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―北区・ホテルの一室―
[寝台で膝を抱えて座り込んだまま、
随分と静かな部屋で、少女は暫しの間考え込んでいた。
起きたのは今しがた。…ソファーの上でキャスターはまだ寝ている様だった。
昼も回る頃にはなってしまったけれども、お陰で多少は身体も軽くなった。
けれども。]
――『鬼』。 …『穢れ』…?
[あの英霊はそう言った。
バーサーカーが、鬼であり、聖盃の穢れに関わっていると。
それが、昨晩からずっと頭を離れない。]
−東・有栖川邸−
[目が覚めると、まだ現世に体があった。
だが、酷くけだるい感覚がある。
そのまま去ろうとした隻腕と、女との格闘は
まるで野良猫を拾った後のような騒ぎであったが
現状は落ち着いて茶を飲むに至っている]
[それが――真実かどうかは、知らないが。
聖盃が“穢れ”ているとすれば、考える事は幾つかある。
…穢れている聖盃を手にし、さてそれは望みを叶えることが出来るのか。
他に影響は無いのか。無いとすれば、
ならば何を持ってして“穢れ”ていると定義されたのか。
そして、彼の英霊は何故…それを知り得たのか。
否それ以上に、穢れを知った上で聖盃を手にする事に
――躊躇いが無いとでもいうのだろうか。]
……、どうしよ。
[確かめる、べきだろうか。
――自分たちが求める聖盃、そのものに。
恐らく、知らない何かがあるとすれば。]
[願い、という言葉に眉がはねた。
沈黙は長い。
バーサーカーとなって言語の不自由な中
言葉を正確に伝えるには時間が要った]
鬼の再興を
[それだけで通じるのだろうか]
だが、解らん
[女は言葉を続ける。
茶を一口含んで喉を湿らせたが
そんなもの英霊にとって何の役にも立たない]
世は変わった
[器を置く、かち、という音が響く]
今の世に、本当に鬼が必要なのか
[誰も答えを教えてくれるものなどない]
/*
だめだ、現状勝利者投票のメリットがよくわからん…。
だって毎日生存者投票してるってことは
=毎日勝利者投票してる
ってあつかいじゃないのか?あれ。私間違ってる?
−川津教会−
[女の傍らには一振りの刀がある。
随分と古いものだと見て取れる。
彼女の家に伝わるものだ]
…必要にならなければいいけれど。
[名を。童子斬という。
銘の由来はそのままだ。童子を、斬った刀。
童子とは、即ち酒呑童子である。
女が数日にわたって読み返している資料の中で
聖盃の製作者とされる──鬼]
゛今の世に、本当に鬼が必要なのか゛
[美しい鬼が疑問符を投げた。]
―…必要なかろうの、既にこの世は゜鬼゜は溢れておる。
人の姿をしていても、心はもっと醜くゆがんだ鬼共がうじゃうじゃとおるでのぅ。
[悲しいけれど現実の事だと…]
鬼(我等)は、人と何も変わらん
[女の言葉に訂正を入れた。
鬼と呼ばれようと寿命も生活も体の蘇生ひとつとっても変わらない。
ただ隠れ住み、細々と魔術道具を作る技を伝えながら
生きてきただけのことであったのに]
鬼(我等)と(この時代で言う)鬼とは違う。
[遺体の処理は既に済んでいた。
ここに運び込まれたクリスティーナも病院で
既に治療を受けている。
天井を見上げた。
家鳴りは相変わらず響いている。
この街の聖杯戦争にはランサーの出現がない。
それが酒呑の呪いゆえだと知る者も、恐らくない。
聖盃が最初に叶えた願いこそ酒呑の願いである。
源の名が日ノ本の第一となることがないように。
その願いゆえに、鎌倉に開かれた幕府は短いまま
後継の一人も残さずに途絶えたのだ]
…人と、鬼と。本当に怖いのはどちらかしらね。
[疑心暗鬼と人はいう。
聖盃は源公暁より以降、槍に関わるものを現してはいない]
―東区:宿泊施設―
[コーヒーを2つ淹れ、テーブルへと置いた。
ユダと向かい合う様に座ると、両手を組み、しばしその姿を見つめる。]
なあ、ユダ。今の聖盃には願いをかなえる力はあるのかな。
……いや、君は、その力はあると考えているのかな。
[沈黙の後、そう問いかけた。]
……――
[眼を覆い隠すようにしていた腕を少しずらす。
頭を斜めにずり下げて、半分の眼で偽一を見た。
くらい色の眸。赤黒い影、揺れる]
……。
―――盃に 願いをかなえるちからは、
ある。あるのだろう。
そうでなければ「聖盃」とは、呼ばれまい。
……だが。
[ぱたり、手を落とし
眼を偽一から そらした。
願いをころしてしまうのではないかという意識がそうさせる]
…… おれ の 手に 渡ったら。
どうなるか、 わからない。
[この期に及んで
すぐには明言できずにそう濁す。]
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