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どうしたの、そんなにあわてても今からでは遅いわ。
私も、まだここを離れられない。
私が占い師になったのは、人より勘が鋭かったからよ。
きっかけはそれだけ。
占い師としてやっていくにはもちろんそれだけじゃなくて話術が一番大事だったけれどね。
だから、今の私に何が襲ってきたとしても何も驚かないわ。
そんな予感がするのよ。
セイバーがアサシンを倒せたとしても。
[自分の身が持たない]
だから、情報として持っていて頂戴。
ユダは槍を持っていたわ。直接の宝具ではないでしょうけど、…あなたのところも気をつけて。
キャスターもだけど、あなたも狙われるでしょうから。
―東地区:廃墟宿泊施設―
[教会との電話を終え、しばし紫煙の中に身を浸していた偽一は、自身の魔力が吸い上げられている事に気づく。]
始まったのか……。
[暗い廊下に出て、窓際に立つ。遠くに街の灯が見えていた。
いっそ、ユダが負けてしまえば、思い悩む事も無くなるのだろうか。
そんな気持ちがふとよぎった。]
……ユダ、僕は君の帰還を願うべきなのかね。
[それでもおそらく、戻ってきたら「おかえり」と言葉をかけるのだろう。いつもの様に笑顔を浮かべながら。**]
――どうしたのって…っ、…!
[やはり冷静な相手の声が、少しだけ恨めしい。
どうしてそれほどに平然としていられるのか。
勿論、相手とて魔術師でありマスターだ。
…これが戦争である以上、己の死だって覚悟しているだろう。
――それにしたって、もし自分が相手の立場なら。
そこまで冷静に、迫り来る現実を受け入れられるものだろうか。
…嗚呼、甘いな。自分は。 そう思う。
ひとつ、息を吸って。吐く。
ぎゅ、と。携帯電話を握りしめた。]
キャスターなら、大丈夫だよ。
貴女がセイバーを信じているように、…信じてるし。
…わ、かった。――槍ね。気を付ける。
あの、
[息の荒さからしても、何が起こったか良くは判らないが――
あまり向こうに余裕は無いのだろう。
悠長に、通話をしている場合では無いとも、理解しているが。]
…無事に戻ったら、これにちゃんと連絡してね?
…ゲオルギウス。
そうか、それがお前の――…
[踏み込み、手を 伸ばす。
振り下ろされる剣、それは腕と肩を掠めたか。
それでも構わない。血潮が毀れても]
――赦しは必要ない
[時間にすれば僅かの間だったろう。
ユダの手は、存外にやさしく聖人に触れた。
そのまま自身の顔を近づける。赤黒い前髪の間から覗く眸に闇が揺れる。]
おれは まだ 赦されてはならない
[落ちた血が波紋を描き
ユダの薄い唇が紡ぐ――]
[一瞬。
静寂は一瞬だった。
境界が黄昏色から一気に闇へと変じ
崩れた鎧の隙間へと
聖人が剣持つ手の間へと
罪の銀貨と同数、
30を数える鋭き闇色の槍が
たった一人目掛けて
ただ一人を殺すために
四方八方より
処刑せよ
処刑せよと駆り立てて
突き立てる。穿つ。刺し貫く――]
[あわてたような声。
クス、と笑いを漏らす]
ええ、気をつけて。
もう、きるわ。
近くにもう一組いたから、そこからも逃げなきゃいけないのよ。
[通話を切ろうとして、アンネリーゼの声にええ、と頷いた]
聖杯戦争が終わった後なら、ゆっくり電話できるかしら?
[くすくすと笑いながら、通話を切る]
[剣を振り下ろそうと、そこで彼の言葉を聞き、耳を傾ける。
自分の体に触れる彼の手を見て]
私の主、
イエスは告げる。罪は全て、赦され…る…。
[彼の手が触れ、そしてその体を貫く槍、槍、槍…。]
しまっ……。
[剣を持つ手は…
ーゆっくりとーー力なく振り下ろされた…。
その結果が、その刃がどこかに当たったか、何かに触れたのかさえも分からぬまま…。
剣は地面に落ちて、静かにその姿を失った。]
…―― 赦されないよ
[“私の主”
それを聞いて、ユダは眉を寄せ、
僅かに表情を曇らせる。
槍はユダを貫かない。
貫くのは“ユダの接吻《Yhoshuahcide》”を
うけたもの、だけ。]
最後の一本がゲオルギウスを貫くまで、
ユダは、そのまま
……主の仇を…目の前にして………。
[暗い影を落とした瞳は、アサシンをじっと睨みつけ]
皮肉なものだ…。
だが…私は最期まで……騎士で…。
[ありたい……。
そう続く言葉は、声にならず。
ただ握った拳で、残った魔力で、再び剣を具現化する。
一度消えたためか、その姿は真名を解放する前のもの。
最期まで騎士であり続けるために、その剣で体を支え、倒れる事を良しとせぬまま。]
…、もう一組って――!
[声を荒げた所で、ぷつん。と通話は切れた。
ツー、ツー、 と、酷く虚しさを増す電子音を響かせるスピーカーに
ゆっくりと耳から端末を離すと、視線を落とす。]
…聖杯戦争が終わったらって、
連絡する気、ないじゃん…。
[何処か、大人の余裕を感じさせる笑い声。
耳に残るそれが、尚更実感を感じさせないものだから――
腕の中の本を握りしめて、眉を寄せる。
数秒、躊躇って 漸く、通話終了のボタンを押した。]
ー川津教会ー
はい、渡辺でございます。
[優美な古電話の、じりじりとなっているのを
女が受話器をとったのは少し前の話。
受話器の向こうの男の声は聞いた覚えのある声だ。
投げかけられた質問に、女は少し間を置いて答えた]
さあ、どうかしら。
私は正確な答えを持たないけれど…
その確率がゼロだとは、言い切れないわね。
少なくとも、私はそういう事例は聞いたことはないわ。
でも───少し興味深い話ね。
[電話のコードを指に絡めながらそんな風に答えた。
実際に聞いた事はない。
女が知っていることは、聖盃は汚染されているということだけだ]
―中区・駅前―
さて、ここらへんにいるはずだが。
[アンネリーゼとは令呪で繋がっている為、おおよその位置は理解出来る。
しかし、その反応から微かな焦りの感情が流れてくる]
何かあったか、アンネリーゼ。
[少しだけ足早に、彼女がいるであろう方向へと歩いていく]
興味深いなんていったら怒られてしまうかしら。
でも、本心なのよ。悪く思わないで下さる?
[首を傾げたところで相手に見えるわけではない。
教会全体に響く、みし、という音は
電話の向こうに会話の終了まで聞こえていたかもしれない]
――…。
[睨みつける眸から逸らすことなく
じっと「騎士」を見る。
表情は、少し。陰り、よく見えない。
剣で体を支えるさまを
最後まで見届けようとするか。
衣は黄昏、
確かに使徒のものなれど
闇に汚れて]
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