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[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
フェリシアは渡辺 あゆに投票を委任しています。
キャスター ソロモンは渡辺 あゆに投票を委任しています。
鳥野 偽一は渡辺 あゆに投票を委任しています。
アサシン イスカリオテのユダは渡辺 あゆに投票を委任しています。
バーサーカー 茨木は渡辺 あゆに投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
渡辺 あゆ は バーサーカー 茨木 に投票した。
フェリシア は バーサーカー 茨木 に投票した。
アンネリーゼ ヤーネフェルト は 渡辺 あゆ に投票した。
キャスター ソロモン は バーサーカー 茨木 に投票した。
鳥野 偽一 は バーサーカー 茨木 に投票した。
アサシン イスカリオテのユダ は バーサーカー 茨木 に投票した。
バーサーカー 茨木 は アサシン イスカリオテのユダ に投票した。(ランダム投票)
渡辺 あゆ に 1人が投票した。
アサシン イスカリオテのユダ に 1人が投票した。
バーサーカー 茨木 に 5人が投票した。
バーサーカー 茨木 は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、フェリシア が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、渡辺 あゆ、アンネリーゼ ヤーネフェルト、キャスター ソロモン、鳥野 偽一、アサシン イスカリオテのユダ の 5 名。
[令呪を使う素振りを見せたから、引き金を引いた。
たったそれだけの事が、自分を動揺させている事に偽一は驚いた。
人を撃ったのは初めてでは無い。
だが、幾年か過ごしたごく普通の生活が、思いのほか影響しているようだ。
気を落ち着かせようと、煙草の箱に手が伸びる。
しかし、煙草の箱は空っぽで、その目的は果たせない。]
鳥野 偽一は、渡辺 あゆ を投票先に選びました。
[どこかで、死んだ義父が嘲笑っている気がする。]
こんな事で、動揺している場合では無いのだが……。
[グランドに舞い降りる鳳凰を見ながら、小さく舌打ちをした。]
[闇が蠢いている。
――もう少し。あと少し。
それはユダの意志とは関係がない。
盃に染み付いた穢れがあと少しで手が届くと喚いているのだろう。]
…うるさい。
[ユダはごく小さな声で呟く。
足先が地に触れたところから
闇が波紋のように広がり滲む。
視線の先には降り立つ王。]
…そうね。
諒一君は潤いと言っても良かったわ。
触手は別の意味で潤いだったわ。
そして諒一君、その、口調が感化されてきてるわよ。
思いっきり中身バレに二人を相手にこちらの中身をばれないように接するにはどうしたらいい!?
ばれてそうだけど。
他の人に対してという意味で。
諒一君をもふりたい。もふりたい。もふりたい。
フ。
芸術的な吾が中心で騒ぐと民草の視線を席巻してしまう。
それは避けねばならない。
国の中心とは民であり、皇帝ではないのだ。
故に吾は皇帝であろう。
あっ。蝶々である〜
キャスター ソロモンは、渡辺 あゆ を投票先に選びました。
[フェニックスはゆっくりと、しかし周囲に浄化の炎をまき散らしながら校庭へと着地する。
背中からソロモンとアンネリーゼが降り立ち、アサシンと鳥野に対峙する]
また会えたな、アサシン。
否、カリオテ村のユダよ。
[ソロモンの体がうっすらと光を帯び、そして黒を基調としたジャケットの姿から、召喚された直後の純白の法衣へと変わっていく。
そして、アサシンへ達へと語りかける]
約束したように、もう一度問う。
君が・・・・・・否、君たちが聖杯に望むであろう願いとは何だ。
[フェニックスはゆっくりと、しかし周囲に浄化の炎をまき散らしながら校庭へと着地する。
背中からソロモンとアンネリーゼが降り立ち、アサシンと鳥野に対峙する]
また会えたな、アサシン。
否、カリオテ村のユダよ。
[ソロモンの体がうっすらと光を帯び、そして黒を基調としたジャケットの姿から、召喚された直後の純白の法衣へと変わっていく。
そして、アサシンへ達へと語りかける]
約束した通り、もう一度問おう。
君が・・・・・・否、君たちが聖杯に望むであろう願いとは何だ。
[そこだけ昼間になったようだ。
煌く火の粉が夜を焼く。
焔の明かりに透けた髪は赤く縁どられる。]
――……ああ、 ソロモン王。
確かに。おれは
イスカリオテの ユダ。
[謂れを、彼は知っているのか。
きっと知ったのだろう、
王は全てを知りたいと願うと言っていた。
血の滲む黄昏色の衣と
純白の法衣は対照的な彩だった。]
おれ「たち」 か
[顎を少し引き、
うすく、笑みに似た表情を浮かべる]
――それは誰を指す?
おれの願いは
おれの願いでしかない。
それはおれ「たち」で括られるものじゃない。
※イス・カリオテがヘブライ語で「カリオテの人」という意味で、カリオテとはユダヤ地方の村の名らしいので多分知っているだろうという程度だったりします。
[ぞろり と 闇が夜に蠢く。
ユダが喚んだわけではない。
鬼が、怨嗟の声を響かせながら
依代となるべき、
深い影を持ったものに
まとわりついて
這い出ようとしている。]
深い意味を持たせたつもりはない。
あくまでユダ、君とそこのマスターの願いとやらを聞いてみたかっただけだ。
・・・・・・だが、どうもそれだけではないようだな。
[ソロモンの指輪がうっすらと赤銅色に染まる]
/*
願い事がソロモンと
被っているというか
自分の願いがそのまま含まれているような気がして
聞いたらいけない気もしながら
どうしよう!
[偽一はどう答えただろうか。
笑顔なりを浮かべながら、
何かしら答えたかもしれない。]
…――なんだ。
「知っている」わけじゃ、…ないんだな。
[瞬いてから少しだけ首を傾ける。
それは眩しいものをみるようでもあり、
瞳の奥に複雑な色の影を湛える。]
[衣の端から闇が滴る。
ぽたり
ぽたりと
波紋を作っていくかのよう。
そこに水などありはしないのに。]
…――故郷を
おれたち の 解放と
おれたち の 王国を
[かつてイエスに願ったそれを、
ぽつり 落ちる雫のように口にした]
対決を前に知る事を望む、か。
さすがはソロモン王。
ユダが言う通り、僕らの願いは違う。
僕の願いは、一般的には、かなりつまらない部類だ。
……夫婦喧嘩がしてみたいのさ。
[自身の発した言葉がどの程度本心なのか、偽一もまた、想像がつかなかった。]
+182 メフメト、補足しておくのじゃ。
あの時、蜘蛛は最後に残っておった、そなたの思念を糸で示したからのぅ。
「アサシン」と、、じゃから勘違いしたのでなかろうか?
知らぬ事をあたかも知っているかのように振舞う程、このソロモン愚者ではない。
だが、アンネリーゼからは話は聞いている。
此度戦争を起こした聖盃が穢れている事も、そしてその真の姿も。
酒呑童子なる魔術師だったようだな、この聖盃の創者は。
魅入られたか、ユダよ。復讐は何も産まぬぞ。
[鳥野の言葉に視線を移し]
つまらぬ?
我にはそうは思えぬな。
憎しみは諍いを引き起こし、愛はすべての罪を覆う。
君の願いは尊きものだ。
…シュテンドウジ。
そうか。
それがおれを。
…本来喚ばれるはずのないおれを、
現世に引きずりだしたのか。
[く、と微かに歪んだように眉を寄せる。
その名を呼ばれてか闇が反応し
ずくりと裡側が痛むように疼く。]
[胸元を押さえる。
黄昏色の衣に影としわが寄る。]
…ちがう。
おれは。復讐ではなく。
おれの、願いのために。
[何処か搾り出すように謂う。
偽一の願いには、何も口を挟まない。]
/*
夜の学園で鬼ごっこ
→理科室
→人体模型くん
→キャアアアアアアア(死亡)
→焼却炉
→制服のリボンを持っておまじないをするとね…
→まちがえる
→ギャアアアアアア(死亡)
そんなホラーゲームが頭をよぎりました。
[全く理解深き王だ。領民はさぞ幸せだったのだろうな。
偽一は、そんな事を考える。]
酒呑童子……伝説の鬼、いや魔術師なのか。
僕ももう少し、知る事を望むべきだったのかな。
聖盃の穢れ、ユダの存在、それにも関連しているのだろうな。
[だが、どうあれ、ユダは自身の召喚したサーヴァント。令呪を超えて呪縛されているとも、また思っていない。]
[横でアンネリーゼが何やら言いたそうにしている。
そんな気配を察しながらも、ユダへと言葉を投げかけ続ける]
ならば、君の願いをもう一度、今度は更に明確に言いたまえ。
我の言っている事が判るか?
