村長の子孫 ヴァルターは、旅の楽師 ニコラスを信頼の目で見た。

旅の楽師 ニコラスは、神婦 ジムゾンに、「俺は貴女の清らかな御顔をいつまでだって見つめていたいのに…。つれないことを仰いますな」

神婦 ジムゾンは、あ･･･あの･･･そういう事は私に言う事では･･･部屋までなら付き添いますから、もうお休み下さいな･･･

旅の楽師 ニコラスは、何故？聖職者だから？ 想い人がいるから？そんなことは知ったことではない。俺は貴女を全てから奪いたい。

旅の楽師 ニコラスは、村長の子孫 ヴァルターの視線に気づいて、薄く微笑みつつちらりと流し目を送った。

往年の大女優 レジーナは、おお…ニコラス、激しいね。

村長の子孫 ヴァルターは、旅の楽師 ニコラスにドキリとしつつも、ニコラスとジムゾンの恋の行方を見守っている。

神婦 ジムゾンは、そ、そんなこと言うものでは･･･！うぅ･･･[...は顔を真っ赤にして俯いている]

神婦 ジムゾンは、村長･･･もともとは貴方の所為じゃないですか･･･！違いますってば！！

村長の子孫 ヴァルターは、神婦 ジムゾンに、もとの正せばアルビンのせいさ、と知らんぷり。そしてニヨニヨ。

村長の子孫 ヴァルターは、あ、「もとを正せば」ね。

旅の楽師 ニコラスは、往年の大女優 レジーナに、「貴女も相変わらずお美しい。金の髪は月光のようです」と、右手を取って恭しく口付けた。

往年の大女優 レジーナは、旅の楽師 ニコラスにうろたえた。

神婦 ジムゾンは、〜ッ･･･【本決定：▼緑の行商人】っ！！

旅の楽師 ニコラスは、俯いたジムゾンの耳元で、「奴なんかより、俺を選べばいい」と囁いた。

村長の子孫 ヴァルターは、若いっていいなぁとしみじみ。