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いくぞ……
["起動"の信号を発して、彼の愛機を目覚めさせる]
メガマリオン!!
[起動音と微かな振動、そして動きだす体高20mの巨体。
その右手にパイルバンカーを構えた、鋼鉄のマリオネットがそこにはあった]
/*
ダウンです、眠りの淵に落ちてくですZzz…
そしてどうも邪魔の意味が違ったらしい…!
ご、ごめんなさいです…。
そして頑張れメガマリオン!!(拳ぐっ
ん……。
ジュリエットさん、待って。
様子が変だ。抗戦の動きがあるね。
……コンテナ落下での絨毯攻撃は、飛行機の大群を攻撃するのには向いても、1機を撃ち落とすのには向かない……。
シームルグに、狙い撃ちの装備はなかったように思ったけど。
……変更した方がいいかもね。
「食事」対象じゃなくて、「攻撃」対象に。
「ジンロボを積んでいると思いますか?」
ジュリエットさん、戦いたがってたもんね。
積んでいなければ、もう少し先に進んで、陣桜シティへ行こう。そこなら、……彼女がいる。
リベンジできるよ。
「では、まずはシームルグを」
ジュリエットさんの思うがままに。
[シームルグへ砲撃したその飛行機を見ていたものがあれば、驚愕したかもしれない。
飛行しながら、それは変形し、5m級の人型……ジンロボにしては小型すぎ、パワードスーツにしては大きすぎる、既存の物ではない何かになったのだから。
それは、飛行の速度そのままに、シームルグの艦上へ着地した。
この衝撃を殺すのは、相当な操縦技術がなければ、難しいだろう]
[飛行機だと、空飛ぶ物体を見た少年は思っていた。
しかし、こちらへと向かって来たそれは、なんと変形を果たしたのだ]
えっ……? 人? ロボット?
[5m級の人型に、目を見開いた。
一瞬手が止まったのは、人かもしれないと思ったからだ。
それでも――相手は、敵だった]
な、何する気だよ……っ!
[そのまま突っ込むかと思いきや、信じられない制動でそれは着地した。
焦りを隠すかのように、メガマリオンを人型に向けて走らせる。
低姿勢の、タックルの構えだった]
/*
もしかして:ルッカはルッカ一般人だと思ってたけど本当は違うから、わたしの設定尋ねて来たとか?
違う…と思うけど。ううんw;
[輸送船を壊す気はなかった。
現在、メイドが積んでいるのは、本来は飛行機に搭載するようなものではないパーツを、改造・変形して作り上げた自作機関がほとんど。
実際に飛行機として使われている機関を、吸収するつもりだった。
が……]
……?
あれは……こないだ見た>>0:232巨大メカマリオン。
ふーん、艦長、あのままアレを拾ったんだね。
[メカマリオンを、ただ巨大にしただけなら、どこかに操縦者がいるはず、と再生したメインカメラで周囲を確認する。
が、マリオンのタックルの構えを見て、腰を沈め、膝をたわめた]
中に人が入ってるか、ないかの違いを、見せてあげるよ。
20mもの巨大ロボで、飛行中の輸送艦の上を走る……無茶をするもんだ。
[自分が、5mの機甲で空中着地をしたことは横に置いて、相手の動作を見つめる。
ぎりぎりまでを耐え……接触の直前に右方向へ抜けた。
相手を艦上から突き落とそうという狙いだ]
[相手は動きを止めている――ように見えた。
理由はわからないが好都合と、そのまま突っ込ませようとする。
だが]
あ……しまった!!
[単純に引き付けられていたのだと、相手の動きで知れる。
右側に擦り抜けられて、メガマリオンはつんのめるような姿勢]
まずい、立て直さないと……!
[敢えて思いっ切り上半身を曲げさせると、半ば床にぶつけるようにして、生身の人間なら確実に失敗の受け身を取らせた。
足元まで走る衝撃に、やり過ぎれば艦の方が持たないと悟る]
すばしっこいな……!
落ちろよ!
[崩れた姿勢の相手の背へ、足蹴を加える。
容赦はしない。相手は4倍もの体長差があるのだ。
槍を出さないのは、飛行中の爆撃機という、足場の不安定な戦場のため]
[マリオンの動きの注視も続ける。これだけの巨体。爆撃機のどこかから「見て」動かしているなら、操縦者の視界に入らない方向があるかもしれないと]
[頭と左腕を着けた不安定な姿勢に、容赦なく足蹴が喰らわされた。
歩行時はメガマリオンの背中を後ろから見る形だったから、今はこちらから相手の背中が見えている]
……このっ、これでも喰らえ!
[倒れ込んだメガマリオンを更に屈めさせると、上体を勢いよく跳ね上がらせた。
ダメージとはいかないまでも、一瞬でも振り払えないかと]
>>188
跳ね上がったとな。
……爆撃機の方を下げたら、足浮かないかなー。
これ、テルオ&ルッカVS僕のほうが面白かったよね、絶対。
操縦技術でテルオをサポートする艦長。
燃ゆる!!
……っ!
[片足の不安定な体勢に、下からの意外な攻撃を受け、一瞬、両膝が浮いた]
しまっ……!
[風に浚われ、逆に自分の方が爆撃機から身を躍らせる結果となってしまう]
ジュリエットさん!
[メイドへ呼びかける。青年のコントロール下を離れた左腕が、メイドの計算と命令で動き、爆撃機の表面を裂く……!]
[爆撃機にしがみつくことは、あっさり諦め、代わりに爆撃機を損壊させて、不時着させようと]
<第二ラウンドは地上でと行こうか!>
[風圧に逆らい、叫びながら、装甲戦闘兵は落ちて行く]
/*
一応振ってみよう。
A・Oは、甘党かな?+表+
今気付いたけど、真ん中の「・A・」「・O・」合わせたらA・Oになるんだね。
意図しない不思議な偶然で驚いたよ。
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