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[切った電話をじっと見た。
それからボタンを押し始める。
数回のコール音の後、相手の声が聞こえた]
……兄さん。
ええ、そうよ。
いいカードは引き当てたのだけど。
相手が悪かったわ。
来るの?
私が死んでた方が都合がいいのでしょう?
取り出すには、絶好の機会ですものね。
……渡さないわ。
[なぜ電話をしてしまったのか。
気づいたら、家にかけていた]
嗚呼
[剣の輝きは失せはじめていても
その有様は、眩しくも映る。]
…確かに、騎士だな。
[衣の裾を引く。
己に見届けられるは不本意であろうかと。
背を向けて]
[少し休んでいたからか楽になった身体で茂みから外へと出た。
繋がるパスの先、感じられる存在はどこか希薄になっていた]
仕方のない人ね。
後で会いましょうと言ったのに。
[ふらつく足取りで歩き始める。まだ戦っている以上、令呪で呼び戻すのは違うように思われた。
何よりもう、繋がる糸はひどく細く]
[一息ついた後に、もう一度電話の受話器を上げ
女の指はダイヤルを一つ一つ回す]
あゆです。
至急、童子切の使用許可を下さい。
…使わなくてはいけないかもしれない。
まだ確定はしていませんが。
[非常に短いやり取りであったが
その言葉が、女がこの教会にいる理由のようなものであった**]
[聖杯に祈った奇跡は一つだけ…。
騎士になりたかった…。誰よりも強く、多くの同志を守るための力が欲しかった。
赤子の時の記憶はない。本当の父と母の顔も知らない。
覚えているのは、たった一人の魔女。
なぜか自分を可愛がっていたあの魔女。
そして…裏では悪事を働く、悪しき魔女。
自分の正しさを、信念を貫く力を求めた。
聖杯はそれに答え、そして、その奇跡が自分信心深い騎士にした。]
(…すまぬ…クリスティーナ…お前を守る事は出来なかった。
騎士の名に恥ない戦いをしたつもりだが、その信念には答えられなかったか…。)
[召喚されていた自らの肉体が静かに消えていくのを感じながら、静かに死を受け入れた。**]
…イスカリオテの、ユダ。
[電話口に聞いた名を、ぽつと口にする。
槍を持つアサシン。新約聖書で――裏切り者とされる人物。
――擡げるのは、言葉にならない曖昧な疑問。
ポケットに携帯を捩じ込む。
テディベアがポケットから零れ落ちてぼろりとぶら下がった。
…泣きはしない。 涙なんて、出ない。
覚悟はした。している。それに、これから考える事なんて幾らでもあるし。
ふと、令呪の疼きに翠を瞬く。 共鳴では無く繋がった先の物。
――キャスターが近くまで戻ってきたらしい。
ごそごそと購入時の紙袋に本を詰めて、袋口を折り曲げた。
抱えてようやく、令呪の示す方へと歩き出す。
次第に、ここ数日で随分と見なれた男の姿がみえてくるか。]
−青丹寺−
息切れか
[召喚者の令呪がそこにあるとは知らない。
ちらりと振り返ったが]
どこだ?
[敵、と口にされた。
一度周りを見渡したが隻腕の女にはわからず]
[背を向けていた、騎士が消える。
最後まで剣を持って在った者。
気配が光になって失せた頃、
ようやくユダは肩越し振り返って。
もう、その存在があったことさえ
跡形も無い地面を見下ろした。]
…―― …。
[唇を開き何事か言いかけて、閉じる。
北で、何者かが鳴いている。
ユダは一度目を閉じて。
それから、地を蹴る。
微かに澄んだ音を残して、其処にはもう、誰も居なくなる――]
[その糸が、途切れる。
と同時に、座り込んだ]
…いってしまったのね。
[魔術回路は既に閉じている。
つまり、自力でここから逃げなければならない。
魔力の反応がなければサーヴァントから見つかることはないのだろうが、マスターは別である。
既に辺りは暗い。
遠くに見える街の明りが滲んで見えた。
背中の傷は脊髄をそれてはいたものの、まだ血が流れ続けている]
いやだわ。泣いているの私。
願いなんて、今まで自力でかなえてきたじゃないの。
―東区:廃墟宿泊施設―
[あの場に居続けるのは危険だった。
気配は、もう1組あったのだ。
セイバーのマスター
――クリスティーナは魔術回路を切ったのか、
その存在を感知することは出来ず。
右肩に切り傷、
血はそのうち止まるだろうが
染みた赤を隠すこともなく
宿泊施設に戻ってきた。
偽一は、自身の魔力が吸われた事により
ことを把握しているであろうと踏んでのこと。]
[男が何か言っても赤を滲ませた女は足をすすめる。
そして、唐突に足を止めてしゃがみ込む。
地に残った掌を当てて、呟いた]
いもじ まゐをたく
おひろ はのれぢの
あてめしう くえね な まとふ
[それは既にこの地から廃れてしまった言葉だった。
鬼の咒いの言葉だと知るものはもういない]
―東区:廃墟宿泊施設―
[煙草の匂いがする。
黄昏色の衣の裾を引き、
戦いのときとはうってかわった
緩やかな動作で扉を潜った。]
[人ごみの向こう側にアンネリーゼの姿が見える。
歩く速度を速め、アンネリーゼに近寄る]
無事だったか。何かあったか?
[気が付くとアンネリーゼの両肩を手で掴み、異変がないか確認する]
[にちゃり、とコールタールのようなものが
言葉に呼応するように土から滲みあがる。
それは凝り固まったかと思えば女の掌に]
っ
[ぞり、と音を立てて沈みはじめた。
何度か女の肩は揺れて、それが総て収まると大きく息を吐く。
傷口はないが、掌には黒いもので焼き付けられた印のようなもの]
[車を止めた場所までたどり着くとタイヤに背を預けた。
スカーフを傷口にあて、止血代わりにしてみたが既に多くの血を失っていたから、効果があるかはわからない]
…ユダは、いなくなったかしら?
[見上げても、離れてしまったからもうわからない。
携帯を取り出してリダイヤルの番号を見る]
泣いていたわね。
停戦協定を結んだとはいえ、敵であることは変わらないのに。
あんなころもあったかしら。
[通話ボタンを押すとコール音]
――わ たしは、なんともない。
[掴まれた両肩にぱちりと瞬きながら、一拍。こくりと頷く。
腕の中で袋の本を抱え直し、一つ呼吸を整えた。]
…、セイバー達が、襲われたって。相手はアサシン
今、青丹寺で――もう一組、近くにいるって。
気を付けて、って通話切れて…、
[ふつ、と再び今度はポケットから流れる電子音。
翠を瞬いて、少しだけ慌てたようにテディベアを握ると端末を引っ張り出し
握る間も惜しいとばかり、勢いよく通話ボタンを押す。
ディスプレイは見ない。 この番号を知っている相手は、一人しかいない。]
――…ッ、もしもし!
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