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[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
サラ・ミラーは会社員に投票を委任しています。
フィリップ・ミラーは会社員に投票を委任しています。
風限 蒼真は会社員に投票を委任しています。
イステは会社員に投票を委任しています。
キャスリーン ロンズデールは会社員に投票を委任しています。
f>u:e3(ハルナ)は会社員に投票を委任しています。
ポルッカ ヘヴンベルは会社員に投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
リルは会社員に投票を委任しています。
段田 弾は会社員に投票を委任しています。
オキセンシェルナは会社員に投票を委任しています。
円城寺 海人は会社員に投票を委任しています。
謎の影は会社員に投票を委任しています。
サラ・ミラー は ポルッカ ヘヴンベル に投票した。
フィリップ・ミラー は ポルッカ ヘヴンベル に投票した。
風限 蒼真 は ポルッカ ヘヴンベル に投票した。
イステ は ポルッカ ヘヴンベル に投票した。
キャスリーン ロンズデール は ポルッカ ヘヴンベル に投票した。
f>u:e3(ハルナ) は ポルッカ ヘヴンベル に投票した。
ポルッカ ヘヴンベル は キャスリーン ロンズデール に投票した。(ランダム投票)
リル は ポルッカ ヘヴンベル に投票した。
段田 弾 は ポルッカ ヘヴンベル に投票した。
オキセンシェルナ は ポルッカ ヘヴンベル に投票した。
会社員 は ポルッカ ヘヴンベル に投票した。
円城寺 海人 は ポルッカ ヘヴンベル に投票した。
謎の影 は ポルッカ ヘヴンベル に投票した。
キャスリーン ロンズデール に 1人が投票した。
ポルッカ ヘヴンベル に 12人が投票した。
ポルッカ ヘヴンベル は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、オキセンシェルナ が無残な姿で発見された。
リュース は立ち去りました。
現在の生存者は、サラ・ミラー、フィリップ・ミラー、風限 蒼真、イステ、キャスリーン ロンズデール、f>u:e3(ハルナ)、リル、段田 弾、会社員、円城寺 海人、謎の影 の 11 名。
投票を委任します。
f>u:e3(ハルナ)は、会社員 に投票を委任しました。
投票を委任します。
リルは、会社員 に投票を委任しました。
投票を委任します。
キャスリーン ロンズデールは、会社員 に投票を委任しました。
b6/fは、能力(去る)を実行することにしました。
― 夜 / 街の高台付近 ―
[遠方で破滅が起きた時、
その信号が途絶える音を聞き届けることは出来なかった。
少女はただ、ほんの少しだけそちらの方角を見つめたが。]
[遠くから、背後へ。視線は移る。
全弾が直撃であったなら、b6/fは
少なくない損傷を負っていただろう。
盾も無い。回避も取らない。
現代の技術力とは言え、
両腕を抱えて護れるほど、緑光晶は強くはない。]
操縦カんを手放す。
問だイ行動。
[言葉はダンに向けた思念ではない。
元より少女を――心臓部を護る殻は、引きちぎれている。
上を向けば、ほんのり赤い残滓を引く天が見えていて
冷たい夜の外気は容赦なく少女の肌を撫でては去る。
喉から出た声は、囀りのそれではなく
壊れたカセットテープにも似た、有機生命を感じさせぬもの。]
[盾も無く。回避も取らず。
現代の技術力とは言え、
武装もない殻が護られるほど、緑光晶は強くはない。]
…、
[球形を失った少女の体が、ソラにいられる道理はない。
最後に伸ばした手は、b6/fの方へ。
一撫ですれば――機体は緑色の光に包まれた。]
損傷リつ、....
..............
......――――
[セッションがタイムアウトしました。
強制終了を実行します。]
… 、
[b6/fの光が消えるのを見届ける前に
頭部を損傷した少女の形は、地へ堕ちた。
琥珀に光は灯らない。
代わるように、少女を構成する緑光晶から
擬似生命も美を模すそれではない、ショートの火花が散った。]
[光に包まれる機体に大きな損傷はない。
消ゆるより先に、内部に残る段田弾を転送により排出する。
己を動かす操縦者と、心臓――少女を落としたb6/fは
まやかしのように夜に溶けた。]
f>u:e3(ハルナ)が「時間を進める」を選択しました。
……ッ、よし。
全機に告ぐ、本作戦は成功!
損傷した機体とパイロットの回収をしつつ全機帰投せよ!
[未登録HMに対しての初勝利。
それは全パイロットの士気を上げるには十分だった。]
―vsダン&ハルナ―
[指示を受け、即座に行動を開始するHM達。
必要な行動を迅速に終了すれば、
瞬く間にその場から飛び去った。]
―vsソウマ&イステ―
[それはスズキの隊にとっても同様だった。
あれからの暫くの交戦の中、
更にシグとシグ改が一機づつ中破。
これ以上の戦闘は被害が大きくなる一方だろう。
即座にそう判断したのか、ヴォルバドスとの戦闘を中断。
バーニアを輝かせながら、その一体から離脱していった。]
―川辺/上空 VSスズキ一団―
[青き燐光を星のように散らしながら、
一合。二合。
ランチャーをいなしながら、
確実にシグの戦力を削ぎ、叩き落す。
降下していくパラシュート、あれには命がある。
血。命の色。赤。
それよりももっと禍々しい色。紅。
だが、漆黒にして青の機神は、
その照り返しを受けながら、染まらず黒く青く。]
[ 夜を塗りつぶすは真紅の闇。
終焉。終わりの色。黄昏。見紛う赤。
点滅する
赤。 黒 赤。 黒。
黒。 赤。
赤。赤。――赤]
――ッ、…!!
[小さく息を飲むような声と、
見開かれた青い眸が映す赤。]
イステが「時間を進める」を選択しました。
投票を委任します。
イステは、会社員 に投票を委任しました。
…―ル―、ナ… 、っ
[ようやく、遠い記憶の彼方からひとつの名前を拾い上げる。
だがもはや今夜の戦いは幕を下ろし、
黒紅の機神もまた、何処かへと
立ち去った後であり――。]
投票を委任します。
風限 蒼真は、会社員 に投票を委任しました。
会社員は、段田 弾 を投票先に選びました。
[それとほぼ同時に、コクピットに響く悲鳴。
それは通信によるものか、
もしくはインターフェース同士の何かの作用か。
だがそれは確かに耳に届いて。
同時に視界の端で爆発が起こる。]
――……ッ!
そういう事かよ!
[まんまとやられてしまった。
相手は逃げるのではない、
目的を達成したから撤退しただけ。
戦闘では優性など意味を持たない……
結果は、是以上ない程明確に、こちらの負けだった。]
荷物の問い合わせ番号を確認。
同県内、車で1時間掛からない範囲で出荷された荷物が最寄の配送センターまで未だ届いていない模様。
俺の午前中を返せクロネコェ…。
[撤退したシグエル……そして黒紅の機神。
それらが姿を消した後、目的の場所へと到着する。
――もはや、全てが終わってしまった場所に。]
……イステ、戻ろう。
この場に止まっていたら厄介な事になる。
風限 蒼真が「時間を進める」を選択しました。
――、…
[あまり動かない表情の中で、
イステは僅かに唇をかみ締める。]
…了解した。
この場から、離脱する。
[静かに、謂って。
漆黒にして青の騎士は、
戦場を後にし、目立たぬ場所で2人を降ろす。
段たちの反応は、どうなっていたか――]
― 路地→ホテル/夜 ―
[そのまま、人気がない所まで離脱すれば
ヴォルバドスから降りてホテルを目指す。
ロビーは爆発や戦闘により騒然となっており、
今すぐチェックアウトして街から離れようとする人も少なくないようだ。
そんな喧騒を横目に見ながら、
二人は足早に部屋へと戻った。]
― ホテル・部屋 ―
……駄目だな、繋がらねぇ。
[携帯を枕元に放り投げれば、
ギシ、とベッドを軋ませ腰を下ろす。
あの戦いの事でダンと話をしようと思ったが、
何度掛けても繋がることはなかった。]
――……まさか、あそこまで戦力を投入して来るとはな。
ありゃどう贔屓目に見ても、完全に軍事用だ。
――…、…そうか
[蒼真の向かいになるように
ベッドに腰を下ろし、
組み合わせた手に力をこめ、握った。]
よもや、回収されたとは思わないが。
今、この夜に紛れて探しに行くのは得策ではない。
明るくなってから、…行動を開始しよう。
[謂って、眼を閉じる。]
――…あのHMには、
私たちとの戦いのデータも組み込まれていた。
魔導は再現できないとしても、あまり長引かせるのは、危険か…。
……そうだな。
それまでに向こうから連絡が来るかも知れない。
[強く手を握るイステへと視線を向け。]
あれが巨大企業の本気って奴だろう。
一気にカタを付けなきゃ、
物量で押されて終了って事にもなりかねない。
……覚悟を決める―――、
いや、覚悟はもうしたっていう話だな。
[頷き。]
……――。
把握している終焉に立ち向かった機神は
ヴォルバドス含め4機。
今日、あそこで金色の気配がやられた。
残るは、3機。
残るものたちで
可及的速やかに力を合わせる体勢を整えたい。
[覚悟。]
古から私の在り様は、変わっていない。
ソウマ。お前は――…。
[戦いの最中。理由、と提示されたことを思い出して、複雑そうな色が眸に滲む。]
ああ、バラバラになってちゃ今日の二の舞だ。
各個撃破されちゃ結果は目に見えてる。
[数には数。
向こうほどの数は当然揃えられないが、
それでも個々の性能は勝っているのだ。
こちらも手を組めば、きっと………]
――……?どうした。
俺に何か言いたい事でもあるのか?
――あの、紅(あか)。
必ず、打ち倒さなければ……。
[組み合わせた手は握り締めたまま。
蒼真の方を見て]
…いや
[少し、伏せた]
なんでも、ない。
?
[こちらを見て、再び伏せられる青。
明らかに何か言いたそうに見える仕種に、首を傾げる。]
……本当か?
俺にはそうは見えないんだが……。
なにも、ない。
[頑なに謂ってから
蒼真をもう一度見た。
あってはならない、目的の否定など。けれど。]
ソウマ。
休めるときに休むがいい。
気づいていなくとも、消耗しているはず。
……そうだな。
寝られなくなる日だってくるかもしれねぇ。
今のうちに休んでおかなきゃな。
[イステの雰囲気に、
無理に聞き出しても仕方ないと思い。
その言葉に素直に頷く。]
それじゃ寝るけど……イステもちゃんと休めよ?
[そういってベッドへと横になれば
そう時間はかからず寝息が聞こえて来るだろう。]
[寝息、聞こえれば。
眠っているのを確かめるように、冷たい指先を蒼真の黒髪に伸ばす]
―――私は、イステ。
私以外の何者にも、
なれはしない…。
[祈るように眸を閉じて、
赤に揺り起こされた
遠い記憶を反芻する。
朝が来るのを待つように]
― ホテル/夜→朝 ―
ん……。
[激動の夜が明けて。
日の明るさで自然と目を覚ます。
上体を起こして周囲を見渡せば、
眸を閉じているイステが目に入るだろうか。
静かに近づいて、髪を撫でる。]
[瞬きを2度、それで、焦点が合う。
夢、ちがう。あれは記憶だ。]
――いや、
そういうわけでは、ない
……おはよう ソウマ
[前髪を片手で押さえるようにかき上げた。]
ん、ならいいけどな。
[撫でていた手を離して、
再びベッドへと腰掛ける。
軽く首を回して骨を鳴らす様にしてから、
ゆっくりと伸びをするように両腕を伸ばす。]
……一晩、経ったんだな。
─ 3d・Endeavour社ラボ/培養槽室II ─
[緩やかなさざ波の音が響いている。
薄暗い部屋で、点滅する赤や緑のランプ。
パルス正常化。胸部および神経接続系統──修復完了のサインを、機械が知らせる。
柩型の培養槽の中に横たわっていたリルが、真紅を双眸を見開く。]
──……
フィル。
[微弱な電流が皮膚表面を撫でて行く感触に背筋が震える。
此処で眠る間、溶液の浸透率を上げる為の、薄く硬質な素材で出来た特殊な術衣を身に纏わされていたようだ。]
[フィリップが施設を去った後である事はすぐに知れ、リルは最後の彼の言葉を思い出す。]
私が「殺した」と言ったのは、
私達のあの子(装置)を破壊した者達と、
彼等に選ばれたパイロットの事だったのだが。
[口元に手を当てた。]
──……
フィル
お前は、
勘違いをしている。
[眉を顰め、両腕でおのれの身体を抱く。
両手のひらから煌めく淡色の波紋。スキャンの結果は──このインターフェイスは【リル】であると言うシグナルを返す。]
この身体はすでに “私”のモノだ。
お前が殺害する以前のインターフェイスの記録は、
魂は、完全に抹消されている。
[培養槽から起き上がり、身体を乾かして着替える。
封印されていた記憶をフィリップに見せた、ラミアの元へ向かう*。]
リルが「時間を進める」を選択しました。
─ 3d・フィリップの部屋 ─
[どうやってここに戻ってきたのか覚えていない。
目が覚めれば、自宅の部屋のベッドの上だった。
少しは眠ったらしい。体も思考も独特の倦怠感を帯びていた]
俺は・・・・・・
[どうすればいいのだろう。
自分の中を空虚さが満たす。この世界に自分の居場所などもう無いのではないだろうか。月と太陽の下、今度こそ自分は一人になってしまったのではないだろうか。
嗚呼、そうか。
これが覚悟の代償という事か。
知ることを望んだ代償。苦しい。これなら知らないほうが良かったのかもしれない]
[部屋は、数日前のままの自分の生活の残り香で満たされていた。
食べ残しのある弁当の容器。
散らかった資料。
朝食を取った後の食器。
そして、彼女に起こされたこのベッド]
投票を委任します。
フィリップ・ミラーは、会社員 に投票を委任しました。
フィリップ・ミラーが「時間を進める」を選択しました。
投票を委任します。
段田 弾は、会社員 に投票を委任しました。
[ほんの数日の事なのに、何もかもが懐かしい。
ほんの少しな時間、些細な出来事だったかもしれない。でも今の自分にとっては大事な記憶なのだ。
しかし、リルがそうやって慕っていたのは、今の自分ではない。
インターフェースとしてのパイロットを慕う運命。
そして【フィリップ】を愛する、【フィリップ】の妻としての記憶。
どれも、フィリップ・ミラーには向けられていないのではないだろうか]
[なら、そんなリルをこうやって愛しいと思う自分の感情もまた幻なのだろうか。
幻ではないとしたら、この感情はリルの何に向けられている?
ただ、【フィリップ】が【リル】に惹かれあっているだけなのか?]
[不思議な出来事だ。
慕う気持ちから始まった出会いなのに、今はその出会いから始まった感情で悩んでいる。
お互いに惹かれているのに、お互いの何処を向いているのか、不安で仕方が無い]
─ 3d・Endeavour社ラボ/ラミア格納庫 ─
[リルが格納庫に降りた時、ラミアの修復も完了していた。
ライトが点灯しており、作業用のクレーンが骨だけのボディを闇の中に浮かび上がらせている。]
──ラミア。
フィルに見せた記憶を
もう一度、見せて。
否、違う。
【リル】の記録が全て残っているのなら、
私はそれが見たい。
[クレーンの上部に立ち、ラミアの頭部紅い光が点る顔面を覗き込む。
音も無く開くコックピット。リルがクレーンの台座を蹴り、乗り込むヒールの音が響く。]
[フィリップの居ないコックピット内はガランとして広く感じられた。
完全な闇の中で──目蓋を閉じる。少しの沈黙。それからパイロットの座席にそっと手を当てた。]
[フィリップ不在の今、彼の記録は再生されない。
けれども、もう一度聞きたかった複数の部分は、戦闘中のあの一度だけでリルの中に焼き付いていた。]
『永遠に、君を放さない。』
嘘吐き。
[あのメッセージが再生された時、全身を駆け抜けて行った痺れるような歓喜の流れが甦る。両腕で、今は自分のものであるインターフェイスの身体を抱く。]
[遥か以前に肉体を放棄したと言うのに、本来は自分の物では無かった身体が、器が、魂の震えに共鳴するのは不可解な出来事だ。
器だけを残して、魂を消去すると言うのはやはり殺人なのだろう。
そして、本来は別の魂が入っていた器に、魂を移し入れる作業とは。その過程で、断片に引き裂かれる苦痛は。目的を真逆とする二つの魂が混じると言うのは──如何なものであろうか。]
かつてのリルを知覚する
今の──私が、 誰でも構わない。
再生する過程で、
何体もの器を犠牲にした事も知っているから。
[開示されたフィリップの記録と時期が重なるらしき、【リル】のデータだけが、信号となりインターフェイスの身体に流れ込んでくる。]
Side Li9 記録時期 不明
[──離れない。
この広大で孤独な宇宙に、暗黒の大河に
フィリップの魂が、彼の想いが、
一欠片でも存在する限り
断片化された私の魂が、存在する限り
私達は、共に。
共に在る事が
いかにしても困難であるならば、 その 時は…… ]
─ 3d・Endeavour社ラボ/ラミアコックピット ─
[『Side Li9』もう二度と開く事の出来ない記録と、今のリルの想いが重なる。その重なりにリル自身も自覚を持たないまま。]
──……
そう、だ、
惑星調査装置。
[器を変え、魂が損傷し変質したからと言う説明だけでは足り無い、不自然な空白にリルは気付く。]
あの子が可動していなければ、
私は、此処には存在し得ない。
私をこの施設で再生させたのは、
──サラ。
― 3Day朝ホテル ―
[イステは思い出す。蒼真を見ながら。
――お前はひとだ。
蒼真はそう謂った。
ひと。ひとではない。私はイステ。
――俺がお前を人間にしてやる。
蒼真はそう謂った。何故。どうして。
私は、私以外の何者にも、なれない者。
私はひとであってはならないのに。
イステは、蒼真の眸を見ている。]
[今のリルに取ってのサラは不自然な空白だった。
かつてのインターフェイスに移植される以前のリルの全記録はラミアに残っているはずであるのに、惑星調査装置──この地では【終焉】と呼ばれるものの事だけが、ラミアの闇に吸い込まれて取り出す事が出来ない。
今まで馴染んでいたラミアの闇が、急速に見知らぬ存在になったようだった。
そう、この機体は【復讐の刃】に変わる以前は、敵であったもの。リルは──ゾクリと背を震わせる。]
[コックピットを出た。]
嗚呼、サラには、伝えなくては
「彼女」がどのような存在であれ。
戦況と修復情報はすでに届いているだろうが、
フィルが行ってしまった事を
──伝えなくては。
[その報告は、サラを悲しませるのでは無いだろうか。
胸にぽっかりと穴が開いたような喪失感に天を見上げて、息を零す*。]
そりゃそうだ。
イステはイステに決まってる。
[なんでもない様に言い切って。]
……でもよ、『イステがイステのまま』」
人間になれないなんて誰が決めたんだ?