我は、汝が未だにユダであるか、それとも既に異物となっているかを問うている。
[ユダはソロモンを見ている。
己の胸元を掴んでいた手を、ゆっくり解き]
…――
おれの 願いは、
ユダヤの解放と
王国を、建てること。
あのひとは イエスは
王となっては、呉れなかった。
だから。
[その手は、そのまま自身の首に巻きつく
黒い荒縄へと伸び、指先を引っ掛けるようにした。]
「鬼」の、願いなんぞ、
知ったことじゃあ、ない。
[足元から重苦しい魔力の風が首をもたげ
黄昏色の衣を、浮かした。]
ああ、…うるさい な
[呟いた。怨嗟の声が闇から聞こえる。
ユダの意志とは関係なく、幾つも泡が浮かんでは弾けるように。
“お前が次の鬼か”と
バーサーカーの囁きが耳に残っていたとしても。
道が行き止まりだと謂われても。
願いを捨てる気にはなれなかった。]
王
おれにとっては 御伽話の――彼方の王。
あなたの願いは 何だ?
おれたちが答えるばかりでは
少々、不公平だ 。
■badend時のみの宝具
ウ ル バ ン 砲
Erime çizmek canavarlar ve azizler
(聖者と獣は溶融を描く)
ライダーとしてメフメトが召喚されていた場合の、「艦隊」としての砲撃機能。70程の艦隊小砲とウルバンの巨砲を一纏めに一撃を放つ。「防衛/隔壁」概念に対する破壊権を得る。
ウルバンの巨砲は装填が容易ではなく、故障が多発する。砲撃先の対象だけではない、「砲弾」に対する砲身の自己防衛機能も融解してしまうが故に。
鉄そのものと同化しマナを蓄積し、「メフメト2世」というアーチャークラスで召喚された英霊の状態から脱却したが為に、一時的に本来の機能が解放されている。
しかし鉄との同化から「メフメト2世だったもの」の意思を呼び起こし、宝具の一撃を放つという事は自然物としてのマナ吸収を拒否するという事であり、この一撃と引き換えに「メフメト2世だったもの」は蓄積した全魔力を喪失する。
/*
宝具には
特殊効果とかないんで
アレだな
パターン化してしまってないか
何か変化をつけようそうしよう。
手の内はざらりと明かしちゃってるからn
フ。
皇帝を縛ることなど誰にも出来ぬのよ。
オスマンの皇帝を前に境界なぞ
侵奪されるだけのものと知るがいいのだ。
[無駄にステータスが更新されました。]
/*
【あなたの通り名きめったー】今日からazuma_sの通り名は『黄昏の黒猫・azuma_s』です。
やったねユダ
通り名決まったよ(ユダじゃねえ
溶鉱炉よ、吾が問いかけに応えよ。
[溶鉱炉から矢を射出した。
ビンセントの触手を{{アーチャー II.Mehmet}}の方向へそらした!]
[視線は、グラウンドに伏した少女の身体と、其処から染み出る緋色へと移る。
顔は見えずとも、先程まで会話を交わした相手だとは、直ぐに判った。
昼間の様に明るい周囲で尚、欠片とて身動ぎしない身体に、
降り立った以来、鳳凰に添えたままの手を、軽く握る。
――これが聖杯戦争だ。…判っている。 けれど。]
…、「鬼」の願いが、知った事じゃない?
この街も、この国の人達も。
――多くの人達を犠牲にするかもしれないのに。
[歪んだ願いを聖盃が叶えたとしたら。
青年の言葉に、渡辺の言葉が脳裏で再生される。
ぽつと、零れた声が 向こうに届くかは判らないが。
重く流れる空気が、僅かに編んだ髪を揺らす。
焔に照らし出された更に影が色濃く、闇を滲ませて――
青年からひたりと忍び寄る気配に、僅かに眉を寄せた。]
[アンネリーゼの言葉に、ぴくりと反応する。
その声はきっと、ユダへというよりは鳥野へと掛けられた言葉だろう。
鳥野の反応を待たず、ユダへの返答を静かに始める]
我の望みは、ずっと伝えている筈だ。
知りたい、という欲求だ。
情けない話故、二度とこの話をする事は無いだろう。
しかし君には語ろう。
このソロモン王は、全てを知っているどころか無知である。少なくとも我は我の事をそう考えている。
[手を真っ直ぐ上げ、天に向かい掌を翳す]
我は生まれながらに王となる宿命を背負っていた。
しかしそれは君達が思うよりも遥かに窮屈で拘束され、そして常に恐怖と絶望を背負った道であった。
先代の王ダビデにとっては、我も、そして兄上も不貞の子であったのだ。
ただそれだけだ。しかし兄は天罰を受け死んだ。
我の王道は、まさに神に慈悲を請う道でもあったのだ。
我にはどうにもならぬ罪。生まれながらに背負った罪だ。
故に、我はまさに死に物狂いで王道を歩いた。
諸国を制圧し、世界中の知識を集めそれを以て臣民を導き、そして我は神託を得るまでに至った。
しかし、振り返れば我には何も無かったのだ。
生きるという糧を知らず、政略に満ちた愛は愛とは呼べず。
我は王の道を歩む以外の全てに対して無知であり、その無知を埋めることすら許されなかったのだ。
それでも我は足掻き、欲に溺れ全てを貪った。
・・・・・・だが。
どれも空しく 風を追うようなことであった。
太陽の下に、益となるものは何もない。
この手に掴んだものは、業のみ。
我が王道は、何と空虚な物か。
我の言葉など、ただ微風が頬を撫でる如く儚きもの。
我は一度も空の青さを美しいと感じたことは無い。
我は一度も身近な誰かを愛おしいと感じたことが無い。
・・・・・・ 我は君たちが羨ましいのだ。
何があろうとも、君たちは人の生を歩んでいる。
我は、この世に人として生まれることすら許されぬ魂であった。
故に、我は人の生を知りたいのだ。
情けない話であろう。ユダ、君をもってお伽話の王と称される我がこの程度の取るに足らぬ存在だ。
しかし人とはそんな他愛もない事に一喜一憂し、そして全てを受け入れ、天寿を全うするものではないのか。
んー
吾、仕事ばっかりしてた気がするがなー。
[トマトを食べながらソロモンの話を聴いている。]
しかし、他愛のない事とは、嗚呼。
なるほど、こういう事なのかもしれぬと
この現世で味わう事は出来たぞ。
ふむ。似ている似ているとは思ったが
似ているところもあり異なるところもある――か。
いずれも同じではつまらん。その程度のスパイスはなくてはな。
……皮肉なものだ、
おれのようなものが
王国を求めるのに
おとぎ話の王は、
ひとを求めるなんて。
[少し俯きがちに、
唇の端を微か上げたようだった。]
おれは、あのひとに王を求めた。
あのひともまた特別な生まれだ、
あなたのように悩みもしたのだろうかな。
…―――でも、もうわからない。
ふむ、地上は最終決戦であったか。
魔力が尽きて、少々消えてしまっておったが…。
今更だが、バーサーカーチームもアーチャーチームもお疲れ様だ。
[指先を引っかけた
首に巻き付く細い荒縄を握りしめるようにした。]
――――… ソロモン王
あなたが
どのように思おうとも
おれにとっては。
―――…やはり、眩しいものだ。
誇るべき生きざまを持っている。
本来喚ばれるはずのない、
自ら命を絶ちさえもした おれ には、ひどく――――…
そして、私は一瞬の顔出しをして、再び沈むことにしよう。
まだ昨日の終盤戦を見ていないのだ。
なんとも、多忙になりすぎている気がするな。
うーむ。命大事に!
[自らの名が記載されている聖書くらいはさすがに目を通している。
ソロモン王よりも遥かに若造である彼らの物語が現在において神格化され、その彼らによって王自身の言葉が伝えられているという事にこそばゆさを感じていた。
しかし、彼らもまた救いを求め、その中で古代のソロモン王という存在もまた縋る偶像となっていったのだろう]
王を求めて何とする。
国を建てて何とする。
歴史が物語っている。いかに彼や君等が崇拝されたとしても、変わらぬのだ。
紡がれた歴史に、他の可能性など存在はせぬ。受け入れ、よりよい未来を紡ぐのが人の運命。
メフメトも言っていたな。道を示せと。
道は過去には繋がっておらぬ。
・・・・・・ それでも過去に未来を求めるならば。
[かつてはうっすらと透けた書物としてしか見えなかったソロモンの書が、光り輝く本としてはっきりと具現化する]
我が君に道を示そう。
[滴る衣。
黄昏が深まるように闇が染み入る。
鮮やかな赤もまた消えない。
俯いた顔は影になり、
口許だけ、笑っているような]
嗚呼…それでも、ねがう。
――――これは、 足掻きだ。
それも、とびきりたちの悪い。
願いになど届かないと、
盃を手にしても
次などないと、
知っていても。
道を示すというのなら
[荒縄を握り締めていた手を横へ、広げる。
落ちる銀貨の音。
影の濃度が今までに無く
深く、濃くなっていく]
…この足掻き、
すべて見届けてからにしてもらおうか、
古代の王…!
