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[翼が《コンゴウ》を押し出して、ギルゲインが大地に張り巡らせた穢れの根へと運び込む。
一つの剣は円城寺の思念のまま、腰の位置へ。
止まる時間。破る斬撃。振り抜かれた巨大剣が大気を切り裂き、穢れの根を一閃した]
──…ッ
フィル、私のフィル。
一緒ね。
負けない、わッ。
[薄紅の幾何学紋様が浮かぶリルの肌は徐々に透き通るように、白くなり行く。その魂を繋いでいるのは、共に在るフィリップ・ミラーと言う存在。]
[目の前をちょろちょろと動く抗体たち。
損傷。重大ではない。自力で修復が可能。
だが、エネルギーをそんなところに回したくない。
ああ、邪魔だ。
ようやく、終わるのに。
ようやく。
ようやく。]
ブゥーン…
[一度止められた熱線を、再び吐き散らす。
もはや標的を定めてすらいない。]
回避!! いや、翼をたたんで防御壁を後方に全力で展開!!
[コクピットに響く警告音。
穢れの根を千切られた、終焉の反撃だった]
・・・・・・ああ、一緒だ。永遠に。
[視界がブラックアウトしかける。
唇を噛み締め、意識を保つ。
自身が搭載した、人工シナプスによるラミアとの接続能力。
リルという存在を、そしてラミアという機体を維持するために、フィリップの全てをかけて力を支える。
最後の一瞬まで、リルが全てを出せるように。
リルが苦しむ顔を、自分が見なくて済むように]
壁と言われてもそんな機能は……いいですけれど。
[何かを思いついて、キャスリーンの右手だけが激しくコンソールの上を駆け回る。想定外の操作に見たこともない方陣が編まれて消えた]
[蝙蝠の翼が折りたたまれて二つの杭となる。その杭の周りから鈍い光。飛翔のための力が乱雑に吹き散らされて、攻撃を遮る霧の障壁と化した。
熱線がその霧と反応して激しい色彩の波動をそこらかしこにぶちまける。障壁を乗り越える頃には、熱線の威力は半減していた]
背中を火傷しました。飛翔及び戦闘行為には支障ありません。
[再び翼を展開して浮力を得るべく、両手が魔導機械のコンソールを滑走する]
[蒼い一閃は、先刻よりも鮮明で力強かった。
ただ、パイロットの意思を示す、真っ直ぐな軌跡が、そのシンプルさが、白刃取りを可能にさせたのだろう。]
《──断ち斬るなら、
斬れ。》
《黒蒼、その前に──
お前の、 腕を貰うッ》
グ……ッ!
[コクピットに衝撃が伝わる。
剣の伝い、何かが這い寄る様な感覚。
ソレを感じたと同時、権を握っていた手の付近が爆発を起こした。
剣がヴォルバドスの手を離れ、地上へと落ちていく]
――――……ッ、しまっ……!
あと軽いのを一発受ければ……八十パーセント程度の出力なら。
[熱線を軽減していなければ十分だったかもしれないが、肉を超えて骨をえぐった可能性も否定できなかった]
/*
ちと迷った。ラミア相手に撃つなら 80% って事にしようかと思ったんだけど、ギルゲイン相手に撃つならちょっと加減しようかなあと。
円城寺がどっちに撃ち込むつもりだったかはわからないけど。
*/
──……アァ アッ!
[パイロット席のフィリップは前を向いているだろう。
彼に、ささえられているのが、分かる。
二人は同じ方向を見て、居る。
今は、眼差しをかわさずとも、触れずとも、一つだ。]
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