…――――、…?
[視線戻し、瞬いた。]
…決まり事とか、
そういう、問題では。
――――…。
人間と私は、違うものだ。
近づけて、同じにしようとすることに
何の、意味が あるのか。
……意味はあるさ。
[ベッドから立ち上がる。
一歩、また一歩とイステに近づけば
少しだけ腰を屈めて、顔を覗き込むように。]
悲しいじゃねぇか、戦って眠って……また戦って。
それで全てが終わればそこで終わりだなんて。
俺は認めねぇ。
そんな『生き方』を、俺は認められねぇ。
―――生きてるんだぞ?イステは生きてるんだ。
なのになんで……笑って暮らせないんだよ。
「そういうもの」だとか。
そんな『流れ』……俺は絶対に認めねぇ。
絶対に流されねぇ!
[イステの、体温を感じない手。
どこか冷たいそれを手に取れば、強く握り締める。]
確かに、冷たい体かもしれねぇ。
だけどよ……生き方まで。
――心まで冷たくする必要なんてねぇだろッ。
だったら……俺が教えてやる。
イステが笑顔で生きられるように、一番傍で教えてやる………ッ。
[強張る腕を体ごと一気に引き寄せて。
少しだけ乱暴に、体温を……鼓動を感じない体を抱きしめた。]
イステの体が冷たいなら、俺が温めてやる。
熱なんて、いくらでも俺から奪えば良い。
――だから、生きてくれ。
それは多分、何の意味も無いけれど。
きっと……きっと、凄く楽しい生き方だから。
睡眠が足りるまで寝るのは当然だろ。
[ボヤく。だが、まぶたが閉じることはなく、モニターに幾度も繰り返される映像をじっと眺めていた]
…やっぱこれ、途中で狙い変えたやがったな。
[睨み、確認している映像はちょうど自分が操縦したシグエルの片足が蒼焔の鞭で斬り崩されたシーン。
こちらの動きが送れている。タイミング的に胴を薙がれていてもおかしくはなかった]
―――!
[声を出す間もない。
イステ自身にはない体温に抱きとめられる。
大きく見開いた眸が微かに揺れた。]
…、――
[ソウマ、とほとんど声にならない声で。
腕に添わそうとする手は何処か力ない。]
[抱きしめたまま、至近距離で顔を覗き込むように。
イステの揺れる眸を真っ直ぐに見据える。]
……それとも、俺じゃ駄目か?
[感情のままに行動して。
今の状況を今更ながらに理解すれば
鼓動がどんどんと高鳴っていくのが解る。
それでも、抱きしめる腕は離す事なく。]
おう、そうそう。インフルな。
[今朝方より伝えられた、未確認HMに当てられた呼称。まだ慣れていない]
とりあえず、あの協力者のおかげでインフルのうち1機は破壊できた。
強化されたMEの武装で一定量の効果を与えられる事も判った。
なんともならんわけじゃねえが、だがまだ俺達には決定力がねぇ。ゆっくり寝るためにも奴らの"つけいる隙"をみっけにゃな。
[誰に説明するというわけででなく、口が動き続ける。
部下達はそんな鈴木の喋りから自分のやるべきことを判断する。この部署の独特の役割分担]
しかし…それでも被害は大きいですよ。
シグ九機にシグ改が二機、さらにシグエルと十二機が中破ですからね。
初勝利を捥ぎ取ったとはいえ、やはりインフルエンザは化け物としか。
………見た目からの感想なんで、具体性に欠けますがいいでしょうか。
[一人の社員が手を挙げる。
鈴木の「言ってみろ」という返事にメインモニターの映像を切り替えた]
"グリーン・インフルエンザ"ですが、以前の戦闘データよりも光線の威力が下がっているように見えます。
挙動を比べても幾らかの低下要素が確認できますし、何らかの理由で出力が下がっているのでは。
遠近双方の武装を持ち、先の不可思議な糸などもあり対応には苦難を強いられると思いますが………。
そ ういう
わけ、では。ない、が。
…私たちに、お前が必要なのは
確かな、事実である から。
[言葉に少々、詰まりつつ。]
…あつ、い。ソウマ。
大丈夫 か。
………見た目からの感想なんで、具体性に欠けますがいいでしょうか。
[一人の社員が手を挙げる。
鈴木の「言ってみろ」という返事にメインモニターの映像を切り替えた]
"グリーン・インフルエンザ"ですが、以前の戦闘データよりも光線の威力が下がっているように見えます。
挙動を比べても幾らかの低下要素が確認できますし、我々で撃退出来たのは何らかの理由で出力が下がっていたためと予想します。
遠近双方の武装を持ち、先の不可思議な糸などもあり対応には苦難を強いられますが、先方の出力が低下する理由を見つけられればあるいは…。
[手にしていた"ブラック・インフルエンザ"と銘された資料をデスクに放る。
その資料の下に埋まった紙束には、"クリムゾン・インフルエンザ"という文字が並んでいた――]
その、
鼓動が、随分と、速いから
[首を傾げる仕草に、
其方を見て、胸の辺りに手を当てた。
ひやりとした手。そも人と体の作りが違う
頬が紅潮するようなことは、ないのだが]
…大丈夫だ。
ほんとうに、ひとは。
あたたかい ものなの だな。
[―― ___ ―  ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_
― ___ ―  ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_―
___ ―  ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_――
___ ―  ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_――
__ ―  ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_―― _
_ ―  ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_―― __
―  ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_―― ___
―  ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_―― ___
―  ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_―― ___
 ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_―― ___ ―
―― ___ ―  ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_
― ___ ―  ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_―
___ ―  ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_――
___ ―  ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_――
__ ―  ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_―― _
_ ―  ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_―― __
―  ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_―― ___
―  ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_―― ___
―  ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_―― ___
 ̄ ̄ _ ― ̄ ̄ ̄ ̄_―_―― ___ ―]
……そりゃ、俺だって緊張するさ。
その……抱きしめてるわけだからな。
[抱きしめた腕を片方だけ解いて。
頬に指先を少しだけ当てる。]
……言ったろ。
イステだってなれるんだ、人に。
『今日も彼らは理解しようとしなかった。
……違うな。僕の説明の仕方が悪いのか。
他人に何かを伝えるということは難しい。
日頃からコミュニケーションを行わなかったツケだろう。
それでも、今回ばかりは退くわけにはいかない。
娘が意識を失ってから、既に一年が過ぎている。
時間はもう、残されていない。』
――そう、いうもの か。
[謂いながら、イステの体は
少し、強張ったように。
頬に指先が当たると瞬いて、それから。]
…ひと。
[複雑そうな、表情を浮かべる。]
――私はイステ。私は、私だ。
ひと、に なりたいと。
そんな風には、考えて いない。
/*
人になりたい、って
謂ってるわけでもないからな
人になる=ハッピーエンドじゃあないんだ
人にならないと受け入れてもらえないような
そんな。この。複雑な心持。
『今日も外が騒がしい。何かあったようだ。
幼馴染の彼にハナシを聞いた。
どうやら、皆が何かと戦っているらしい。
その"何か"が何かまでは分からないらしいが、
人々は"終焉"と呼んでいると教えてくれた。
僕の研究が完成するのが先か、我々が死滅するのが先か。
……焦りは失敗を生む。冷静になろう。』
『………
もう、奴等には何を言っても無駄だ。
奴等が娘をどう見ているのか、漸く分かった。
幼馴染だった彼さえも、例外などではなかったらしい。
死体を蘇らせる事は神への冒涜だと彼らは口を揃える。
――違う。
娘は意識を失っているだけだ。
それをつかまえて、……死体と同じだと?
違う。
……違う!!
死体などでは断じて無い……!!』
−高台付近−
[シグ改による攻撃の衝撃で気を失っていたダンは、転送された場所で目を覚ます。]
……っう……、……。
……俺は、やられた、のか……。
[己の不甲斐なさに、唇を噛んだ。]
段田 弾が「時間を進める」を選択しました。
『………
…………
………、
システムは完成した。
後は、起動させるだけだ。
しかし、このままでは奴等に捕まる事も考えられる。
私ではこの子を護ってやれない……。
何か、方法は無いものか』
― 八王子工場周辺 ―
円城寺?
[最初は聞き間違いかと思った。余りに理解不能だったからだ。けれども、円城寺は何度も理解不能な行動をくり返してきた人物だ]
先ほど、あなたはEndeavourの所有物を盗もうとしたのですよ。未遂とはいえ、それはEndeavourへの敵対行為でしょう?
なのに、Endeavourの人間に会いに行くのですか?
[それはEndeavourとの友好関係を維持しようとする行為ではないのか。いったい彼は、Endeavourに対し何をどうしたいのだろう。
誰にも理解されなければ、天才は狂人と変わらない。キャスリーン・ロンズデールにとって、円城寺は未だ理解の外世界に居る住人だ]
ああ、それでもいい。
だけど……約束してくれ。
全てが終わった後、暫くでいい。
俺と……一緒に生きてみてくれ。
[くしゃりと、いつもの様に頭を撫でる。]
今の生き方以外の選択肢があるんだ、と。
今ある流れに満足しないでくれ。
―――頼む。
『いい話がやってきた。
例の"終焉"とやらだ。
この基地でも対抗手段を製作する事に決めたらしい。
だが、奴等の愚鈍な脳では開発に足る技術が無いという。
上手くいけば、娘が奴等に拒否される事もない。
無論、娘を戦いに参じさせるつもりなど毛頭無い。
どうせ、彼らも、私も、滅ぶのだ。
"終焉"がやってくれずとも私が。
私がやらずとも、いつか、必ず。』
何故だろうか。
お前は今の私を、否定している。
お前にとって、
ひとでなければ、ならないのか。私は。
[結局。同じでなければ
受け入れもせぬのではないかと。
そう、考えを示しながら。]
…――…
[くしゃりと、頭を撫でる手がある。
見上げ、その腕に触れた。]
……分かった。
『緑光晶の状態は安定している。
私がこの子の顔を見るのも、これが最後だろう。
こんな荒廃した時代ではない
もっとマシな時代に目を覚ます事を祈ろう。
緑光晶はヒトの細胞のそれに代わるものだ。
この子達が新人類として生きる未来も
もしかすると、あるのかもしれない。
カモフラージュの為に人類再生計画などと銘打ったが
あながち、そう外れたものでもなかっただろう?
彼らに必要なのは、
この子ではなく機神だと分かっているが。
私が望んだように、
この子が必要とされる未来が来るといい。』
――……そうかもしれない。
結局これは、俺の我が儘だ。
俺が、イステの在り方を。
自分勝手に『悲しい』と決め付けてるだけなんだろうな。
[自嘲的な笑みを零してから、
抱きしめた腕を解く。
その後聞こえた言葉にはすまなさそうに、
だが少しだけの笑顔を浮かべて。]
すまん。
でも………、ありがとう。
― 街 / 高台 ―
[少女の瞳に、微弱な琥珀が灯った。
身体を起こそうと身をゆすれば
壊れた頭部から火花が散った。]
……。
[少女は僅かに首を傾げただけで
軋む緑光晶を気にも留めぬ様子で、立ち上がった。
そのまま、何かを探すように周囲を見回す。]
― Endeavour社ビル前 ―
[キャスリーンは呆れながらも円城寺を此処まで運んだ。根負けしたのだ]
あなたは何を企んでいるのですか?
[その言葉にはある種の悲痛とも言える感情がかすかにこもっていた。キャスリーンは未だに円城寺を理解できない。彼の何もかもを。
彼は何の目的で八王子工場を訪れたのか、それすらも理解できない。
HMを盗もうと言い出した時、キャスリーンはそれが目的なのかと思った。しかし、彼はその行為に執着しなかった。それは第一の目的では無いという事なのか。
彼の言う事が真実ならば、円城寺は八王子工場を訪れる上でかなりを危険を冒しているはずだ。当然その危険に見合うだけの見返りを期待しているはず。なのにそれが伺い知れないのだ。これでは、これではまるで、]
[――キャスリーンを八王子工場へ連れてくるためだけに、危険を冒したかのようではないか。
もしそうだとしたら、ますます彼が理解できない。当初、円城寺は明らかに自分に対して非協力的だった。自分の言う事を信用できないと言った。
今は信用されているのだろうか。とてもそうは思えない。なのに、彼の行動指針はキャスリーンへ協力的な側へ傾いているように見える。何が彼を変えたのか]
[視界の隅でちらりと光るものが見えた。
気になってそちらに向かう。]
……ハルナ!?
[覚束ない足取りで駆け寄って、小さな身体を抱きかかえた。]
?
[声に、振り返るより早く、身を包む誰かの腕。
腕を見下ろして、顔を見上げて、じっと瞳を覗き込んだ。]
…………、
はル な?
……
[検出...エラー。
検出...エラー。
システムを呼び出しましたが、応答がありませんでした。
フォーマットを再生する為には、休眠モードを...]
………
……
………、
/*
ログ読み読み。思いの外、雑魚敵の戦力が高いな。これはあれか、誰かにガンダム化して無双してもらう必要があるのか(落ち着け
*/
−街中−
[雑踏。それが恋しくてここにきた。
しかし、いつもはそんな他人の気配は心地よいものだが、今はどうも違うようだ。
喫茶店に入るも、人が多い。
ブラックを持ち帰りで手に入れつつ、また外に出る。
もっと違うところにいこう。人気がなく、多少なりとも自然を感じられるような場所]
...
違うよ。
[その頬に、そっと手を伸ばそうとした。]
仲良くできない、皆が悪いの。
ダンのせいじゃない。
[手が駆動する気配を見せない。
上手く表情を作る事も、もうできないようだ。]
[確か、少し歩いたところに高台があった。
学生時代は時折教材をあそこで眺めていたはずだ。
この記憶が偽者ではなければいいのだがな。そう苦笑しながら、高台へと足を向ける]
ハルナ……。
[痛々しいほどに傷付いたハルナから慰めの言葉をかけられると、胸の辺りが酷く疼いた。]
ごめん……ほんと……ごめん…………。
……俺、……戦いを甘く見てた。
ハルナは、皆と仲良くしたい……?
....
きっと、その方が幸せ
[戦いを甘く見るということは、戦いを知らないということだ。]
今、ここが、どこで、いつなのかも、
わからないから、でも
[言葉を詰まらせるダンを、じっと眺めて、息を吐く。
何年ぶりの呼吸だろうか、と少女は想った。]
今は、花が見たい…。
[呟いて、僅か、気配がした方向に瞳を向ける。]
−高台−
[階段を上っていくと、そこに男女の姿。
男性が女性を抱えて、何かを話しかけているように見える。
二人の邪魔をしまいと思ったが、どうも様子がおかしい。
ゆっくりと、その二人に近づいていく]
[ひやりとした掌が頬へと触れる。
その冷たさは、ほてり熱をもった頬に心地好い。]
………そうだ、な。
もし言えるようになれば、言うさ。
[離れる掌を視線だけで追ってから。
イステの言葉に静かに頷く。]
ああ、行こう。
とりあえずは昨日の戦闘跡だな。
[わからないから、言葉を重ねる。きっと、自分は彼を理解したいのだろう。それが何故なのか、彼女にもわからない]
円城寺、あなたは危険を感じていないのですか? それとも死を怖れていないのですか?
[キャスリーンは死を怖れている。伯爵と違って不死の身体を持たない彼女は、人間と同じ方法を以て殺す事ができる脆弱な生き物だ。死を怖れぬはずがない]
[機神《コンゴウ》はその特性から《混血/ヴァムピール》の補助を必要とする。キャスリーンが悠久の時の壁を乗り越えてきたのは、そのためだ。
そしてこの時代、彼女以外の《混血/ヴァムピール》が生き残っている可能性は少ない。《不死》たる伯爵家が枯れ落ちたこの時代に、何を期待できようか。
代替えの無い最後の補助者を失えば、《コンゴウ》は事実上無力化されてしまう。キャスリーンの死が《コンゴウ》の死に直結するという事実が、何よりも彼女に死を怖れさせるのだ。
だから、余りに向こう見ずに見える円城寺が彼女には理解できないでいる]
/*
まあ今回は地の文を多めにしようと思っていたのは確かだが、それにしてもちょっと多すぎるでしょうと。
つーかロボットバトル村なのにロボットに乗りもせずに何をしておるのだ、私は。
*/
[気になる。
そんな野次馬的思想を嫌っているが、どうしても気になる]
・・・・・・君達、どうしたんだい。
具合でも悪いのか。
[ダンとハルナへ、声をかける]
キャスリーン ロンズデールが「時間を進める」を選択しました。
...私は
私は...誰だろう。
...たくさん眠っていたから
忘れてしまったのか、まだ夢を見ているのか...
