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― 詩論シティ上空/”クジラ”中距離地点 ―
[避けれない。だとすれば、フランが行う事は一つ。
グノーシスの傾斜をつけた盾を使い、
エーテル供給を最大にし、空へ弾くこと。]
やるしか…ない。
『グノーシス』、最大供給―――!!!!!!
[グノーシスの咆哮。
その声は”クジラ”の近くまで届いただろうか。
エーテルが過剰供給に陥り、球型コックピット内が熱く熾える。
反射型シールドの薄い溝に沿って、エーテルが満ち渡り、本来の反射型シールドよりも大きいラウンドエーテルを形成する。
その前方、”クジラ”周辺の状況に関しては察しきれるかどうか。]
[しばらく、チューニングを合わせた後、小型のヘッドセットのようなものを、テルオに渡して]
直通ダイヤルは、流石に解らなかったから……シティページで調べたゼペット本社お客様センターに繋いだよ。
そこから、詳しい人に回して貰えばいいんじゃない?
ただ、地球上の電波異常が何が原因で起こってるか解らないから……いつまでつながるかは分からない。
あ、ありがとうございます!
[ユージィン>>+96からヘッドセットを受け取る。
もしもし、と声を掛けると、お客様センターの若い女性の声がした。
自身の名と博士への取次を求めると、相手の驚きと俄かに慌しくなる様子が聞こえて来た]
「――あ、テルオくん!」
[そしてようやく、懐かしい初老の男の声が聞こえる]
博士っ!
「テルオくん……良かった、心配していたんだよ。
ジャミング影響下に入った後、行方がわからなくなっていたから」
博士、オレ、今、宇宙にいるんだ!
「へっ?」
[博士の間の抜けた声が、ヘッドセットの向こうに聞こえた]
ん、悪いわね。
…繰り返しになるけど、『協力は惜しまない』からね。
[笑顔で首を振るエリーに、背筋を伸ばして。もう一度付け加える。
それは、たったいま自分がしでかした勘違いの埋め合わせ、でもあったのかもしれない。
たとえエリーの目的が、世界掌握とは違っても、協力を惜しまないことに違いはないと、そう告げた。無論、すべてを言葉にしない以上、伝わるかどうかはエリー次第だったが]
そうね、それじゃあ…さっそく首都掌握と参りましょうか。
[少女の軽い口調が、それを冗談だと言外に告げている。
市政を今まで動かしてきた少女は、エリーほど単純には物事を考えられない。けれど。
ここで首都防衛に動くことで、首都に蠢く様々な力関係に、ダイシチョーの…陣桜市の力を示すことは、決してマイナスにはならないと、結論を導いた。
何よりも、宇宙怪獣はいずれ陣桜市を脅かす脅威だ。首都の戦力が残っているうちに、共闘して倒すことができるなら、それに越したことはない。
怨念ゴーレムの邪魔が入ることを懸念して、ダイシチョーの起動を避けなければならなかった先刻とは事情が違うのだ]
…機関室? 組み上げの方は順調?
ええ、そう…それならだいじょうぶ。今は足回りが動けばそれで十分よ。
それ以外の部分は、移動しながらでかまわない。
首都の宇宙怪獣を叩くわよ。
ダイシチョー、発進しなさいっ!
[テルオの言葉を横耳で聞きつつ、コンソールをいじって情報を呼び出している]
ジュリエットさんの飛行機の修理もしなきゃだし。どうせならシームルグにも推進装置をつけてあげたいな。
あと、AHO号の修理もしなきゃだね。こっちは工作機をすでに出して表面装甲は、仕上がってるけど……。
できれば、もっと強化したいな。
うーん……。
[墜落する間に塵のようになって消えて行く鳥型の怪物を見下ろして、再び空を行く]
――…あれ、だな!
グノーシス…フランも居るのか?
それから、あれは……?
[未だ追い付けても居ない位置からでも確認出来るクジラの全長。
その近くにある二つの姿の片方には気付いて、損傷が無さそうな様子にほ、と一息]
ん、うん。
[嬉しそうに、目を軽く伏せて、微笑む。
たとえすれ違っていたとしても、それはそれで、構いはしない。
たとえ、思っていた事と違っても、さっき明朱佳が見当違いといった事でなければ協力してくれる、そう自分には伝わったから。]
OK、…………んじゃ乗せてってもらおっかな。
移動と探知は中々上手くやれないから。
[考えすぎた時ほど単純に。
あとは、やってから、考えればいい。
考えすぎると、逆に『制約』や『契約』に引っかかる事もないとは言えない。
移動手段として乗せていってもらって、怪獣を撃破。
まずはそれから、とソコで思考を、止めた。]
出番が来るまで、落ち着いて、集中できるようにしとく、ね。
[発進の指示を出すのを聞けば、そこで、思いっきり力を抜いて、目を閉じた。
見ようによっては寝顔に見えるくらいに。]
おそらく地上最大の航空母艦ジョージワシントンで、全長333mの排水量10万t。
小型〜中型戦闘機がだいたい20m前後。
宇宙空間という事を考えても、ざっと倍の600m40万tくらいあれば十分かなあ。
あまり大きくても、人員不足で運用が効かないし。 KIAIで乗り切るのにも限界がっがっがっ……!
とすると、全長2kmのダイシチョーが、ジュリエットさんを装纏するっていうのは、例えAHOを食べたとしてもちょっと不可能かな。
第一陣の戦艦全部を吸収するくらいでないと厳しそう。
しかし、ハニエルやメガマリオンでは、今度は逆に小さすぎる。
またうっかり、微妙なサイズを設定してしまったよ……。
― 詩論シティ上空/”クジラ”中距離地点 ―
[巨大な太さのレーザーとも見える”サンダー”が放たれ、迫る!]
―――… っ …――― ・・! ・!! ・・・!!!!!!
[全天球モニタが真っ白になり、目が眩む。
両腕のグローブごと両拳を握り締め、必死にその場に踏み留まろうとする。眼前に表示されるホログラム表示のCAC4は、ジェネレーション更新を激しく繰り返しエーテル供給量最大値を保ち続けようとした。]
――― っ ・・・ ・ ・・・・・・
[暴力的な光の奔流、そして、サンダーのエネルギー。
見る見るうちに、ラウンドエーテルを侵食し、拮抗のバランスを崩す。ジェラルミンの輝きを持つシールド装甲が、音を立てて、剥ぎ取られてゆく。]
― ・・・ っ ・・・・・・
[コックピット内のエーテル圧は最大。熾えるように熱い。機体後方へ向けてそこから動くまいとするように、噴射も最大域で続けられている。]
「……なるほど。確かにそのユージィンさんの言うように、メガマリオンは宇宙でも活動可能なように設計されている。
キミに渡した時点では準備が整っていなかったが、いずれは推進機も搭載する予定だった」
それじゃあ!
「その通りユージィンさんに伝えなさい。
彼の腕の程はわからないが、"そちら"に居るくらいだ、きっと良いよ…にし…くれる」
[博士の答えに、途中からノイズが混じり始めていた。
もう時間がないのだろうか]
「……テルオくん。通信出来るのはこれが最後になるかもしれないから、よく聞きなさい」
[博士にもそれは伝わったのだろう、改まった風な声が聞こえた。
同時に、何処かへ移動しているような、息遣いと物音が聞こえる]
「ここからは極秘任務の話だ。……キミとワシ、二人きりの秘密だ」
[ゴン、と、何かが閉まるような音]
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