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─兼正の屋敷付近・外の坂道─
[屋敷の外に出ると、目の前に広がる長閑な風景。
少し日傘を傾けながら、強い日差しを避けつつ眼下に広がる村を見下ろす。]
小さい……と思うけど、歩いて回るのは限界が有りそう、ね。少しでも話が出来そうな相手が見つかれば良いのだけど。
[日傘を構え直し、ゆっくりと坂を下っていく。
別に話相手が欲しい訳ではない。そう、これは"招き入れて"貰う切っ掛けを作るための大切な時間。
散歩の途中で誰かに会えば、にこやかに引越しの挨拶をするだろう。日が暮れる前には屋敷に*戻るつもりだ*]
/*
はいはい、積極的に動き出しましたよっと。
しかし、時間が取れない罠orz
さて、誰か接触して来ないかなぁ。紫苑と須藤のご飯確保しなくちゃ……
――回想、屋敷内、日が昇る少し前――
[がたり。日差しを遮断する為、頑強に設えられた鎧戸を僅かに開ける。
部屋に明かりは灯っていないが、彼の目はそこまでの光源を必要としない。
暗い部屋の窓が僅か開いたぐらいであれば、こちらを見上げる視線があったとしても気づけなかったに違いない。
村を見下ろす洋館の窓からは、寝静まる村の全容が一望できる]
夜を昼に、寝静まるこの時を、生きる時間に。
――もらうよ。
[この高さから見れば、手のひらに全て乗ってしまうほど小さく見える村。
掴み取るように握りしめ、ぽつりと独りごちた]
/*
紫苑メモ
だからお前はwwwいや嬉しいけどどーしてそうグイグイと来るんだよ(苦笑)
後が寂しくなるじゃないか……。
[もうじき人の目覚め始める刻限。
彼にとっては逆に眠りに誘われる時間。
それはいつでも唐突に、確実に訪れる]
(来る――もうじき、か)
[鎧戸をきっちりと閉め直し、棺に体を運ぶ。
眠っている間に動くことも体が痛くなることもない彼には、ベッドよりもこの棺が合っていた。
傍らに伽耶か須藤の姿があったなら、横たわりしなに声をかける。]
蓋を、頼むよ。
[そして――太陽が昇り始める瞬間には、スイッチが切り替わるように眠る。
死体に、*戻る*]
─溝辺町・高校─
[チャイムの音にハッとする。どうやらわたしは、うたた寝していたらしい。
慌ててノートと黒板を見比べると、全く違う内容だった。どうやら、構文をまるまるひとつ、聞き逃した模様]
……テスト前なのに。どじったなあ。
寝る前の読書はもうやめなきゃ。
[ノートを見せて貰える友達を探して、振り向く]
――黄昏時――
白い布がかけられた棺を山へと運ぶ行列の姿がある。今日"も"一人、樅の林に葬られて行くのだ。
この夏は葬式が多い、漠然とそう感じている村人も少なからずいた。
だが、単に暑さにやられているに過ぎないのだろう。今はまだその程度の認識だった。
自分に縁のない葬式の話は耳に入りにくい。実際の数を知る者は少ない。
体調を崩す者も増えていた。
死亡届けを書く医師や病院関係者、葬式を執り行う寺の関係者であれば、異変に気づき始めているかもしれない。
─国道・バス停─
「次の停車駅は、外場村──」
[文庫本にしおりを挟むと、慣れた手つきで、わたしは降車ボタンを押す。
受験の時、そして入学したての時は、なんて遠い学校に通わなければいけないのだろうと不安になったものだけど、一年ちょっと経った今では、長い通学時間も気にならなくなった]
[溝辺町の同じ高校へ通う学生は、多くはないけれども、いないわけではない。皆、小さいころからの顔なじみだ。
ただ最近は、部活とか塾とかアルバイトとか、最近は帰宅時間が遅くなる友人も増えてきた。
まるで皆、この村に帰りたくないみたいに……]
―高瀬医院・受付―
[男は受付の中で書類を捲っていた。昨晩予測した通りに、今日の噂の中心は兼正の事になっていた。兼正の者がついに越してきたらしい、それも夜中に――そんな話をもう何度も聞いた。