でも、どうしてだろう。
あなたの名前だけは、私、知っている。
[呟いて、近づいてきた男を濁った琥珀で見つめる。
またひとつ、欠けた頭部から火花が噴いた。
先ほどより弱弱しい火花だった。]
すぐに終わらす。
少しだけ待ってくれ。
[最小限の身支度を終えれば、
二人で喧騒冷めやらぬ街中へと繰り出していく。
やはり昨日の事件は大きく取り上げられているようだ。
そこかしこで爆発の話題を耳にしただろう。]
/*
ログ読み再開。
>>2:724
ほうほう、そうなってるのか。
>>2:728
不安定であるが故に強大な力を持つインターフェイス、って事なのかな?
>>2:737
なんぞこの攻撃(白目
*/
……わからない?それならそれでいいよ。
俺の名前を知ってる君は、やっぱり俺と一緒にいたハルナだ。
ゴディバのチョコレートを食べに行く約束は、覚えてる?
[その時、背後から声をかけられて振り返る。]
い、いや、ええ、ちょっと……。
[歯切れの悪い返答。色々なことが起こって混乱しているのが、自分でも感じられた。]
―街中―
…騒がしいな。
[テレビ局の取材陣が、
目撃者にインタビューなどを行っている。
オーロラビジョン。
赤い眸の、Endeavourのイメージキャラクター。
テロップで流れるニュース。
テロリストが現れた。
十分な注意を――]
……生身の顔が売れないように
注意せねばならないな。
/*
>>2:775
もきゅ? あれ、「美しい星」の住人ってまだ生き延びているのかしらん。もう滅んでいると思ってt
*/
[男性の返答が帰ってくるが、しかし同時に女性から火花が。
火花?人間から、火花?]
き、君。その子は。
[【フィリップ】の記憶が彼に訴える]
インターフェース、か?
...
[ゴディバの、チョコレート。
凄そうな事だけは発音から聞いて取れるが
果たしてそれがどのようなものなのかは、分からない。]
それは...
......飲み物...?
[※段田弾は「食べに行こう」と言っています。]
[見知らぬ男性の口から“インターフェイス”という単語が聞こえて、どくん、と胸が騒いだ。]
なぜ、その事を?
……貴方は、何者ですか?
溶かして飲んでも美味しいと思うよ。
きっと、とても甘くて、とても温かい。
……でも、覚えていないんだね。
[少しだけ寂しそうな表情を浮かべた。]
―――、
インターフェース。
[瞳を下げて段田弾に抱かれる己の身体を見た。]
...
....
[身体を、血液は流れていない。
身体を、細胞は覆っていない。
"彼女"の意識の伝達は、瞳以外のどこにも届かない。]
...
そう、私は――
[ダンが遠まわしに答えるのを聞けば、目を閉じた。
寂しそうな声が、真っ暗な視界に聞こえた。]
― →街中 ―
そうだな……。
でも、なんでEndeavour社は俺達の名前を公開しないんだ……?
[ふと、思考の端に引っ掛かっていた疑問を口に出す。]
まだバレてない……?まさか。
そんな小さい影響力じゃ無いはずだ。
となると、別の目的もあるって事か?
ただ排除するだけじゃない、何かが―――。
/*
>>137
機神を倒す事がトリガーになってるから、インターフェイスやパイロットを倒して、機神と戦わずして無力化する、という事はなるべくしたくないのかしら。
*/
―街中―
――。私についてはまだ分かる。
私たちのようなインターフェースは、
この世界のいかなる場所にも属さない。
調べがつきはしないだろう、
古代の知識を持たない限りは。
[現代においては抹消された記憶。
星と散った、オキセンシェルナのように。]
だが、お前は違う。ソウマ。ダンもだ。
[雑多な町並み、号外を配るものが居る。
「謎の爆発事故。ガス爆発ではとの見解も」]
知られては拙いこと、なのだろうな。
広めたくない、とも謂えようか。
そのひとつ、私たちと同じであり決定的に違う黒紅の機神。確実にEndeavourに組するもの。
あれの名は、…何だったろうか。
確かに危険が危ないね、エンデバーは。
死を恐れていないわけでもない。
でも、何となく大丈夫な気がする。
可笑しいよな。
今までの生き方と全然違うのに今愉しくてしょうがねーんだ。
[ケラケラと笑う。
自分でも不思議だったから]
>>2:699
「毒」ってなんだろう。あれか、酸素とかそういうのなのかな。
ていう事はあれか、「美しい星」人が住める環境には地球人は住めないので共存とかミリ、って話なのか。そりゃ対話は成り立たないな。
/*
円城寺って、どこぞの 007 やダーティ・ハリーみたく、本人は毎回危険をくぐり抜けるけどパートナーは毎回死ぬ、みたいな運命のキャラだったりしない?(ぉぃ
*/
・・・・・・インターフェースという存在を知っている、ということは僕も君と同じ立場という事だ。
[少女に近づき、火花の散った箇所を見る。
傷口からは、生命体とは違う何かの機構のようなものが見える]
まずいな、ショートしかけている。このままだと死ぬぞ。
・・・・・・君は、この子を助けたいか。
なら、僕に少し見せてもらえないか。
[記憶をたどる。インターフェースの修理など出来るのだろうか]
喋らなくていいから、無理しないで……。
[苦しそうに目を閉じるハルナの額に手を当てた。
同じ立場だと言う男の顔をじっと見る。]
……な、直せるんですか!?
お願いします!ハルナを……こいつを助けてください!!
[ハルナの身体を支えたまま、見ず知らずの男にすがるような視線を向けた。]
あなたの無軌道な振る舞いが全て素の行動で、その奥に秘められた意図など無いのならば。思いつきで生じた衝動にただ身を任せているだけだったならば。
あなたを天才と呼ぶ事はできないでしょうね。私は、ただの享楽主義者を天才とは呼びたくありません。
Endeavourで誰に会い、何を話すつもりなのです?
内容次第では、私はあなたと同行しません。危険ですから。
[やんちゃに暴れる子供をあやす母親は、このような気分なのだろうか。見知らぬ感覚の事をふと想像して苦笑した]
判った、やってみよう。
[傷口に手を当てる。
だが工具も何も無い。どうすれば。
過去、【フィリップ】はどうやってインターフェースという存在に介入していたのか]
投票を委任します。
謎の影は、会社員 に投票を委任しました。
何も考えてなどない。
いまある選択肢のなかでより良いものを選択してるだけだ。
どうやら君といい、ポルッカといい、俺は流れの渦に巻き込まれたようだ。
だからせめて少しでもなにかをやるって決めてるだけさ。
.... 修理
[緑光晶を支えるシステム部は、既に停止しかけている。
緑光晶そのものは現代に存在しない金属細胞だが
それに働きかける命令系統自体は、破損しているだけだ。
ただ――、]
……
[叫ぶダンの声が聞こえる。
真っ白な意識の隅に、彼の言葉が刻まれて行く。]
・・・・・・?
[頭の中にデータが展開される。
腕に埋め込まれた、ラミアを操作するための人工シナプス。
これを用いれば、彼女の回路内に接触出来る。
ハードウェア側のアプローチは完全とはいかないが、ソフトウェア側のアプローチなら何とかなりそうだ]
君も、いいか。
ダンは君を助けたいと言っている。
君がその言葉に従うなら、このまま続けよう。
...
私を直すには
人間の脳に対する知識も必要になる。
[意識を失った少女の脳を補助する形で
緑光晶を癒着させ、馴染ませたのが少女の基部。
基部の緑光晶が破損した現在、
いつシステム統制の要たる脳が停止し、
緑光晶として融解しても、何らおかしくはない。
直らないかもしれない。直せるかもしれない。]
...ん。
[頷くことはもうできないから
傷口に手をあてる男に、一言だけ告げた。]
あり....が...
[――告げようとしたが、そろそろ意識は落ちるようだ。]
/*
>>146
選択肢が複数あるんなら、なんでその選択肢を選んだんだよ!(笑
それがわからないんだよ、こっちは!(笑
*/
誰にあうか?
社長だよ、社長。
だから、キャスリーン。
ついて来るなら絶対にアレの事はいうなよ。
嘘にしたって、冗談じゃすまねー。
[顔は少しだけ真剣に]
脳に対する知識か。
[大丈夫だ、といえるものではない。
今はただ、実行するのみ。
両腕が赤く光り始め、その光がハルナの傷口へと侵入していく。
彼女の思考がフィリップへも流れ込み、そしてフィリップの思考も彼女へと流れ込んでいく。
彼女の神経に相当する部分とコネクト出来たようだ]
・・・・・・そうか。
そして、君にも僕のことが流れ込んでいるんだろう。
安心してくれ、危害を加えるつもりは無い。
きっと、君を救えるなら。
また僕も前に進める気がするんだ。
……。
[彼には複数の選択肢があるのかもしれないが、キャスリーンにはため息以外の選択肢が無かった]
「何を話すつもりなのか」という質問の答えになっていませんよ? それが「より良い選択肢」だとあなたが判断した理由も見当が付きません。
あなたがあなたなりに真剣なのは理解しましたけれど、何をしたいのかはさっぱりです。あなた一人でお行きなさいな。
[自分が社長に会ったとして、何が得られるか。危険とそれを天秤で量ってでた答えを、彼女は優しく述べた]
[目をつぶり、暗闇を探る。
この子という存在を、記憶をもって理解した。
それがこの施術を助けるかもしれない。
彼女は、少女の部分とインターフェースの部分が完全に統合されていない。あくまで少女の部分が基幹部分となっており、インターフェースはそれを取り巻く組織だ。
問題は二点。
ひとつは、緑水晶というものを支えるシステム部の物理的故障。
もうひとつは、脳への負担。インターフェースである彼女が、脳にかける負担。
彼女のHMが負った傷が彼女に負担をかけている可能性もある]
少年、直るかどうかは正直判らない。
だが、彼女からHMを切り離せば、あるいは。
それはつまり、もう君はHMには搭乗できないという事を意味する。
それをせず修理を行った場合、あと1度乗れるかどうかだ。もし搭乗し、その結果君が生き残ったとしても彼女は活動を停止するだろう。
どうする。あくまで可能性の話だ。君が選べ。
貴方は、何者、なんだ……?
[見えない誰かと対話しているような錯覚。
ただの人間とは到底思えない、発光する両腕。]
……いや、なんでもない。
今はとにかく、ハルナを、彼女を助けて……!
[まぶたを強く結んで、搾り出すような声で、男に訴えた。]
[聴覚器は、殆ど機能していない。
それでも、言葉は思念として流れ込む。
暗闇の中で、赤と緑の輝きを見た気がした。]
『...
....
寂しいの...?』
[前に進むと言った彼に、飛ばす事のできた思念は
彼が流入していなければ、何の意味も無い一言。]
HMの情報もらえないかなって。
あとは、一体くれねーかなって。
ほら、工場で俺見張られてたぐらいだし、うまくやれば情報とか色々引き出せるかなと。
それにキャスリーンがいったようにエンデバーがくろとはかぎらねーじゃん?
[胸の中心。コアが呼びかけてくる。
あるはずのない鼓動に似た衝動で。
それは。なぜか。
躊躇う理由が、あったから?]
敵。味方。
あれは。私たちの敵。
けれど、…どちらでも。あ、った…。
[一度目を閉じる。
あの、禍々しい緋色を眼にしたとき
永い眠りの中で奥底にしまわれた記憶の戸が叩かれた。
名前。
En/C―――/ // O]
─フィリップのマンション→ 街へ ─
[装置の事、フィルの事。結局、何を告げたものか選択が出来ずに、サラには何も伝言を残さず、ラボを出る事にした。
フィリップのマンションに向かうが入れ違いになったようだ。彼の姿は無い。最初に部屋に足を踏み入れた時の事を思い出して、小さく息を付く。]
……ん。
そう言えば、
一緒に街を歩くなら、
この服を着替えろと言っていたな。
[今もまた、リルはEndeavour社開発の騎乗用スーツを身に纏っていた。黒手袋の指先に、ふと視線を落とす。効率的な服装の何が問題か分からない。インターフェイスに成るにあたり、欠落してしまった要素であるかもしれない。
眉を寄せて、マンションを後にした。]
判った。
[少年の言葉を聴き、本格的な施術を開始する。
システム部の物理的故障部分を、簡易的に修復していく。
細胞レベルの糸のような光。それが溶接や縫合をこなす。
そして、最後。
システム部にある、インターフェースとしての機能が少女へと繋がっているラインのうちテンションがもっともかかっている箇所を、オフラインにする]
……行ってらっしゃいませ。
[キャスリーンは両手を腰に当てて、困った顔でそう言った。円城寺が一人で行けという意味だ。
彼の発想は荒唐無稽にしか思えないが、あるいは円城寺なら何か欠片ぐらいは引きずり出すかもしれない。ただそれは円城寺がフリーハンドで動いた時のみだろう。キャスリーンには、自分が同行しても逆効果になる未来しか描けなかった]
[彼女の声が脳に響く]
『ああ、さびしいんだろうな。僕は。
きっと僕は生まれたときから正しい意味で誰にも愛されたことが無いのだろう。過去の記憶は愛に満ちていたが、僕は違う。
だから、彼女が現れた時。僕は嬉しかった。
でも今はどうだろう。
インターフェースという存在は僕ではない誰かを求めていたのだろうし、記憶は僕ではなく、僕の元になった人物を愛している。
僕の気持ちなんて、何処にも届いていないんじゃないか。そんな不安から逃げているんだ。どれだけ思いを募らせても、彼女は僕と違う所を見ているんじゃないかって。
寂しいよ』
『寂しいの?』
……えっ?
[流れ込む思念はハルナから発せられたのか。
それともハルナではない誰かからなのか。
何もわからないまま。
名前も知らない男の手元を見守った。]
『寂しいの?』
……えっ?
[流れ込む思念はハルナから発せられたのか。
それともハルナではない誰かからなのか。
何もわからないまま。
名前も知らない男の手元を見守った。]
あの機神のパイロットがEndeavourの社長……
いや、社長じゃなくてもそれに近しい人。
それで黒紅の機神を会社に都合のいい様に利用している……。
[なるほど、ありえない話ではない。
元々HMはEndeavour社の専売特許のようなものだ。
そこに性能を遥かに越えた機神が手に入ったら。]
必ず倒せ。
つまりイステにそう思わせる程の何かが過去にあった?
[どちらでもあった。
その言葉がどの様にでも解釈出来て、
更に思考の迷宮に入り込みそうになる。]
/*
キャスリーンプレイヤーとしての一番の懸念事項は「円城寺がどうやったら契約してくれるのか」(=コンゴウに乗ってくれるのか)だったんだけど、この調子だと深く考えなくて良さそうな気がしてきた。
ロボットバトルしたくなったら、自分から言ってくるんじゃないかなとかそんな感じが。
*/
『.....
人間には...
祈りというものがある。
どこに届いているのか、本当に届いているのか
誰にも分からないけど...』
[最後に一度だけ再生されたのは、ダンの声。
自分をハルナと名づけた、初めのお話。]
『祈っている貴方は、
嘘でもなんでもない
まやかしでもない
ちゃんとそこに...今はこうして私にも
見えて....
..いる から ....』
─ 街中 ─
[雑踏を彷徨うように歩く。
街頭の大きなテレビで、Endeavour社のHM軍が未登録の脅威HM、テロリスト達を捕獲すべく奮闘していると言うニュースが流れている。ラミアがリュースと闘っている間、他機を足止めしていた群達。緑機を墜落?消失?させたらしき隊の事は、当然ニュースより、Endeavour社から来たリルの方が詳しい。]
「すげー、あれEndeavour社員の乗ってんだよな。」
「新しく来たヤツ? あれ、かっこいい!」
スズキサンだぞ。
[ぼそりと呟いて。
目立つ服装とEndeavour社マスコット瓜二つの容貌。大勢の人間達と目線が合う。彼等をじっと見詰め返すと大抵はすぐに向こうから視線を逸らされた。]
[何を言うべきか、何を伝えるべきか纏まらないまま]
『だから ... 泣かないで』
[誰に伝えたものかは分からない言葉を、遺した。**]
[ラインオフが完了し、するすると光はフィリップの腕に収束していく]
手は全て尽くした。
あとは、祈るしかない。
少年、彼女に祈るんだ。きっと届く。
投票を委任します。
サラ・ミラーは、会社員 に投票を委任しました。
サラ・ミラーは、f>u:e3(ハルナ) を能力(襲う)の対象に選びました。
/*
突然ラミアがこちら側へ寝返るという超展開が無い限り、こちらの機神は残り二機。
相手は雑魚系列だけで十八機出てくる可能性があるのか……範囲攻撃技が欲しいなあ。
*/
なんだろうな。
やっぱりこう、厳しいな。
考えてもしゃべりたいことが出てこない。
しゃべらなきゃいけないことしかしゃべれない状態だ。
難しい所だな……。
情報が手に入らなければ判断が出来ない。
しかし情報を手に入れるには危険が伴う。
[端末を操っているイステに視線を向ける。
恐らくはハルナの反応を探しているのだろう。
邪魔してはならないと、口は出さず。]
鹵獲……奪われる。
敵であり味方……それって、まさか―――
[一つの可能性が大きな現実味を帯びた時。
ざわめきの先にある姿は、Endeavour社マスコットそのものとも言える容姿をした女性。
思い出されるのは数日前の円城寺の話。]
もしかして、あれが……?
─ 街中/雑踏 ─
[Endeavour社のニュースの他にも、情報ネットワークに緩くアクセスしながら歩いているインターフェイスに流れ込んでくる情報は多い。
だが、フィリップの姿は見付けられない。──と、]
インターフェイスの、
気配?
