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…詠唱の内容?
そんなのアレでしょ?
きゅうきゅうにょーりつれーい、とか、そういう。
違うの?
[怨念ゴーレムに対する対策を講じていた初期段階、調べ、利用しようとしていた事柄の中に含まれていた単語をうろ覚えで口にする。オカルトや宗教の持つ不明瞭さや回りくどさに辟易しながら聞きかじった程度の情報だっただけに、かなり曖昧ではあったが]
…どのみちあんまり暇はないわ。
詳しい報告は後で受ける。
今は自分の仕事に集中しなさい。
[改めて通信を返した]
―少し前 メガマリオン格納場所―
[――少年は、メガマリオンの20mの巨体を、正面から向かい合うようにして見上げていた。
その手には、今までメガマリオン操縦の中継をしていた、小型の機械があった。
博士に説明を受けた通り、底面の一部をスライドさせて、隠されていたスイッチを露出させる]
”――認識しました”
[機械音声が流れる]
”これより、内部操縦モードに以降します”
”搭乗体勢まで、3、2、1――”
[メガマリオンの体勢が変化し、そして――胸部のコックピットの扉が開かれた。
少年は機体表面を足場にコックピットに辿り着くと、備え付けの操縦リングを両手の指に嵌めた。
そして、コマンドを入力する]
立ち上がれ――メガマリオン!!
[ガタン、と、全身に動力が行き渡る力強い振動があり。
コックピットの扉が閉ざされると同時、昇りエレベーターより幾分強い慣性力が、少年の身体を押えつける。
急上昇は高さ十数mに達するまで続き、そして暗かった視界が、モニタの映し出す光景で埋め尽くされた]
これが、メガマリオンの見ていた景色なんだ。
[デザイン上はヒトの顔と同様、前面に二つの眼を持つメガマリオンであったが、モニタには前後左右360°の光景が映し出されていた。
また、片隅には、ワイヤーフレームで描かれたCG画像が、重なり合うような形で映っている。
その画像の中心は、巨大な人型――メガマリオン自身である。
何故その画像が必要なのか、少年にはピンと来た]
今までのオレと、同じように見えてるんだ!
[外部操縦――即ち三人称視点と、内部からの一人称視点の間を埋める画像。
つまりその存在は、外部で操縦していた者が、内部へ乗り込む可能性を想定していたものでもあった]
うん。大丈夫。信じる、んだ。
[決意を確かめるように声に出して呟き。
そしてメガマリオンを慎重に歩ませると、怨念ゴーレムに対する唯一の武器をその手に取らせる]
行くぜ!
メガマリオン、ゴー、ファイト!
[コックピット中に響き渡る声で叫ぶと、その巨体を、目的の場所へと歩ませ始めた――]
―― 元ソフィア・パーク ――
[ぜぇぜぇと吐き出す息は、内部に溜まった熱を一気に放出しているかのように、ひどく温度の高いもの。
馬鹿力を発揮した青年は、高く持ち上げた瓦礫を、勢いに任せて側方へと投げ捨てた]
やったっ、……っ!
フラン、もう大丈夫だ!フラン―――
……しっかりしろっ、フラン!
