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これが…本当の目的だ。
[静かに宣言した。勿論皆が納得したわけではない。]
「おれはこんなことはしたくない。
もし俺の息子がこの状態になってたら…俺は息子に杭は打てない」
だったら普通の消毒で普通の家を回ってくれ。
終わった家には庭か玄関脇でいいから杭を目印で打ち込んでくれ。
[表向きの消毒にも…意味はある]
[男は“作業”の合間に語りだす]
大元は境地蔵が壊されていたところから屍鬼が入り込む
余地を生んだんだろうな。
そして兼正に人が入ってから病人、死人が劇的に増えた。
俺も大田爺を見つけなかったら原因が分からなかっただろうさ。
だから神社でお祓いした杭を目印、かつお守りにして打ち込む。
とにかく屍鬼を一人残らず始末しないと駄目だ。
そして親玉は…
[男は兼正の屋敷を睨みつけた]
そう、貴方達はここに居なさい。合図は"寺で火の手が上がったら"それが見えたら"ここを破壊する事"良いわね。
[自分の狙いは【ライフライン】の掌握、破壊。こんな田舎でもライフラインが止まれば、混乱は避けられないだろう。
電気、ガス、水道。それぞれに詳しい"人形"を配置し、指示をしていく。全ての配置が済む頃には、空が白み*始めていた*]
そういえば、昨日メモの元ネタ。
「汚物は消毒だー!」
http://dic.nicovideo.jp/a/%E6%...
「そういや、ここに来る前に寺で小火騒ぎがあってね。
みんなが神社に向かうところで人手があったからすぐに消し止めたんだけどさ」
[そんな話が聞こえてきた。]
[自分は人間だ。ライフラインが止まれば、自分も命を保つ為の食事や水分を取ることが出来なくなる。
それは解っている。しかし、彼ら"屍鬼"達には関係無い。夜に明かりが灯らなくても動ける、"食事"は都会から人間を間引いて来れば済むだけの話、水分補給すら必要無い。
しかしライフラインの破壊はあくまでも【最終手段】
表向きは普通の村としての生活感を出すためには、完全に止めてはならないもの。これらを破壊する様な事態に、陥らなければいいのだけど、と思っていた]
[始まる屍鬼狩。
まだ自分は、気が付いていない
ライフラインを破壊する刻限が、直ぐ其処まで迫っていることを――]
/*
一人で回すには、かなり手いっぱいになってきましたよっと。ま、どのみち今からオフなので、後で高瀬の嫌がる事でもしてやろうそうしよう。
別に村内は屍鬼狩の周知の為に使われる、山入には今日は来ない?展開的に、今日紫苑が吊られるような事にはならないけど。紫苑に相談したいなぁ。時間が合わないのが寂しいなぁ
――丑三つ時――
[日暮れ時、そして夜。外を歩く人影が減り村は奇妙な静けさに包まれていた。
まるで何かに備え、怯えるように。
医師の説明に全ての者が納得したわけでもない。話も末端になれば、昨夜の喫茶店の主のように軽視する者もあった。
同じ人の姿の者を狩ることに全ての者が応じられるわけもない。
しかし、狩りを拒んだ者――非現実を受け止め切れなかった者もまた、何がしかの空気を感じていたのだろう。
堅く扉を閉ざして、自然、出歩くことを避けた。
そして今――その静けさとは反対に、村には人影が増えていた。
しかし、彼らもまた、不穏な空気に怯えていた。
怯える――そう、ただ人を食事とするイキモノであるというだけで、決して無敵の怪物ではないのだから。
どれだけそれが恐ろしくても、昼にはただの屍になるしかないのだから]
時間を早朝にしたのが、かやしゃんの失敗かな。
人形なら昼でも動けるんだから、
「消毒中、とつぜんラインフラインが止まった。見ると寺から煙りが……」
にしたら、先生も確定否定ロル出来なかったと思います。
― 休憩時 ―
[神社に戻ると電気、水道、電話が繋がらないとい話を聞く]
田辺くん、遠藤くん、君たち、水道修理できるよね。
できるだけでいいから修理に回ってくれないか?
破壊されているということは“破壊した奴”がいるかもしれない。奴らは吸血時に催眠をかけるから。
修理以外に見張りも付いて行って。
電話は使わなくていいようになるべく人を神社に集めよう。
電気が使えなくて杭が作れないなら人海戦術で作るんだ。
[指示をあたえていく]
[向こうが無防備な時に襲うのかという声がすれば]
奴らは夜動く。
こっちが無防備に寝ているときに襲って殺して行ったんだぞ。
むしろこっちは防衛しているんだ。
共存はあり得ない。
屍鬼がいる限り、この村は平和にならない。
[この言葉で表向きの抗議の声はなくなった]
[>>26僕の報告を受けて、喫茶店での客の態度と聞いた話を思い出す]
(思いの外、あの医者、仕事が早い。
……あれを出すか)
[銃の携帯の許されない日本でのこと、大した数は用意できていないが、堂々と伽耶が許可を得て所持している猟銃が二丁、拳銃もいくつか用意がされていた。
そして武器はもう一つ。"人形"。その最大の武器は生きたこの村の人間であるということ。場合によっては銃よりも強力な武器。
躊躇いもなく見知った人間に攻撃できる者は少ない。だが、"人形"の方に躊躇いは――ない。
目立ち過ぎぬよう、日中の彼らの駆使は避けてきたが、既に気づかれているのであれば、躊躇う必要はない。
もし、村がそんな素振りを見せる事があればその時は――]
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