黒蒼、深緑──それとも、
さらなる敵の、
[気配が感じられた方角へ、見えない探査の糸を広げるように振り返る。長く黒い髪が揺れる。
ざわめく人の群れ越し、真紅の双眸で蒼を身に纏うインターフェイスを真正面から見詰めた。]
「しゃべりたい」という欲求をこの村の直前の某村で使い果たしてしまったかもしれない。
このスケジューリングはやっぱり厳しかった。
[小さな身体を抱えたまま、熱い雫がハルナの頬に落ちた。]
あ、あれ……?目が……。
[頭に響く言葉が、誰へ向けられたものかは解らず。
ただ、胸のどこかを揺さぶる。]
―街中―
[ハルナの反応。高台にあって、恐らくは
この端末で感知するには遠すぎるのだろう、と結論づける。希望的観測。]
…――。
[ふと、眉を寄せる。
叩かれた記憶の扉。
それを、更に叩くもの。]
…――インターフェース…
[気配。顔を上げれば。
遠目にも分かる、緋色の眸が、其処にあった。
雑踏など、すり抜けて互いに感じあうもの。]
/*
円城寺の反応が無いな。中座しているのか寝落ちているのか。
寝落ちは健康を害するおそれがあります。注意しましょう。
*/
この子が、好きだったのかい。
[ゆっくりと彼女から手を離す。
痛みに耐えていたせいか、疲労が溜まり近くの座れそうな場所に腰を落とす]
[Endeavour社に有ったパイロットデータと一致する──帝都大学医学部学生、風限 蒼真(カザギリ ソウマ)。インターフェイスの隣に立つ青年にも視線を注ぎ、ゆっくりと首を傾けた。]
私を「リル」と呼ぶ
お前は、誰だ?
[イステに答える。]
[緋色の眸、赤。赤を思い起こさせる。
記憶と重なるそれ。
昨夜、現実を侵食した。
揺れる黒髪。赤。黒。赤。黒。]
――…私はイステ。
[静かに名乗る。]
/*
インフルエンザといえば、最近「インフルエンザ菌」というものの存在を知りました。ややこしいにも程がある(笑
*/
よっしゃ、行ってくるかなぁ。
ちょっちまっててよ、きっとなんかもって帰ってくるから。
[何故かそんな言葉を吐いた。
別にコンビでもペアでもないのに]
──……
イステ
[蒼い、と言葉を漏らした。Endeavour社のマスコットそっくりの容貌のリルに注がれる雑踏の視線は、彼女が立ち止まって話し掛けた二人組にも注がれる。]
隣の──お前の名は知っている。
風限 蒼真(カザギリ ソウマ)だ、な。
[髪をかき上げる。二人に向けて口端をつり上げた。]
はいはい、期待せずにお待ちしていますわ。
[円城寺を見送って、キャスリーンは今日何度目かのため息を吐く。彼が主だったなら、つまり《コンゴウ》の搭乗者だったなら、きっと気苦労の絶えない戦いを強いられ続けるだろう。前の搭乗者たるアモン伯爵と比較するのは、詮無き事だが……]
……ッ、なんで……俺の名前を?
[突然名前を呼ばれ困惑する。
本能がどこかで警鐘を鳴らす。]
あんた、確かフィリップ助教授の妹……だよな?
[円城寺から教えられた情報。
それをそのまま口にした。]
――お前は、赤い。
[蒼真を名指しにする声に、
やはり、と内心呟く。現代に生きるならば、
そして戸籍を調べられるならば、簡単なのだ。]
調べはついているといったところか。
《Endeavour》は。
[見合う男女3人に、周りの反応は
「なんだなんだ」
「PVの撮影か?女の子たちモデル?かわいー」
「カメラどこカメラ」
「髪キレー」
である。]
[ソウマの名を知っているのはリルに取っては当然の事だ。困惑と言う反応を気にした様子はなく、いらえを返す。]
フィルの妹?
……確かに、妹──と言う設定に成っていた。
恋人は拒否されたのだが。
それを医学部の風限が聞き及んでいるとは、
帝都大学は人数の割に学生間
コミュニケーションが多い組織と言えるだろうか。
[眉を寄せて、一度口元を黒手袋の手で覆う。
ぱちりと音が聴こえそうな瞬き。
Endeavourの調査の結果と言うのは当然是だ。
紅い、とイステに言われ、何かを考えてから、次の言葉を口にした。]
……ふむ。否──
それとも、円城寺が、
ポルッカではなく、お前達の仲間か?
…設定?
[怪訝そうにイステは瞬く。
イステには社会的立場を設定する、という発想が
そもなかったらしい。]
――エンジョウジ?何故、彼の名が。
彼は、一般学生だろう。
[円城寺の奇行とポルッカに受けた依頼について
イステらは知る由もない。
なお、ポルッカの名は、本当に知らない。
イステと蒼真は名乗ったが、
あの時、ポルッカの名は聞いていないのだ。]
[周囲の視線が注がれる中、
イステの視線を感じればそちらをちらりと。]
ちょいと人から聞いただけだよ。
……設定?
[つまり、実際は違うと言うことか。
それをする必要がなんであるか……
そして、彼女はEndeavourの関与を否定しなかった。
少しづつ、繋がっていく情報。]
――ポルッカ、仲間。
一体なんの事だ?
[円城寺の名前が何故此処で出たのかは解らない。
ポルッカという名前にも心当たりはない。
もしかすると、他にも名前を調べられたパイロットがいるのかもしれない。
だとすれば、そこまでの情報を与えられる存在。
それは―――]
……もしかして、お前があの黒紅の機神のパイロットかインターフェース………?
──設定。
フィルから関係性が定義出来ない
主旨の事を告げられた故に。
[僅かに表情が曇る。
「妹」と言うのは当然リルが希望する関係性では特に無かった。
それにしても、リルが講義室で円城寺と話した時の印象、サラへの要求から判断するに、円城寺が例えば誰かに乞われて、分かりやすい形での協力関係を安直に結んだり、流されて巻き込まれる性質だとは考え難かったのだが。]
同大学の円城寺は知っていて、
オキセンシェルナのパイロットの名は
知らないのだな、ふむ。
[通行人が、見るとも為しに見たり。
遠くで、写メールをしているものが居たり。
そんな街角で。]
フィル。フィリップの愛称か。
妹、とは。確かに謂いがたかろうが。
[パイロットと、インターフェースならば。
僅かに曇る表情を見る。
それを、何処かで見たことがあるような気がした。]
――…、オキセンシェル ナのパイロット?
「ポルッカ」という人物が?
[知っているのだ。あの金色を。
静かに、見据える。]
[受付嬢に社長への取次ぎを頼む。
綺麗な笑顔で、アポ無し故に断られた]
あー、もうなんなんじゃい。
取り次いでくれたっていいじゃないか。
あ、そっか直通ダイヤルがあった。
[携帯を取り出しダイヤルを開始する]
[ポルッカがオキセンシェルナのパイロットかと問われて頷く。]
──額面通り受け取るならば。
お前達とポルッカ達には
連携や深い情報交換は無く、となるか。
[大学で特異な信号を発していた円城寺は、現状「まだ」サラに向かってくるメッセンジャー以外では有り得ない。黒蒼、深緑と一度同時に対戦している事から、段田 弾(ダンダ ダン)とそのインターフェイスと、目の前の彼等にラインはあるかもしれない。]
お前達に仲間は多く──我々は孤独だ。
(フィルが行ってしまった)今は、
私は、と言うべきか。
[無意識に両腕で自身の肩を抱いた。
フィリップは、今此処に居ない。Endeavour社の社員達、あのスズキサンも、サラが築き上げた社会組織の人員達も、リルの正体を知れば、目の前の彼等の側にアッサリ行ってしまうのだろうと。
ソウマに、緊張が走ったのを感じ取り、笑う。]
私が敵対するインターフェイスかどうかは、
──隣のイステに聞け、風限。
今、「紅い」と言ったばかりの、な。
・・・・・・あとは、君たちの問題だ。
ありがとう。
[インターフェースの少女との会話は、フィリップの心を少しだけ前に向けた。
自分も次にいこう。そう重い腰を上げる。
高台から違う何処かへ足を向け、高台の階段を下りる]
・・・・・・
[後悔した。
そうか、自分ばかり孤独を主張してしまった。
本当に孤独なのは、僕ではなかった。
自分のふがいなさに唇を噛む。
僕が祈らなければいけないのだ。
・・・・・・ 彼女に、思いが届くように]
―街中―
――…額面どおり受け取るかどうかは
お前の自由だ。
[リル。そう呼んでいいのか。
何か、引っかかる気がした。
それは記憶の底から。もとは、共に戦ったはずの、あの。]
孤独。
お前もインターフェースだろうに。
パイロットが、居るのだろう。
[孤独。その概念が。
ひとではないイステには、薄いのか。]
――。
……お前は 紅い。
[緋色の眸は宝石のように白皙の肌に映えた。
どくり、と。コアが訴える。
躊躇するなと、訴える。
蒼真を後ろに庇うように、
少し前に出たのはごく自然。]
――それは、そうと。
随分注目されているが、それはいいのか。
こすぷれ、というのだろう。
[真顔だった。]
[ソウマから一歩距離を取りながら、蒼い空気を纏うイステを見詰め返す。
【リル】がインストールされる以前のインターフェイスの記録は、抹消されている。]
……何、だ。
そして、パイロットが居るのか、
と言う問いは、其方からの戦闘開始宣言
に繋がるのだろうか。
[こすぷれ、首を傾ける。真顔に返すリルも分かっていない。皆着れば良いのに、いや何でも無い。]
──そう、此処は随分と人の数が多い。
戦闘を開始すれば、放送を見ても日々の営みを変えぬ
この一般人達を巻き込む場所、ではある、が。
な・・・・・・!?
[頭に電流が走る。
そうか、僕は先程・・・・・・記憶の開示条件を”満たした”。
ラミアに乗っていないのに、頭に記録が流れ込んできている。
もしかしたら、リルにもこれは伝わっているのかもしれない]
…――。どうして。違う。
お前から、違和感を感じる。
――お前は、誰だ。
[「リル」ではない。
前は、もっと違った名前だったはずだ。]
勘違いするな。――宣戦布告ではない。
こんな人通りの多いところで始めるわけにはいかない。
パイロットが居るなら、
ひとり、ではないのではないだろう、と。
そう、謂ったのだ。
[リルの心中を、イステは分からない。
首を傾けるのと、同じ方向に首を傾いだ。
どうやら相手も知らないらしい。
みんなインターフェーススーツで街を闊歩したら目立つだろうな。なんでもない。]
[コスプレ、に蒼真の突っ込みが入ったかもしれない。
寧ろああいうのがいいのだろうか。
というズレたやり取りもあったろうか。]
つまりその格好は、
フィリップの趣味だと。
[更にずれた]
[ずれたやり取りの合間にも、
蘇る記憶が蒼に過ぎる。
突如空より来る《災禍》、
それを古代人は《終焉》と呼んだ。
知恵在る《終焉》。
対抗するための巨人。
熾烈を極める戦い。
その中での鹵獲。そして。そして。
(躊躇うな。最早、あれは私たちの敵だ)
この「リル」は。誰だ。
黒紅を駆るものならば。
記憶の欠落により、終焉に味方している?
否、欠落ゆえ、ではない。
これは。別の誰か。
新たな記憶のインストール。魂の、書き換え]
/*
ノリでアオザイ着せようかと思ったけど、あれって原則オーダーメイドだったかな?
まあ気にしなければいいんだけど(ぉぃ
*/
違和感、
何が、違う?
私は、リル──
この【青い】【星】を滅び行く故郷からの
移住先とするため、お前達と戦う。
[古代から残るインターフェイスが、リルではないリルを知っているとすれば、]
お前達の阻止せんとする
【終焉】を望む者だ、ぞ。
それ以外の何者でもない。
[だと、するならば。
《終焉》は、何を求め、望み、攻め入ったのか。]
――戦わない。此処では。今は。
[それだけは、明確に、はっきりと。
蒼真を庇うように立ちながら、
リルの紅を 見つめていた**]
[続くイステの言葉に、パイロットが居ないとは答えなかった。
パイロットの居ない現状、戦闘回避が適切。相手の宣言に備えて、最適な逃走ルートをスキャン。ラミアを召還し騎乗して逃げるかも選択も含めての検索。]
フィルの好み、は、
[ざんねんなところで否定の言葉が途切れる。
頸椎を抜けて頭部に、何か電流のようなものが駆け抜けて行く。
思わず頭部を抑えてうずくまりそうになる、異変。それは、今は離れた場所に居るフィリップに何かが生じているのかもしれない。]
──……ッ
ま、た ……記憶 か?
何が、起きている。
何が起きているのだ、フィル!
[真紅の片目に黒手袋の指を当てて、イステとソウマを睨んだ。
彼等が追い掛けてくるかどうかも確認せず、駆け出す。]
ッ…待て!!
[咄嗟に懐から銃を取り出そうとして
蒼真に止められた。
こんなところで発砲――正確には焔だが――を出せば
大騒ぎの上に指名手配を免れない。
駆け出した2人は、雑踏に紛れるリルを
やがて見失おうか*]
セクター4 記録時期 B.C.∞
[観測記録 調査装置稼動開始より【31日】。
惑星探査装置からの報告は非常に残念なものであった。
この【青い】【星】の環境は結論から言うと”移住不可能”という事になる。
大地や生態系、気候。それら全てが【美しい星】人にとって不適応である上に、大気も毒性である事が判明した。
この星への移住を諦めるか、それとも・・・・・・
連日連夜の打ち合わせが続く。
つまり、この地球に対して惑星調査装置に搭載されている機能【テラフォーミング】を行うか否か、だ。
私はこう進言した。
『調査が必要だ。
それを行う事により、【青い】【星】の生態系も気候も崩れ、星に住んでいる生物が結果どうなるかという事を考慮しなければならない。
もし、それを考慮しないで【テラフォーミング】を行った場合、我々は悪魔に魂を売るかの如き罪を背負うことになるかもしれない。』
そして、何よりこの【テラフォーミング】は、私と妻の研究内容なのだ。
私にとって、この苦渋の選択を選べない大きな理由でもある。妻には罪を背負ってもらいたくは無い。
・・・・・・ 苦悩の日々は続きそうだ]
セクター5 記録時期 B.C.∞
[観測記録 調査装置稼動開始より【74日】。
緊急事態が起きた。
惑星探査装置が打ち上げた地表部分の素材に、毒性のウィルスが混入されていた。
私が気が付いた時には、既に遅かった。
船員の中には、既にこのウィルスに感染し、命の灯火が消えかけている者もいる。。
私は防塵服で連日作業を行っていた為まだ感染はしていないが、妻が心配だ。
この船には、ワクチンを製作出来るスタッフが居ない事も発覚した。
我々が死滅するか、それともこの惑星を【テラフォーミング】し、我々が地球に降下するか。
残された時間は少ない]
どういう、ことだ。
[近くの植え込みに腰を下ろす]
この記憶。
結局、【フィリップ】は一体どうなったんだ。
[一番大事なところが抜けている。
彼は、何をしようとしていたのか]
・・・・・・
[だから僕はテラフォーミングの研究をしていたのか、そう気が付く。
全てを救う方法を手に入れたのだろうか。この現代において僕らが何を出来るのだろうか。
他のHMを破壊した先にあるものは、何なのだろうか**]
―中核研究所・自室―
…。
[くるくると指を回す。
できることは少ない。
フィルとリルからの連絡もない。]
…。
[息を吐く。
こういう時間は嫌いだ。
「とても長い間、こういう時間を過ごしてきた」。]
[と、部下からのコールが鳴る。]
何だ!
「あ、いえ。先日の青年…円城寺海人から、こちらの方へ連絡が入っています。いかがいたしましょう」
なんだ…
お前、私たちが今「ヘヴンベル氏の遺体を回収し確認しようとしている」ことは知っているな?
今、彼に訊くことはない。
今回はお帰りを願え。私は忙しい。
/*
フィルリルかわいいよかわいいよ。
段ハルかわいいよかわいいよ。
カップル的な意味で
円城寺はどこにいくの 。
イステはキャスリーンを応援しています。
あと地味に鈴木さん好きです。
まて!イステ………ッ!!
[己の前に居たイステが、突然銃を取り出した。
それを後から抱きしめる様にして、
銃を掌で覆い制止する。]
此処では駄目だ、人が多い!
何より、周りに被害が出ちまうかもしれねぇ。
[幸運なことに、周囲の人達は何かの撮影とでも思ってくれているらしい。
理解できない事が起これば、自分の中で一番ありえる答えを勝手に作り納得する。
以前己が話した事が、ここでは都合が良い方に働いたようだ。]
―――ッ!
[今のやり取りの中で、既にリルの姿は雑踏の中へと消えてしまった。
取り合えず追い掛けようと腕を離す。]
いこう、イステ!
とにかく追い掛けるぞ………!
[しかし、結局は追いつくことが出来ず。
完全に見失ってしまうまでにそう時間はかからなかった*]
[抱き締めるような制止に、
びく、と体が強張った。
銃から手を離せば、それはするりとどこかに消える。]
…っ、
[ちらと蒼真を見上げて、
それからすぐに逃げるリルを追いかける。
遠ざかる背中、
完全に見失って立ち止まり、探すように左右を見る。]
何処へ…。
【青き】【星】への、移住、だと。
[青の眸を
鋭くさせながら呟く。
ふるき民は
彼らと言葉を交わすことはあったのだろうか。
理解のできない言葉だったのか。
否。通じていたとしても相容れるはずもない。]
………ッ、駄目だ!見失っちまった。
[周囲を見渡すが、影も形も無い。
走り出す直前、様子が明らかにおかしかった。
一体何があって、どこへ向かったというのか。
ただ一つ言えるのは、
走り出す前に呼んでいた名前――。]
[そして、青き星への移住という言葉。
理解はしきれないか意味する事は解る。
だがそれは……。]
おいおい…………。
宇宙人だとでも、言うつもりか――?
