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コンラッドさん……。息吹を、聞かせてください。
……そっか。
解ったよ。すぐに言っちゃって、いいかな?
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コンラッドの鎧に寄りかかると、口元に耳を近づけて、じっと。
やがて身体を離すと、皆に向きなおるのだった。
占、い……どころじゃ、な――
[ブリジットやレイヴンの言葉に、思わずぽつりと零す。
彼女の視線の先には、
緋い血溜り。
偉そうな帽子がコロリと、転がって―――]
――・・・?
[違和感だろうか。
そこにいたはずの人が・・・――]
へく・・・たぁ? う、そ・・・。
[へたり。その場にしゃがみ込んでしまった。]
[ハッと何かを睨む、その視線の先は]
で、だ。
指揮をとっているのはケヴィン殿か?
結社員であるのだろうか。
ココまで記憶が飛んでいると私は知らぬ内に寝ていたのかな。
それで占いとやらの結果はどうなったんだ。
[口調は温厚ではあるが、手は何かを察知し剣の柄を掴んでいる。]
[憎たらしいとは思っていたが、実際にヘクターが襲われたというのは避けがたい破滅が近づいていること、自警団のいったことが正しかったことを証明してしまう。納得したくはない。知りたくない。けれど、事実だけが目の前にある。ふるえだしそうな体を気力だけで押しとどめる。]
そうね、すぐに、結果を。
[目の前に出ている結果をいうだけ。それなのに言葉に詰まる。]
コンラッドは無実よ。心配ないわ。
…?
[3人の占い師と1人の騎士を見ていたが…皆の様子がおかしいことに気付く。
ゆっくりと辺りを見回してみると…ヘクターが居ない。
確かに、其処で睨んでいた様な気がしたのだが…]
…!
[ふと、床の方に視線が行けば…微かに、赤と、何かが見えた、気がする]
[初めて視る
されど慣れ親しんだ雰囲気]
ヘクタ?
そっか、ヘクタも同じニセモノだったんだ。
だから、―――ちゃったんだ?
・・・ホンモノはどこ?
早く見つけないと。
[カーラの言葉にふと視線を投げかけるとそこには血の海に沈むヘクターの死体]
おやおや、せっかちな獣どもだ。何もしなければ、もしやということもあっただろうに
ヒィッ!!
[ヘクターの変わり果てた姿を見つめ、体の震えが止まらない。立っているのが精一杯だ。]
ついさっきまでえらそうな口を利いていたヘクターがこんなになっちゃって・・・。
私も、私もこんな風に殺されるのかい?
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