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主席候補生 フラン・A・入坂 は、なんとなく 少年 メガタ・テルオ を能力(透視)の対象に選んでみた。
/*
おわっ、テルオくんが封印だったのか……
なんか凄いなそれ。
今回役職予想がさっぱりだわ…球根は多分フランちゃんで球根先はイルさんかなあと。
んじゃ狼もう一人どこよ。
市長?
お。
テルオ→ルッカ封印か。
じゃあやっぱりテルオが封狂かー。
とすると、イル何なんだww
やっぱり狼であってるのかな?
で、LWだから、求婚受けられなかった、とか。
[ひっそりはしけに乗り移った事は、どうやら気付かれて居ないらしく。
門をメガマリオンに近付け、広げようとしたところで…]
ぐッ…
わ、忘れてた…門が接近しただけでもコレが…っ!?
[激しい頭痛と、内側から自分自身を揺さぶられるような吐き気。
吐く物も無いのだが、倒れて悶え転がり…
意識を失った時には、開きかけていた門はすっかり消えていた。]
[職員は、詠唱の内容に不安を覚えた、と告げたが、
市長を信じ、手が来ても動かなかったエリーをじっと見つめて、
了解しました、と。カバーに入る決意を改めて、行った、ようだ]
んで、えーと、わ、わるいんだけど……来るタイミングを教えてくれない?と言っても見えるかわかんないんだけど……ずっと壁作ってると熱さがきついし。
[そう、職員に訴える。出力は出せていても、ずぅっと維持し続ける場合、先に脱水を起こしてしまいそうだ。]
──孔の先(裏宇宙)──
[意識を失ったままの自身、《相棒》も行動を止め、真空を漂う。
その時、不意に、右腕の紋章が輝いた。
──自身を包む、魔導感知を阻害する《センサー》は、孔の其に感応し。
回路を駆動させ、自身を起動させる。]
《SYSTEM/ALL GREEN》
──起動ニ問題アリマセン。
[半身が動く。
それに反応する様に、"人"である部分も、活動の為に動きを取り戻した]
──で、何処だ、此処はよお。
[少し後、確りと意識を取り戻した物の。
──先程までと違いすぎるその場所に、*呆然とする*]
/*
…場が微妙に動いてると、ネガループする暇ないからいいわぁ。
フランはへこたれない言うけどさ。
こう見えても、かなーりへこむんだよ?アタシ。
…へこんできても、理由隠したり誤魔化したりするだけでさ。
後は、自己暗示でへこんでないふりしたり。
へこむときゃへこむんだよ…
・・・あ。ネガループしてる。
*/
エリー・・・ごめん・・・
か…りうち
しんで…いけど…
動けな…
[その言葉を最後に、通信機からはノイズだけが流れていた。]
―陣桜市/Fブロック・はしけ付近―
["門"の存在に、少年は気付いていなかった。
ただ、撹乱装置の立てる低い音が、微かに聞こえた気がした。
既に装置は作動を終え、音も残響を残すのみだったが。
少年は、ユージィンが呑み込まれた時にも、同じ現象が起きていた事を思い出す]
誰かいるの?
ううん……誰か、いた、のか……?
[もしかしたら、既にこの場にいた誰かが、球体に呑み込まれた後だったのかもしれない。
もしそうだとしたら意味のない行為なのだが、少年はしばらく周囲に呼び掛けていた]
― 瓦礫の下 ―
[雄叫びが聞こえる。
地面を震わせる魂の声が聞こえる。]
おに…ちゃん……
来て
[くれたんだ。
言葉は声にならずに、フランは銀の懐中時計を差し出していた手を力がなくなったように瓦礫の上に投げ出した。
瓦礫の下には、キングバーガー・ジンローのへしゃげた袋の上に倒れているフランの姿があった。煤に塗れ、手足に切り傷があるが、裂傷や、酷かったり広範囲に渡る擦過傷などはない様子だった。]
― 瓦礫の下 ―
[雄叫びが聞こえる。
地面を震わせる魂の声が聞こえる。]
おに…ちゃん……
おにい ちゃ ん
[言葉は声にならずに、フランは銀の懐中時計を差し出していた手を力がなくなったように瓦礫の上に投げ出した。
瓦礫の下には、キングバーガー・ジンローのへしゃげた袋の上に倒れているフランの姿があった。煤に塗れ、手足に切り傷があるが、裂傷や、酷かったり広範囲に渡る擦過傷などはない様子だった。]
―市庁舎二階―
[センサーの感度を最大まで上げ、不審な気配がないか警戒に当たっているその最中。
別の場所から起こる派手な音も拾い上げ、羨ましそうに視線だけをそちらへと向けた。]
思っちゃダメだって解ってっけど、なんか凹むなー。
[そう呟くも、この場の人々は皆真剣に事に当たっている。
慌てて口を噤み、外部への音声を一旦切る]
それでも俺に役目をくれたんだし。
感謝しねーと、かなあ。
[未だ機内は光が灯されていたが、男の言葉を肯定するかのように強く瞬いて再び消えた。
それはまるで会話が成立しているようにも思えて男は苦笑した]
(なんか、誰かと乗ってるみてーだな)
――ち。
……逃げて。生き残りたいんでしょ、にげ……!
[大きく声を出す事はできない。彼らに気づかれてしまうから。だから――小さすぎる声で、呼びかけた――。届く事を祈って]
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