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ぐあああああああああああああああああ!!!
[狂気。既に彼は正気を失っていた。
ただ目の前にいる”敵”を、倒すこと。
彼にはもはやそれしか残っていない。]
リル!!奴を破壊しろ!!
この時代で貴様に負けるわけにはいかんのだ!!!!!
[瞳は充血し、その両腕の赤い閃光は、まさに漆黒の闇を照らすほどであった。
ラミアのボディへと、さらなる力が注ぎ込まれる]
[視界を支配される──異様はそのままに。
事前計測地点まで、想定通りの離脱開始。
インターフェイスによる、万能ロッドの回転補助および、エネルギー充填。再加速準備の完了。同時に、敵機の移動地点予想。
視覚のジャックにより、若干のズレが生じている可能性有り。
嗚呼、歪む──闇に覆われた世界が歪んで、メビウスの環のように捩じれるのを感じる錯覚。]
──…フィル!
[身を乗り出して、ただ名前を叫んだ。]
[視界が戻る。
運河、公園、敵機、そして自機のコンソール。ここが元のコックピットであることを把握する]
……何が、なにやら。
[判断は早かった。混乱はせず、目の前の状況に最も適した行動を取る。……いつもやって来たことだ。
やることは単純だった。リュースを操り、敵機に戦斧を振る。ただそれだけ]
[狂気混じるパイロットの意思を受けて。
回転するロッドはラミアの手元を離れ、中空でその大きさを増す。
ラミアの機体を再び包む、真紅の波動球。それは一つに留まらず、ボコボコと中空で増殖して、大きな血溜まりを想起させる球体群に変化した。
間合いも、距離も何も無い。
如何なる攻撃が、敵戦闘機から繰り出されたとしても、ラミアは回避する事無く、河川地帯を瞬時に崩壊させかねない波動攻撃を行う。]
[コンソールを操る……違和感があった]
どうした、オキセンシェルナ?
[振り向く。震える金髪の女を見つける―――明らかに様子がおかしい]
リル!!
[振り返り、リルの顔を見る。
その表情は、いつもの冷静でどこか物腰のやわらかそうなフィリップではなく、悪鬼の如き形相だった]
戦斧を喰らうな、避けろ!!
そしてもてる全ての弾を撃ち尽くせ!!
君も思い出したようだな、リュース、いやオキセンシェルナ!
君達こそ、この私を打ち倒した最後のHM!
だからこそ、君達が最初のターゲットだったのだ!!
リュースさえ倒してしまえば、この私にもはや敵は無い!!
[眸から抜け落ち、褪せていく金色。
機神との接続に不具合が出ている証拠だ]
ッ
[何でもない、とも言えず
ただ問いかけの言葉に首を横に振る。
前を向かなくてはならないとわかっているはずなのに]
[金色は生み出された当時、機神を得られずにいた。
『出来損ない』
『失敗だ』
『処分を』
機神ひとつまともに喚び出すことの出来ないインターフェイスなど
彼等にとって意味のないものであり、そして何より
『反抗的過ぎる』]
───嫌、だ
[金色の脳裏の中
記憶を書き換えると共に声は続いている]
安全性の担保は取れていたはずだ。
実地でのデータは不足していたが、こればかりはな。
[画面に映し出されるデータを目で追う。]
…早すぎたのは承知だ。
でも、時間がないんだ。
[「サラ」でいる時間がどんどん短くなっている。
予想より変化が急激だ。]
[破棄される寸前ではあったが、その後に
どうにか機神を得たことにより、破棄を免れる。
それでも、そう簡単に事は終わらなかった。
外敵の侵略。
初めて駆り出されたその戦地。
防衛に成功した、その代償として
ひとつの街が消え、パイロットが死んだ。
インターフェイスの暴走。
それ以外の、何でもない。
故に]
いや
記録を洗い直してバックアップ体制の充実を図れ。
シグ改の調整を急がせろよ。
その上で、次の準備にもかかれ。
「次、ですと?」
そうだ。エルに持たせた「あれ」の改良を。
そしてシグ改もまだ性能向上は可能だ。
「この戦力をもってしても事態は収束しない可能性があると?」
…常に次の手を打つ。そうしてここは動いてきたはずだ。そして、現行の体制ならそれが可能なはず。頼むぞ。
「…まだ忙しさからは開放されませんか」
いつも率先して寝ずに過ごすのはお前だろうが。
睡眠は取れと言うのに。
「ふ…能率は落としておりませんよ。お任せを」
嫌ぁああああああああああああ!!
[響くのは悲鳴]
[裁定は下される。
『他のインターフェイスに悪影響が出る前に』
『少しなりとも使える余地があるなら』
『記憶を───消せ』
視界には何もない。
ただ、声が続いていた]
[敵機の映像。状況に舌打ちし、とにかく回避行動を取ろうと操作する。
が、動きが鈍い。バランスが崩れる。ポップアップする警告。オキセンシェルナの異常]
……しっかり、つかまっておれよ。
[戦斧を、刃を横にし前に構える。防御の構え。
あの攻撃は、避けられまい]
「次に、未知のHMの方ですが」
未知のHMは、以後社内では「インフルエンザ」と呼称する。
ややこしいが、隠語だと思え。
「は、当社ではインフルエンザの研究もされておりますが」
インフルエンザとだけ呼ぶことはほとんどあるまい。
「了解しました。今回確認されたインフルエンザの映像を出します。現在インフルエンザ同士で交戦中のはずなのですが、こちらは干渉が強くなかなかまともに映像が入ってきません」
そうか。仕方ない。可能な限りデータは取れよ。
「もちろんです」
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