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意味が無い、とな。
意味はある。今君がここにいて、君の生き様を見届けた人間がいる。
その数は少ないかもしれない。聖書のように万人に君という存在を伝える事は出来ないかもしれない。
だが、この世界は君という存在を録音している。
消えることなど無い。いつの世界でも、必ず君の意思は誰かに受け継がれるだろう。
それでは不満か。
誰かの命で、誰かの存在を君が消すことでしか君は意味を見出せないのか。
君が王を望むなら、我が君の王になろう。
君が国を望むなら、我がユダヤの国を創ろう。
君が誰かを恨むなら、この王が君の恨みを全て受けよう。
君が何かを壊すなら、今すぐこの十字架でこの我を刺し貫け。
その代わり、我の願いも聴け。
我の望みは、君を救うことだ。
君を穢した存在を、今すぐ断ってやろう。
ぁ、――、 ッぐ
[眼を眇め 自身の首に巻きついた
黒い荒縄に指をかける。
ぎりぎりで耐えている様な。
長い前髪に隠れた半分の眼で王を見やる。
滔々と語られる言葉に
飲まれそうな
いっそ泣きそうな位に歪んだ眼だった。]
[肩を掴む手に力が入る]
飲まれるな、君は君でいたまえ、ユダ!!
この世で最も美しいのは、罪を犯した者がそれを悔いることだ。
この世で最も醜いものは誠実が不誠実になることだ。
さあ望め、我は聖盃ではない故万能ではないが、君の願いを叶えてみせよう。
その口で、その心で、叫ぶのだ。
[“ユダの接吻”の解放は紡がれることなく]
ああ
やはり
……あなたは
おれの、憧れた
…ユダヤの、王 だ、
[謂って。かすかに、
皮肉げでなく、自嘲でなく、笑った。]
[赦されてはならない。
まだその想いは胸に在る]
…―― 我らの国 を 望む。
神と共に 安らかに 在らんことを。
[這い上がる闇に崩れ落ちそうになる前に
生前、自らの命を絶った
首吊りの荒縄にかけた指を、
今一度引こうとし――
それを止めようと盃に宿る濃い穢れが
巨大な「鬼」の形を成して
嵐を切り裂くようにその腕を振るう。]
[ユダを握る肩を離し、そのままユダを抱きしめる]
誓おう。我は君の王であり、ユダヤの臣民全てが望む国を創ることを。
そして、君もまた我の親愛なる臣民だ。
共に、生きよ。
[そして、鬼を見つめ]
次は我の願いをかなえる番だ。
[影。
光を飲み込む如き影。
巨大な鬼となり、ユダを、そしてソロモンをも飲み込もうとしていた]
日本の伝承における、最強の鬼。
打倒するならば、さらに力が必要だ。
[校舎にいるはずのアンネリーゼのほうを振り向く]
全てを救うために、令呪で我に力を!!
――… !
[かつてのように
自ら荒縄を引いて命断とうとした手は
ソロモンの腕の中に
抱きとめられることにより、止まる。
眸は大きく見開かれた。]
[――“鬼” が、いる。
揺らぐ存在を繋ぎとめるは罪穢れ。
鬼の影は確かな存在の重さを持ってして
己が復活を切望する。
“それ”は眸を開いただろう。
巨人となるまで膨れ上がったのは
積年の呪詛か怨嗟か怨恨か。
+開いた口は血のように赤い。+]
――…!
[校庭を見つめたまま、振り返った男の言葉に翠を見開く。
投げられた其れは予想していて、けれど予期しないもの。
ぎゅうと、腕の中で軽く鳩を握りしめた。
――何てサーヴァントだ。
仮にもマスターに、令呪の使い時を指示するなんて。
考えることが一緒過ぎて、 少しだけ、腹が立つ。]
…ッ、キャスター!!
あの“影” ――『全力で消しちゃって』!!!
[紡ぐ言葉に、迷いは欠片も無い。
それに応じるように――消えた一画と引き換えに、
左肘に少しだけ馴れた焼け付くような痛みが走る。]
[魔力が膨れ上がっていく。
あの鬼を倒す為だけに、ソロモンの体に力が漲る]
これで終わりにしよう。
[そして、その右手には輝く書物が。
ソロモンの鍵ではない、それは知恵の書]
[刹那。校庭が、そして校舎がその景色を変えていく。
その全てが巨大で荘厳な神殿の内部となり、巨人となった鬼ですらはちっぽけな存在となっていた。
まるで無限であるかのようにも感じる空間。
どれだけ手を伸ばそうとも、どれだけ歩こうとも到達できないようで、しかしすぐそこにあるかのように存在する壁面。
その中央には、その空間の中ですら存在を主張する、巨像]
[しかし、その巨像は動いていた。
本来神託を告げる事を生業とする、魔王の中の魔王。
世界を飲み込む程の存在]
[第68柱、ベリアル]
[しかし、それが手を伸ばした先には影。鬼の影。
ソロモンやユダを飲み込む程の影を。
ベリアルの手は、いとも簡単に握りつぶした]
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