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> すれ違いざまに敵を真っ二つにして、「成敗!」ちゅどーん。
> とかやりたいけど自粛しようと思うておる。
ポルッカメモ 2011/04/02(土) 02:12:52
今、見たz
まっ二つだと、
1)だがしかし、それは残像だった。
2)機体は容易にまっ二つに裂けたかのように見えた。裂け目の空間がぐにゃりと歪み、いかなる空間の原理か、ラミアの機体は元の形状を取り戻す。
とか言う、後から戦闘するチーム泣かせの描写を入れる事になる気ががが。後の事を考えると前者のがマシだろうけど、典型的にアレすぎて恥ずかしいです ノノ
[装甲の外で弾ける複数の球体。
その振動は内部へも伝わる。
腕に繋がったままのケーブルが、数本切れた。
だらりと、腕に刺さったままのプラグからしな垂れ落ちる]
…じーさん、
[離脱させたい、と思う。
自分の勝手で巻き込んでしまった老兵。
見つけさえしなければ、もっと気楽な余生をおくれていたはずで]
[装甲は悲鳴を上げている、といってよかった。
接続は既に危うい。
戦斧を水平に構えていられる
その両腕が在ることすら既に奇跡といって良い。
迫る赤黒の槍、それは過去の憾みを果たすかのように
的確に黒金を貫いた]
[視界が赤く染まっている。額から流れ出る血。
警告音が沸き立つコックピットでオキセンシェルナに声を掛けられ、ポルッカは声を返す]
おう、征くぞ。
[手はしっかりと操縦桿を掴み、目は前を。絶体絶命の時にあっても、戦意は未だ失われず。
コンソールを操作する。
赤黒の槍が自機に命中する寸前、敵機に向かって、リュースに戦斧を投げさせた]
───……、…
[震える。
けれどそれは、恐怖からではなく]
ああ
[短い声。
そこにある感情は、感謝とそれから]
征こう
[微かに滲む金色]
/*
ハルナおつかれさますぎる…。
私も寝ろよという話だった。
だってきになr
オキセンシェルナのことを思い出して
叫ぶとかやるのもいいなあと思ったんだけど
今更言い出すのも。時間。すごい。し。
[呼吸が荒れる。両腕を激痛が支配する。
否、もしかしたらこの激痛がフィリップを支配しているのかもしれない。
古代の【フィリップ】という存在の記憶と憎悪。ラミアから伝わってくるその濁流が体を駆け巡る。
目、口、鼻、耳、その全てから暴風が駆け抜けていく、そんな感覚に陥っている。
そして、フィリップ・ミラーはその濁流に身を任せている]
リル、とどめだ。
[途切れ途切れの呼吸で、リルの名を呼ぶ]
[狂槍を受け止めるべきであった戦斧は
繰り手の選択によって閃く。
金色の願い──一発殴る、それを叶えようとしたようにも
どこか見えた。
その瞬間、確かに黒には再び金が奔る。
金色は、狂槍の貫きによって
半人半馬が破壊され、ただの骸となる
その瞬間まで確かに黒の上で輝き続けていた───**]
──…ッ
[フィルと名前を呼びかけて、眉を寄せて頷く。
激痛に耐えている彼の腕に両の手を重ねながら、リルは、リュースを貫く槍を持つラミアとの接続を深くした。]
[槍はリュースの機体にズブズブと埋まりながら、破壊部を広げるように波打つその形状を変化させる。狂気に似た憎しみの槍先は幾つにも分かたれ、半獣の四肢を内部から引裂いた。
淡い金色を放つ漆黒の優美な機体を、黒紅は蹂躙し尽くす。]
[──最後に。
ポルッカが放ったポールアクスだけが、鋭い軌跡を描いてラミアの胸に飛び込んで来た。
黒蒼の機体と対峙した時も現出したリフレクトシールドが、僅かに遅れたのは何故だろうか。重い斬撃は、薄紅色のシールドによって幾分緩和されては居たが。
ラミアの胸に黄金纏う刃が、突き刺さる。
その衝撃はフィリップではなく、接続を更に緊密にしていたインターフェイスであるリルへと。]
[狂槍を受け止めるべきであった戦斧は
繰り手の選択によって閃く。
金色の願い──一発殴る、それを叶えようとしたようにも
どこか見えた。
その瞬間、確かに黒には再び金が奔る。
金色は、狂槍の貫きによって
半人半馬が破壊され、ただの骸となる
その瞬間まで確かに黒の上で輝き続けていた───**]
ふはははははh!!宿敵リュース、これが貴様の最後だ!!
[憎悪が体を駆け巡る。
望みは叶った。
だが、その後ろ・・・・・・リルに異変が起きる]
・・・・・・
[体の中のエーテルの流れが変化する。
”自分とは何だ?”
【フィリップ】なのか?
それとも、”フィリップ・ミラー”なのか?
魂は、どちらだ?]
[次の瞬間、瞳の充血は消え、体を満たしていた濁流は緩やかになっていた。
正気に戻ったが、嘔吐。体の中で起きている変化に体が着いていけない。
だが、やらなければいけない事がある]
リル・・・・・・!
[体に力が入らない。だが、シートから乗り出すように、リルへと手を伸ばす]
[ Side Li9 記録時期 不明 ]
[それは、繰り返し書き込みと削除が行われた所為で、断片化されたデータだ。目的を達成するまでの道のりの長さ、困難さ、制作者の執念を表すかのごとく。
開示された記憶と連動して、現在のリルのインターフェイスの処理速度が一時低下。それがポールアクスを完全回避出来なかった要因。
読み取れるものは、非常に少ない。]
[軋む。
悲鳴を上げているのは自分の体ではなく、機神。
それがはっきりとわかるからこそ、前を向く。
怖いとか、そんなことを思うよりも先に
金色の脳裏に浮かぶのは]
…ありがと
[サッカーボールほどの大きさのキューブを抱きしめる。
そっと撫でて、もう一度感謝の言葉を囁く。
リュースと明確に繋がる澄んだ金色のそれを抱きしめたまま
たくさんのことを思う。
老兵の脱出を。
出来なくとも、せめて息があるようにと。
サルーンにはいけなかった。ジャズも聴けないままだ]
[ 装甲に食い込む斧は、戦士の軌跡 ]
[ あるいは金のインターフェイスの意思 ]
[ かつて装置を破壊したのと同じ、ポールアクス ]
[やがてそれも、リュースから光が失われると地上に落下する。]
じーさん、ありがと
[ぽつりと呟く。
まだ、彼の息はあるのだろうか。
繋がる機神は既に息絶えようとしている。
それは繋がる自分もまた、同じ事。
沈んでいく記憶の中で、頬に触れたキューブの冷たさが
不意にひとつの手を思い出させた。
冷たいけれど、とても綺麗な手。
その名前を震える唇が呼ぶよりも先に
耳に届いたのは機神が四散する音。
季節外れの金色の花火を打ち上げるかのような───**]
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