[蠢く、影が、吼えるかのように立ち上がる]
いいだろう。
我は臣民を大事にするのでな。
[具現化した今でこそ見える。
手にした魔道書が風もなく捲れて行き・・・・・・そして、その捲れたページが破れ、宙を舞う。
ソロモンの鍵。その魔道書は呪符としても使うことが出来たという。
そのいくつものページ一つ一つが、光り輝く魔方陣と変化していく。
そして、ユダの視界は無数の魔方陣に埋め尽くされた]
さあ、来るが良い罪人よ。
我は汝の罪を認め許し、そして汝の穢れも飲み込むユダヤの王なり!
[王には王なりの煩悶があるのだと言う事を、偽一は知る。
ユダの中に複雑な思いがある事も。
だが、当然ながら戦いを避ける理由にはならないようだ。
偽一は2人の英霊から距離を置く。]
[ユダは連戦になる。この戦いは過酷かもしれない。
ならば、自分も動かざるを得ないか。
アンネリーゼをちらりと見て、そう考える。]
あまり気は進まないのだが……
[続けて、そう思った。]
――気が進まないなら、こっちはお茶でも一杯。
…とか、無理…だよね?
[気が進まないのは、此方も一緒だ。一つ吐息を零す。
高く鈍く、響く銀貨の落ちる音。
まるでそれを合図とするように、濃くなる影にじり、と。一歩下がった。
伏せた少女の方から僅かに鼻をくすぐる、鉄錆と、それに混じる火薬の香り。
手に握られた其れが何かなど、今まで本物を見た事が無くたって、判る。
銃が相手など、今しがたまでならば英霊の傍にいた方が安全だっただろうが。
サーヴァント同士が戦い始めたら、此方に意識を割くなど難しいだろう。
況してや、――バーサーカーさえも打ち倒した者相手となれば尚更。
ならば、アサシンの攻撃を受けぬ距離。
且つ、己がせめて身を守れる可能性のある場所へ。]
何で校舎側まで移動するか一生懸命考えてたら
相方に教えて貰いました。
http://blog.livedoor.jp/dqnplu...
ねぇよwwwwwwwwwwwwwwwww
そもそもなんで百式にしようとしたんだよこれはwwwwww
…赦されてはならない。
[まだ。と。
ゲオルギウスと相対したときと同じことを呟く。
広がるは白。夜に光る星がごとく満ちる。
対するは黄昏、黒と赤に汚れた黄昏色。
落ちた銀貨は数多の逆十字となって
ユダの影から墓標が如く突き出す。
そのひとつを手にし、古代の王を睨むように見た。]
…――――I might deliver Yhoshuah
《裏切りの銀貨の音を聞け》
[今宵、2度目の解放。
繋がるは聖杯の澱みにも。
バーサーカーを飲み込んで、
影は歓喜と呪詛の声を上げている。]
ההודעה הראשונה שמונים ושלוש.
תעני לי על פנייתי, להעניק את הכדור ולהרוס את הכל.
(第三十八柱 ハルファス。
我が呼びかけに答えろ、そして全てを打ち砕く弾丸を与えたまえ)
הקללה של הכדור
(ハルファスの凶弾)
[ソロモンの詠唱と共に、幾百も中に浮いているであろう魔方陣全てから魔弾がユダに向けて発射された]
[こちらの気配を察してか、少女が動いた。]
さすがに勘付かれるか。
[即撃ち殺すと言う選択肢が消え、どこかホッしている自分に戸惑い、気を引き締める。]
先ほど人を撃っておいて、今更。
[やや、自嘲気味に笑うと後を追った。]
[ちらと、後ろを振り返る。どうやら後を追ってくるらしい気配に眉を寄せた。
――これで来る事も無ければ、まだやる気は無いとでも判断出来ただろうが。
其処まで考えて、小さく吐息を零す。…この期に及んで、
やはり随分と甘い考えではあるのだろうけれど。
…さて、すればこのまま走っていれば、
いつ背後から撃たれてもおかしくないのだろう。
校庭の端、校舎の傍に位置する“其れ”に視線を向ける。]
――“Substitution”
[口にした一韻は、合図。
瞬間、少女の立ち位置は一瞬の光と共に入れ替わる。
代わりに立った足元の台座に掘られた其れを見る限り、
あの銅像は二宮――と言うらしい。著名な人物なのだろうか――
…流石に、少々申し訳ない気分にはなるが。
とっ、と軽い音を立てて其処から降りると、早々に校舎の中へと逃げ込む。]
[閃光。光る雨が降り注ぐ。
ユダは与えられた「暗殺者」としての速度で
その合間を掻い潜り横へ。
銀貨をばら撒いては影の憲兵となし
ユダの盾となって消えていく。]
ッ つ…!
[だがそれすべては避け切れず。
頬に掠め、腕に掠め。
緋色が散る中、光浴びて伸びた影に
銀貨を5枚、投げ込んだ。
槍は古代の王へ向けて一気に猛る。]
[偽一の目の前で少女が消え、何かが現れた。]
何だ?魔術……?
[月明かりの中、用心しながら近づくと、日本ではお馴染みの人物が目に入る。]
まさか、変身の魔術と言うわけではないよな。
[銅像を軽く叩く。]
瞬間移動を使うのか……。
[やっかいだ、と思った。どの程度の移動が可能なのかも解らない。ふと視線を先にやると、銅像の土台らしき物が見える。]
制限無しに飛べるというわけでは無さそうだな。
あそこに飛んだとしたら、行き先はおそらく校舎。
[偽一もまた、校舎の中へと向かった。]
מג 'יק ההגנה
(オロバスの防御陣)
[ソロモンの周囲に浮かぶ魔方陣の幾つかが光り輝く盾となり、襲いかかる漆黒の槍を迎え撃つ。
しかしそのうち一つが砕け散り、ソロモンの脇腹を掠める]
ぐ・・・・・・あれを避けるかユダ!
[次の魔術へと移る前に、アンネリーゼを追う鳥野の姿が視界に映る]
仕方あるまい・・・・・・ フェニックス!!
[呼びかけに、待機していた鳳凰が金切り声を上げ、アンネリーゼを追いかける]
―小学校校舎内―
[無用心な事にドアは開いていた。
見れば非常用のものらしい。施錠を忘れたのだろうか。
校内には、窓から月明かりが差込んでいる。
偽一はどこか懐かしい気持ちになるのを抑え、令呪の反応に集中した。
そして廊下を走る。反応の濃くなる場所を探して。]
―小学校校舎・図工室―
…さって。
[切れる息を何とか落ちつけて、一つ深呼吸を零す。
―― 一先ず距離を取る事は成功したものの。
さて、どうするか。元より此方の魔術は攻撃に転じるなど難しい。
…喩え出来たとしても。]
――不意打ちでしか、無いんだけど。
[どうやら子供達の作品が並ぶその教室を戦場にするには
流石に心苦しいなぁ、とも、思うけれど。命には代えられない。]
[その場に在る幾らかの道具を確かめるように、幾らかの引き出しを開けて、
ざらり、と掌に画鋲を取り出すと、それを幾つか扉の上の位置に浅く刺した。
残る数個を勢い良く天井に投げ付けると、やはり其れは同様に浅く刺さる。
……小さい頃やったな、こんな遊び。
存外に、危険な事をしたものだと今更思うけれども
じり、と焼け付くような令呪の共鳴に、視線は左肘に落ちる。
…思い出に浸っている場合でも無さそうだ。]
――当たり所悪く、大怪我とかしませんよーに。
[これでも殺したくないとか、…嗚呼もう、とことん甘いな私。
小さく舌打ちしながら扉から距離を置いて、窓際へと寄る。
その両手は、がちゃりと、 幾つかの工具に触れたまま。]
[穢れの侵食による能力の底上げか、
或いはユダの意地か、
その両方か。]
は、…く
[唇を噛む。
衣は千切れても再び形を取り戻すが
傷はそのまま。黒い腕に抉られた肩からは
まだ血が滲んで流れ落ちる。
血に汚れた指先をすり合わせるようにすると
銀貨がまた生まれ出でる。
影に叩き込み、
命無き憲兵を5人呼び出し向かわせたのと
フェニックスが高く鳴いて
羽ばたいたのは同時か]
>画鋲を天井に投げて刺す遊び
よい子は本当真似しちゃダメだよ!!!!!!!11!!
