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8人目、学生 咲田瞳。
学生 咲田瞳は、村人 を希望しました。
―バス停―
[走り去っていくバスを無言で見送り、髪を手で抑えた。]
……久しぶり。
[独り言を呟いて、荷物を持ち直して歩き出す。
向かう先はしけた*実家*]
――しばらく後、移動する車中にて――
[後部座席にゆったりと腰を下ろしている。隣に座るのは、屍鬼か、"人形"か。
彼の乗る車の前を行く、引越し業者のロゴの入ったトラック。その中に荷物はさほど積まれてはいない。
これは、そう、ただ彼らが村に来たことを告げる為のもの。
既に準備のほとんどは整っているはずだった。]
外場村、か。これだけおあつらえ向きの村があるとは、ね。
もうすぐ、すぐ、だ……いい村だと思いたいね。
いや、十分にいい村だ。
死に包囲された村、我々にこそふさわしい。
[知れず、今日何度目かの笑いがこぼれる。
年相応、いや、それよりも幼くすら思える無邪気さを含んだ表情。
しかし、目の奥に生者の輝きがないことが一層違和感を増す。
彼がそんな風に笑うのは外場村を知る前には久しく無かった]
―高瀬医院・受付―
[かちゃり。通話を終えて受話器を電話に戻す。いつしか外はすっかり暗くなっていた。院内の白い照明と遠く聞こえる蝉の声とが、奇妙な程に静寂を感じさせていた。
深く一呼吸し、手を組み合わせて伸びをする。
程無くして高瀬の姿が見えれば]
お帰りなさい、先生。
お疲れ様でした。
[カウンターから出つつ、そう声をかけた]
ああ、浮かれている。実に、実に、馬鹿みたいに。
何十年、いや、百年は優に生きて、今更何を子供のように。
生きてきたから、こそ、か。
寂しかった、そう、寂しかったのかもしれない。
屍鬼の為の村が、家が、待っている。そう思うだけで満ち足りてしまうのは。
9人目、女子高生 支倉桜子。
女子高生 支倉桜子は、村人 を希望しました。
[窓を開けると、慣れ親しんだ木材の香りがする。
空には触れそうなほどの星があり、透明な闇夜があり、深く沈んだ山の形がある]
[ここを、ひなびた田舎だとか、墓場のような村だとか言う友人もいるけれど……。
──それでも わたしは ここが好き]
―クレオール―
さて、そろそろビールも出しまショー。
今夜はセパ交流戦で、巨人・西武戦をやってマスネー。ビールを飲みながらナイター中継を見るのが、ニッポンの正しい夜の過ごし方デース。
― 病院・受付 ―
[病院に戻ると明かりが灯っている。
中に入ると神威が出迎えてくれた]
あぁ、お疲れさん。
遅くまで悪いな。
何か変わったことは無かったか?
[何気なく尋ねる]
いえ。
変わった事、ですか? いいえ、特には……
……何かありましたか?
[高瀬に尋ねられると、首を傾げつつ答え]
と、明日の診療の予約が……
[午後の内に予約を入れてきた数人の村人の名前と、時間や理由などの簡単な内容を告げた。カウンターの端に置いていたメモを確認しつつ。常より些か多い人数は、そのほとんどが老人だった。来院者は何かしら噂が流行る折に増える。
多くはお喋り好き故のものだが、信心深い老人の中には、そのために実際に体調を崩してしまう者もいるのだろう。
そう考えては、ふっと、思わしげな表情をして]
あぁ、何もなければいいんだ。
[予約患者の人数を聞くとほんの僅か眉を顰める]
暑いせいなのか…予約が多い気がするな。
それとも、例の噂のせいかな。
殆どは世間話をしに来るんだろうが、あんまり押し寄せてこられても、こっちが参っちまう。
[ニヤリと人の悪い笑顔で零す]
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