[ソウマとイステが、リルを見失ったすぐ近くの高層ビルの屋上。
警視庁容認の非常用ヘリポートに、突如として姿を現したラミアが目撃される。
未確認HMとEndeavourの戦闘開始か!
と街にざわめきが走るが、ラミアは直ぐに虚空に姿を消した*。]
―街―
―――― !
[ノイズ。
それから弾けるように強い反応。
イステは空を見上げた。
正確には現れた黒紅を。
思いだしかけた名前。
E――Co/lCha/Dis――――
イステは駆ける。
だがEn/Co/lCha/Dis/At/En=6*O―――もはやラミアである機神は、消えてしまう。]
─ ラミア/コックピット内 ─
──…ッ
まさか、まさか。
何処かで戦闘開始してしまったのか?
何故、ラミアに乗っていないのに
記憶の再生、がッ
[移動にラミアを使う事を選択した理由は二つ。
フィリップがおのれの居ない場所で非常事態に陥っているのであれば、臨戦態勢で挑まねばならない。もう一つは、]
[リル1人のガランとしたコックピット内は、漆のような闇に包まれている。
行ってどうなるのか。拒まれる可能性も高い。
フィリップ・ミラーと言う人物は、リルによってパイロットに選ばれなければ、この星の住民として、機神の戦闘等と言う事態には巻き込まれなかったはずだ。]
──やはり、
パイロットに等、
選ばれたくは無かったか?
[フィリップ・ミラーに限らない。インターフェイスに選ばれたパイロットは皆、そうだと言える。もっとも、何も知らず戦わずして【終焉】を迎える事がこの星の住人にとって望ましい事かは分からないが。]
[殺害したインターフェイスの魂は、器である肉体にまるで人間のように緊密に精緻に接続されており、単純にマシンをフォーマットして、インストールとは行かなかったはずだ。作業を行ったフィリップは、生きた人間を細切れのミンチにするような、再びの殺人の苦痛が伴ったであろう。]
インストール可能なレベルの
私自身の詳細な記録を残したのは、
使用可能性を予測しての事。
すなわち私自身の意思、だ。
だが、インターフェイスに成る事で
お前に殺させた対象と、混ざりあってしまった。
『永遠に、君を放さない』
と残したお前はもう居ないが。
あの時の、私も
──もう居ない。
[ピタリとした素材の黒黄のコスチュームの膝に、涙が滴り落ちる。
拳をぐっと握りしめ、涙を拭うことなく俯く。]
─ ラミアの外へ ─
[スクリーンにクローズアップされる、フィリップの姿を見付けた。
周囲に敵影は検出されない。戦闘が行われた様子も無い。
安堵して、地上に降り立つ。]
あり、がとう、ラミア。
──……ッ
フィルッ
記憶がみえ、て
無事で、良かっ、……た
[衝動的に駆け寄る。
彼の首に抱きついて。込み上げる感情と胸の痛みに、離れ難くて。けれども、リルが姿を見せた事自体、彼を傷付けるのではと言う怖れに言葉を失ってしまう**。]
―ビル前―
[コールは繋がるも社長に取り次いでもらえる事はなかった。
回答としては社長はただいま忙しいのみだった]
まったくー、もう用済かぁ!?
戦闘が現在起こっている様子もない…………?
ポルッカは、既に倒されたと考えるべきか??
いや、忙しいというならば逃げられて行方不明とも考えられるか。
どっちにしても俺、これからどうしようかなぁ。
[不安は尽きない。
エンデバーからは切り捨てられる可能性が高い。
だけど、他に交渉が出来そうなところなんてなかった]
あー、もうフィリップにでも頼るか!?
誰か助けてー!!
[何時もの如く大声で叫んだ。
何かをしたいけども、今は行動指針がなかったから**]
サラ・ミラーが「時間を進める」を選択しました。
―街中/高層ビル近く―
追わなければ―――ッ
[蒼真の手首に触れ掴み、
目配せをする。
宇宙人、と蒼真が戸惑いながら呟く。]
―――侵略者、だ。
[イステはそう理解する。
リルの狼狽えも悲哀も、
まるでひとのようなのに。
否、だからこそ。]
私たちは、あれを
倒さなければならない。
― 街中 ―
[手首を掴むイステへと顔を向け、
呟く言葉には何処か苦笑めいた笑みを。]
……ハッ、巨大ロボットの次は宇宙からの侵略者か。
本当に、アニメやコミックの世界だな。
[それは、全ての子供が憧れる姿。
大人になれば忘れてしまう、
泡沫の花の様な純粋な憧れ。]
そんな気持ちなんて、忘れちまったが………
やる事はもう決まってるよな。
[正義とか世界の為とか、
そんな事はもう口に出来なくなってしまったけれど。
約束の為、それぐらいが自分には丁度良い。]
――行こう、イステ。
[相手にも事情があるのかもしれない。
何か不幸な物語があったのかもしれない。
知れば心が動くのかもしれない。
それでも……譲ることは出来ない物がある。]
『俺達』はあれを、倒さなきゃいけねぇ。
[蒼真の手を引くのと逆の手で触れる携帯端末、
反応が強い方へ、強い方へ。]
―――ソウマ、連絡はないか。
[その道中、尋ねた。
ダンは、ハルナはどうしたろうか、と]
リル・・・・・・
[突如現れたラミアから飛び出して来たリルが抱きついてくる]
・・・・・・
[言葉がうまく出ない。
彼女を独りにしてしまった。約束をしたのに、飛び出した。
僕なんかよりよっぽど孤独な彼女を置いて。
今僕を抱いているリルは、一体何を思っているのだろうか。
【フィリップ】という記憶を抱きしめているのだろうか。
パイロットであるはずの存在を抱きしめているのだろうか。
心が苦しい]
……ああ、まだ無いみたいだ。
[走りながら、不安な気持ちがどんどん大きくなる。
きっと端末が壊れているだけだ。
もしかしたら疲れきって休んでいるのかもしれない。
そんな楽観的な気持ちが、どんどん闇に消えていく。
思い出されるのは昨日の全てが終わった川沿い。
赤い……どこまでも紅い爆発。]
――……くっそ!
[不安な気持ちが苛立ちとなって、
思わず声が漏れる。]
『祈っている貴方は、
嘘でもなんでもない
まやかしでもない
ちゃんとそこに...今はこうして私にも
見えて....いるから ....』
[ぎゅっ、とリルの体を抱きしめる]
僕は。
【フィリップ】の中にある、【リル】の思い出でもなくて。
パイロットとインターフェースの繋がりでもなくて。
―街中―
―――…。
[イステは、僅かに眉を寄せた。
分析を。可能性の精査を。
そして、何を成さねばならないか。]
ソウマ。
まずは「リル」を、追おう。
[今一度確かめるように口にする]
居るんだろう、
その先に、「フィリップ」も。
――……ッ。そう、だな。
[今、心を乱しても仕方が無い。
とにかく目の前に……
手が届きそうな方を追うことが先決だ。]
フィリップ助教授……いや、フィリップは恐らくEndeavour側のパイロットだろう。
それさえ抑えられれば……ッ!
…―――ああ。
本当は。
インターフェースを討つのが一番だ。
インターフェースが居なければ、
機神は呼び出せない。
乗り手にその能力はない、はずだ。
だが、そう簡単にはいかないだろうな。
[そしてそれはそのまま己にも当てはまる。
はず、と濁したのはフィリップが侵略者ゆえの特殊な力を備えていた場合を想定してのこと。]
― Endeavour社ビル前 ―
[街頭の大画面テレビがニュースを流している。Endeavourと「テロリスト」との、巨人同士の戦い。キャスリーンはじっと、それを見つめていた]
……あら、お早いお帰りでしたわね。門前払いでもされました?
[そして円城寺の唐突過ぎる叫びを聞いて、キャスリーンは固めた右拳を彼の頬へと軽くご馳走した]
私の健康を害するので、そういう事は私のいない所でやってください。
それから、意味もなく大声で名前を呼ばれたフィリップという方には、後で謝罪しておいた方がいいですわ。迷惑でしょうから。
円城寺、ニュースを見ましたか? 機神の戦闘があったようです。私はその戦場の跡地へ向かうつもりですけれど、あなたはどうしますか?
[行き詰まった風の円城寺に冷ややかな目を向けつつ、そう言った]
[胸が苦しい。
再生された記憶は過去を鮮明に甦らせる。
今のフィリップは苦しいだろうか、つらいだろうか。
戦闘では無かったようだが、何が起きたのだろう。
首にしがみついている腕が震える。]
──……ッ
[顔を埋めたまま、何かを言おうとしたその時、彼の腕に、抱きしめられるのを感じた。]
[彼が先に口を開いてしまうのが、怖い。
けれども、フィリップの言葉を聞かなければ。
涙で濡れたままの瞳を大きく見開く。]
……フィ、ル
私 は……、
[フィリップを見上げた。
くちびるに笑みを浮かべようとしながら、首を横に振る。]
全部、だ。
過去の記憶も、
今のお前も、全部── 愛しい。
何も出来ないのが、口惜しい。
他のパイロットとは、乗れるとしても、
乗りたくない。
[リルの言葉を聴き、体が震える。
自然と涙が流れる。
今までとは全く違う。リルと傍にいる、それを実感出来る。
独りじゃ、ない。
リルの顔が少し近づいてくる。
その顔も、表情も、何もかもが愛おしい。
体中でリルの存在を感じていたい。
気が付くと、少し瞼を閉じ、リルの唇へと吸い込まれていった]
ぐべぇ!?
[いきなり飛んできた右ストレート。
反応できるわけもなくクリーンヒットした]
健康云々を言うなら、俺の体の方がよっぽどだよ。
この理不尽女。
フィリップはフィリップだからいいよ、謝らなくても。
きっとなれてるだろうし……。
ニュースは見てないな。
リアルタイムじゃないものに興味はあんまり。
いや、俺はやめておくよ。
ポルッカもいないし、エンデバーからも用済みってことっしょ。
日常に帰るのが一番だと思わないか??
[作った笑顔で話した]
日常……ですか。生温い、けれども少し心地よい……日常かしら?
[律儀にハンカチを返しに来た少年を思い出す。どこまでも真っ直ぐな弾を思い出す。彼らと同じ日常の世界に円城寺は生まれ育った]
その日常が滅びる時が、訪れなければ良いですね。
では、私は行きます。
[「終焉」を討ち滅ぼさなければ、日常が滅びてしまうのだが――円城寺はまだ信じ切れていないだろうと、彼女は悲観する]
私と出会うことがないように祈っておいてください。次に会ったなら、きっとあなたは日常へ戻れなくなるでしょうから。
[その時は日常の危機の時だろうと彼女は思う。彼は、日常に護られる側ではなく、日常を護る側に回れるだろうか。彼女には、彼の作った笑顔の向こう側は見通せない。わかるはずもなかった]
[真紅の瞳は潤んで、泣き笑いのような表情のまま、フィリップを見詰める。何故だろう。今、彼との間に距離を感じない。]
…──
[吐息を零す間もなく、くちびるが重なる。
目蓋を閉じたのはおそらく、リルの方が後だった。]
なーんてな!!
[予想通りの反応だった。
なんだかんだいいつつ、キャスリーンは俺の意見は尊重してくれていた。
だから、ちょっとからかいたくなっただけの話だった]
いったろ、愉しくてしょうがないって。
だから、同行しよう。
[今度は作り物ではなくて本当の笑顔で答えた]
……私は楽しくありませんけれど。
[キャスリーンは振り向きもせずに呟いた]
自分の身は守ってくださいね。
[円城寺が後ろに乗った事を確認すると、アクセルを開く。死なない程度の安全運転を心がけながら、キャスリーンはうなる軍馬を駆った]
またまた〜、なんだかんだで楽しんでるっぽいのにつれないねぇ。
自分の身はがんばるけど、不意打ちは勘弁ね!
[現状は未確認HMやエンデバーよりキャスリーンのキックの方怖かった]
またまた〜、なんだかんだで楽しんでるっぽいのにつれないねぇ。
自分の身はがんばるけど、不意打ちは勘弁ね!
[現状は未確認HMやエンデバーよりキャスリーンのキックの方が怖かった]
/*
このまま機神同士の戦闘も面白がってやったりするキャラなんだろーか。それとも戦闘になったら人が変わったように真剣になるキャラなんだろーか。
ここに至っても、いまだにそんな事すらわからない。
中の人的にはどちらのタイプでもいいんだけど、キャスというキャラ的には前者は頭が痛いだろうなあ(笑
*/
― 移動中 ―
私、現状を楽しめるほど心の余裕はありませんよ?
あなた、やっぱり私の素性や目的を信じていないでしょう?
私があなたを見捨てないのは、あなたが私にとって必要である可能性が高いからです。私の預かる機神《コンゴウ》――その搭乗者の適正を持っている可能性、ですわ。
そんな必死にならなくていいじゃないか。
現状、事態は差し迫ってない。
そりゃ、不審なHMとかいるみたいだけどさ、
少なくとも、キャスリーンの預かる機神はまだ、誰にも知られてないからさぁ。
ほらほら、笑顔笑顔。
まぁ、コンゴウが実在するかは別として、
俺、HMはきっと動かせると思うぜ。
ゲーセンで結構その手のゲームで遊んでたしな。
だから、ニュースを見たのですか、と聞いたのですけれど。
あの規模の戦闘が起きている以上、他の機神が損害を受けている可能性は十分あります。《コンゴウ》一機が無事であっても、他の機神が破壊されてしまってはどうにもなりません。
まさか、《コンゴウ》一機で「終焉」を倒せるなんて、生温い事は考えていないでしょうね? 蹴りますよ、今度は顔面を。
ゲーセンやゲームというのが何を意味するのは知りませんけれど。それは殺し合いなのですか?
/*
真剣にならないキャラのような気がしてきた。
コメディ路線の方が良かったんだろうか。シリアス寄り希望が来てるとか言ってなかったっけ……(悩
*/
/*
円城寺はどうしたいの…だ…?
か、皆目見当がつかない
キャスリーンがあいつをひきずって
乗っけるしかないんじゃないだろうか。
初バトルだね!
――……。
[辿り着いた先に、確かにその姿はあった。
助教授として姿は見知っていたフィリップも確かにいる。
ここまでは問題はない、のだが。]
……どうしたもんか。
[頭をガリ、と掻く。
流石に闘う覚悟をしていたとはいえ、
あの状況の中に不意打ちを仕掛ける
という状況は想定してはいなかった。
どうにも判断が付かず、ゆっくりと近づいていくのみ。]
だ〜か〜ら〜、見てねーんだってば!
えっ、自慢げに語ってたのにコンゴウ一体で敵に勝てないわけ!?
やだ、なにそれ怖い……。
あ、たんまたんまたんま、顔面は勘弁シテクダサイ。
ゲーセンはHMのシュミレーター的なゲームがあるんだよ。
あれだ、殺し合いではないけど、動かしてるのと同じレベルのはず。
・・・・・・
[暫くリルの唇の感触を噛み締め、そっと離す]
ごめん、なんか、その。
[少し照れくさくなり、下を向く。
自分の中にお起きな変化があったとはいえ、自分の思いをぶつけすぎている気がした。
だが、そんな考えとは反してリルを抱く腕の力は強くなる]
―フィリップたちよりやや離れ―
…――、…
[歩幅が小さくなり、やがて一度とまる。
蒼真に問いかけるように視線を向けて
それからもう一度彼らに向き直る。
今は誰も見ていない携帯端末の液晶に、
深緑色の反応がごく僅か、
本当に僅かに、あった。
グロックC18の形をした魔器は
必要ならば顕現させるだろう。
リルは、フィリップは、
近づくものたちに気づくだろうか。]
何も知らないのに何も私に聞こうとしないで、自分勝手に想像で補おうとするからそうなるのです、馬鹿城寺。
大体ですね、私は人類が滅びると言ったでしょう? 「終焉」には人類を滅ぼせるだけの力があるから、それを阻止しないと滅びると言っているのです。
そんな存在を一機で屠れるのなら、いったい《コンゴウ》の戦力とはどれほどのものなのですか。たった一機で世界を滅ぼしてお釣りが来る事になりますよ?
シミュレーター? 模擬戦のことでしょうか。
「終焉」との戦いは殺し合いです。そのシミュレーターというのは殺し合いの役に立ちますか?
/*
>>281
それってレースゲーム得意だから車を運転できるよって言ってるのと同じレベルだよなあ(笑
つーか《コンゴウ》は HMと技術体系が違うって言ってるじゃねーか!(笑
↑コメディ路線だとこういう内容のツッコミになると思われ。
*/
なぬぅ!! 理不尽女にさらに失礼を追加だ!!
終焉ってのはが世界を滅ぼせるならば、
その抑止力は単独で何とかできないと駄目だろー。
それって、もはや抑止力にはならないとおもうんだけど……。
コンゴウの戦力なんて知らねーさ。
だって勝手に想像で補ってるんだもんね!!
そうそうシュミレーターは模擬戦みたいなもの、
よく出来てるんだぜ??
少なくとも並みのHMパイロットには負ける気がしないぐらいには遣りこんでる。
あなたがEndeavourの工場で見せた態度も十分に失礼でしたよ、円城寺。
抑止力等々の話はもう少し想像力を働かせてご自分で考えてくださいな。とても説明しきれません。
私がシミュレーターというものに疑問を持っているのは操縦能力ではありませんよ。殺し合いをする覚悟の方です。その模擬戦のようなものは命の心配をするようなものなのですか?
