情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[神社の境内に、シートが敷かれ、仮眠所になっている。
わたしはそこで、自分の膝に顔を埋めている]
[神威さんはもう「死んで=殺されて」いる。
だから、神威さんを「殺す」ことは、正確には「殺人」ではない。それは「眠らせて」あげること
先生の言う事は解る。解るけども……]
(わたしは無力だ)
[わたしには、力も、智恵も、勇気も、行動力も、何もない。今必要とされる全てが、わたしにはない]
(どうしたらいいの)
― 山入への道 ―
[重機が運ばれてくるも、一番大きいユンボは何故か山に向かって走ってしまい落ちてしまった]
「なにしてんだ!!」
[大川が怒鳴る。残りは小さいユンボがあるだけ。]
「これじゃ時間かかってしょうがねぇ!!」
[辺りはようやく白み始め、夜明けが来たことを知らせる小鳥の囀りが聞こえる]
「仕方ねぇ、山越えするぞ!なるたけ明るい所を選んでいけよ」
[大川の合図のもと、一部の人間は徒歩で山入に向かうことにした]
[窓際から外を眺めていると、集団で屋敷の周辺を取り囲む人の影。呼び鈴を鳴らしたものの、返答が無いのを良いことに、門扉を力ずくでこじ開ける集団を冷ややかな目で見ていた]
(無粋な連中……
"招待"を受けてから家に入る屍鬼達の方が、余程紳士的ね)
[そう考えてる内に破壊される門扉。しかし自分はまだ動かない。
"人形始動の合図は、ギリギリまで待つ"
門扉を破った人影達は、玄関のドアをも破壊しただろうか――]
[玄関、若しくは他の部分か。屋敷の何処かを破壊されて奴らが侵入してきたなら、居間の入り口に向かって銃を構える。
誰か人影が見えたその瞬間に"発砲"するだろう。
それは即ち、"人形"達への命令。屋敷内に居る人間達を襲え、と。十分では無いが、人形達には銃やナイフなどの武器も持たせ潜ませて居る。
"人形"は、ざっと数えて20〜30体。村人よりも数は少ないが、きっと"人形"の顔見知りも居る事だろう。少しは村人達にダメージを与える事は出来るだろうか。
ほぼ動けない自分が出来る事は、二丁の猟銃をこの場で撃ち続ける事だけ。
その後の事は
自分にも分からない――]
─神社─
[名前を呼ばれて、わたしは顔を上げた]
……あ、神威さんのおばさん……。
[わたしは言葉に詰まった。
神威さんの伝言を伝えたかった。でも、「よろしく」って、どうよろしくしたらいいんだろう。
自分の事より、神威さんの将来のことをずっとずっと心配してたおばさん。何て伝えたらいいんだろう……]
あ、あの、か、神威さんに、わたし、会って、そして……。
[こんなにかんでちゃいけない。わたしは一呼吸をおいた]
神威さん、麓に降りて助けを呼んでくるグループに入ったみたいで、それで。
わたしが会ったのも、ちょっと帰ってきただけで。
またすぐに出かけてしまうから、もしかしたら、危険な道かもしれなくて、それで。
長くかかるかもしれないけど、大丈夫だからって……。
[詰まったこと、それ自体が肯定でしかなかった。
どうして気付いてしまったんだろう。
わたしの嘘が拙すぎたのか。どこかで神威さんを見た人が他にもいたのか。
それとも、神威さんが屍鬼化しているということは、どこかで血を吸われたということで……その前には「人形」になってしまっていたということで……おばさんには何かの予感があったのか]
おばさんは、神威さんが生きていると信じてくれてるだろうと……。
親不孝をしてしまったと……。
言ってました……。
[結局は、ただ、そう言えただけだった]
うろ覚えで書いたら、
「母さんに」、「よろしく」
じゃなくて、
「先生に」、「母さんをよろしく」
だったの巻ヽ(´ー`)ノ
……だめだね、ちゃんと読み返さないと><
[先発隊が家の中に入っていく。
一発の銃声を合図に次々と銃声が響いた]
「うわぁぁぁ」
[見知った顔の者に一瞬躊躇した一人が撃たれる。
次々に銃声が響き、さらにはナイフを持った“人間”いや“人形”が襲いかかってくる。]
[小型機械特有の2サイクルエンジンの音がしたかと思うと]
ビィィィィーーーーーー
[音がワントーン甲高く響き渡り“人形”目がけて
霧状の液体がばら撒かれる。
途端に人形は目を抑えて転がり出した。]
[神威さんのおばさんを見送り、わたしは窓辺に移動する。
……夜が明けようとしている。
山入と兼正の屋敷には、志願者が突入していると聞く]
(わたし……わたしに出来ることは……考えること。
じゃあ、何を考える?
