情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[歩いたのはほんの少し。
控えめな足音が止まる。
青の光を宿した眸が
夜の道を歩く一人の青年へ
ひたり、と向けられた。
―――風限 蒼真。
“彼”の歩む先、
立ち塞がるように華奢な影が立つ。]
………?
[帰路の途中。
夜道の中で自分の前へと突然立ち塞がる人影。
周囲が暗い為、はっきりとは見えないが
その姿は青い瞳が印象的な一人の女性。]
俺に何か用か?
[見覚えの無い顔だ。
もし互いの立場が逆ならば、空気の読めないナンパか何かだろうと推察するのだろうが………残念ながらそうではないだろう。]
[青年の様子を
さして気にする様子もなく
女は、見定めるように双眸を細める。]
――――…《適合者》
[呟いた声は
奇妙な響きを帯びていた。]
お前を、探していた。
[続け、歩み寄る。
人ひとりぶんの距離を開けて、止まった。]
は?
[意味が解らないと言った様子で、
思わず口から疑問の声が漏れた。
だが、それすら目の前の女は気にも止めず
こちらとの距離を詰めてくる。]
探してたって……何の為に?
俺はお前の事なんて見たこともねぇんだが。
私も、逢うのは初めてだ。
[抑揚の少ない声で答える
青の眸は青年をとらえたまま反らさない。]
―――私はイステ。
来る終焉と戦うため、
《適合者》たるお前を求める者。
私と共に、来てほしい。
[――静かに、謂った。
ただ、当たり前のことを謂うような調子で。]
[終焉、適合者。
なるほど、どうやら色々な意味で関わってはいけない人物らしい。
やっかいなのに絡まれたもんだ、と。
心の中で頭を抱えながら溜息を吐いた。]
すまねぇけど、宗教の勧誘なら他を当たってくれねぇか。
生憎貧乏人なんでね。
次は人の良さそうな金持ちに声掛けるんだな。
[なにせ、この見た目だ。
下心で話を聞く奴など吐いて捨てるほど居るだろう。
とりあえずはこの場から離れようと、
女の横を通り抜けようと足を進める。]
…宗教?勧誘?
それは私の行動には符合しない。
[およそ愛想のあるとは謂えない調子で、イステと名乗った女は答えた。]
待て。
[横をすり抜けようとする
青年を引き留める声にだけ、僅かに力が隠る。]
……他をあたるという選択肢は、私にはない。
[先程よりも何処か感情が篭った言葉に、
立ち去ろうとした足が不意に動きを止める。]
………ッ、あ〜ったく!
[ガシガシと頭を掻いて、
何処か自己嫌悪気味に振り返った。]
一体、なんだってんだよ。
俺は面倒事は御免なんだ。
初めて会う俺に固執する理由でもあるのか?
