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[その途中、フランは話を遮る。]
その為に、今回の新ジンロボ――極秘機能を搭載したジンロボを作ろうとされたのですか?
[フランが僅かに顔を逸らし、机の一点を見つめる。年相応の表情が顔の表を過ぎった。]
わたしに、本当に務まるのでしょうか?
[零した弱音に、老教授は自信付けるように言葉を綴る。]
「フラン・A・入坂、
お前さんが弾き出した数値は今までの候補生の中で一番高い。
自分を信じるのじゃ。」
[机の一点を見つめたフランの顔が、
老教練教授の声が染み渡った後程に、きっと上げられた。]
分かりました。
フラン・アンドロニカス・入坂、
かならず新ジンロボ『グノーシス』で地球の危機を救ってみせます!
[本来の闊達な笑顔で、ハキハキと答えた。]
分かりました。
フラン・アンドロニカス・入坂、
かならずや新ジンロボ『グノーシス』で地球の危機を救ってみせます!
[本来の闊達な笑顔で、ハキハキと答えた。]
パワードスーツにしても、ワイヤーネットすぱすぱ切り裂いて機動兵器に一撃必殺かますパワードスーツってどこ製よ。
ホントに。
あんなレベルの機体量産されたら、正直おっかないわぁ…
[量産したならきっとスペックは落ちるのだろうけど…
それにしても、ワイヤーネットもゴム弾も効かない(ように見えた)のでは自分の卯月では相手にならなくて。
何処ぞの企業製かどうかの情報は集めておこうと決めた。
ユージィンはついて来ないと聞けば少し考えて]
まぁ、故障したの一機だし向こうまで行くよりはグレスパと一緒に運んだ方が早いよね。
誰か来たら、機内の案内お願いね?
[そう言って、卯月に飛び乗って発進しようとした。
荷物と言われても、流石に戦闘機を人が運べるとは思って無いのでジュリエットの同行は一応断ってから。]
・ ・ ・何アレ。
[不思議な光景に思わず機体を止める。
少なくとも、避難する服装じゃないしと言うか杖にあの衣装って何。
ざっと考えて見たが思い当たる限りそんな衣装を着るのはアニメの中の主人公くらいで…」
あー。そう言えば、日曜の朝あんな服着た女の子が主人公のアニメって有ったよね。
おーい、そこ行く女の子ー。
ウチになんか用事かな?
[アニメのファンなのかな、と思ってとりあえずスピーカーから声をかけて見た。
実際に魔法少女だとは思いもしない。
魔法使いって黒いローブに三角頭巾なイメージだし。]
おおう?
[降下地点を目指していたが、頭上からの声に気づいて立ち止まり。
呼吸を整えてから]
ん?や、注文とかどうとかさっきいってたんで直接いこーかと。
えーと、市長さんから連絡着てないかな?エリーがいくとかなんとか。
[不思議そうに首を一度傾げるが、そういえば名前だけしか伝わってないとかならわかんないかなー、と軽くお辞儀だけしてみて答えてみた]
えっと、さっきの声と同じに聞こえるし、ルッカさんでいいのかな?
んー、聞いては無いけど…
とりあえずなんか注文するの?
消しゴムから機動兵器まで、一通りの物は調達できるよ?
や、流石に機動兵器とかはかなーり高いけど。
[冗談交じりに言いながらハッチを開く。
たぶん、この少女が注文するなら普通におもちゃか何かだろうか、と思いながら。]
で、アタシが調達屋兼運び屋のルッカだよっと。
エリーちゃんは何が要るのかね。
今の積み荷、基本機動兵器用の武器弾薬と日用品なんだけど。
[食料品や医薬品の類はついさっき配送してしまったから、
在庫が有るのは何処に行っても需要のある機械類と日用品で。
目の前の少女が機械部品に興味があるとは思えず、部品類はさりげなくリストから外した。]
[作業台を降りてすぐバク宙を決める相手は、着地と共に、どこぞのヒーローよろしく、決めポーズを取っていたりして]
──あー、その、あれだな。
……問題無く動けるなら、良いこった。
[スタイリッシュなポーズで、軽く俯く相手に。
少しばかり気まずげに、しかし、フォローになっていない言葉。
頭を下げられ 治療費は?と問われれば]
あん?