私はよくやっちゃったけどね!!!!!!!11!
ええ、案の定授業中に落ちてきて危ないけど。
教室の天上に、画鋲投げて遊ぶの
あんまりしないって友人に突っ込まれた。
…あれっ 私の小学校だけ!!?
そんな馬鹿な!!
挨拶はここまで、という所だな。
[ソロモンの周囲に6つの魔方陣がぐるぐると回り始める]
君を倒すならば、宝具の開放しかない。
しかとその身で受けよ。
[ソロモンの指輪が輝き、その場には。
ソロモンと瓜二つの体躯をした、魔術師の姿があった]
ソロモン第一柱にして魔神最強と言われた、バアルの力を。
[木霊のようにソロモン”達”の声が響き渡る。
そして、ソロモンの指輪は輝きを増してゆく**]
―小学校校舎・図工室前―
反応から察すると、この中か……。
だが、相手も魔術師だ。どんな術を使ってくるかは解らない。
[偽一は、図工室のドアに狙いを定め、3発発砲した。]
[銃撃音と共に貫通した弾丸が、図工室内の窓ガラスを破る。
そのまま、ドアを蹴破ると、懐からライターを取り出しながら、中へと踊りこんだ。]
――ッ!!
[じり、と訴えるような其れが令呪から伝わる。――来る。
ぐ、と。掌を握りしめた瞬間、破裂音に似た音と同時
左の肩口に焼けるような熱が奔った。
熱では無く、痛みだと理解するのは一瞬。
撃たれたとは認識すれど、意識はドアを蹴破る音と
ちらりと視界に入った、小さなライターの光。]
“Substitution”!
[恐らく木工の技能授業にでも使うのだろう。
ざらりと引き出しに並ぶ、小刀、彫刻刀、鋸、その他、諸々。
手に触れたまま、一韻を結ぶ。
瞬間、手の内に握られるのは先程刺した画鋲の幾つか。
其れらと入れ替わった工具達は、浅く刺さった自重に耐えきれずに
男の元へ目掛けて、落下する。]
な、… ――っ、
[魔法陣が動きを変える。
向かっていた影が動きを止めた。
ソロモンが、ふたり、いる。
否、声は それ以上。]
…バアルだと…?
[新約聖書にて。
イエスが悪霊のかしら“ベルゼブル”の力を借り
悪霊を追い払っているとの嫌疑をかけられたという
エピソードがある。
それを思い出したのかどうか。
ユダは、眉を寄せ
こだまする声はいずこからかと
あたりを注意深く見回した。]
アサシン イスカリオテのユダは、渡辺 あゆ を投票先に選びました。
[ドアを蹴破った時、瞬時に周りを確認してから踊りこんだはずだった。
しかし、頭上から無かったはずの工具が降り注ぐ。
慌てて身を交わすが、そのいくつかは顔や首筋を傷つけた。]
なるほど、物質も移動できるのか。
ならば、僕の魔術もお見せしよう!
何故、僕がライターを持ち歩いているか解るかな?
炎の術を使うからだ!
[あえて、大声で嘘を言う。
相手がそれを認識した時、偽一の魔術は発動した。]
[空中へと投げ放ったジッポライターが、炎と共に爆散する。
巻き上がった炎は、無数の火球となって図工室への壁へと突き刺さり、少女を取り囲むように燃え上がった。
全ては幻で、炎も熱気も、ただの偽物。
しかし、見破れなければ現実と同じ。]
――…炎の、
[その声を、確かに認識する。
なれば建物の中で争うのは逆に危ないかも知れない――
そこまで思考を巡らせて、しかしそれは
放り投げられた小さな光によって中断される。
赤く広がる炎が、己を取り囲む景色に翠を見開いた。]
…な、…ッ!
[放り投げられたジッポライターが落ちる音は、意識の外へ。
――煽られた熱気は、幻だと認識するには酷く遠いもので
ぱたりと、汗が滴り落ちた。
視界が、炎に囲まれ良く見えない。
この炎が迫る事が無いのが幸いで有れど――
蒸し焼きになる趣味は無い、視線を僅かに周囲へ巡らせて。
己が、転移出来そうな――この炎の壁から、抜け出せる術へと思考を巡らせる。]
――…ッ、ねぇ!
貴方、気付いてるんじゃ、ないの!?
アサシンに、…ユダに、聖盃を渡したらどうなるか!
[その答えが返るかは、知れない。
けれども聞かずには、いられなかった。
己からすれば酷くささやかな願いにも聞こえる男の望みを
押し退けられるほど、…己の願いなど、大層なものでは無いかもしれない。
だから、其れを諦めろとは――口には出来ない、
けれども。]
大勢の人が巻き込まれて、
大事な人も、全部、失うかも知れないのに!
[じりと、炎に照らされて焼ける痛みが肌に奔る。
ぱたりと、再び熱に汗が滴って、床へと落ちる。]
一発言10分ペースか…。
もうちょっと早くした方が良いんだろうなと
思いつつ。
しかし考える事が多すぎて、自分で決めた魔術の縛りを
盛大に破っている事に気付いた大丈夫か俺。(だめすぎる)
…しかし、衝撃波で死ぬはずも無し。
ある程度外傷で、重傷?のラインに持っていかないといけないんだよな…。
…ううん…どうしようかな…。
……ユダは、僕に言ったよ。
先に自分が聖盃を手にすれば、僕の願いは適わないかも知れないと。
自分は裏切り者のユダだと。
何故、彼は正直に話したのだろうか?
嘘をつく事も出来たはずなのに。
だから、先に僕が願いを適えて、彼には裏切らせない。
裏切り者のユダではなく、英霊ユダになってもらう。
[そして、二人を空から見つめる炎]
鳳『悪いが魔神王、ここは私の思うとおりにやらせてもらう』
[そう呟き、フェニックスは大きな炎を体から吐き出しながら・・・・・・鳥野へと突進した。
浄化の炎。それは癒しの炎でもある。
しかし、今はアンネリーゼを救い、また鳥野という男を救うために。
フェニックスは羽ばたき、鳥野へと襲い掛かった]
[――判っている。
彼の青年が初めから悪だなんて、欠片も思ってない。
街中でバーサーカーと、そのマスターが無作為に攻撃を始めた時も、
一番に飛びだしたのを知っている。見ている。 けれど。
あの滲み出る闇を見ても尚、
其れを信じられるのか。
炎の中を、平然と歩み寄ってくる相手に 一寸驚愕しながらも
伸ばされた手に、咄嗟に避けようと、――して。
しかし、左肩の傷の痛みが其れを許さなかった。
一瞬の躊躇は、左手が喉元を捉えるのは充分な隙。]
――…ッ、ぐ…!
[その手から逃れようと、己の細い指先を掛け――
しかし解けることは無い、額に押し当てられる硬質な鈍色に歯噛みした。
死ぬのは、覚悟している。ずっと前から。 …嗚呼けれど、
苦悶する相手に殺されてあげられるほど、お人好しじゃない。私。]
――、…!
[男の肩の向こう。
銃弾によって開けられた窓の外に見える焔に似た、色。
見開いた翠が、フェニックス、と。
声にならないまま、唇が動いた。
大きな炎を纏いながら、此方へと迫るのは それと同時。]
[そして窓越しに照準を捕らえた火球は、図工室の窓ガラスを一瞬で消し去り、鳥野へと着弾した。
図工室全体に衝撃波が広がる。
神々しく燃えさかる鳳凰の体は、しかし鳥野を燃やすことは無かった]
[アンネリーゼに目を向けていた偽一に、それを避けられる筈は無く、炎の固まりは彼を壁へと叩き付けた。
衣服の一部と共に皮膚が割け、辺りに鮮血を撒き散らす。
図工室の炎が掻き消える中、偽一は身を起こし、さらにアンネリーゼの元へと歩もうとして、血を吐いた。
体の外より中の方が、深刻なダメージを受けているようだ。
銃を落とし、膝をつく。]
ああ、何てこった……まだ年端も行かぬ少女ではないか……。
[それは教会の帰りに、アンネリーゼに出会い、偽一が初めてかけた言葉。]
だから多分、これで良かったのだろう……と言ったら、君は信じるかい?……
[そう言って、うっすらと笑う。]
――…っ、わ…!
