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[一周してどうやら元に戻ってきてしまったようだ]
…ここは、さっきと同じ場所だわ。
誰か、案内してくださる親切な方はいらっしゃらないかしら?
[立ち尽くして辺りを見回した]
[本体は膝立ちになって、
必死に床から触手を剥がそうと踏ん張っている]
す、助太刀願えるのか。
後で下足を腹いっぱいご馳走してやろう。
青木さん。と。……誰だオマエ。
ダイオウイカではなく翼ある蛸……でもなく
川田花子だ。
[ぬちゃあ、といやらしい音をたてて吸盤の一つが捲れた。
床との間に粘性の液が糸状に付着して、
ぬるぬるぬめぬめ、滑り易いことになっている。
後で倖田久美、もといモップがけが必要になるだろう]
深海に…還しては、だ…めだろう。
イカ…も、深海に、適する種と。
そうで…な…い、種が、いるから…な。
よく眠っているようだから
そうだな
[3(3)を提案する。
1.血迷って離棟へ
2.普通に医務室へ
3.理学部に水槽があったはず]
帰る場所は母なる海……ではなく
理学部の研究室だ。今のところは。
ここには、志半ばでラスボスに倒された
奴隷一号ことぽっくりさんの
遺品回収イベントに来たはずなのだ が
……どうしてこうなった。
[触手を引き攣らせながら、
本人も不思議そうに小首を傾げた]
花子、ダイオウイカにしちゃ洒落た名前だな。
俺は石原裕三郎、エアドラマーだ。
[花子の自己紹介と青木さんの提案を聞いて頷く。]
ってことは、理学部まで連れて行けばいいんだな。
あ、んまり無事ではないの だがぁ っ……
[えいやあ、と触手の先端は巻くように格納して、
次の吸盤を剥がそうと引っ張り中。
綱引き、或いは根菜を引っこ抜くのに似た姿勢で]
[皮田鼻子の触手は意外とぬちゃぬちゃだった。
視線を引き剥がし、微弱ながらも触手剥がしを手伝う。
掌がぬるぬるになったが、気にしない。]
…ぽっくりさんの遺品というと
ああいうやつか。
[皮田にかけたものの転落と共に床に落ちた木ぐるみを指差した。]
理学部にでも保管してやってくれ。
きっと喜ぶだろう。
…とてもぬるぬるするな、これ。
できたーっ
[そして10分後、数多くのBADENDを繰り返しつつも、とうとうTRUEEND発見。レポートは無事終わった。]
ふう、
それにしても、
ピアノの先生攻略ルートと、
ようじょライダー変身ルートと、
実は部下1号が犯人だったルートを同時攻略すると真相が見えてくるとか。
てごわいレポートだった。
[満足そうに額を流れる汗をぬぐった。]
青木さんはぽっくりさんのことを、知っているのか?
[思い出したら、今更のように瞳が潤んだ。
目元を拭っても拭っても、余計にベタベタになるだけ]
貴い犠牲となったのだ。
遺品は、ぽっくりさんに貰った本で……、ん?
[指差された先には、何やらぐったり萎れてはいるが、
間違いなくぽっくりさんがいた]
む、むむむむしろこれは遺体ではないか!
大丈夫か! しっかりしろ!
[剥がしかけの触手も放り出して、
ねとねとの手で揺さぶった。何度も激しく揺さぶった。
へんじがない ただの木ぐるみのようだ……]
[吸盤がくっついて取れなくなるのは、空気に重さがあって内側と外側の圧力差によるものだ、と理数系に滅法強い幼馴染が言っていた気がする。]
[何でそんなことを急に思い出したかは謎。そして私は、何そのふっかつのじゅもん?と返した覚えがある。]
対処方法としてはこうだっけ。
針でぷすっとヒトツキ。さながら注射のごとく。
[どくばりなら非力なまほーつかいでも一撃で倒せる、そういうアバウトな理論だったに違いない。]
き、傷は浅いぞ!
寝たら死ぬぞ!
ぽっくりさん……!
ああ、不甲斐無いあたしを許してくれ……!
[それにしても、一体どんな悲惨な攻撃に晒されたやら。
体内、もとい樹内の水分でも蒸発したのか、
やけに容積が縮まってしまったようだ]
もしかして脱皮でもしたのか?
今は全く、生気が感じられない……。
何にせよ、ぽっくりさんが無事
逃げ延びていてくれればいいのだが。
そうだな、こいつは実験室に、あたしの傍に置いておこう。
[ぐしぐしと何とか泣き止む。
恐らく次の爆発までの命だろうが、
ぽっくりさんの抜け殻を手に入れた!]
ダイオウイカの次は着ぐるみか。
種族間どころか、無機物までダチにしちまうとは。
世の中、捨てたモンじゃねぇな。
[触手をエア剥がしながら、感心している。]
ああっ!
[レポート完成に浮かれていたら、唐突にPCのバッテリーが切れ、窓が次々閉じていく。
当然ファイル保存はまだである。再びTRUEENDを見つける気力は、残っていない。]
[この瞬間、赤点がまたひとつ確定した。南無。]
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