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…殿方にも、いろんな方がいらっしゃるのですね。
ああ、ですから花子様は青木様の安全を考えてここに?
危険が及べば中に助けに行くのですね?
[ちょっと感動した]
うむ、だから相手がどんなオスかは
よく知り見極めないとな。
期限は一週間に迫っているが。
そういえば空は、どうだ。優しかったか?
後学のためにも早綾の感想を聞いておきたい。
[だから何の]
というか先ほどから何故ちょくちょく
ここに居ない青木さんの名前が挙がるのだ?
[首を捻りつつも、そういえば
室内から聞こえる声は、八束のそれに似ている気がする。
ぼそぼそと小さく、内容までは聞き取れないが]
へ? 森主様、ですか…?
優しかったように、思いますけども。
でも、森主様の普段の姿はわたくしよりも花子様のほうがご存知でしょう?
[首を傾げた]
ああ、あの着ぐるみさんは、青木様ですから。
声がそうでしたし。
さすが、妹持ちはジェントルメンということだな。
なかなかやるではないか森主空。
ペットは飼い主に似ると謂うが
あのアホウドリ(違)とは大違いだな。
[うんうんと心得顔で頷いた]
普段の姿でなく、本性の方だ。手解き的な意味で。
イイ人ぶってて中身はケモノとか、
あるあるーらしいからな。……って。
ちょっと待て、今何と……!?
[背後に稲妻が、ガラガラピシャーン(特殊効果)
思わず少し乱暴に、早綾の両肩を掴んで迫っていた]
本性? 手解き? えと。料理はまだ習っておりませんわ。森主様は獣なのですか? それは、少し残念ですわね。
へ? えと、花子様?
[花子の顔が近い。
どきどきしながら見詰め返した]
だから、花子様の方がご存知だと…。
その後のことかしら?
青木様の声がしたから青木様だって。
……料理?
一体何の話だ、手解きと謂ったら交尾のことに決まって
[嗚呼、勘違い擦違い。
どうにも辻褄が合わなくて右へ左へ首を傾ける]
あれ、もしかして空は
据え膳食わぬは武士の恥で、食わねど高楊枝なのか。
[とても残念そうに眉を下げた。
が、今はもう一つ重大な問題がある]
今、室内に残っているのは、ラスボスと
ぽっくりさん二世である不可思議生命体で、
ラスボスは青木さんが好きでロリコンで
青木さんはラスボスでぽっくりさんで???
[ゲシュタルト崩壊してきた]
― 地下迷宮 地下五階 ―
[水鳥 あきなが扉をくぐると、そこは部屋のようだった。
怪しげな光を発している部屋の中心には、長いローブを着た、小柄な男が立っている。男は、あきなに気づいて振り返ると、こう叫んだ]
『異邦人よ、消え去れ!』
は?なに?
新手のドッキリ?
[迷宮攻略に精神的にも体力的にも削られ、思考がついてこない。]
ちょ、キミ胡散臭すぎ。
は、どーでもいいんだけども、
出口しらんか?
[男は、ゆっくりと手を振り、念じ始めた]
『MAPIRO MAHAMA DIROMAT』
きいちゃいねえええええええええ。
[手に掴んでいた相棒を咄嗟に胸元に抱えると、あきなの身体が重力から解放され、ふわりと浮かんだ。]
[虹の輝きと、星の煌めきが同時に視界を埋める。
魔なる法はあきなの周囲の空間を歪め、偶然通過した流砂の中の次元の穴を正確に辿るのだった。]
[そして瞬間、あきな(とザリガニ)の体は地下迷宮から完全に消えた。]
― 異空間 ―
なにさここ、ってーかこんな場所でメール着信って、冗談きついぜ。
[宙に投げ出されたまま、携帯を操作する。視界がぐるぐる回る。]
差出人:mikogani
主題:残念なお知らせ
本文:キミのラ神が復活しちゃった。
異世界で会ったあいつのせいだからね。僕は悪くないよ。
じゃあせいぜいがんばりーな。
…だと。
ばっきゃろおおおおお
[そして捩れた空間に吸い込まれていく。あきなの運命はドッチだ!]
[床に叩きつけられて周囲を見た。]
どこだここ?
1.迷宮の中の何処か
2.大学の特別講習所――補習地獄と通称される場所――
2(2)
― 特別講習所/いわゆる補習地獄 ―
[気がつくと机に座っていた。周囲を見渡すと、数人の学生が同じように講義に参加している。]
[しかし、通常の講義と何かが違った。
身震いして席を立とうと試みるが、何故か身体が動かず、意識だけがはっきりしていた。]
[壇上には仮面を付けた金髪のキザったらしい男がにやにやと笑みを浮かべている。その男が過剰すぎる身振りを加え、説明する。]
『ごきげんよう、お嬢さんたち。』
『もしかして聞いたことがあるかもしれないが、ここは補習天国。地獄と蔑む輩も残念ながらいるが、間違いなくここは諸君らの天国となるのだよ。』
『まず初めにこれを心に刻んでほしい、諸君らは当大学の汚点だということを。
必修の単位、その科目、知っているだろう?
掲示は見たかい?
それについて友人と話をしたことは?』
[痛い。なんつーか突き刺さる言葉の刃だな。]
『一度ならず二度までも必修を落とすわけにはいかないだろう?
そんな落伍者は当大学だけでなく、この先の社会・地域で生きていくことなどできない。
例え法の異なる異世界に逃げようとしても、そんなのは無駄だよ。
だ・か・ら』
『(仮名)ターズアシ・マコケス教官ことこの私が、諸君らを汚点から淑女にすると誓う。』
[背中がぞわぞわする。これから受ける補習で、何をさせられるのだろうか?]
[動かない身体と、めぐる頭で思い出していた。
そう、
それは都市伝説の類いだと思っていた。]
[必修単位を失うと特別補習がある。
それは通常の補習ではなく、女を女にするための補習なのだという。恋愛ができない女に強制的に身体と心の枷を外し、男がいないとどうにもならない女に仕立て上げる。
それだけでも、身の毛のよだつことだが、更に伝説には続きがあるという。
クラスメイトが噂してたあのとき、最後までちゃんと聞いていれば…
いや、
そんなのには到底耐えられなかった。
目がぐるぐる回って、頭ががんがん響いて、鼻水がとめどなく流れた。ちっぽけな想像だけで、こんな風になった。]
[いま、それが現実のものになろうとしている]
― 特別補習 ―
[教官があきなの目の前に立つ。身体が動かない。]
『水鳥あきな、男性経験なし、1年次恋愛単位 13点(1014位/1039人中)酷いなこれは』
[補習室の全員に聞こえるだけの大声で読み上げる。]
『更に2年次、今年だな。これまでの獲得ポイントは、たったの2点。何だこれは、やる気があるのか?』
『まずは手っ取り早く、ポイントを上昇させるぞ。』
[仮面の教官の顔があきなのすぐ目の前に近寄る。ひい。仮面に隠れていない下半分の口元にはサディスティックな笑みがたたえられていた。]
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