[着弾した炎の球は、少女へも等しく衝撃を伝える。
直撃した男程ではないが、煽りを喰らった身体は勢い良く床を転がる。]
…痛…っ、
[ぐ、と腕に力を入れて、伏せた身体を起こそうとする。
いつの間にか己を囲んでいた炎は消えて
――否、まるで元から何も無かったように。
床や壁には、焦げ目一つ残ってはいなかった。翠を、瞬く。
嗚呼、男はどうしたのだろう。何かを落としたような鈍い音に
ばっ、と視線を上げると、膝をつく男の姿が見えた。]
……、
[息も切れ切れに、耳に届く言葉。
は。と一つ息を零す。何処かで、聞いたことのある――忘れる筈もない。
初めて会った時に投げられた、言葉。
薄らと笑う相手に、ぎゅうと掌を握った。]
――3割ぐらいは、信じてあげる。
[其の言葉の、3割は本当だと。
そう言った男の言葉も、ちゃんと覚えている。]
[衝撃が収まった後、その事故現場の中央には、見慣れた鳩の姿があった]
鳩『クケー!クケー!!』
[鳩はじたばたと暴れ、辺りには不死鳥の羽根が舞った]
ま、そんな所だな……
[そう言った偽一は仰向けに倒れ込む。
煙草を吸いたいと思い、箱が空だった事を思い出した。
口元に幻の煙草を作り出す。
それは、ぼんやりと透き通り、意識の限界を示していた。]
やっぱり、駄目だね……偽物は。
味も香りもありゃしない……。
[やがて、口元から煙草の姿が掻き消える。
煙を吐き出すように、溜息をつくと、偽一は静かに目を閉じた。**]
−一方、校庭−
[宝具の真名を発動する為の予備儀式が始まる]
יש.
(備えよ)
אורקל של סרה אוניברסלי אני, העניק את כוחו של השטן לך Tamae מו 力 למלך.
(万物の魂を操りし巫女よ、汝の力もて王に魔神の力を賜りたまえ)
[魔方陣はゆっくりと回転を増し、ソロモンと瓜二つの魔術師は振り返る。
自身が使える王へと]
『ソロモンよ・・・・・・この世でも、会えたのだな』
・・・・・・またお力をお借りします、バアル。
[そう言って、バアルと呼ばれたソロモンは、本来のソロモンへと解けて混ざって行った]
[ソロモンの指輪。
その指輪がもたらす72柱の魔神の使役。
現世に伝わっている物語ではこうなっているが、現実は違った。
神は、神たる故に信仰を求めた。
それ故、人々にとって曖昧であるその概念を確立する為に、ソロモンに命じたのだ。
”魔神たる神の偶像を作れ”と。
そして、彼に与えられたのが指輪と形状を変化させた”ラジエルの書”であった。
ラジエルの書がもたらすカバラ秘術の知識は、追求すれば天地創造にも及ぶものであった。しかし、いかにソロモンとはいえ人の身ではそれには及ばなかった。
だが、そのラジエルの書がもたらした力は、彼が思い描いた魔神の姿を現界させる事を可能にした。公儀では、空想具現化にも似たものであったのかもしれない]
[そして、彼が創造した魔神の偶像には、それぞれ神霊が降臨する事となっていた。その数、71体。
しかし、ソロモンは懇願した。
この大儀を果たす代わりに、1体目を我に与えよと。
そして、彼は第1柱を自分と瓜二つに作り]
―――、
[口許から消える煙草に、ゆるりと瞬く。
先の炎もどうやら――幻だったらしい。肌を焼く様な痛みも消えた。
それでも、左肩に残る撃たれた後は、やはり鈍い痛みに変わりは無い。
…生きて、いるだろうか。そっと這う様に近寄るも、反応は無い。
――そっと、手を口許に翳す。今にも消えそうな呼吸に、短く息を零した。]
おいでフェニックス。…嗚呼もう、無理に教室に突っ込むから。
けれど、ありがと。 …正直すごく助かった。
[じたばたと暴れる鳩を抱えようと手を伸ばす。
魔術を連発したのもあるが――それ以上に、吸い上げられていく魔力によって
本来の疲労感より、幾倍にも感じられていた。
既に消えうせた窓から、校庭へと視線を落とす。
二つの影が続ける戦争から、目を逸らさぬよう**]
※たぶん調べたら死んだソロモンの兄の名前が発見できる気がしますが、うぃきぺでぃあにすら乗ってないので妄想保管させていただきました。一応。
[オセと融合したときとは違い、ソロモンの体には変化は起きなかった。
しかし、その腕の一振りは嵐を呼んだ。
校庭だけではなく、埴市全体を覆いつくす雲。そして巻き起こる風。
遠くの空には雷鳴が鳴り響き、にわかに雨の匂いも沸き起こる]
行くぞ。
[呟いた瞬間、空から雷撃が一閃し、校庭の中央に突き刺さる。
ばちん、と耳をつんざく音が鳴り、地面は雷の余波で震えていた]
[そして、次第に強まっていく嵐の中、ソロモンは巻き上がる風に身を任せ宙を舞っていた。
それはまるで、ソロモンが天変地異の一部となっているかのような、世紀末の光景であった**]
フェリシアは新規さんなのかしら…セリアに反応なかったから。
アンネリーゼ→かいりさん
ユダ→あずまさん
諒一君→うつみさん
ビンセント→せいやさん
ここまではガチ。
アーチャーが魔王さんなのかじゃんくたんなのか…
どちらでもなかったらどうしようか。
バサカはひょっとしてあずみさんかなーとか。
他に該当人物がないのよね。
[ふたりの王はひとつに溶ける。
おとぎ話では済まぬ
神話の世界。
ユダは赤みを増した眸を見開き、
それから眉を寄せた。]
…―― これは。
[稲妻が走り、天変地異を予感させる。
さながらソドムとゴモラを襲った
神の怒りがごとき、大嵐。]
[中央に落ちた光は視界を灼く。
庇うように顔の前へ腕をかざす。
空気が震える中 煽られ踊る、黄昏色と漆黒。]
…… ああ、
[溜息か、感嘆か、
それ以外の何かか、
自身にも説明のつかぬ声ひとつ]
成る程
やはり、あなたは王だ――…
[背丈ほどある漆黒の逆十字架は手にしたまま
空へと浮かぶ古代の王へ
ユダは真っ直ぐに向き合い見据えた。]
は、
[笑みのような。そうでないような表情。]
……光栄に思う。
[漆黒の逆十字、
それを地へと杖のように打ち付ける。
りぃん、――と、高く澄んだ、
銀貨の落ちるような金属音が響く。
漆黒の波紋が十重二十重と広がった。
その触れたところから
貌のない、聖人を磔となした
罪びとたちの概念がどろり、ずるりと這い上がる。
「鬼」の穢れが混ざり合っているのだろうか
影の体躯はユダより、ずっと大きい。
その数は30を数えた。]
[憲兵に混じり、
ユダに、後ろから絡みつくような影がある。
影は蝙蝠のそれに似た羽を広げた。
ルカの福音書に曰く、
「時にサタン、十二の一人なる
イスカリオテと稱ふるユダに入る。」
それが比喩に過ぎずとも
この時代における信仰の深さゆえ
穢れと交じり合い罪の象徴として形を成した。]
[影の群れ、その 中心にユダは在る]
――“I might deliver Yhoshuah.”
[解放の言葉を今一度口にすれば
夜を侵しながら
ただ一人へと向かわんと
*魔力は大きく膨れ上がる*]
邪気眼と邪気眼がぶつかったら人類ポカン計画だよチクショウ!!!
ええ、知ってましたが。
wwwwwwwwwwwwwwwおれ観客席にいる決めたwwwww
無理だただの魔術師じゃ手ぇ出せないwwwwwww
[[1/6]]
[[1/6]]
[[1/6]]
[[1/6]]
[[1/6]]
[[1/6]]
[[1/6]]
/*
髪の毛赤っぽいのには理由があって
最初の罪人カインの髪も
赤かったっていう伝承があるんだって!!