わたしはどうしたい?)
(わたしは「日常」を取り戻したい……。
それにはどうしたらいい?
屍鬼を「狩る」こと。人間を「守る」こと。そして、人形を「足止めする」こと)
[白む空を見て、わたしは考える]
……ねえ!!
誰か、手が開いてる方、病院について来てくれませんか?!
[わたしは振りかえって、起きてる人に叫ぶ]
後、病院に詳しい方……国松さんがどこにおられるか知りません?
もし、おられなかったら、ちょっと手際が悪いことになっちゃうけど……。
[農薬散布で使われる機械を押す者、ノズルを持つ者。
その男達の出で立ちは雨合羽にゴーグル、顔はタオルで覆い長靴姿という重装備。
そのまま中に液体を撒きながら突入する。
背負い式の噴霧器を持つ者もいた。そういう者は狭いところ目がけて走りだす。
後から続く者も長袖、ゴーグル、顔をタオルで覆い帽子をかぶっている。
銃声が響く中、怯む者もいたが、かえって逆上して向かっていく者も多く、中で大乱闘が繰り広げられた]
[夜の村を、男は多くを走りながら移動していた。幾ら走っても息が上がる事も疲れる事もないからだ。少しでも多く、何かをしておきたかった。男は村人達の動向を眺めた。また屍鬼達の動向も眺め、その会話を盗み聞いた。
生者を装って、二度、生者に屍鬼の居所を教えた。一度、屍鬼による物陰からの襲撃を防がせた。ごく、些細な行動だった。それでも、この狩りが少しでも早く終わるように、犠牲者が一人でも減るようにと、願っていた。
だが、そんな些細な行動ですら、限界は早かった。門前で雑貨屋を営む青年に話しかけようとした際、念のためにと手を伸ばされて、男は踵を返してその場から逃げ出した。そもそもが「死んで」はいないが末路の確証もない身の上なのだ。
桜子や高瀬が広めていないとしても、男が屍鬼になったらしいという噂は、すぐに広まってしまう事だろう。
それに、男は、屍鬼の側からも追われる身だった。勝手に単独行動をし、のみならず反逆行為を働いているのだ。いつ捕まるかも、捕まったならどうなるかも知れなかった]
……
[空を仰ぐ。他の限界も、じきに訪れようとしていた]
[……数十分後。
わたしは数人のおじさんおばさんと一緒に、病院にある限りの白衣を抱えて、戻ってきた]
たぶん、先生が中心人物だってことは、向こうにも知られてると思うんです。
だから、これは想像なんですけど、「人形」にされた人は、「先生を優先的に襲うように」って指示されてるんじゃないかと思って……。
「人形」の判断力が、どこまで落ちてるかは……わたしはまだ直接見た訳じゃないので、分からないんですけど。ただ、「誰が先生か?」を認識するときに、もしかしたら判断のひとつになってるんじゃないかって……。
[背恰好の似ている有志数人が白衣を着こみ、残りは人が寝ているような形にした布団人形や、藁人形を作って、そこに着せかけた。
神社他、村にもいくつか配置する]
……こんな小細工、どこまで効くかわからないけど。
何もしないで座ってるより、マシかなと思うから。
[男もまた重装備で中に入る]
窓を破れ!できるだけ光を入れるんだ!!
[その液体は“人形”の視界を確実に遮る。
見知った顔もあった。しかし前日に見知った顔の屍鬼狩りをしている男達のほとんどに躊躇いはない。
命に関わる薬品でない事を知っているために、ばら撒く側も躊躇いがない。
躊躇うものは窓を破るほうに専念させた。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新