698 あず村Ⅲ
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火浦 真
そりゃあお前、泣くよ。
泣いて泣いて、恨んで喚いて。
それでもまぁ、何とか頑張って突き抜けて……
でもやっぱり、１年に一回ぐらいは思い出して泣くんだろうな。
[んー、と考えながら唸る。]
でも、誰でもそうだろう？
火浦 真
そんな"if"にもならない事をかんがえるなら。
もっと楽しい、思わず笑顔になるような仮定をしようや。
そういうもんだろう？"もしも"ってのはよ。
森主 空は、青木さん（弱） を投票先に選びました。
森主 苺
『ちゃららちゃっちゃちゃ～ん♪』
対人用 簡易落とし穴～！
[ぺろりん、と丸い黒シートのようなモノを取り出すと、そっと部室ドアの前に設置。]
これで、よし、デス。
青木さん（弱）
……
火浦。
［名を呼んだ。
流れる雲に、溶けてしまいそうな声で。
伸ばした手は、愛しい人の頬に添えた。
そのままそっと顔を近づけ――口づけを。］
ありがとう。
…好きだよ。
愛してる。
［笑って、背を向ける。
向かう先は、階下へ向かう為のエレベーター。］
青木さん（弱）
……時間が欲しい。
私に、少しだけ時間をくれ。
［空を見上げ、誰に請い願う言葉だったか。］
…火浦真。
［迷いながらも、最後に相手の名を確定した。
震えそうになる手を、握って隠した。］
火浦 真
……ああ、気が済むまで待つさ。
ああ、だが俺が爺さんになるまでには頼むぞ？
[冗談めかして、
閉まる扉の向こうに消えるであろう姿を見送る。]
森主 空
― 別棟 料理教育研究会 部室前 ―
あっつっつっ。今日も暑いなぁ。
[...はヘッドホンを付けながら現れた。iPot は修理に出しているので、いまは代替え機の iPot nanoA's を使用中。
危険感知ロール。0～79 なら罠に気づかない。54
]
【墓】 川田 花子
花嫁修業？
そんな悠長で益体の無いことやってられるか。
あたしには、時間がないんだ。
[というわけで、ボイコットして本日も平素で構内徘徊。
表の人には見えないけど、そこにいるんです]
料理は空に習うので、それが修行の代わりってことで。
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