これはひどい
やっぱり女の子の方がやわらかいわね…。
[バーサーカーを見た。やめておいた。
ゲオルギウスを枕にしたまま二度寝を始めた]
むっ…、文句を言うならば、やめればよかろうに…。
[バーサーカーを見た。
そのまま無言でフェリシアを見た。]
ふむ…鍛えているからな。
仕方なかろう。
[枕にされたまま、自分も再び眠りに落ちた。]
あら、別に文句を言ったわけではないのよ。
硬い枕もたまにはいいわ。
あんまり厚すぎると首が痛くなるけど。
[すやすや]
[嵐は次第に強まっていく。
その中心であるはずの校庭はまさに台風の目のように僅かな静けさを保っていたが、少しでも気を抜けば飲み込まれ何処かに吹き飛ばされてしまいそうであった。
その中、まるで嵐に掬われるかのようにソロモンの体は宙を漂っていた。
豊穣の神ともされているバアル。
その魔術は既に自然の一部と化していた]
罪人の影を呼び出し、モーセの弟子の力を借りるか。
面白い。
[ソロモンの周囲を回遊していた魔方陣が、ソロモンの正面へと集中する。
そして、その中心へと大量の雨が降り注ぎ、凝縮していく。
まるでそこにブラックホールがあるかのように]
הידרו לחץ
(Hydro Pressure)
[魔方陣の中央に集約した、巨大な水球。
その水球から光線のような一閃の水がソロモンの足元にある地面へと照射される。
そしてその一閃はそのままユダと影達を切り裂くかのように正面へと真っ直ぐに地面を薙ぐ。
薙がれた地面はまるで巨大な斧を突き立てられたかのように裂け、刹那傷口は次々と水素の爆発を起こしていく]
[不意に、流れこんできていた
魔力が弱まったのを感じる。
ユダは眉を寄せた。
けれど今、止まることなどできはしない。
絡みつく影、それは茨にも似る。
絡みつく影、それは悪魔の囁き。
ユダは身の丈ほどもある逆十字を
す、 と前へと差し伸べるように傾けた。
そのまま、水流を切り裂くように横へ大きく薙ぐ。
黄昏色の衣が翼のように大きくはためき広がって
影が地面を切り取りそれを足場に、宙へ]
あーやっべーアサシンと斬り合いてー!
邪気眼もう一段階発動していいのかな、あとでGMに叱られないかな(ドキドキ
[爆発の勢いに体は自由を失った]
…―― は、…出鱈目だ
[水球を見下ろし、眼を眇めた表情は笑いに似る。
宙に在るユダの体を押し上げる漆黒。
バーサーカーが腕に似ていた。
十字を持つ手と逆の手で、
夜に煌く銀貨を創りだす。
背を反らし、王の上空へ影と共にそれを叩きつけた。
影は伸びる。闇は羽ばたく。
5つの影に変じれば
ユダと同じ逆十字を手にしたモノたちが王へ向けて突撃する]
[逆十字にて先端を切り取られた水流を一度横へと振る。
水平に振り抜かれたその間欠泉は、瞬間的に透明な剣へと変わる。
等身数メートルもあろう大剣となった水球を両手で握り、文字通り返す刀でアサシンへと振り抜く]
[宙へと舞い上がりかわされた水流を、一度横へと振る。
水平に振り抜かれたその間欠泉は、瞬間的に透明な剣へと変わる。
等身数メートルもあろう大剣となった水球を両手で握り、文字通り返す刀でアサシンが生み出した影目掛け横に振り抜く]
アーチャーはなぜ私の膝で眠っておるのだ?
そして、その頬の落書きはなんだ?おちょくっているのか?
[そんな自分の頬も落書き済み。
なぜか、横に油性マジックが落ちていたので、額に落書き。]
[透明な刃は影を切り裂く。
ばらばらと水流に飲まれるように砕けて消える影。]
―――!
[広がる影がばさりとはばたき空気を叩く。禍々しきは翼に似たかたち。
くるり、と逆十字の得物を回し、掲げ、勢いをつけて振り降ろした。
りぃん
と、銀が散る。
空中に波紋が広がり
直後、逆十字が生え絡まり腕のかたちをなした。それはソロモンを掴もうと爪を剥く]
[むくり。バーサーカーの膝枕から起き上がってセイバーの顔を見る。]
おや、そこのアナタ、ナカナカお似合いですね。
そして何やら楽しげな事を。
アタシにも貸してくださいな。んフ。
[油性マジックを借りて、皇帝のまぶたに瞳を描いた。]
[爪の一薙ぎに耐えるべく、魔方陣が前面へ集中する。
がきん、と金属同士が衝突する音が鳴り響いたかと思うと、宙を舞っていたソロモンの体は大きく吹き飛ばされる]
ぐっ・・・・・・
[体勢を整えつつ、またもや風に体を任せながらも透明な剣を持っていない左腕を空に向かい突き上げる]
セイバー、まじめな顔にその落書きはギャップがあって素敵よ。
でも後でちゃんと落としてね。
[バーサーカーの抱き枕は気持ちよさそうだなと思ってみている]
ברק פוריות
(Lightning fertility)
[天空から幾筋かの轟雷が降り注ぐ。
それらは一度嵐の中に落下し、光の筋は風に流される間に雷光へと代わりながらユダとソロモンの周囲を光速で旋回する。
そして、ユダ目がけて雷光達は嵐から飛び出す]
[同時に、ソロモンの突き出した左腕に雷が落ちる。
まばゆい光が周囲に満ちるが、その光が止んでいくと。
ソロモンの左腕には、黄金に輝く雷撃の剣が握られていた]
なかなかお似合…い…?
はっ!?
[何かを察した様に、自分の顔の頬をゴシゴシ擦った。]
おのれ…はかったな…。
[悔しさを誤魔化す様に、アーチャーの顔に八つ当たりしながら、まさにその様は落書き帳!]
[吹き飛ばされたソロモンを追いかけて、闇より生えた十字を足場にして蹴りつけ、跳んだ。]
!!!
[舞う光、
視界を走る縦横無尽の雷光。
咄嗟に体を捻り避けようとするが数が多い]
ァ、―――…!
[肩の傷をさらに抉り、
雷は灼いた。
失速し、届かない。墜ちる―――影は未だ蠢いて]
まだ―――――、ッ
[手を伸ばす。
ユダを後ろから抱くように
赤に黄昏に斑の衣が風を孕み。
落ちた影から幾度目か
墓標の群れが
罪人の体を突き上げた。
血にまみれ、ひときわ高い逆十字の上で体勢を立て直し。
黄金持つ古代の王を鋭く見据えた]
は、… ッ
[鬼が、哭いている。
穢れが絡み付いて
粘りつきながら怨念の糸を引く。]
うるさい、―――…ぞ、
[荒い息、
魔力の供給が安定しない。
あの男、へまをしたか、
―――否。
途切れて、いないはず、まだ。]
あら、今気づいたの。
てっきりもう気づいているとばかり思っていたわ。
擦っても落ちないんじゃないかしら。油性だもの。
アーチャーだけじゃ足りないでしょう?
そこの触手ならいくらでも触手に描けるわよ。
[そう言ってビンセントを見た]
失敬な!アタシの触手が引き受ける職種に落書き帳はありませんよ。
アナタのおハダこそ、ペンの滑りが良さそうですねぇ。んフ。
[ざわり。 ごぼり。
闇は沸き立ち、
ユダの纏う衣の裾はもはや漆黒。嵐の風受けて翼が如きかたちで夜に浮き立つ。
魔力を喰い、蝕む黒。
稲妻の剣前にして
ユダは唇引き結び
銀貨を汚れた手で握り―――]
落とせないのはアナタだけではありませんけどね。
[鳳と話している隙に、触手に落書きされた。]
こらっ、お待ちなさい!
オイタをする子にはオシオキですよ!!
[触手がフェリシアをうねうねと追いかける。]
ふむ、では私もその触手を…。
子どものいたずらにいちいち目くじらを立てるな。
切り裂け、竜屠る聖なる剣≪アスカロン≫…!
[触手目掛けて一閃…!]
ああっ、アタシの触手が食べられていくぅ!
しかも切られちゃうぅ!
[ずぬり。]
……なんて、すぐに生えるんですけどね。
[次々と枝分かれする触手は、振り返ったフェリシアの背後に回りこんだ。]
あらいやだ。
その息子同然の触手、おなかいっぱい食べちゃったじゃない。
おいしかったけど。
[蜘蛛が現れたりセイバーの一閃が飛んで来るのをのほほんとみている]
何度切っても無駄なようだが、余計な心配だったようだ。
ふむ、無駄な魔力を消費したようだ。
[切り裂いた触手の切れ端をじっと見つめて、巨大な蜘蛛と見比べた。]
ふむ、うまいのか?