[先程まで伸ばしていた腕が地面に降りているのが見え、はっとしてしまったが。
見たところ致命傷や、大怪我といったものは見当たらない。
そのこと自体には、安堵したのだったが]
もう、大丈夫だ。俺が、来た。
だから、大丈夫だ。……だいじょう、ぶ。
[不安から、言葉が乱れてくる。
ちら、と彼女の身体の下に何かの袋が見えたりもしたが、それが其処に存在する意味にはまだ気づかない]
……当ったり前だろ。
お前の、たったひとりの、おにいちゃんなんだ。
まもりに……たすけに、来るに決まってるじゃない、か。
[本当に久しぶりに、昔のように柔らかく、笑って見せた。
そんな自分からも涙のようなものが零れだすのは、人工の瞳の冷却の為だけではないように思えた]
[職員は、一応詠唱の内容を市長へと伝えた上で、
せめて、水を、とエリーに差し出していた。
さらに、今は少しだけ減ってます、穴は埋めますので、少しペースを落とされては、とうけて、火力をようやく弱められた。]
……ごめん、ありがと……ちょっと炎維持してるから……
[杖から手が離せない事を説明して、直接ボトルから飲ませてもらう。
喉を鳴らし、飲み干す。……それだけでも、だいぶ助かる。
ただ、飲み干した頃には、また、お客さんの数が増えていた。
……炎の壁を少し前傾させるように操作する。さっきの手を伸ばされた経験から、間合いを広めにとった。]
[古代遺跡の瓦礫が、音を立てて投げ飛ばされた。]
う、うん… うん… うん
[恐怖からか緊張感からか、差し迫っていた死に対してか、
兄から幾度も大丈夫と言葉をかけられると、言葉にならないまま繰り返し頷いて涙を零す。安堵の涙なのか何なのか、判然とはしない。]
おに…、おにいちゃ……
[言葉にしようとすれば、更に涙が後から後から溢れ出す。]
―現在 はしけの上―
[明朱佳の指示>>3:226通り、助走を付けはしけに飛び移る。
操作こそ誤りはしなかったものの、コックピットの揺さぶりや衝撃は予想以上に大きく、少年の呼吸は乱れていた。
自動でか無意識でか発動していた左腕の装置の事も気にかかる。
しかし、それらを気にしている間にも、戦場は近付きつつあった]
不安になっちゃダメだ……。
みんなに、ああ言って来たんだから。
[背を持たせ掛けるようにしながら、周囲全面で光るモニタを眺める]
[合間にそれぞれの担当から入って来るのだろう状況の報告も拾い、大体こんな感じかとデータフォルダに記録してゆく]
―――…ん?
[その間に、明らかに此処とは違う場所から微かな何者かの足音を捉え]
課長、ひとつ質問。
たまにこっちにも、そのなんだ…流れてくる事ってあるのかな、なんて。
今、変な足音1つ分捉えたんだけど。
[ちょっと見て来ていいかと問えば、誰も止めないだろう。
男はサッと移動し、危機管理課から離れる]
も、だめ、だって…おもって……ケホッ…
このまま、しんじゃうって……
……ぃちゃ…
[何とか上半身だけ起こそうとして、
…やっぱり、切り傷だらけの両腕で、次から次に溢れる涙を拭う。]
その、えがお
おにいちゃんのえがおだ
[柔らかい柔らかい兄の笑顔。優しい笑顔。
その笑顔は、この地獄のような光景の中での希望の光として映えていたに違いない。]
……ふぅん…
[それでも一応、と職員が報告してきた内容を聞き取り、一瞬の黙考を挟む。もちろん、それで警戒を緩めたり、手が止まりはしないのだが]
話したいって言ってたの、そのあたりのことなのかしらね。
…ま、何判断するにしても情報不足は否めないし。
話してくれるって言うんだから本人が教えてくれるの待ちましょ。
[半ばは独り言として呟きながら、思考と通信を打ち切る。その顔に不信や不快、あるいは警戒はない。
ここまでの行動、言動から、エリーに対して一定の信頼はすでに持っている]
[持久戦は続く。通信の入れ方を聞いていないエリーは、魔力自体には問題はないが、水分と体力が削れる戦いを続けている。
お客さんは止む事がなく、火を消せない。
作業ロボの二人は市長の判断を聞けば、後はエリーに水分を渡し、たまに抜けてくる相手の処理と、水の補給に回っていた。
魔法があまり解っていないのは、この二人もだったから、止めていいものかどうかの判断が付かなかったのだ。]
…………うぐ、ぷはっ…………さぁて、後どのくらいなんだか。
[たまに目指してくる怨念ゴーレムの手は……原因はつかめてきたが、自分で対処できる類のものでは、ないと判断する。
この辺りも、後で話す事になるだろうけれど。
今は、目の前の維持と、……たまに炎を少し前傾型に噴出させる事での威嚇をいれて、焦れる戦いを続けている。]
[咳き込みながら喋るフランに、目を少し伏せるも]
……死なない。死なせない。死なせる、ものか。
って、こら、無理して起きなくてもいいっ。
俺がすぐに安全なところまで運びに行くから。
ああ、もう……泣かなくていい。もう、安心だ。
[そんな自分の涙は安堵のそれだった気もしたけれど。
できるだけ、見える部分の傷を擦らないようにしながら、そっとフランを抱えようと身体の下に腕を伸ばし始めて]
……ああ、おれのえがお、だよ。
[ばかみたいに、そっくりそのまま言葉を返してしまったりもしながら]
おれだよ。結理人、だよ。
[この人が生きててくれていること、それが、うれしい]
[速く安全な場所に運ばないと、という不安もあるけれど]
[はらだたしい、と囁く胸の奥からの声もあるけれど]
[うれしい]
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