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[ハンバーガーショップのカラフルな建物を
ユダは不思議そうに見上げていた。
すぐに戻ってきた偽一から手渡されたハンバーガーを
しげしげと見ていたが、分割して食べそうになる前に
偽一が正しい食べ方をしたため、勘違いは免れた。]
このまま北へ行くと、
…あれが、「寺」か?
[片手にハンバーガーを持ったまま
先ほど気にして居たほうへと顔を向けた。
まだ、北へ向かう「参加者」たちとは
距離があるのだろう。
感知は出来ていなかった。]
―→北区/天戴山大学雲母キャンパス前―
[大学へ辿り着くと、警備服を着た人間が門に構えていた。
以前の事件で警備が強化され、休校中らしい。
フェリシアが事情を話すと中へ通されたようだが
皇帝は外套の下が裸だった為、拒絶された。]
何故だ。こんなにも芸術的にして美しいというのに。
もっと見せねば満足せぬか。民草。
仕方あるまい特別であるぞ。
[脱ごうとすると、警備の一人が詰め所へ向かった。
本能的に嫌な予感がした皇帝は、その場をそっと離れた。]
…あれだけの近衛兵がいればそうそう進入されぬであろう。
―→北区/寺北遺跡群―
[道なりに歩いていると、邸宅も無い拓けた土地に出た。
すれ違う者は、街を行く者とは異なる衣装。
薄茶の作業服に身を包んだり、目深にヘルメットを被っている。]
―――空気がざわついている、であるな。
[更に歩くと、「許可なく立ち入り禁止」と書かれた看板が見えた。
説明文を読む。どうやら、古代の集落を発掘したもので
その保全の為、一般人は立ち入り許可が必要らしい。]
吾は皇帝である。許可など関係ない。
[皇帝は、一歩を進む。
関係者らしき人々が、ひそひそと囁きあっていた。]
[結論から言えば、入り口付近に、大したものはなかった。
人の影も疎らだが見え隠れし、遺物も小ぶりばかり。
メフメトも一瞥をくれるだけで、奥へ奥へと進んだ。
盛り上がった土、遺跡の破片、植物の太い蔦ようなもの。
進めば進むほど、人が立ち入るには適さない場所になってゆく。
途中、林のような場所を抜ければ、その奥には
入り口付近で見た集落とは違う、
碁盤のように規則正しく並ぶ遺跡群が、広がっていた。]
――ふむ。
繁栄期であれば、実に見応えがあった事であろう。
[遺跡は、悉く土と蔦に食われている。
調査の手も人の影も、まだ殆ど及んでいないようだ。]
―北区:払雲山青丹寺付近―
[気にかかる、と謂った所は
寺であったため、では其処に行ってみるかと
いうこととなった。龍脈の可能性も十分ある。
山奥というわけでもなく、
雲母山の中腹に位置する其処は
サイドカーでも近くまでいけたため然程時間はかからなかった。]
……――
大きいな。
[ユダが呟くほど、
その佇まいたるや、相当に立派であった。]
[遺跡の隅に、地下へと続く階段があった。
否、それは階段と呼ぶには相応しくない。
段は満遍なく壊れ、地下への侵入を拒んでいるかのように
奥から奥から、闇が溢れてくる。]
……ふむ。
[地下には灯も設置されていない。
道の途中、祭壇のようなものが朽ちていたが
皇帝には用途も意義も分からず、触れずに通り過ぎた。]
(分岐路であるか)
[道なりに進むと、道は二手に別れていた。
片や特別な風は吹いてはいない。
しかし、もう片方は――、]
[遺跡から続く壁の文字。
意味は分からねど、含まれた呪が滲んでいる。
「――このままでは、鬼が」
散り際に野獣の王が呟いた言葉。
記憶が反芻される。]
[積み上げられた石段に刻まれた年月。ざわつく気配にユダはフードの端を緩く握る。
僧に仔細尋ねるは偽一の役割か。
観光ですか、と尋ねられ]
…そんなところだ。
[曖昧に答えた。
見下ろせば木々の隙間から遠目に大学が見える。]
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