698 あず村Ⅲ
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【墓】 水鳥 あきな
ふふ、
思ったより小さいね、キミ
[少し屈んで、首筋に舌を這わせる。強く吸うと、痕がひとつ、ふたつ、増えていく。]
おねーさんを、からかった罰だよ。
ね、
そのキズが消えるまでは、覚えてることね。
で、も、
[花子の耳許で囁く。]
すっごいよかったから、また、お願いね。
【墓】 川田 花子
奴隷二号の分際で、
何故主人のあたしが様付けな、ど……くぅっ、
[眉間に悩ましげな皺が寄る。
我知らず、呼気が乱れる。
じり、と一歩後退した]
仔猫ちゃんも、ちがーう。
あたしは嬲られる側になるわけには、いかないんだ。
[でもちょっと涙目]
【墓】 川田 花子
ち、小さいというのは背丈のことか、
それともむ……、
…………ほっとけ！
[吼えた。まだ成長過程なだけだ。未来に希望はある、かも知れない。]
からかわれても仕方無い成績と
欲望に正直なカラダをしているせいだろう。
恋しくなったなら、いつでも相手はしてやる。
[囁かれて、こくこく頷いた]
【墓】 川田 花子
だからって、何てことしてくれたんだ……。
空に合わせる顔がないじゃないか。
[首筋を自分で撫でる。
鏡はないが、そこがどうなってるかは容易に想像できた。
絆創膏はあからさま過ぎるし、この真夏に
白衣の上からマフラー巻いてても不審に思われるだろう。
げんなりした]
まあ、空はあたしが、どこで何してよーが
あんまり気にしなさそうではあるが……。
[むー]
【墓】 水鳥 あきな
あれ？
[唐突に正気に戻る。目の前にロリっ子。手には触手を掴んでいる。]
えーと
[状況が認識できない。]
なんかスースー
[自分の胸元を見るとはだけた水着から平らな素肌が見えていた。見えていたんだ。]
きゃあああああああああ
[慌てて手で隠す。涙目]
【墓】 川田 花子
あきなは薬がなくても発情できるのかと思ったが、
勝手に女王様スイッチも入って
扱いが大変だな……。
[最後に触手の先で、胸の真ん中にすっと線を引いて離れた。
谷はあるやなしや。
この村ひんぬーが多過ぎる。
メイ>ヤツカ>>>[越えられない壁]>>>その他]
【墓】 水鳥 あきな
[通常営業再び]
カレシいたんだー。
あはは、ゴメンゴメン。
あ、えと、
ペットに噛み付かれたとか言っといてよ。
じゃ、触手ちゃん、またねー。
[あまりに触手のインパクトが強すぎたようだ。]
[ずっと水着なので、正直寒い。震える身体にジャケットを羽織ると、その場を去った**]
【墓】 川田 花子
か、かかか彼氏？
[過剰反応して、声が裏返る]
――じゃない、未満だ。
一応口約束だけの婚約はしたが、
相手のこと、ほとんど何も知らないしな。
…………。
…………。
ふらんそわーずにやられた。ということにしておこう。
こんな言い訳を考えないといけない日がくるなんてな。
まあ、弁明の必要すらなくスルーされそうな気もするが。
[触手呼ばわりする人がこれで二人目。まあいいや触手だし]
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