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[促されるまま奥の部屋へと着いて、彼から近いところに自分も座って……其処で告げられた内容>>55に、目を丸くした]
魔力が……っていうか、印章が?
知らない。知らな、かった。
[そう、知らないうちに改造されて、成り行きみたいに動作テストだの強度実験だのをされて……結社から十分な社内説明を受けないまま、自ずから内情も確り探らぬまま、飛び出すように脱走していたのだ。
少し前に一度、力を請うた時も、悪の幹部の微妙な声調のニュアンスに気づいていなかった。
再び地下を通り抜けた時に、僅かに頭に響いてきた気がした昏い声も、よく覚えていないままだった。
ここまでこの馬鹿な怪人を無事で居させたものは何だったろう]
死ねない。
まだ、死にたくない。
[ふいに、涙しながらも笑んでいた妹の顔が脳裏に浮かんで、口からついて出てきた言葉。
それから少しの間の後、戻すという言葉にと頷いたのだった]
[それは己を《悪》に属する身と認めること。
それでも、機械の身体でも悪魔の身体でも、入坂結理人であることに変わりはない]
[その後に付け加えられたことは、スコルの表情の変化もあってか、少しだけ緊張が解けたように口許を緩ませた。
そうして、少し、俯きもして]
まあ……決して好くはないが。
あんな風におっさんと喋れるのも、その、悪くない。
何だ、その。テレパシーってあんな感じなのかって、な。
[それは結理人自身が、そのような要領で相手に声を届けていた感覚だった、ということ]
だから、その……印章、元に戻すついでに。
[少し考えて、自分の右の耳たぶに触れた]
こっちに通信機、埋め込んでおいてくれないか。
[銀の懐中時計の話はしないまま……やがて、修理台の上には一人の青年。
その背には、以前の修理の際には無かった蝙蝠の翼。
本体同様、見た目は生体に近いが、一応機械仕掛けではある]
……なあ、スコルのおっさん。
[修理が一通り終わった頃、唯一自分が知っている呼び名で呼びかけて]
どうして、俺のこと、ここまで構うんだ。
俺に構って、おっさんに、何の得がある。
こわされるのは、みたくない、って……。
[そしてやはり以前の修理の時よりも長く伸びた髪を、顔の方に纏めて引き寄せていた……表情を隠すような形で]
― ソフィア・パーク ―
[銀の懐中時計の耳障りな音は鳴り止まない。]
…………、やっぱり、これ……。
何処を歩いても一定の雑音が混じってる。
[キングバーガー・ジンローの保温パックを抱きしめて、古代遺跡で佇む。夕焼けの色は、郷愁と僅かな不安と懐かしさの色だろう。]
― ソフィア・パーク ―
おにいちゃん…、こちらフラン。
聞こえる?
聞こえたら、返事をして。
[フランはもう一度、
声を銀の懐中時計の通信システムへ向けてかける。]
何?ノイズ?
テルオ君、ちょっと貸してもらえる?
[なんだか自分が渡した通信機がおかしな調子らしい。整備が必要なほど手入れは悪くなかったはずだけど…と訝しく思いながら、ノイズを聞き取ろうと耳を澄ませてみた]
へへへっ。
楽しめばいいんだな? 簡単じゃん!
[明朱佳>>77の言葉に、元気よく答えてみせる。
程なくして、明朱佳の呼んだ市職員が迎えに来るが]
あー。ちょっと待って!
すぐにそっちに行かなくても大丈夫だよね?
[と、通信機に耳を傾けつつ空いている方の手を挙げた。
市長の口振りからして途中参加でもOKだろうと考えつつ]
何か……聞こえそうな気がする。
えっ? あっ
[通信がノイズから人の声へと変わった>>83のと、明朱佳に声を掛けられた>>84がほぼ同時だった]
おにいちゃん、って……。
[自分に妹はいない。
そう答えようとしたものの、相手の名乗った名に絶句する]
フラン……?
フラン、だって!?
[懐かしい、その名前に。
思わず通信機を両手で掴み、聞き返す]
オレ、テルオ。メガタ・テルオだよ!
[向こうが求める人物の名ではない。
それでも、必死に呼び掛けていた]
ん?ソレいったいしくみどーなってんの。
というか、市長、聞こえた名前……フラン、だっけ?聞き覚えはある?
[よくわからない、と首をかしげてもともとの通信機の持ち主に問いかける。
もし心当たりがないなら、もしかして……とか妙な方向に思考が飛びかけて]
てか、知り合いみたいだけど、何者なのさその子。
[とりあえず、知り合いは知り合いみたいなのでテルオに聞いたほうがいいか、と思い直した]
えっ!?
[フランは銀の懐中時計を凝視した。
確かに、兄へ繋げていた筈。なのに、聞こえた声と名前は……]
メガタくん?
目賀田、照夫くん!?
うそ!?
どうして、テルオくんが……わたし、は勿論フラン。
フラン・A・入坂……久しぶり、良かった。
一年ぶりだけど、ちゃんと無事だったんだね。
[驚きから、喜びの声音へと変わる。]
テルオくんは、今どこ?
わたし、おにいちゃんと話そうと、
詩論シティのソフィア・パークから通信してるんだけど……
テルオくんが、わたしがおにいちゃんに渡した通信機を持ってるの?
[フランは、問いかけを重ねた。]
…何?知り合い?
[テルオ少年の剣幕に驚きつつ、横から通信機に耳を傾ける]
確かにそう聞こえるけど…
フラン…ね。まぁ、聞いたことのある名前だけど書類の上だけよ。
こっちの回線に合わせた通信じゃないわね。
[どこかと混線しているようなノイズであるらしいことは分かった。内容は聞き取りづらかったが、返事を求めていることは分かった]
もしもし、こちら陣桜市よ。
至急の救援だったらそっちの位置情報を簡潔に応えなさい。
それ以外の用件だったらかけ間違いよ。
周波数そのほかの設定を確認しなさい。
[テルオ少年の声の合間を縫って告げる。怒鳴るわけでもない、叫ぶわけでもない、大勢の人間を相手に演説をする人間特有の、はっきりと大きく張った声で少女が通信機に声を返した]
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