7人目、f>u:e3 がやってきました。
f>u:e3は、村人 を希望しました。
― 同時刻/とあるユーラシア大陸北端 ―
[雪が降り続けていた。
見え隠れする月は空ごと凍え、水面に落ちる光も然り。
漣が一つ立てば、月影がより白く冷たく、軌跡を揺らす。
昨日も雪、一昨日も雪。
昼は灰色の空が寒さを主張し、
夜は少ない光が凍土を知らしめる。
そんな光景を望む断崖に、独り建物が朽ちていた。
遥か昔に役目を終えた灯台が、ひっそりと佇んでいた。]
[灯台の中に気配は三つ。
中央には、人間の少女が一人収まりそうなダンボール。
ダンボールの中には、事実として小柄な少女が眠っている。
……ように見えて機能停止している。
そのお腹――臍に該当する部分からは端子のようなものが伸び
同じく梱包されたノートパソコンのようなものと繋がっていた。
外から中へ、中から少女の耳へ、三人分の声が聞こえてくる。]
男1
「……ということで、この発掘品を日本へ送りたいんだ」
男2
『ホウ、ジャポンニ、カイ?』
男1
「ああ。向こうに残してきた仲間がいるんだけど、こういう珍しい骨董品が大好きなんだ。後は今回の冒険も無事に終わったぜいって報告も兼ねてるな」
男2
『ハナシダケキクトナカーマオモイダガ……、ゴユウジンハコンナモノオクッタラ、ビックリスルヨ、ハハハ』
男1
「だろうな。けどそれが面白い。サプライズだろ?」
男2
『シカシ、ナニモワタシニタノマナクテモイインジャナイカ、カザマ。イヤダトイッテイルンジャナイ。キミナラ、ワタシヲタヨルリスク、ワカッテイルダロウ?』
カザマと呼ばれた男
「もちろんさ。だがな、普通の手段で送ったら妙な事に巻き込まれる気がするんだ。こう、とんでもない事にな」
男2
「ホウ。ソレハマタ、ドウシテ?」
カザマ
「根拠は無い。だが何となくそんな気がする」
男2
「ムウ。ダイロッカン、トイウヤツカ」
カザマ
「そんな高尚なモンじゃねーよ。ま、とにかくそんなわけで、あんたを頼ったってわけさ。報酬は……そうだな、今回の遺跡での発掘品の残り全部! どうだい?」
男2
『……ソレダト、カザマノトリブン、ナクナルジャナイカ。コンカイノイセキハ、トクニゴクアクダッタラシイジャナイカ』
カザマ
「強いていうなら、最後の間にたどり着くまでのスリルと冒険が報酬さ。男のマロンってやつだな」
男2
『―――フフフ。ナルホド、オトコノマロン、カ。サムラーイトイウヤツダナ、カザマ』
巻き舌が似合いそうな男
『おう旦那。どうだい、ちったあ話は纏まったかい』
男2
『アア。カザマノニモツヲジャポンヘハコンデヤッテクレ。アテサキト、ジュウショハ、コイツダ。』
巻き舌が似合いそうな男
『おう、任せとけ。あんたの頼みなら、どこへだって運んでやるぜい』
カザマ
「おお、運んでくれるのか! ありがとな! ……あ、やべぇもうこんな時間だ。密航の時間に送れちまうから行くぜ! んじゃあな!」
男2
『オオウ。モウイッテシマッタ。イツアッテモ、カザマハドタバタトシテイルナ』
巻き舌が似合いそうな男
『いいじゃねえか。ああいう自由なやつもいてこそ、世の中正常に回るってモンさ。
……ところでよ、こいつはなんて書いてあるんだい。俺じゃちと読めそうにねーや。』
男2
『ンン……? ……オー、コレハ、……カザマハ、モジモ、ジツニハテンコウダナア。ハハハ。』
巻き舌が似合いそうな男
『おいおい笑ってる場合かよ。…まあいいさ。こっちで適当に調べて送らせてもらうぜ』
8人目、ポルッカ ヘヴンベル がやってきました。
ポルッカ ヘヴンベルは、村人 を希望しました。
― 路地裏のゴミ捨て場 ―
[薄暗く、異臭漂う路地裏の一角。そこは表通りからは人目も届かず、住民がゴミを捨てに来ない時間帯を知っていれば、生ゴミ漁りの野良猫たちには絶好の餌場だった。
……そう、普段なら。
捨ててあった小汚い毛布に身をくるみ、半透明のゴミ袋に埋もれるように、そこに年老いた酔っぱらいが寝ていた。抱いた酒瓶のラベルはこの土地の地酒で、中身はほとんど空になっている]
ゥイッ。
[この珍妙な邪魔者を警戒し、遠巻きにして餌場を囲む野良猫たちの前で、その人物はしゃっくりを一つする。そしてそれで目が覚めたのか、緩慢な動作で身をよじり、苦労してゴミの山から這い出て、]
ぐぅ、うえぇぇ……。
[コンクリートの地面に、吐瀉物をまき散らした]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新