あと……《コンゴウ》と現代のHMの操作法がどうして同じだと思ったんです?
/*
>終焉ってのはが世界を滅ぼせるならば、
>その抑止力は単独で何とかできないと駄目だろー。
これは素でわからん(笑
*/
[声が聞こえた。
千々に乱れた繋がりの向こうから、呼びかけるように。
懐かしい声でも
いとしい声でも
ふしぎな声でも
なんでもない。
ずっと前から――知っている。]
[みんなは 私を笑うかな?]
『...、分析不能。』
[そうか。
...
クロムにも分からないなら、私にも分からないや。』
ああ、エンデバーはいいんだよ。
社長はともかく、他の連中は威張り散らしてる連中が多いから、
あれぐらいやっとかないと、まともに話してもらえない可能性があるからな。
抑止力は、まぁいいや、よくわかんねーし。
コンゴウが実在するのかしらねーし。
覚悟はもうみてるんじゃない??
俺はやる時は躊躇なくやるよ。
[工場での機体を奪取しようとしたように]
操縦については、HMと機神が同じっていうから操縦系統もきっと同じだろうと思っただけだけど?
なんか、おかしい点あったかい?
『.... 接続不良。
外部介入により、緑光晶の形体維持不可能。
推測。
接続による存在感知も不能になる。
最後の対話。
先刻の質問。
可能な範囲で答える。
笑わないと推測。
段田弾と、フィリップ・ミラーは
笑わないと推測。』
[...あなたと一緒だと、退屈しなかった。
誰にも私の声は届かなかったけど
あなたには私の声が届いていた。
私にはあなたの声が届いていた。
...でも、もう、お別れなんだね。
あなたとの繋がりが、細くなっていくのを感じる。]
後先考えずに無鉄砲な事をしようとした事なら覚えていますけれど。あなたにとって殺し合いとは、そんなに軽いものなのですか? あなた、本当に死を怖れているのですか?
[キャスリーンは覚悟を見ているだろうと言われて苦笑いした。あれは覚悟と呼べるのだろうか]
似ているとは言いましたけど、同じだなんて言っていませんよ。技術体系があまりに異なる《コンゴウ》と現代のHMの操作法が共通しているとは、とても思えません。
古の時代の機神たちですら、それぞれ技術体系が異なっていたというのに。
[楽観的なのは想像力の欠如からだろうか。彼女には円城寺の心情がわからない。+]
『修正。
細くはなっていない。
既に千切れている。
空想の友人。
必要なくなった。
再会の必要もない。
生み出された意義。
虚偽。
あなたを再生する為の。』
[.... あなたが
あなたが、どんな意義を以って生み出されたものでも
私にとっては、ずっと友達。
とても情けないことも
とてもばかなことも
沢山聞いてもらっていた気がする。
あなたは、私と一緒はイヤだった?]
死にたくないからこそ、軽いんじゃないかなぁ。
ほら、やられる前にやるというかなんというかって話じゃねぇ??
もちろん理由なく殺したり殺されたりはしたくないよ。
そもそも殺し合いなんて困るし。
俺は、だれも殺したくないし、殺されたくもない。
ただ、愉しく生きたいだけさ。
[コンゴウの操縦系統については]
まぁ、そこはどうでもいいんじゃねぇの??
俺が現代のHM系統なら少し経験あるよーって話だからさ。
まったく系統が違うとしても、同じようなでかい機械に乗るんだったらないよりはあったほうがいいはずだ。
[重なっていたくちびるが、そっと離れる。
睫毛を揺らして目を開くと、うつむいたフィリップの頬の輪郭が視界に入ったから、フィリップのこめかみのあたりに手を伸ばして、そっと触れた。]
どうして、謝るの。
私は、
嬉しい
と言ったぞ。
[囁く。]
[背に回された腕に力が籠るのを感じると、小さな声を漏らした。
薄くくちびるを開いたまま、目蓋を閉じて。
フィリップを、抱きしめ返す。]
[ごでぃば?
それはよく分からないけど
あげてはならないと私の直勘が告げているので
半分こ。
...じゃあ、ばいばい、クロム。]
/*
> パナケイア(Panakeia, ギリシア語: Πανάκεια)は、ギリシア神話に登場する、癒しを司る女神である。ローマ神話ではパナケア(ラテン語:Panacea)と呼ばれる。
> 医術を司る神アポローンの孫で、アスクレーピオスの娘たちの1人である。その名前には「全てを癒す」の意味があり、中世の錬金術師たちがエリクサーや賢者の石の材料と考えた霊薬の名ともなった。今日でも「万能薬」(英語:panacea)の意味で使われる。
へええ
そうだったのかあ。
[強く抱きしめられ返す。
こんな些細な事が、心地よかった]
その、なんていうか。
何も言わずいきなりこんなことを。
いやそうじゃなくて。
[上手く言えない。暫くこのままでいたい]
もう一回、約束させてもらえないか。
もう二度と離さない、って。
あなたの感覚が私には絶対に理解できないという事はわかりました。
[余りに違い過ぎて近寄る事すらできないように思えた]
私はあなたが不安です。まるで「とにかく愉しいから《コンゴウ》に乗って『終焉』と戦ってもいいよ」と言っているように聞こえます。
[そんな人間に誰が世界の運命を任せられるのだろう。円城寺がそんな人間ではないと思いたいが、何度会話を重ねてもそんな人間に見えてしまう]
円城寺 海人が「時間を進める」を選択しました。
投票を委任します。
円城寺 海人は、会社員 に投票を委任しました。
積極的に戦いたいわけでも乗りたいわけでもないっつーの。
終焉と戦っていいよなんて一言も言ってねーよ。
都合がいい解釈はやめてくれるか。
覚悟があるか?と聞かれたから、やる時はやるっていっただけの話だ。
[愛していると言った。二人の間に距離が感じられなかった。
言わずとも、くちびるを重ねる理由には十分なのでは、と思いながら。]
律儀だ、
フィル……?
[視線を上げる。また泣き出しそうになってしまう。
言葉に詰まり、返事までに少しの空白が開いた。]
──うん。
二度と、
離さない、で。
離さないで居て欲しい。
私は、最後までフィルを守りたい。
[私も約束して良いかと、囁きかけて──気付く。]
[──追っ手の気配。
フィリップを抱きしめたまま、蒼を纏う気配の方角を振り返る。]
敵のパイロットと、
インターフェイスだ。
……追って、来たのか。
都合がいいも何も、乗る気が無いのなら「操縦できると思う」「覚悟はあると思う」なんてアピールをする必要無いでしょう? あなたは何がしたいのです?
私の経験的には、必要も無いのに出来る出来るとアピールするのは決まって友人のいない哀れな寂しがり屋でしたけれど。……円城寺?
[キャスリーンは生暖かい視線を向けた]
聞かれた事に答えただけだよ。
はいはい、哀れな寂しがり屋で結構だよ。
[これ以上は話しても無駄のようだった]
………………、絶対のらねぇ。
[ぼそりと呟いた言葉が聞こえたかはわからない]
―植え込みの付近/フィリップらの側―
――――…。
[仲睦まじく見える男女が二人。]
悪いが、追わせてもらったぞ、「リル」。
お前が、フィリップだな。
私はイステ。
[リル、に未だ違和感の欠片をのせ、
先んじて名乗った。
決して現場が気まずいからではない。イステは、真顔だ。]
― 街 ―
[不意にキャスリーンはバイクを止めて、シートから身体を降ろすと、]
馬鹿でしょう、あなたは。
[円城寺を蹴り飛ばした]
頭を冷やします。あなたも頭を冷やしておいでなさいな。
[唇を噛みつつ、キャスリーンはバイクにまたがった。
――何の偶然か否か、この場の近くで二組の男女が対峙していたが、キャスリーンはその事に気付いていない]
……本当に貴方なんだな、『フィリップ助教授』。
[こちらに気づいた二人に、気まずそうな空気を取り払い声を掛ける。
呼ぶ名前の肩書きは少し強調して。
大学の敷地内で何度か見掛けた姿を視線の先に捕らえていた。]
イステ・・・・・・リルの知り合いか?
というわけには、いかないんだろうな。
[リルを抱く腕はそのままで、少し目つきが引き締まる]
先刻、街中で遭遇した。
追われてしまった、らしい。
パイロットの風限 蒼真(カザギリ ソウマ)は、
帝都大学医学部の学生だと。
──データにあった。
風限蒼真か。
学科は違ったはずだが、名前は見たことがある。
一度見た名前を覚えるのが得意でね。
で、ということは君たちもHMを所持しているという事かな。
うわぁぁぁぁ!?
[キャスリーンに蹴っ飛ばされる。
飛んだ先には、2組の男女の姿があった]
いててて、キャスリーンのばーーーーか!!
[回りを気にせず、大声で叫んだ]
…知り合いといえば知り合い。
そうでないといえばそうではない。
[器はインターフェースのもの。
けれど魂はそうではないと言葉の奥に篭めて]
是(ぜ)だ。黒紅の機神を繰る者よ。
私たちは、「終焉」に抗う者。
HM、と呼ぶならそうなるんだろうな。
[いにしえの、時を越えて現れた機神達。
それを現代で呼ぶのなら、そうなるのか。]
「君達も」ってことはフィリップ助教授もなんだろう?
黒紅の機神のパイロット……。
Endeavourと一緒に行動してる、な。
…今走り去ろうとしてるのは
キャスリーン・ロンズデール?
[それは呼び止めるに足る声であったろうか?]
エンジョウジ。
お前たち、何をしている。
どう見ても今のは危険領域だった。
[真顔だった。]
/*
>>328
>空気読めよ……この馬鹿。
痛い痛い痛い痛いごめんごめんごめんごめんすみません!
いやあれなのよ、円城寺って最近全然風限イステ組やフィリップ夫妻と絡んでないから、絡ませたかったんですよ。あと戦闘を間近で見たら意識変わるかなとか、そういうのも。
どうみても空気読まない無茶振りです、すみませんすみません(ぺこぺこ
*/
[イステと知り合いかと問われると、何か薄い膜に包まれたものに触れるような不可解な感覚を覚える。完全に抹消されたはずの記憶が、何処かに未だあるとでも言うのか。
否定するように首を緩く横に振った時、何か見覚えのあるヒトが振って来た。]
──……
……円城、寺ッ。
なんぱを断われたの、か?
[見間違いで無ければ、バイクに乗った女性に蹴飛ばされて居た気がする。
円城寺の登場インパクトに加え、バイクは勢いよく去ってしまった為、相手がインターフェイスである事には咄嗟に気付かない。]
そうそう風限だ、風限。
いや、うん、忘れていたわけじゃないぜ。
イステちゃんの言うとおり、何してんだろうなぁ俺?
[逆側を振り向き]
あら、そこにいらっしゃるのはフィリップと。
その妹であり、振られたと噂のリルじゃないか。
まぁ、ナンパを断られたというかそんな感じ??
[説明すると長くなるから肯定しておいた]
解説すんなよ、二人して……。
[フィリップとカラサワ?の二人が揃って解説する姿に苦笑いした]
いやー、何をしてるかは俺もよくわからなくてねぇ。
痛い、とても痛い。
だけど、多分怪我はしてない。
って、おいおいおい、了解しないでしないで!!
[フィリップの腕の中で、じ、と円城寺を見る。]
円城寺と違って、
振られてない、 ぞ?
[少しだけ恥ずかしそうに、む、と返してから。
片手を空に伸ばして、講義室でそうしたように指先から放出する光の波紋。円城寺の身体を再び、スキャンしてみる。あの時と同じだった。]
相変わらず、
奇妙なシグナルが──出て居る、な。
ひゅー、妹と付き合うなんてフィリップもやるねぇ。
そのうち、あの社長も入れてハーレムなんじゃないか?
[少しだけ恥ずかしそうにするリルを見てニヤニヤしながら]
まったく、ハラギリは失礼だぜ。
俺の周りはどうにも失礼な奴が多すぎる。
それに俺は別に敗者じゃないぜ。
敗者って言うのは立ち上がれなくなった者だからなぁ。
/*
キャスリーン・“火炎瓶”・ロンズデールと改名すべきか。
思いつきで行動したせいで(※詳細は後述)、この後自分がどう動くか考えていなかった。どうしよう。
※当初考えていたのは、
・>>261で円城寺がついて来なければ、単独でフィリップ夫妻と合流
・>>261で円城寺がついて来たなら、円城寺と会話してお互いの溝を埋められるなら埋めつつ、二人でフィリップ夫妻と合流
というものでした。こんなに円城寺と仲違いするのは計算に入ってなかったんです、はい。
で、仲違いするのもありかなーと思い始めて、じゃあバイクから蹴り飛ばして捨てていくか、と考えて、ただ捨てて行くのもあれだから四人組の近くに捨てていこうかな、でもひどい展開だな、という風に思考が推移した次第。
*/
おーおー、クールぶってる割にはやることやってるんじゃん。
この野郎、馬鹿野郎。
スケコマシー!!
[なんかイライラとしたのでとりあえず茶化す事にした。
イライラの大半はバイクに乗っていた時の出来事が原因だったのだけど]
・・・・・・こほん。
[そう言って、さっきからリルと非常に気まずい体勢であった事に気づき、そっと腕の拘束を解いて少しリルと離れようとする]
[再び間違えられる名前に深く息を吐いて。
面倒そうに訂正を――]
だから風限だと………ッ!?
待てイステッ!ちょっとそれは言うな!
[しようとして、
続くイステの言葉を慌てて制止する。]
ん、
[止められた。]
謂うな。…分かった。まずいのか。
[頷いた。理解できているか怪しい。
それから、円城寺へ眼を向ける。
リルがスキャンして感じたように、
大学でイステが感じたように、
気配は 何処か、普通と違う引っかかるもの。]
[なんとも緊張感のない状況になったが、だが少なくともあの男女はHMを所持している。女性のほうがインターフェースという事だろう。
対して、円城寺もあの声明文をEndeavourに届けた人物。
リュースの仲間となれば、こちらもHMを所持している可能性はある。
・・・・・・ 交戦は免れられないだろうか]
ちなみに、フィルと私は、
見ず知らずでは無いな。
そちらの二人も、見ず知らずでは無い気がするのだが、な。
パイロットとインターフェイス故に。
[首を傾ける。離れようとするフィリップの服の裾をきゅっと握る。]
──円城寺は何故、
ポルッカの宣戦布告文をサラに届けたのだ?
フィリップ!
一つだけ聞かせてくれ。
[色々と振り切ったように声を掛ける。]
アンタやEndeavour社は………
「終焉」の目的やら何やら全部解った上で協力してるのか?
それとも、そういう事とは関係なく俺達が企業として邪魔だから排除しようとしているのか?
[囃し立てる円城寺を見る。
尚スケコマシの意味が分からない。]
痛くとも怪我がないなら好い。
エンジョウジ。
そしてひとつ忠告する。
怪我を重ねたくないならば、此処から退くがいい。
可能性の問題だが、否定はできない。
[言い置いてから、リルを見た。]
見ず知らず。
確かにソレは当てはまらない。
では、ナンパではないのか。
[真顔。]
――宣戦布告?
リル?? なぜそれをお前が知っているんだ??
[笑顔は崩れて一瞬だけ真剣な表情に]
というか、それ俺に似た人物らしいけどな、
Endeavour社にも散々、声掛けられて困っているんだけど。
コレイア14世ですか?ってさぁ。
[適当な嘘をあえてつく。
リルが知りえるはずのない情報を知っていた。
警戒すべき事態だと感じたから]
終焉ってなんだか大層な名前だな。
ん?? ちょっとま、排除??
[ロジックが埋まってくる。
リル、
イステ、
そして金髪のイステ似の少女、
宣戦布告をしたポルッカ、
そして、Endeavour社、
排除というワード。
全てのワードが繋がった時、導かれる結論は――]
[風限の言葉に振り向き]
僕らはEndeavour社の人間では無い。
彼らの目的も全て聞いているわけではない。
だが、僕らには僕らの考えがあって行動している。
その結果、君たちのHMと対立し、Endeavour社と目的を共にしているというのは間違いない。
終焉、についてだが。
残念ながら、僕らはそれが何処にあるか、そして何をしようとしているのかを完全に把握しているわけではない。
だが過去僕らが乗るラミアは、終焉と呼ばれている物を守るために君たちと戦ったのは間違いない。
/*
イステ似にされたwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
そ、そんなこと一言も書いてないよ!!
[そう真面目に返答はしているものの、リルと少し距離を取る作戦は水面下の攻防の結果、リルの圧勝だったようだ。
服を掴まれ、真の意味で離れることは出来ない。
情けない話だがリルに身を任せる結果となり、わずかに空に視線を上げ天を仰いだ]
/*
>>357
>そして金髪のイステ似の少女、
>エンジョウジ:おい、イステ似なんて一言も謂ってない…!!
オキセンシェルナの事かな。どこかで円城寺がイステに似てるとか言ってた気がする。少女かと言われると大いに悩むが。
*/
[心の何処かにあった、一つの希望。
フィリップは「終焉」の目的や存在を知らされておらず、
その上で自分達と敵対しているという可能性。
もしそうだったならば説得が出来るかもと思ったが
結果は互いの立ち位置の境界線を浮き彫りにする事となった。]
[円城寺に至ってシリアスな展開に繋がる質問をしながら、ソウマからイステに向かったらしきナンパの状況について、真顔で答えたイステの顔を、深く覗き込んでしまった。
人間とは異なるインターフェイスは、本来、イステのようなもの。
今のおのれは何者なのだろうと、似て非なる鏡を覗き込むような、心地がした。
フィリップを離さなかったのは。彼の予想と同じく、イステ達のHMと、メッセンジャー円城寺と言うコマが揃った状態の現状への警戒心もある。警戒を必要としない状況でも、離さないような気もするが。]
― 街中 ―
くっ……!