…そうだな、それじゃあ、コイツを貰おうか。
[少し考えた後、相手に見せるのは、先程取り外した《パーツ》
相手がそれを承諾するならば、それをポケットに仕舞い込んだ後、名乗るだろう]
──スコル、スコル=アンダーソンだ。
お前さんは、イル…で、良いんだよな?
[先程の名乗り口上を聞いた上で、確認する様に、問うた]
―瓦礫街・開けた広場―
みんな、お疲れ様。
小休止に入ってるって事は使えそうな機体の選別は済んでるわね?
ルッカの輸送機が着陸次第運び込むから、そろそろ準備なさい。
ああ、運び込むのは損傷の大きなものから優先でね。
比較的損傷の軽いのはこっちで持って帰るわよ。
はい、各班持ち場に戻って戻って。
[回収したグレイスパロウの機体を集積していた広場では、市職員が作業ロボットから降りて小休止に入っていた。
その背を叩くように指示を飛ばして、無線を開く]
もしもしルッカ?聞こえる?
荷物の搬入はこっちから人員出すけど、どこにどれだけどんな風に積み込むのか指示だけ出してもらえる?
荷物がデカイことだし、万が一でも事故は避けたいの。
[返答が来たなら、それを作業班に伝えて。つと思い出したように言葉を継いだ]
そうそう。非戦闘員が二人、そっちに乗ってるって話よね?
うちにお招きする前に顔だけでも見ておきたいんだけど、取り次いでもらえる?
まぁ、いそがしそーだったししかたないわね。
消しゴムはともかくさすがにそんな兵器は市長さんとかが買うものでしょ、と思ったけどパイロットの問題とかありそーかもかな。
ぶっちゃけ、育成期間がかかるだろうしねぇ。
[と、真顔で機動兵器の購入についてを考え込む。
自分はしないとしても、だ。]
うぃうぃ、あってたあってた。
んー。鉱石類ってない?といっても、コレばかりは私が見ないと判断難しいからなぁ……
魔法に詳しくない人が見たら石ころだけど魔力の含有率が高いものとかあるし。
一般的なのは銀だけども……
って。一応言うけど冗談でもなんでもないからね?
[なんとなく、はいはい遊びには付き合ってられませんよとか、帰ってきそうな気がしたのでとりあえず先に釘を差す。
この間も至って真顔である。たぶん魔法とか知らない人がみたらアレな子だろうか]
―瓦礫ビル街―
[シームルグからの声>>287に顔を上げる]
ルッカ、さん?
あれー、また女の人!?
[しかも、声の響きからすると、まだ大人とは言い難い年齢に思えた]
あっちに着陸するみたいだ!
行こうよ、博士!
[高度を下げて行く輸送機を指差し、駆け出そうとする少年]
「あ、こら待ちなさい!」
[その後ろから、博士が慌てて追いかける。
メガマリオンから離れれば、武器といえば使い方も知らない銃一つの少年は、余りに無防備だった]
鉱石、ねぇ…一応インゴットとか未加工の原石は有るけど、
基本あんまり価値ないんだよねぇ。アレ。
加工しなきゃ安いし加工して売ろうとするとコスト高いし…
[設備も無いんだから当然と言えば当然なのだが。
代金さえ払ってくれるならソレが遊びだろうとなんだろうと問題無いので、しっかり真面目に考える事にした。]
あんまり量は無いけど、見に来る?
歩きじゃ時間かかるだろうからアタシの後ろに乗る形になると思うけど。
[市長からの通信が届いたのは、エリーが乗り込んだ前か後か。
取り次ぐにしても一度機体に戻らないと始まらない、その事を告げてから少し考え。]
損傷が激しい、飛べそうに無いヤツは右奥のジャンク区画に並べておいてもらえる?
修理でなんとかなりそうなヤツは左手前の機動兵器置き場、
あ、左奥はアタシ用の機体置き場だから間違えないでね。
損傷軽くて普通に飛べそうなのは…
パイロット足りない分はペイロードの中央おいといて。そこならいざという時に発進できるから。
[搭載区画の説明をしながら、少女と一緒にシームルグへ帰る事にした。]
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