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[そうでなくてはならない。
願いを抱いてここにいる限りは
すべてを尽くして。
裸の王様の喩えには、なんともいえぬ呆れたような笑うべきか悩むような表情を浮かべ]
…、容易に想像ができた。
[息1つ吐き、それから偽一を見て
瞬きを一つした。]
驚くほど胡散臭いお前に言われたくない。
[図星をさされると少しだけ不貞腐れたように。
まだ残った柘榴が
皿の上にひとつ。]
おや、褒めた筈なのにけなされたぞ。
まあ、この胡散臭さは義父のせいと言う事にしておこう。
……僕の名前の一文字目はね、偽者の偽と書く。
そして、義父の名もギイチと読むんだが、儀式の儀と書く。
君に言っても解り辛いかもね。
自分の技を受け継いだコピーを作りたいのなら、名前も同じにすれば良いと思うんだが、変なプライドでもあったのかもな。
[流し場の蛇口をひねる偽一の表情は、ユダからは見えなかった。]
褒めたつもりだったのか。
[半目で首を少し傾ぐ。赤黒い髪が揺れた。]
――「偽者」?
[漢字の書き分けについて、
まだ確りとは分かっては居ないが]
書く字が 違う、のか。…“にせもの” か。
…胸の悪くなるような意味を当てる。
[じ、と。流し場に立つ偽一を見る。
表情が見えない。少し視線を落として
ゆらりと珈琲の水面を揺らす]
[歪でひずんだような感覚]
ああ。
[ユダは苦味帯びた笑に似た表情を浮かべる]
あの“澱み”だけではないな。
お前であったこともまた、
おれを引き寄せたわけか。
[独白めいて呟いた。]
うん、褒めたと言うのは3割は本当だ。
[振り返った偽一の表情は、いつもの笑顔である。]
……?何か言ったかい?澱み……とか聞こえたが。
[手近なタオルで手を拭きつつ、首をかしげる。]
残りの7割はなんだ。
[珈琲から視線を偽一の方へ向ける。
映ったのは笑顔だった。]
……、
――おれに絡みついて離れない
面倒事の話だ。
[謂うと徐にカップを呷り
珈琲を飲み干した。]
[カップを置くと、言葉を続けることはせず
色々しているうちに冷めてしまった惣菜を手にした。
電子レンジに入れて、温めればよかったはず、なのだが]
…!!!?
[ぱん、と何かが爆ぜるような音がした。
ゆで卵もまた爆発することを
ユダは知らなかった。
――どうしよう、という顔で
電子レンジを見ていた。]
/*
ちゃんと理由はあるんだ!
言葉の続きを話したら
マスター的に切られるんじゃないかなあとか
なので誤魔化すために爆発
―東区・旧蓑輪鉱山―
[互いの意思の確認が取れ、さあこれからという時に
無粋なエンジン音が木霊する。]
ちっ!ほんに無粋な…また後日邪魔の入らぬところで
ゆっくり話し合おうぞ。
[連絡用にと携帯の番号を手渡されると困ったように…]
我はこの手の類は苦手での…まあ、必要ならば仕方ない。
[リシアは、携帯を購入する覚悟を決めたようだ。
契約が済み次第、此方から連絡を入れると告げると
ひらりと片手を振りその場を離れた。]
残りの7割は秘密で出来ている。
……絡み付いて離れない面倒事ね。
[心の澱みか何かだろうか、鬱屈した英霊だから、色々出せぬ想いがあるのかもしれない、と偽一は考える。]
鬱屈しているのはお互い様か。
[そう思いつつ、テーブルの上の柘榴を手に取って食べる。
直後、破裂音が聞こえた。]
…食べ物が爆発するなんて聞いてない。
[この時ばかりは見た目相応の
困った様な表情を浮かべ、
布巾を手に しぶしぶ掃除を始めたのだった。]
―東区/ラウラ工房・居間―
[屋敷へ戻る頃には、空が朱に染まり始めていた。
果実が無くなったとは言え木々の残る園。足元は暗い。]
しかし意外であったな。
自尊心の高そうな貴様が、協定を結ぶとは想わなかった。
[じっと、フェリシアの姿を見つめ、]
なるほど。
恋であるな。
わかるわかる。
[皇帝はうなずいた。大仰に。窓の外を見ながら。]
―東区・有栖川邸・居間―
[テーブルに紅茶とクリームたっぷりのスコーンを置くと椅子に座って暫しティータイム。
珍しく真っ当なな質問に答えようとすると…
うぐっ!――紅茶を吹きそうになった。]
誰が恋じゃ!
協定はそなたの武器が接近戦に向かぬと判断したからまでじゃ。
尤も、まだギチイとやらの英霊がどのようなタイプなのか
確認しておらぬ故、ランサーだとちと辛いかのぅ。
それに…・戦いに負けては自尊心など意味を持たぬじゃろうが。
のう…『メフメト2世』よ。
[にっ…と笑いながら、図書館の成果を疲労した]
戦闘の間合いなぞ何とでもなるがな。
艦隊とて、工夫次第で山を越えられる。
[窓から、今は亡き果樹園を見渡す。]
ギチイとやらが誰かは知らぬが
ギイチの英霊の事ならば大よそ把握している。
問題は――
[外套の下で、腕がぴくりと動いた。]
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