[後輪が横滑りして転倒しそうになる。運転に集中できていないからだ。怒りに任せているからだ。それに気が付いて、バイクを止めた]
私が、冷静さを失っているというの。
[それはとても久しぶりの事に思えた。キャスリーンは氷であり、炎でもある。怒りを覚える事は別に珍しくない。だが、どれだけ心が熱くなっても冷静さを失わないようにしてきた。
冷静さを失えば判断力が鈍る。判断力が鈍れば死に直結する。そういう世界、そういう時代を彼女は生き抜いてきたはずだ。なのに、なぜ]
悔しい。
[悔しい? 何に? 漏れた言葉にキャスリーンは愕然とした]
――《終焉》。
私たちは、《終焉》を打ち倒さなければならない。
お前たちが此度、
この時代で《終焉》を守るというならば
――戦いは避けられない。
[立場の違いは明白。蒼真の言葉に同意する。
それから、リルを見て。]
そして。
この星を、過去より時超えて来るお前たちの
移住先にさせることも できない。
[イステとセキサバ?は未確認HMのパイロットとインターフェイス。
だとすると、ポルッカと金髪も同様。
倒れたのはポルッカ達と考えるのが妥当。
フィリップとリルも同様。
だが、フィリップとリルは終焉に組する者。
リルが俺の宣戦布告伝言を知っている以上、
Endeavour社も終焉に組する者。
そして、キャスリーンの言葉「一体では終焉には勝てない」
此れが本当ならば、ここでセキサバ?とイステを落とさせるわけには行かない]
[イステとセキサバ?は未確認HMのパイロットとインターフェイス。
だとすると、ポルッカと金髪も同様。
倒れたのはポルッカ達と考えるのが妥当。
フィリップとリルも同様。
だが、フィリップとリルは終焉に組する者。
リルが俺の宣戦布告伝言を知っている以上、
Endeavour社も終焉に組する者。
そして、キャスリーンの言葉「一体では終焉には勝てない」
此れが本当ならば、ここでセキサバ?とイステを落とさせるわけには行かない]
聞いたから知っている。
──円城寺。
Endeavour社に向けたパイロットの宣戦布告文を、
ただの学生のお前が届ける。
その目的が分からなかったから、
本人に質問をした。
風限達とも、仲間では無い──よう、だ、な。
……今は。
ただの学生なら立ち去れ、
と言うとイステの言葉の繰り返しになってしまうが。
[リルの緋色が青色を覗き込む。
その心中を知る由もないが、
探るような様子は見て取れた。]
……何だ。
[感情の起伏の薄い、人形じみて整った顔。
インターフェース。
古代の技術で、その更に過去の遺物で編み上げられた
魔導の産物。イステ。ヴォルバドスの魂。
それでも。
蒼真がらみで、眸が揺れることは、ある。
イステ自身が気づいているかどうかは分からない。]
成る程。
[交渉の余地は元々無かったようだ。
風限の返事と、そしてイステの終焉に対しての考え。
移住に対しての完全なる否定。
結論は出ている]
ならば、戦うしかなさそうだ。君達と。
いや、だから俺じゃないってば……。
コレイア14世って奴でしょ、宣戦布告文届けたのは。
ああ、そうだなぁ。
そいつとは、仲間とか友達っていう程じゃないなぁ。
ただの学生だから立ち去るって言いたいけどさぁ。
なんか仲間はずれっぽいからやだなぁ。
それに、リルとイステちゃんが険悪なの放置して帰るのは、
紳士としてよろしくないんじゃないか?とな。
[だが、まだ疑問は残っている。
開示されていないセクター7の記録。
そして、現代における終焉、つまり惑星調査装置の所在。
【フィリップ】は、テラフォーミングを行うことを躊躇った。
ならばセクター7では一体何が起きたのか。
彼らが、終焉とそれを呼ぶ理由が、そこにあるのか]
で、近親趣味のフィリップ教授。
なんで、そんなに好戦的なんだい?
あ、少しだけ訂正、フィリップ助教授。
アンタらしくもないのがきになるんだけどさ。
/*
>>370
キャスリーンが聞いていたら絶対「紳士という言葉に謝罪すべきです」と言ってただろうなあ。
*/
過去より超えて出てくるものの移住先??
イステちゃんなにいっちゃってるの??
[頭の上に?マークが複数飛んでいるだろう。
さすがに、こればかりはキーワードが揃っても分からない]
その結果、多くの命が失われると判っていても。
君がインターフェースの為に戦うと言うのであれば、それでいいのだろう。
固体にとって、守るべきものは千差万別だ。
僕も君の質問に対して一言で返事をするのは難しい。
わぁお、強引だねぇ。
嫌いじゃないよ、そういう女の子も。
でも、それは受け入れられないかなぁ。
覚悟ができているかなんてわからない。
それでも、もうちょっちここにいないと駄目だと、
心と体がいってるんだぜ?
/*
>>377
んー。足手まといフラグ立ってるなあ。どうしよう。
どこかのタイミングで戻ってコンゴウに乗せるかなあ。
*/
コレイア14世と呼ばれたいなら、
呼んでやる「円城寺」。
私達がそれぞれのHMに乗り込めば、
此処は、今から戦場になるのだ──ぞ?
生身で、仲間外れも何も。
[険悪と言われて、イステをチラリと見る。
【終焉】と戦う意思の他は、感情の起伏を感じさせない蒼い人形のような彼女を。]
ラミアは、もうEn/Co/lCha/Dis/At/En=6*Oでは無い。
私はかつてのインターフェイスではない。
故に、相容れる要素が無い。
[らしくない。
その言葉に、少し警戒心が強すぎている自分に気が付く。
だが彼らがその終焉を敵視し、【美しい星】の人類の受け入れを拒む者たちであれば、撃破するしかない。
しかし、その終焉が稼動した場合、どうなるのだろうか。
終焉は今何処にあって、何をしているのだろうか。
彼の記憶にあった”コア”は、現在どこにある?]
侵略ではない、移住と共存だ。
対話の機会を失わせたのは、君たちの所持しているHMだ。
[風限の言葉に、少し強い語調で反論する]
ああ、そうだろうな。
多分俺達の立場は言葉でどうにかなる物じゃないんだろう。
それでどうにかなるってなら、
最初から戦いなんか起こってねぇさ。
[小さく息を吐いて、少しだけ目を閉じる。]
互いの守りたい物に……
互いが優劣を付けるなんて不可能だから、な
―Endeavour社・研究室―
おう、それでどうなんだぜ"インフルエンザ・ウィルス"の様子はよ。
[其々を監視している連絡員と通信中]
…――キャリアー同士がお互いの恋人自慢している? なんだそりゃ。
[呆れた声を返した]
――繰り返す。遊びではない。
心と体がそう謂ったとて。
お前に対抗しうる手段があるのか。
立ち去れ、エンジョウジ。
[ほんの少しだけ、痛むような色が双眸に過ぎる。
円城寺に差し伸べた掌に青い焔がともり
拳銃の形を成しかけて]
…、――
[蒼真の手が肩に触れれば
諌められたと感じたか、
拳銃は質量を持つ前に消えた。]
ほうほう、君達、頭は大丈夫かね?
まさか、そんなロボットアニメじゃあるまいし〜。
[乾いた笑いしかでない、本心は分かっている。
十分な証拠が集まっていたから]
それはさておき、フィリップよー。
対話の機会を失わせているのは、お互い様じゃねぇ??
今、こうやって俺達は会話をしている、
それを切り上げて、
戦うしかない、撃つしかないといっているのは誰だい?
ああ、俺もそう思うよ円城寺。
[円城寺の言葉には苦笑して。]
だから、『自分にとっての本当』が何処にあるかは、『自分で』決めるといい。
………俺は、もう決めたからな。
・・・・・・そうかもしれないな。
[円城寺の言葉に、眼を瞑る。
しかし、変わらない過去と残された憎悪があるのも事実]
だが、君が諭せる事ではない。
僕の目的は、あくまで古代のHMの破壊。
君がそれを所持しないのならば、君はただ指を咥えてみているだけのギャラリーだ。
・・・・・・ここから去れ。イステの言うように、これは遊びではない。
/*
円城寺のトリガーは他のコンビと話をさせる、という事たったのかな。もう少し早い段階でスマートに会わせるべきだったのか。むう。
*/
・・・・・・
[風限の言葉を聞き。
『それはエゴだ』
と心の中で呟く。
そんなエゴを古代の時代からぶつけ合い、多くの命は失われた。
繰り返すしかない。記憶の中の【フィリップ】と【リル】に祈った]
[リルの思考を過るのは、やはり先刻再生されたばかりのフィリップの記録の事。
それから、あの子──装置のこと。
ラミアを発掘し、研究施設を作り、リルを覚醒までサポートし、そして何より社会に溶け込む形で近代HMを生産しているのは、Endeavour社で。その社長はサラだ。
もし、サラの中に“あの子”が居るのならば。]
──そうだ。
円城寺が今直ぐ立ち去るか、否かはさておき。
お前が、これ以上サラに近づく事は断わりたいな。
「彼女」をナンパするな。
さっきのライダーの尻でも追うが良い。
[徐々に、リルの双眸も非人間的な真紅の光を放ち始める。]
謎の影が「時間を進める」を選択しました。
私は正気だ。
冗談だと思うのならばそれもいい。
…思ったままここから去れ。
[フィリップの言葉に、更に被せるように
円城寺に言葉を向ける。]
ナンパってのは知らない子にするものなんだよ。
社長とは既に知り合いだから、そのうちまた口説きに行くかもな!!
[皮肉しかはけなかった。
それ以外に出来る事はない]
遊びのつもりはないんだけどな
しかし無理か、今の俺の言葉じゃ!!
[言葉は届かない。
持たない者である俺が何を言おうとも。
なれば、やるべき事は――]
悔しい。
[何に?]
悔しい。
[誰に?]
解っているわ。解っているわよ。それは私。自分自身。そして円城寺。あの不思議な道化人。
自分が円城寺を説得できない事が悔しい。
自分が円城寺を理解できない事が悔しい。
自分の無力さが悔しい。
円城寺が自分を信じてくれない事が悔しい。
円城寺が自分の焦りを気遣ってくれない事が悔しい。
円城寺の自由さに嫉妬している自分が悔しい。
――悔しい。
[吐き出した後は、虚ろな時間。何も解決に繋がらない時間。そんな時間を無為に過ごしている自分の無様さが、悔しかった]
[ふと、キャスリーンは後ろを振り向いた。方角は、円城寺を置き捨てて来た場所]
におい。
[それは記憶を揺らすさざ波]
懐かしいにおい――人ならぬにおい――決意のにおい――。
――戦いの、におい。
[鋼の軍馬がいなないた]
ここでエンジョウジが「じゃあ俺も対等な立場になるしかないようだ!」といった瞬間に上空にシグエルが出現、そしてトラクタービームでエンジョウジを吸い込んで…とかいう展開がアツいか?
・・・・・・?
[脳に電流が流れる。
眼前にいる風限とイステのHMに呼応しているのか、と思ったが。どうも違う。
新たなHMの目覚め。少し離れたところから迫りくる気配]
まさか。
[2対1となれば不利。
その気配がする方の空へと視線を送る]
[本当はこの──培養槽で複数あるうち、上手く目覚める事が出来たこの器の中。終焉と戦うインターフェイスの魂の欠片も、残っているのかもしれない。イステの蒼い瞳を見ているとそんな感覚を覚える。
此処に来てバランスを失う事は避けたい。
フィリップを最後まで守りたいと告げたばかりで。サラはもしかすると、“あの子”かもしれなくて。]
口説くのも駄目だ、円城寺。
[サラはフィリップの事を、大切な家族だと言わなかっただろうか。]
今度は見せませんでしたよ、血の嫌いな円城寺。
[バイクを走らせながら、キャスリーンは自分の舌の先を噛んで、左手にはめた細い腕輪に血を塗りつける]
吸血の教示者よ、我に叡智を。
[魔導の腕輪が活性化して、鈍い光を放つ。これで《コンゴウ》召喚の下準備は出来た。あとは――契約のみ]
[騒音がやって来る。人ならぬものを背に乗せて]
――これほどに、死のにおいが充満しているのに。
[騒音が途切れたあと、女の声が響いた。キャスリーン・ロンズデールは風限、イステ、フィリップ、リルの顔を次々に眺め見て、そして最後に円城寺を見る]
まだ生きていたんですか、円城寺。
まぁ、あれだ。
俺、お邪魔無視みたいだから帰る。
お前らなんて、嫌いだぁぁぁぁ!!
[泣きまねをしながら遠くへと走り去る。
方向はあえて、キャスリーンが去っていった方向とは別方向へと]
存外にしつこかった。
キャスリーン。
「彼」は「繰り手」か。
[逃げ出す円城寺の進行方向、
足止めするようにグロックC18を放った。青い弾丸。]
今のところ、それに一番近い人でしょうね、イステ。
……彼らは敵かしら?
[彼女のグロックを見て、別に足ぐらいは撃ち抜いてもいいのに、とは言わなかった]
そうか。成る程な。
違和感があるわけだ。
――《終焉》に歯向かう私たちにとっては
戦う必要のある相手だ、キャスリーン。
[フィリップと、リルを見て。]
あの時と違って。
私たちが直接、言の葉を交わしてはいるが。
――時を越えようと、立場は、変わらないらしい。
/*
BtL
ってなにかな。
ベーコンとレタス。違うな。
ぐぐってみた。
・バイオ燃料 (Biomass to liquid)
…?…???
っ!?!?
[轢きますよの言葉と放たれる銃弾。
地面によろめきそうになるのを必死に堪えた]
イステちゃん、そういう愛はいらないかな……。
というか、キャスリーンと知り合いだったの??
そして、キャスリーン、何時もの如く理不尽だな!!
・・・・・・そのようだな。
[不利。だが倒さねばならない。
ぐっ、とリルの体を手で引き寄せる。
やり合うならば、覚悟をしなければ]
状況は理解できた。
俺が、乗るしかないんだろう、コンゴウって奴に!!
それにこいつら、そうしないと俺の言葉を聞かないからな。
呼べよ、見事乗りこなしてみせる。
もう、哀れな寂しがりやなんて呼ばせねーからな!!
そう。時を越えてなお変わらないなら、初めから相容れない何かがあるのでしょうね。
対話が成り立ったとしても、流した血の量が融和を阻む壁となったでしょうけれど。ただ、言葉があるならば、最初の一歩がどうしてそうなってしまったのか……なんて、今更ね。
[イステに哀しみの混じった瞳を向ける]
ええ、私はいつもの如く理不尽ですわ、円城寺。あなたがいつもの如く馬鹿であるように。
[こちらへは、嘲りの混じった瞳]
[なぜか頭を撫でられた。
瞬いて蒼真を流し見る。きょとりとした。
銃を持った腕は下ろして。]
アイではない、弾丸だ。
――大丈夫だ。当てない。今は。
[真顔だ]
知っている。互いにな。
そちらもキャスリーンと知り合いだったとは。
理不尽はどちらかというと
お前に分がありそうだ、エンジョウジ。
バイクの女も、インターフェイスか。
そして、円城寺、イステとは既知。
よりに寄って、パイロットか。
……ふむ。
では、さっさと円城寺を殺す、
と言う判断を取るべきだったな。
[円城寺とキャスリーンがまだ未契約の間柄である事は当然知りはしない。]
勢いメモに反応したけれど。
基本的に相談とか報告とかほとんどねーからメモりづらいんだよな、俺。
どうしても雑談しちまう。イステとか相手してくれるから嬉しくなってチャットにしてしまいそうで必死に自重中。
なんでもねぇさ。
[きょとんと、こちらを見るイステには少しだけ微笑んで。]
諦めろ円城寺、どうせ大抵お前が悪い。
……キャスリーンも大変だな。
っと、しかしこれで2vs1になったって事かな?
[キャスリーンはバイクを降りると、軽やかな足取りで円城寺のそばまで近づいた]
根に持っていたんですね。
[そして肩越しにリルを見て]
そうね、いっそ殺していただけた方が助かったかもしれませんわ。
[真紅の闇と共に立ち現れる機体。
開いたコックピットの中は紅よりも暗い射千玉の闇。
ラミアは、紅い幾何学紋様が走る片腕を、パイロットとインターフェイスが乗り込む際の盾に成るように差し伸べている。]
[淡々と言い切ってから、
視線を悲しみ混じるキャスリーンの眸へ、
そして寄り添うフィリップとリルへ向けて]
――融和。
そうだな。それは遠い過去に、置いてきた。
相容れぬ。ならば。
互いの存在をかけて戦わなければならない。
彼らが、「滅び行く故郷」と呼んだものを
背負っているように、
私たちは、「この世界」を守らねばならぬ。
円城寺、緊急時です。説明は後にしますから、ちょっと荒っぽい事をしますよ?
[言うが早いか、キャスリーンは円城寺の腕を掴んで、人差し指に噛みついた。裂けた傷跡から血が零れ出るのを、聖ペトロ十字――逆十字とも呼ばれるもの――のペンダントへ垂らす]
人ならぬものより 人ならぬものへ
かの者が我らが主なり
主と我ら へだたりあれど
血の盟約により 乗り越えん
此方より彼方へ いま乗り越えん
――Te-ai trezit.