彼らについて、気にならないといえば嘘になるが、進んで正体を探ったりしようとは思わなかった。村に越してきた以上、そんな事をせずとも、いずれは何処かで姿を見る事になるのだろうと]
……ふう。
[軽い溜息を吐く。今日もじりじりと暑かった]
村の設定が変更されました。
―クレオール―
サテ、今日もそろそろナイターとビールの時間デスネー。
[今日のナイター中継と軽食のメニューを書いた看板を入り口の脇に置いた。ふと顔を上げた時に、無意識のうちに斜面に建つ洋館が目に入る。
どうやら、あの洋館にも人が越してきたらしい。今日の客たちがしきりにいろいろと噂をし合っていた]
…ウチのお客サンは、よそから来たヒト、多いデスシ。兼正のヒトも、来てくれるとイイデスネー。
[待合室の方から老人達の会話が漏れ聞こえてくる。盛り上がっているのは、兼正の屋敷についての話。それに時々道祖神の話が混じり、今年は暑いという話が混じり]
「……さんも、亡くなってねえ……」
[死者を思う話が混じる。
夏に入ってから、既に幾人かが死んでいた。とはいえこの暑さで、死ぬのは老人ばかりだったから、それはまだ「普通」の範疇に収まっていた。今年は暑いから、気を付けなければ。そう話す老人の声を、男は些か沈んだ表情で聞いていた]
……
[あまり増えなければいいが、と思う。老いたる者のそれであれ、死は忌まわしいものだった。――村は死によって包囲されている――そんな文章を思い出す。あれは、何処で読んだのだったか。暑さで少々ぼんやりとした思考で、考えるともなく考えて]
そう言えば…、よく来るJAの若いミナサーンが、昨日今日とお見えにならないデスネー。お忙しいデスカネー。今度、何かサービスを考えマショー。
―道端―
[夏の日の沈みは遅い。夕方、橙色に染まる中を、男は歩いていた。今日は昨晩想定したのを超えて患者が多かった。そのせいで高瀬も山入の様子を見に行けなかったようだった]
……、
[ふと、山の方を見やる。山の中には墓地がある。死者が起き上がり、生者を襲う。子供の頃にはよく聞かされ、怖れもした話が思い出される。流石に今では信じていないが。
すぐに視線を戻し、歩き続け]
―村道―
[兼正に人が来たらしい。
朝、それとなく話題に出た事柄に胸が踊った。
日が沈みかけているが、心はどことなく上機嫌である]
外の人……。
どんな人なのかな。
[都会に出ても、やっぱり自分は村の住人だと思い知ってしまう日も多かったから。
外から来た人、新しい人。
ふと、遠くに棺の影が見えて眉を潜めた]
――日没時、屋敷内――
[日が落ちるのと全く同時だった。
ぱちり。棺の中で目を開く、一時たりと違うことなく繰り返し続けられてきた目覚め。
蓋を持ち上げながら身を起こす]
[須藤もこの屋敷のどこかで同じように目覚めていることだろう。
傍に彼の目覚めを待つ伽耶の姿はあっただろうか。
その姿を見れば、ふわりと笑いかける]
おはよう。どうだ、この村は?
[言外に、いい獲物は見つけたか、と告げる。
日中だれかに会ったのであればその話が聞けるだろう]
――兼正の屋敷、居間――
[洋館にふさわしいアンティークのテーブルの上に置かれたティーセット。
香り高い紅茶が注がれたカップを弄んでいる。
飲めるわけではないが、人間のふりを楽しむちょっとした茶目っ気だった]
さて、村の連中は今頃俺たちのことを噂しているかね?
分かりやすく引越し屋のロゴを入れたトラックまで走らせたんだ。そうでないと困るが。
好奇心は猫をも殺す。興味は、持ってもらわないと、な。
今日は、姿を見せてやるとするか。
[にやりと笑う、その瞳の奥に一瞬ちらりと燃えるような光が浮かんだ]
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