[セイバーは試しに眠っているアーチャーの口のなかに、触手の切れ端を詰め込んだ。]
アタシの触手は特別製ですよ。
ひとたび取り込んだが最後、吸収されて全身を駆け巡る栄養素さながらの活躍をしてくれます。
暴れているだなんて失敬な。
アタシは欲望のままに行動しているだけですよ。んフ。
[バーサーカーの太ももを撫でながら、鼻を鳴らした。]
ええ、おいしかったわ。
ご満悦なんていわれるとちょっとあれね。
お礼に腕力5倍で肩でも揉んだ方がいいかしら。
ああ、セイバー、アーチャーにやるのはもったいなくてよ。
いや、しかしクリスティーナよ、こんな怪しい物体を食して、無事だとは思えんのだが…。
どう考えても、怪しい栄養素が含まれているとしか思えぬ。
大丈夫よセイバー。
これでも胃腸は丈夫なの。
それに元は人なのだから、毒になるようなものはないと思うの。
美容にいいかもしれないわ。
こフッ。
[鳩尾を抉られた上で顎に一撃を加えられて、一瞬呼吸が止まる。]
……ごホ、あ……アナタ、ね……。
これは、オシオキが必要ですね。
しかし令呪は使い切ってしまいましたし、まして再契約されたとあればアタシとの意思疎通はいかんともしがたい。
せめて現マスターが協力してくれれば……。
[ちらちらとフェリシアの方を見ながら独りごちた。]
[ユダの異変に気が付く。
その存在自体が揺らいでいるような。
しかし、手は抜けない。
まずは打ち倒すのみ]
その逆十字架、魔術だけでは倒せぬか。
ならば、切り伏せるのみ!
[右手には透明な水の剣。左には光り輝く轟雷の剣。
一度ひらりと体制を変えると、見えない風の壁を蹴り、ユダへと向かい飛翔しながら雷の剣で斬りかかる]
さて、けしからん時間帯に胃袋を刺激してみたところで、アタシそろそろおネムです。
おやすみなさい。
[バーサーカーの膝枕にちょこんと頭を乗せて、すやすやと眠りについた**]
[透明な水の剣は黄金の雷の剣の光を反射して
水晶が如く照り輝き]
…――は、
[片手に零れ落ちるほどの銀貨、
神殿に向けそうしたように
ソロモンへ向けて投げつけた。
直後十字を蹴って自身も飛ぶ。
銀は溶けるように槍へ変じ、
ただがむしゃらに貫く意志を孕みながら伸びる。
ユダは眩い光にも眼を瞑ることなく、
逆十字の得物を翳し、
指先だけでも、かの王に触れんとする]
あーうん。
分かる…。
…じゃない。
うむ。たまに噛みそうになるのは、理解できる。
じゅのあとに、つと続くのが言いづらいのだろう。
[絶えかけた魔力を注ぎ。
本来戦えるはずのない、
キャスターにさえ劣る
その細腕をそれでも伸ばすのは
罪びとの、意地と意志に他ならない。]
ま、魔術師といってもいろいろいるからいいんじゃないかしら?
専門には敵わないわよ。
あ、諒一君、激励送りたいんだけど、もうアンネリーゼは袖で休んでるみたいだから…
ふむ。私はやはり先の言葉を激励として(?)贈ろう。
魔術師風情が剣士の真似事とはな。
貴様、どこの英霊だ?
とな。
やはり私はアーチャーが一番好きだ。
次点でランサーだな。
――…、
[ガラスの消えうせた窓越しに、校庭の風景を息を呑んで見やる。
世紀末…否、神々の黄昏(ラグナロク)とでも言えば、
何も知らない人達からすれば、既に恐らく信じるに値する。
最早――人の及ぶ所では無い。
…自然、視線は未だ動かない男へと向けられる。
霊脈とパスを繋ぎ、万全の魔力を用いて、
ソロモン王の名をもってしても尚、其れと拮抗する力を持ちうる相手だ。
――ならば目の前の男の令呪を剥ぐなり、息の根を止めるなり。
…そうすれば、きっとキャスターは戦い易くなる。
相手はアサシンだ、単独で動く事の出来るクラスである以上
直ぐに消えうせる事は無いにせよ魔力の供給を経つ事は、出来る。
本来ならば、――勝利を貪欲に求めるならば。
きっとそうすべきなんだろう。
けれども。]
[銀貨から変わっていく槍を、雷の剣で凌ぐ。
肩口に傷を負ったが致命傷は無い。
しかし、視界にはただ真っ直ぐに向かってくるユダの姿。
いかにバアルと融合したソロモンであったとしても、正面からの斬り合いでアサシンを凌駕するのは非現実的である。
それ程に、ユダという存在は揺らいでいる]
ちい。世話の焼ける。
[こんな時に、ただ倒すという選択肢を取ることが出来ない。
自らの甘さに舌打ちしながらも、その右手に持った水の剣を盾へと変化させる]
…あー痛ったぁ。…。
[鈍く主張する痛みに、ワザとらしく声を上げる。
すぐに倒れるものじゃ、ない。けれど痛いのは事実だ。
…だから、これ以上動くなんて無理だ、と。
肩の傷の所為にして、自分に言い聞かせる。
――ただの言い訳だとも、勿論理解しているけれど。]
[今見ている全てだけを受け入れるのならば、
この先の未来を信じるのは、――正直、酷く難しい。
影が絡み、闇が蝕む。あの姿だけを見たら、確実な手段を取るべきなのだ。
万が一、…キャスターが負けてしまった時を考え、聖盃を渡さぬように。
最善手を打つべきだと――頭の中では理解している。]
――あー、…もう。
[…本当、自分は何処までも甘いらしい。
バーサーカーのマスターが周囲に手当たり次第に
危害を加え始めた時に――止めに入ったのも。
北の遺跡でたった少しだけ、話をした時の年相応の素振りも。
アレが、 偽物だなんて思えないのだ。
『何故、彼は正直に話したのだろうか?
嘘をつく事も出来たはずなのに。』
先程、そう言った男の言葉が脳裏に過る。
…嗚呼その通りだ。悔しいけれど。
――だったらこの男が信じた事ぐらい、自分も信じたっていいじゃないか。]
『見るもの全てを信じるな。
――君の中の真実を見つめろ。』 …だっけ?
[…随分と、我がサーヴァントも難しい事を言ってくれたものだ。
お陰で、より楽になるかもしれない道を避けて、
敢えて遠回りしてしまった自覚がある。
――けれど、この選択でいい筈だ。 それに。
“必ず、聖盃を手に入れる”
…あの自信家の男が、そう言ったのだから。
己が信じなくて、どうするのか。]
…負けたら、絶対アイツに文句言ってやるんだから。
[腕の中の鳩を軽く叩く様に撫でながら、ぽつと零す。]
4発言も使って回りくどく喋ったけど
…つまりは、これ以上マスターに手を出す気は無い理由付けでs…
いや、だって。うん。
この場にいるのに、手を出さないって不自然なんだよく考えたら(
[水で出来た盾は、その逆十字架の切っ先を弾く事無く、ただむにゅりと飲み込む。
盾は貫かれ、ソロモンのわき腹を切り裂く。が、水の盾はその逆十字架を捕まえ離さない。
そしてソロモンは左手に持った雷の剣を宙に放り出し、ユダの肩を掴む]
もういいだろ、ユダ。
君は君という存在を放棄してまで勝利に拘る必要など無い。
その執念は、今を生きる君の子孫達の為に使いたまえ。
それに、我が倒すべきは今の君ではない。
今の君を、飲み込まんとする亡霊だ。
おやすみなさいセイバー。
これじゃなくてほっとしたわ。
失礼するのはいいけどちゃんと膝を用意して行ってね。
腕とは言わないわ。
[胴を貫こうとした逆十字の刃を捕らえられ、
予想外の動きにユダは大きく眼を見開いた。
否、驚いたのはそれよりも]
な、 …―― ッ、
[もう片方、雷の剣はユダを貫くことなく
肩に触れたのはソロモンの左手だった。
動きが止まる。
どうしてだ、と問いかけるような眸に
王の言葉が落ちてくる。
小さく息を飲むような気配があった。]
…っ、
はな、
[せ、と 言い切れない。
肩を掴む、その腕を掴めばユダの血で
王の白い衣も汚れようか。
解放の言葉を紡げばいいものを
俯き、頭を振る。]
おれは、それでは、 意味が―― …
[赤黒混ざる眸の色が揺れる。]
く、――ぁ !
