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偉業とは何だ。
この時代を生きる人間に、我々がいかに生き、そして死んだかを正確に知る者はいない。
だから我々が得た知恵や見聞は後世に残さねばならぬ。
我々も人の身ならば、個という小さな器で収まってはいけぬ。
よもや英霊の座に就く程の王ならば、後の世の臣民がすべからく恵みを得るために、自らの足跡を残すべきだ。
もし君が、君の見聞きした事実をこの後世に残せていないとするならば、君という命は無駄という事になる。
[目の前の裸王を見つめ]
違うか?
[姿を見せた英霊に、数歩後ずさり間合いを取ってメフメトの後方へ
―これは…チャンスかも知れん…と子蜘蛛を数匹呼び出し
飛ばせる準備をしておく。
子蜘蛛がギイチ組を見つけ、上手く呼び寄せられれば
青年英霊のクラス力量が判るかも知れないのだ。
だが、まずはこの男の正体の見極めが先だ!!]
[フェリシアが僅かながらに魔術を行使するのを感じ、真剣な眼差しを向ける]
さて、君の英霊はこの果樹園を戦場にすることを良しとしているのだろうか。
臣民の富よりも自らの武勲を優先するような輩が、これ程の王になれるとは思わぬがな。
なんだ。吾がただ脱ぐしか能の無い男だと思ったか。
その通りだ。
[不敵な笑みを、応じるように返す。]
……ああ。
中々に愉快なシステムである。
目的あれば利用するし、目的なくば堕落する。
が、それだけだ。
吾が芸術的感性は興味が湧かんな。
[フェリシアと、男の言葉を受けながら立ち止まった。
腕を組む。風になびく血の外套は、堕ちる木漏れ日と共に。]
―東地区:廃墟宿泊施設―
ふうむ……。
[偽一は、ユダの態度に片眉を上げて、不可解そうな表情をする。]
……まあ、お仕事をしてくれれば問題無しってのは、そうなのだけどさ。
そうだな……それじゃ、今日はユダが1人で街を回ってみると言うのはどうだろう。
街はある程度回ったし、現代の文化も大体は把握できたろう?
いつもは僕主導だけど、君が独自の考えで行動してみるってのも面白いかもしれない。
[先日ユダは単独行動中に、魔術師を見抜き、手を下している。
その事を思い出し、偽一はそう提案をして見た。**]
[たいそうな口をきく英霊に苛立ちを覚える。
英霊とはかくも皆偉そうなのか?]
ふんっ!誰が教えるか。
時に…そなた、この地にいささかの覚えがあるようじゃが
昨日、ここの果実を喰い荒らしては行かなんだか?
[害虫であったなら殴ってやろう!と心に決めた]
/*
イエスに言われた
「生まれてこないほうがそのもののためによかった」
が相当堪えていて、
またお前は呼ばれないほうがよかったとか
言われるのが(ユダ自身は認めないだろうけれど)
怖いと思っているので
泥にまみれてることを言わないというのもある。
たぶん。
どうやら全てお見通しのようだな。
我も生前、果樹園を持ち合わせていた。
命の躍動が甘味や酸味となり人々を潤し、そしてまた新たな生命を生む。
これ以上ない理想郷だ。
それに出会えた為、いささか我を忘れた。
だが労苦の対価に報いたつもりだ。
人はこうして豊かにならねばならぬ。
[要するに無断で採取し食して賠償しただけなのだが、王は歪み無い]
民とは愉快な生き物だ。
信仰も違えば思想も違う。
求めるところも当然違うのだが……さて。
一つの時代、一つの帝国でさえ求めの形は違う。
例え吾が、吾の時代の民の求めるところに応えたとしても
後の時代の民がそうであるとは限らん。
吾の行いが、後の世に都合の悪いものとなる事もあろう。
吾の言が、後の民草にとって不幸の呪縛を与える事もあろう。
吾の業なぞ、好きに弄くり回せば良い。
吾は吾でなくなるかもしれぬし、吾等でなくなるやもしれぬが
しかし、だからて
記録にも残らぬ民の祈りが、無為であったなどとは吾は思わんな。
吾等が遺した願いは確かに、"此処"へ続いている。
ほう……ああ。なるほど。
あれは貴様の仕業であったか。
何もせずままであれば、吾が砲を撃ち込んでいたところだが
努めに対する褒美を与えたというのであれば、許す。
もうこの園に果実はなくなってしまったし
本来の目的は果たせなくなったのであろうが
――奴等の育てた果実は、実に美味であった。
吾が覚えている。問題ない。
―――ふむ。
吾等の足跡、な。
[皇帝は、目を瞑ったまま暫し黙考し、]
良かろう。吾が名を知る栄誉を許す。
吾が名は" Fatih(征服帝)"、 II.Mehmet。
دولت ابد مدتを背負いし者である。
[دولت ابد مدت――"永遠の国家"。
オスマン・トルコがその赤旗に携えた、言葉。]
―東地区:廃墟宿泊施設―
[偽一の不可解そうな表情に
ユダは些かばつの悪そうな顔をした。
遠い昔、彼方。裏切りの前に
イエスに投げかけられた言葉を
憶えているからこそ。]
…――、なに?
[ぱちりと1つ瞬いた。]
……別に、構わないが。
そちらは、そちらで動く算段は
できているのだろうな?ギイチ。
[己のマスターへと、問いかけた。
彼は飄々と肯定するのだろう。いざとなれば令呪で喚ぶ、とも。]
何、この果樹園は短命ではない。
木々の世話をしているあの夫婦の命が絶えようとも、この理想郷の円環が留まることはない。
また実は宿り、人々の心を癒す。
君は中々面白い事を言うな。
唯の裸の皇帝かと思っていたが、どうやら本当に違うようだ。
英霊とは、いわば人々の夢でしかないのかもしれぬな。偶像崇拝の対象の一つであり、都合の良いシンボルとなる。そして人々の心は一つところに集まっていく。それが幸であれ不幸であれ。
君の言うように、その時代にはその時代に応じた幸せというものがあるのだろうな。
[すう、と笑顔が消える]
さて、名も知らぬ皇帝よ。
聖杯を取って何とする。
君が今語った王道が真なら、もはや何も為す事など残ってなかろう。
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