旧は……皆でがんばる仕事だから。
手を出す出さない、じゃないよ、ね。
それに……まだ来るかもしれないんだし、その前に……。
[試さないと。
”孔”自体は魔法ではないはず、詠唱なしに扱う事が、できる。
その仮定を元に、まぶたを閉じて自分の中にある受け継いだ盟約の魔力の中へと意識を集中する。
両の杖を掲げて、若干右腕を引き気味にし、杖の先が示す、その交点へと意識を集中する。
「黒」が、集まっていく。]
(おれは、たったひとりの、にいちゃん、なんだから)
( ……… )
(はなれ、ない
いこう、って
いっしょにかえろう、って
やみを もったままでもいいから、って)
[アカデミーでの"天使"と同僚との対話、テルオから返させてやりたかったという失くし物の存在。
その会話もおぼろげには聞こえていたが、少しの刺激で忘れてしまいそうな記憶の領域。
青年は今、暫くは解けそうにない夢の呪縛の中]
[「黒」が集まる先にあったのは、少し離れた、壊れた公園。
あそこなら……もし何かあっても、街から距離はあるし、大丈夫な筈と踏んだ。
誰かがいる可能性を忘れて、その公園――『ソフィア・パーク』の上空へとパスケットボール程の黒い球体の”孔”を開く――]
あれ?すんなりと――
ルッカ?聞こえる?ルッカ?
[割とすんなり開いた印象。
思わず、持ってきたルッカと繋がるはずの通信機へと話しかける。
その間に、”孔”に気づいた小型の宇宙怪獣が目をつけ始めている、と気づかずに]
誰かの為に犠牲になるとか、俺は大ッッッッ嫌いだかんな。
お前はそれ、よく知ってんだろ?フラット。
あん時一緒に居たんだからよ…。
まあ、そういうこった。だから捜してくる。
後……
もしも、その兄貴がどうしてもフランの所に行きたいっつーなら、飛行ユニット貸し出すなりなんなりしてやってくれねーかな。ジェット型のその辺に転がってたろ?
普通の人間じゃねーみたいだから、ジャミングも解けて来てるし転送装置で座標を俺に合わせて飛ばすってのも出来るかも知れんが……博打でしかねぇ。
今言ったのは全部「フェイトが言ってた」で許可もらえ、良いな!
礼は…まだ残ってたら、キングバーガー・ジンローの…
スペシャルクレームバナナバーガーな。
[嫌な約束を残し、再び窓から飛び立とうと身を乗り出す]
ただの頭悪い訓練生上がりのパイロット風情が、何処までやれっかわかんねーけど…ムチャするようならガツンと止めてやるかんな。
ぜってーあんたんとこに帰らせてやる。
[最後に言い残したのは、青年に向けたもの。
忘れ物はないか、指折り数えて確認し終えて再び天使は空へ飛び立つ]
そんじゃー、行って来る!!
後は頼んだぜ!!
[ぐ、と壁を蹴って舞い上がり、とある場所へ向けて一直線に、墜落にも似た速度の上げ方でソフィア・パークだった廃墟へと向かう]
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