[ユダは苦悶の声上げ仰け反った。
亡霊と、ソロモンの呼んだそれ。
鬼、とユダが呼んだそれ。
何を躊躇う早く殺せと
ユダの足元から這い上がり侵食、する。
ソロモンごと喰らってしまおうかとするようにも見え。]
意味が無い、とな。
意味はある。今君がここにいて、君の生き様を見届けた人間がいる。
その数は少ないかもしれない。聖書のように万人に君という存在を伝える事は出来ないかもしれない。
だが、この世界は君という存在を録音している。
消えることなど無い。いつの世界でも、必ず君の意思は誰かに受け継がれるだろう。
それでは不満か。
誰かの命で、誰かの存在を君が消すことでしか君は意味を見出せないのか。
君が王を望むなら、我が君の王になろう。
君が国を望むなら、我がユダヤの国を創ろう。
君が誰かを恨むなら、この王が君の恨みを全て受けよう。
君が何かを壊すなら、今すぐこの十字架でこの我を刺し貫け。
その代わり、我の願いも聴け。
我の望みは、君を救うことだ。
君を穢した存在を、今すぐ断ってやろう。
ぁ、――、 ッぐ
[眼を眇め 自身の首に巻きついた
黒い荒縄に指をかける。
ぎりぎりで耐えている様な。
長い前髪に隠れた半分の眼で王を見やる。
滔々と語られる言葉に
飲まれそうな
いっそ泣きそうな位に歪んだ眼だった。]
[肩を掴む手に力が入る]
飲まれるな、君は君でいたまえ、ユダ!!
この世で最も美しいのは、罪を犯した者がそれを悔いることだ。
この世で最も醜いものは誠実が不誠実になることだ。
さあ望め、我は聖盃ではない故万能ではないが、君の願いを叶えてみせよう。
その口で、その心で、叫ぶのだ。
[“ユダの接吻”の解放は紡がれることなく]
ああ
やはり
……あなたは
おれの、憧れた
…ユダヤの、王 だ、
[謂って。かすかに、
皮肉げでなく、自嘲でなく、笑った。]
[赦されてはならない。
まだその想いは胸に在る]
…―― 我らの国 を 望む。
神と共に 安らかに 在らんことを。
[這い上がる闇に崩れ落ちそうになる前に
生前、自らの命を絶った
首吊りの荒縄にかけた指を、
今一度引こうとし――
それを止めようと盃に宿る濃い穢れが
巨大な「鬼」の形を成して
嵐を切り裂くようにその腕を振るう。]
[ユダを握る肩を離し、そのままユダを抱きしめる]
誓おう。我は君の王であり、ユダヤの臣民全てが望む国を創ることを。
そして、君もまた我の親愛なる臣民だ。
共に、生きよ。
[そして、鬼を見つめ]
次は我の願いをかなえる番だ。
[影。
光を飲み込む如き影。
巨大な鬼となり、ユダを、そしてソロモンをも飲み込もうとしていた]
日本の伝承における、最強の鬼。
打倒するならば、さらに力が必要だ。
[校舎にいるはずのアンネリーゼのほうを振り向く]
全てを救うために、令呪で我に力を!!
――… !
[かつてのように
自ら荒縄を引いて命断とうとした手は
ソロモンの腕の中に
抱きとめられることにより、止まる。
眸は大きく見開かれた。]
[――“鬼” が、いる。
揺らぐ存在を繋ぎとめるは罪穢れ。
鬼の影は確かな存在の重さを持ってして
己が復活を切望する。
“それ”は眸を開いただろう。
巨人となるまで膨れ上がったのは
積年の呪詛か怨嗟か怨恨か。
+開いた口は血のように赤い。+]
――…!
[校庭を見つめたまま、振り返った男の言葉に翠を見開く。
投げられた其れは予想していて、けれど予期しないもの。
ぎゅうと、腕の中で軽く鳩を握りしめた。
――何てサーヴァントだ。
仮にもマスターに、令呪の使い時を指示するなんて。
考えることが一緒過ぎて、 少しだけ、腹が立つ。]
…ッ、キャスター!!
あの“影” ――『全力で消しちゃって』!!!
[紡ぐ言葉に、迷いは欠片も無い。
それに応じるように――消えた一画と引き換えに、
左肘に少しだけ馴れた焼け付くような痛みが走る。]
[魔力が膨れ上がっていく。
あの鬼を倒す為だけに、ソロモンの体に力が漲る]
これで終わりにしよう。
[そして、その右手には輝く書物が。
ソロモンの鍵ではない、それは知恵の書]
[刹那。校庭が、そして校舎がその景色を変えていく。
その全てが巨大で荘厳な神殿の内部となり、巨人となった鬼ですらはちっぽけな存在となっていた。
まるで無限であるかのようにも感じる空間。
どれだけ手を伸ばそうとも、どれだけ歩こうとも到達できないようで、しかしすぐそこにあるかのように存在する壁面。
その中央には、その空間の中ですら存在を主張する、巨像]
[しかし、その巨像は動いていた。
本来神託を告げる事を生業とする、魔王の中の魔王。
世界を飲み込む程の存在]
[第68柱、ベリアル]
[しかし、それが手を伸ばした先には影。鬼の影。
ソロモンやユダを飲み込む程の影を。
ベリアルの手は、いとも簡単に握りつぶした]
[そして、鬼の影と共に神殿も、そしてベリアルも消滅していく。
既にソロモンの魔力も尽き、空は雲ひとつ無い夜空となり。
校庭の中央には、ソロモンとユダの二人だけが立っていた]
[ユダは大きく開いた目に
荘厳なる神殿が現れるのを見た。
それはおとぎ話の具現。
遠い聖地。]
……― יְרוּשָׁלַיִם ――
[呟いた、かすかな声。
聖盃に与えられた知識ではなく、
聖書の時代、あの頃のままの言葉で。]
[ぶつり
と。
深く澱み絡み付いていた「穢れ」が
酷く巨大な力で引きちぎられるような感覚がある。
それは一瞬。
されど確かなもの。
おとぎ話がほどけて消えれば
現れ出でる現世。
嵐が嘘のように、
静寂の夜が満ちている。]
…っ、
[ぐらり、と眩暈。
崩れ落ちるように膝が折れた。
指先も上手く動かせない位に、尽きて。
絡みつく穢れの感覚も、声も、ない。
言葉通り。
王は己が意志を貫いたのだ。]
アサシン イスカリオテのユダが「時間を進める」を選択しました。
…、……
[頷く。]
……
は、…はは。… ああ、
ほんとう、に。…やって しまう、なんて。
[ソロモンの腕に、額を寄せるようにしながら。
そうしないと上手く体を支えられないようだった。]
ユダ・・・・・・ これ以上、罪を背負うことは無い。
[力が抜けていくユダの体を抱きしめる。
気が付くと、頬を涙が伝っていた]
君は、君の道を見つけて歩いていけばいい。
英霊の座に戻っても、それは変わらぬ。
我も英霊の座に戻れば、君との約束を果たそう。
[――本来呼ばれる筈のない己、
英霊の座はきっと酷く遠い。]
……、 ―― あえて。 よかった。
[酷く緩やかな動きで貌を上げて
伝う涙を見れば半ば消えかかり
透ける指を添わせようとした。
そのまま、寄せる。
死を呼ばない、
畏敬と、厚情のくちづけは触れられたか否か。
力失せ、腕がだらりと落ちる。
罪びとはそのまま眼を閉じて
腕の中で幻のように消えうせた。
*後に、銀貨の音はもう響かない*]
[失せる、前にも。
魔力は、途切れたわけでは、ないから。]
生きている?
…生きている、よな?
ギイチ
…―― 、…
[使徒だったもの、は。 祈る。祈りの真似事。]
[腕の中で夢と消えたユダを見送る。
その温もりだけがソロモンの中に残り続ける]
・・・・・・ また会おう。
[すくりと立ち上がり、聖盃を廻る戦いが幕を閉じたことを察した。
涙を拭き、アンネリーゼがいる方へと視線を移した**]
キャスター ソロモンが「時間を進める」を選択しました。
[けれどそれは徒労に終わった。
魔力の渦が静かになった後、
聖盃の花の色は澄み渡っていて]
不思議なことも、あるものね。
[女はただ、そんな風に笑った。
本当は何が起きているのか、少し推測がついていたが**]
/*
おつかれさまです。
ところでおれの書きもらしミスにともなう
ソロモンのメモに
おれの動揺がノンストップです
なにこの動揺落ち着けおれ。
なんかほんとうすいません
あれっうわわわわ
/*
ラスボスとしてどうなのとか
お前精神的に脆弱すぎだろとか
色々あるかもしれませんが
イスカリオテのユダでアサシンやれて
たいへんたのしかったですええほんとうに。
割と念願です。
相方のギイチともこの
緊張感のある関係が大変面白かったです。
うさんくせえ(ほめてます)
ユダはやりにくい相方だったかもしれませんが
ありがとうございました。
吾、本命は[アーチャー II.Mehmet]なので
ヘルパー、貴様の想いは受け取る事が出来ぬのだ。
それに皇帝は皆の所有物。
個人では所有できぬ芸術的にして美しいものなのだ。
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