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150cm ピヨコは、ここまで読んだつもりになった。 ( B112 )
私がまだ安宅鈴子であった頃、
*08海王星*では99歳に該当する年齢、
*11岩燕*で言えば、ようやくにして円熟期を迎えたあたり、
私達が17歳の女子であると認識されていたあたりの出来事だった。
最初に言い出したのは私だったか、
同行の可憐でかわゆい女子生徒だったか、
通りすがりの[怪談好き アーニャ]の呟きだったか覚えていない。
ただ、二人は決めたのだ。
若い二人の邪魔をしないようにと別れた脚で、
水着売り場に寄って水着を借り受け、
多目的ホールに寄って着替えを届けにきた、
というアリバイを作り、
上坂芽莉沙なる同い年とされる女が、
別室で寝ていると知り、
熱も下がったらしく比較的落ち着いた呼吸をしている少年。
darkseagreen◆薔薇の人と、[killwill イル]が密かに呼んでいた男。
その者の布団へと我々は潜り込むのだと。
[総長 カイン]は言った。「へぇー」
手下Sは呟いた。「僕はおっぱいある子が好きだよ」
自分になかなかイタい渾名をつけた少年、
ここでは仮に桐生イル(17)と呼んでおこうか。
その彼が熟睡するその寝込みを襲い、
寝たのだ。 「誰もいない…」
抱きついたのだ。 「にゃにゃーん」
そんな出来事があったということだけを、
覚えていていただきたい。
そして、そっとしておいて貰いたい。
私達が水着姿であったということも含めて。
[そんなモノローグをして、ピヨコの反対側で川の字を作ってそこで寝た。タンキニ姿で。**]
150cm ピヨコは、ここまで読んだつもりになった。 ( B114 )
怪談好き アーニャは、ここまで読んだつもりになった。 ( B115 )
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