[その言葉と共に、蒼真に応えるように、
拳銃を天へ向けて掲げ]
――私はイステ。
[青い焔は、その指先を取り巻いて]
――私は歌う。
[顕現する。漆黒にして青――]
― コクピット ―
[導かれた先。
それはもはや、見慣れた感すらあるヴォルバドスの内部。
……力を篭め、操縦桿を握る。]
―――いくぞ、イステ。
我に叡智を。《Vampiric Tutor》――!
[腕輪が閃光を放ち、空間に赤い裂け目がいくつも現れる。それは円城寺とキャスリーンを包むように広がって、紅の薔薇を咲かせていく。やがてそれは形を崩し、血の多層魔方陣を編み上げて膨張を始め、空へ空へと目指して伸びていく]
血の薔薇を咲かせしもの
運命に抗いしもの
我は呼ぶ その名前を
我は喚ぶ その勇姿を
[その身を染めるのは黒。暗黒。それは吸血鬼たちの住処。
そしてほのかに明滅する赤。血を表す紅の色。それは吸血鬼たちの食糧。
更にもう一つ。所々を乱雑に染める、白銀。脈動のように現れて消えるその色は、生命を持たぬ金属の証。
生命と金属の混血児たる《生ける金属/ヴァン・メタル》の巨人が、招かれて降り立つ。かの者の名は、《コンゴウ》]
[ラミアを見上げる。
これに乗って、僕は理性を保てるのだろうか。
両腕を媒介して流れ込む愛、怒り、そして悲しみ。
前回のように、リルに負担をかけてしまうのではないだろうか]
・・・・・・ リル。もし僕に何かあったら。
その時は君に全てを任せる。
[ラミアの操縦だけではない。戦闘の続行の可否ではない。
最悪、リルに命を停止されても構わない。その覚悟]
[コンゴウは二人を吸い込み、コックピットへと招く。
円城寺が招かれるは大柄の座席。二本のレバーと二つのペダルを備えた、白銀の玉座。
キャスリーンが招かれるはその後ろ、細身の座席。二つの明滅するコンソールを持つ従者の座]
いっ!?!?
[いきなり噛み付かれた。
滴る血液をペンダントへと持っていかれた]
むお、此れがコンゴウ!?
[気づいた時には出血は止まっていた。
なんだか、キャスリーンに噛み付かれたことで何かが変わった気がした。
いや、コンゴウを見たときに何かが体の中で目覚めた気がした]
―コクピット内―
[手にしていた銃は光となり姿を消して
変わりに絡むいくつものコード。]
――ああ。…ソウマ。
[握る。強く。
そしていま、もうひとつ。
機神《コンゴウ》が降り立って――]
円城寺じゃしのう。
[それで終わるから便利だな円城寺]
まー、お主も多分、全部終わったら病院のベッドの上で目が覚めるじゃろ。
見通しのいい場所だったからの。瓦礫の量も少ないじゃろうし、そのまま見つからないなんてことはないじゃろうて。
これを首にかけてください
[キャスリーンは聖ペトロ十字のネックレスを円城寺に投げ渡した]
それを通じてあなたの思念をコンゴウに送ります。馴染めば馴染むほど、あなたの思うとおりにコンゴウは動くはず。
完全に馴染むまでは、レバーとペダルを補助として使ってください。大まかな意志はそれで伝わります。
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 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄
↑ヴォルバドスにブラックつかっちゃったからコンゴウの呼称をどうしようって今更悩む男の図
──フィル。
お前は、私が守る。
[ラミアを見上げるフィリップはその時、何を考えたのだろう。
何か想い至る事があったのかもしれない。
ラミアに乗り込んで直ぐ、フィリップの耳元で囁いた。]
気に掛かる事がある。
──装置の事。
それからサラの事だ。
2:1で、分が悪いからではなく。
場合によっては、一時撤退しても構わないと考えている。
[呼応するように、青き眸を光らせる。
映す、黒紅。
騎士はその手に剣を持つ。
――突如現れた3機の「未確認HM」を目撃した者たちは、声を上げ、恐れるであろうか。興味のままに写真を撮り続けているかもしれない。]
うわぁぁぁ!!
[コンゴウへと吸い込まれていく。
その瞬間、世界が止まった――
流れ込んでくる、コンゴウ、そしてアモン伯爵の記憶]
ベッドよりは培養液とかのなかにいそうじゃね?
人じゃねえから病院はねえな
[そも企業戦士スズキの采配にかかっていそうな予感]
まあ撤収したほうがいいかなーと思ったのは、単にえんじょうがあまりにロボにのらなすぎて気をもんで疲れたってだけの事なんだけれども!
確か、鍛えていると言っていましたね、円城寺?
《コンゴウ》の基本戦法は喧嘩です。燃え上がる闘志のまま殴って蹴って下さい。
あなたの感覚が馴染むまでの間、相手の攻撃を二発や三発受けるかもしれませんが……無視して結構。不死の一族が生み出したこの《コンゴウ》は、少々の事では膝を付きませんから。
[イステは戦いに向かいながら
ひとつ、考えていることがある。]
――あれは、《終焉》を守る、もの
[ならば。本体は。
本当に、倒すべきものは。]
《終焉》は、何処にいる…。
[彼らは、それを知るのだろうか。
矢張りその裏にあるのは、《Endeavour》か。
ここ数年で、HMなる技術を確立させた――]
それから、一応飛ぶことは出来ますけれど。
追加兵装の《月光をまたぐ翼/バット・スクランダー》で無理矢理飛行能力を乗せただけですから、注意してくださいね。ほとんど真っ直ぐにしか飛びません。小回り利きませんよ?
[爽やかに言った]
装置か。
[やはりリルも同じ事を考えていたのか。
もし僕らが古代のHMを破壊したのなら、その次は・・・・・・
星と連絡を取り移民、とはいかないのだろう。あの記録を察するに。
なら、HMを破壊しただけではこの話は終わらない。
装置。そう、惑星調査装置。
それが何なのかを僕らは知る必要がある]
だが、サラ?
[彼女の謎は多い。しかし、リルの出生についての秘密はさておき、惑星調査装置と関係がはたして・・・・・・]
培養液ねぇ。古代側じゃなく現代側の技術なら、そんな装置はなかなか難しいかと思うんじゃが。
じゃが、イステとかは血が青じゃったかのう。お主も同じようなもんなら、確かに病院での処置は意味がないか……。
となるとどうなるんか、難しいのう。鈴木は何か考えておるんかのう。
戦法については了解。
燃え上がる心ね、怒りのパワーを利用しろってことかい?
わるくないけど、怒りは隙を呼ぶぜ、全てを超越するならば悟りの心が必要になるんだぜ。
感情フィードバック装置の改良が出来るなら、参考にしておくといいぜ!!
それに、今は戦闘は必要ない!!
[円城寺の脳裏に一つの知識が流れ込んでくるだろう。それは、《コンゴウ》の切り札。
《超最強吸収破壊砲/ドメイン》。
手を相手の身体に接触させ、相手のエネルギーを吸収した上でその大部分を爆発させてダメージを与える技。
残りのエネルギーは《生ける金属/ヴァン・メタル》を再生させる燃料として転用される。
《コンゴウ》の生命線たる技]
[念じるのは外部スピーカーの使用。
故にレバーやペダルを操作する事はない]
両機に告げる。
この場での戦闘は許可しない、速やかに撤退せよ!!
繰り返す、この場での戦闘は許可しない、撤退せよ!!
さもなくば、お前らを道連れをコンゴウを自爆させる!!
[言葉が聞かないならばと強硬手段にでた]
なお、本機は双方どちらの見方でもない。
あえて言うならば、平和の味方とさせてもらう!!
―コクピット内―
[外部スピーカーの切断を念じる]
あ、念の為行っておくけど、嘘だからな。
俺、これ以上キャスリーンに蹴られたくないし。
・・・・・・あっ。
[何故見落としていたんだ。
”ラミアの発掘”
”インターフェースの再生”
”フィリップの復活”
これらを、偶然ラミアを発掘しただけの企業が行えるわけがない。
ここに無いパズルのパーツは。
”惑星調査装置”と”そのコアとなる生体デバイス”]
……確かに、親玉は未だに姿を見せてないな。
[並び立つ二体の機神、ヴォルバドスとコンゴウ。
そのコクピットでイステの言葉に頷く。]
奴らなら、何かを知ってるかもな。
[その視線の先にはラミア……フィリップとリル。]
くっ!
[この場に3体のHMが姿を現す。
考えている暇は無い、少なくとも現状に遅れをとるわけにはいかない]
リル、最初から全力で行く!!
[そう告げた刹那、コンゴウから”不戦”という意図の言葉が流れてきた]
な、に?
[この技は《怒号》エネルギーを必要とする。
敵の攻撃を受けるたび、《生ける金属/ヴァン・メタル》が蓄積していく特殊なエネルギーだ。
蓄積した《怒号》エネルギーを怒号反応炉で爆発させることで、《超最強吸収破壊砲/ドメイン》は発動する。
静かに怒りを溜め、それを一撃に乗せる。それがアモン伯爵の愛した《コンゴウ》の戦法なのだ。
…は?
[コンゴウが何事か謂い始めた。]
《……エンジョウジ。お前、バカだろう》
[――機神と機神の間は通信可能である。
切断されていない回路から
コンゴウのコクピット内に
青枠の幾何学模様が描き出すスクリーンが
真顔の画像つきで声が送られた。
イステは思う。
なるほど、ばかとはこういうときに使うのだと。]
―――ク、クク……
[聞こえた言葉に、思わず声が漏れる。]
ククク…ハハハハハッ!!
いやいや、円城寺……お前すげぇわ!
[本心からの言葉。
まさかこの場でそんな事を言い出すとは。]
あいつら、俺の話を聞かないんだ。
キャスリーンも同じだ。
終焉を守るから、敵だから。
だから、撃つって、それでいいのかよ!!
終焉について、俺たちに出来る事はないか。
考える時間ぐらい必要なんじゃないか?
だからこそ、今は戦うべきではないんだ。
/*
もう少し《コンゴウ》関係の説明の仕方を考えておくべきだったなあ。発言が雪崩を打ってて邪魔過ぎる(笑
*/
馬鹿は馬鹿でも、只の莫迦じゃねぇな。
あいつは正真正銘、大莫迦だ。
[あまりに笑いすぎて、目尻に涙が浮かぶ。]
聞いての通りだ、どうする?
『フィリップ助教授』?
[外部スピーカーで、ラミアへと呼びかける。]
[蒼真の声は、望むのならば
コンゴウのコクピットに届いたかもしれない。
さて、どうだったか。]
―――…ソウマもだ。
何を笑っている。
[こちらは通信外の声。
イステには理解ができないようだった。]
[「インフルエンザ」のデータを中核研究所の最深部へと送信する。星の影響、汚れた空気の影響…この星におけるメジャーな感染症のひとつの名称、「インフルエンザ」とはそうした捉え方をされた頃に名付けられたものだったという。]
地球の抗体…今回は、前とは違うぞ。
…莫迦と大莫迦の違いについて。
[いまは論じている場合ではないがつい聞いた。
イステは口を噤む。
成り行き次第でどうとでも動けるように
意識を其方へと向けた。]
─ ラミア/コックピット内 ─
そう、サラ。
「彼女」は、フィルを大事な家族だと言った。
その言葉がずっと気に掛かっていた。
[全力で行くと言うフィリップの言葉に頷く。
頷いた瞬間響き渡るのは、コンゴウから届く円城寺のメッセージ。]
ユニーク、否、莫迦なのか円城寺。
それでは生身でなくとも、
割って入った瞬間、標的になる。
……標的にするのは、此方だけか。
[キャスリーンの説明。
そして流れ込んでくるコンゴウの情報。
それは驚くほど素早く脳に浸透していった。
きっと、それは俺がコンゴウに乗る運命にあったから]
血液が青とか金じゃと、肌の色とかも結構変わってくるんじゃないかと思うわけですよ。
きっとイステはいっつも顔色が悪いに違いない。金色はどうなんのか分からん。
しかし体液がそこまで色が違うとなると、そもそも酸素を取り込んで動いてるかどうかって話じゃなぁ。現代医学でお手上げの範囲じゃ。
―Endeavour社―
インフルエンザが大流行?
[同地点にて一気に3つ、との報告を受け声を荒げた]
シグエルは使えるのか。
「急ピッチで作業をしてはいますが、流石に… ですが、いま代わりの機体を工場より輸送中です」
しゃあねぇか…。
ひとつはクリムゾンってぇ話だが…厄介なモンだな。
ともかく、格納庫行くぞ。後は連絡員からの報告次第だ。
[言って、席を立った]
・・・・・・リル、彼の言っていることが本当か調べてくれ。
[試しに自分の腕の”人工シナプス”をラミアに接続してみる。
視界が赤く染まっていく。
両腕への激痛と感情の高ぶりを覚え、すぐに切断する]
・・・・・・くそっ。
莫迦は予想がつくか、予想より下のことしかしねぇけど……
大莫迦は、予想の斜め上にいっちまうのさ。
[イステの質問にはそう答えて、
モニターから二体の機神の動きを見守るように。]
家族・・・・・・
[その言葉が、引っかかる。
彼女がフィリップを家族と呼ぶならば、彼女はどんな存在なのだろうか。唯の便宜上なのか、それとも]
あなたは血を流していないからそれを言えるのです。
言ったでしょう? 最初の一歩が、と。
[キャスリーンはため息を吐いた]
……しばし、時間をあなたにお預けします。その間に、私は《コンゴウ》の各部再チェックと、敵機神のデータ収集を。
[両手が逆五芒星の刻まれたコンソールの上で踊る]
[相変わらず外部スピーカーはオフのまま。
イステの通信には頭に書きながら苦笑い]
我ながら馬鹿だとは思うよ、イステちゃん。
いや、しかしこれってば、コンゴウだから出来ることだな。
両方に攻撃された普通は死んじゃうぜ。
この機体の強度が会ってこそだなぁ。
それにいざって時の必殺技チャージにもなっちゃうなんてね。
うむ、なんて都合のいい展開なんだ。
ははははは!!
やっぱり俺ってば天才だな!!
[コクピット内で大笑いをする]
[風限の声に耳を貸す]
それが真実なら、仕方が無い。
不要に戦闘を行い被害者を出すのはこちらとしても不本意だ。
だが、もし円城寺が言っていることが嘘ならば。
即、彼のHMを破壊する。
/*
>>472
>この機体の強度が会ってこそだなぁ。
>それにいざって時の必殺技チャージにもなっちゃうなんてね。
>うむ、なんて都合のいい展開なんだ。
本当だよ!(笑
*/
後で天才という言葉にも謝罪しておいてくださいね。
[《コンゴウ》の各部は全て正常だ。永き眠りも《コンゴウ》に疵一つ付ける事が出来なかったようだ。
スクリーンに映るイステの表情を見る。そのキャスリーンの表情は「もう慣れました」と語っているかのようだった]
まあ、ちょっと顔色がくすむ程度じゃねーのか
青よりは健康的だろ
[威張った]
まあ、確かになあ…
でもイステは自己再生能力あるんだろ
意外とこっちも再生できちゃったりしてー…
[音声は切っていたけども映像はイステにも届いてたようだ。
険しかった顔が余計に酷くなっていた]
でもさ、一回間違えたらそれっきりなわけ?
それに時代も変わってるだろう?
人間は進化する生き物だ。
祖先の宿題を俺たちが解く事もあるんじゃないか?
了解した、時間を預かるぜ。
[コンソールを叩き始めるキャスリーンの邪魔にならないように。
それ以上は話しかけるのをやめた]
[リルの音声は内部にのみ向けられたもの。]
本物の莫迦でなければ、
敢えて標的になる事を目的とした──罠、だろう。
問題は、円城寺の言葉の真偽よりも、
罠を想定して、どの程度の攻撃を仕掛けるかではないか?
仮令、真実、パイロットに不戦意思があったとして
インターフェイスはそうはならないとも言える。
[リルの音声は内部にのみ向けられたもの。]
本物の莫迦でなければ、
敢えて標的になる事を目的とした──罠、だろう。
問題は、円城寺の言葉の真偽よりも、
どのような罠を予測して、
どの程度の攻撃を仕掛けるかではなかろうか。
仮令、真実、パイロットに不戦の意思があれど、
インターフェイスが不戦意思を持つ事はなかろう。
理想論ですね。あなただから、理想論を唱えられるのかもしれませんけれど。
――さて。
[キャスリーンの目が二つの色に染まる。それは興味と殺意の色。そのヘテロクロミアが捉えるのは深紅の機神ラミア。
対話には最初から期待していない。ただ、「終焉」の目的には、少しだけ彼女の気を惹くものがあった。*]
もし罠だとしたらどんな可能性があるんだ・・・・・・
[カウンター、もしくはそれを利用した何らかの能力が発動するという事だろう。
今ここに発現したHMが、用意周到にトラップを仕掛けているわけが無い。
あのHMには、この戦略を可能にし得る能力があるのだ]
情報が足りなさ過ぎる、それに2対1だ。
普通に考えたら・・・・・・撤退だろうな。
まぁ、そう厳しい顔をするなよイステ。
可愛い顔が台なしだ。
[厳しい顔で真剣に悩んでいる様子のイステへと
少しだけ軽い調子で声を掛けてから。
いつでも動けるように操縦桿を握り締める。]
さて……向こうはどうでる、か。
[その視線は、注意深く二体の機神を見続けていた*]
[指し当たって動きはない。
ならば、こちらか動く必要はない]
待機だな……。
頼むぜー、フィリップ。
[そのままモニターを凝視し続けた**]
攻撃すれば、2:1の構図がより強化される。
新HMのカウンターもしくは特殊攻撃予想。
即撤退が、もっとも無難。
だが、交戦しなれければ、
永遠にデータは得られない、な。
[即時返さなければならない判断。その言葉の続きは──*。]
f>u:e3(ハルナ)は遅延メモを貼りました。
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