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奴隷二号の分際で、
何故主人のあたしが様付けな、ど……くぅっ、
[眉間に悩ましげな皺が寄る。
我知らず、呼気が乱れる。
じり、と一歩後退した]
仔猫ちゃんも、ちがーう。
あたしは嬲られる側になるわけには、いかないんだ。
[でもちょっと涙目]
ち、小さいというのは背丈のことか、
それともむ……、
…………ほっとけ!
[吼えた。まだ成長過程なだけだ。未来に希望はある、かも知れない。]
からかわれても仕方無い成績と
欲望に正直なカラダをしているせいだろう。
恋しくなったなら、いつでも相手はしてやる。
[囁かれて、こくこく頷いた]
だからって、何てことしてくれたんだ……。
空に合わせる顔がないじゃないか。
[首筋を自分で撫でる。
鏡はないが、そこがどうなってるかは容易に想像できた。
絆創膏はあからさま過ぎるし、この真夏に
白衣の上からマフラー巻いてても不審に思われるだろう。
げんなりした]
まあ、空はあたしが、どこで何してよーが
あんまり気にしなさそうではあるが……。
[むー]
あれ?
[唐突に正気に戻る。目の前にロリっ子。手には触手を掴んでいる。]
えーと
[状況が認識できない。]
なんかスースー
[自分の胸元を見るとはだけた水着から平らな素肌が見えていた。見えていたんだ。]
きゃあああああああああ
[慌てて手で隠す。涙目]
あきなは薬がなくても発情できるのかと思ったが、
勝手に女王様スイッチも入って
扱いが大変だな……。
[最後に触手の先で、胸の真ん中にすっと線を引いて離れた。
谷はあるやなしや。
この村ひんぬーが多過ぎる。
メイ>ヤツカ>>>[越えられない壁]>>>その他]
[通常営業再び]
カレシいたんだー。
あはは、ゴメンゴメン。
あ、えと、
ペットに噛み付かれたとか言っといてよ。
じゃ、触手ちゃん、またねー。
[あまりに触手のインパクトが強すぎたようだ。]
[ずっと水着なので、正直寒い。震える身体にジャケットを羽織ると、その場を去った**]
か、かかか彼氏?
[過剰反応して、声が裏返る]
――じゃない、未満だ。
一応口約束だけの婚約はしたが、
相手のこと、ほとんど何も知らないしな。
…………。
…………。
ふらんそわーずにやられた。ということにしておこう。
こんな言い訳を考えないといけない日がくるなんてな。
まあ、弁明の必要すらなくスルーされそうな気もするが。
[触手呼ばわりする人がこれで二人目。まあいいや触手だし]
へ?
――ちょ、 わ、わわわわわっ
[く、と勝手に背が弓形に撓る。
頭が真っ白になって、
気がついたら首から肩口まで
甘い熱と疼きが残っていた]
ひ、必要がないとかそんな、これじゃあ
他人に吹聴して回ってるようなものじゃないか。
……責任は取れよ、空。色々と。
[サイズの大きな白衣の襟を立てて、胸の前で掻き合わせ。
恥ずかしそうに睨み上げた]
なにそれ。
カッテガワカンナカッタとかヤットサダマッテキタとかなんのことだかわかんない。
[フレンチトーストは最後のひときれ。]
・・・。ん、さいしょずっと戸惑ってたけど男の子はそんな怖いものじゃないんだなーって、わかってきたから。
ちょっと余裕できてきたんだと、おも、う。
[けれど、まなざしから逃げるように視線を泳がせた。]
ああ、うん。まぁ、怖いオトコもいると思う。でも、怖くないオトコもいる、ってことだと思うよ。
[...は、右手の二本の指を人間の足にみたてて、テーブルを歩かせる。その行進は久美から20cmほどまで近づいたところで止まった]
この距離は、大丈夫?
あたしさ。
[森主空の右手へ喋りかける感じに顔を少し寄せて。]
ずっと男の子ってみたことなかったの。
学校の授業とかTVとかマンガとか・・・薄い本とかの中の存在みたいに思ってたから、ほんとに会ってみてどうしたらいいのかもうぜーんぜんわかんなくて。
[つついてもいいのだろうか、と人差し指を近づけてみた。]
でも、男の子もあたしたちとそんな変わらないんだなって。うん。
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