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[円城寺の残念な叫びが講義室に響いた。
これまでは居ないか、居てもごく少数だったはず状況を把握している学生の数が一気に増産されてしまった事になる。
そして、その途端に、講義終了である。]
現状は、まだ玉砕では無いぞ。
そのような断絶があるならば、死も同然。
そして、確かに私はフィリップの妹だ。
[リルは至って真面目な表情で、円城寺に首を傾けた。]
──しかし、
あれは、学生に気安く己の名を
呼び捨てにさせているのか。
何か、気に入らん。
円城寺、お前も気になるのだが、
少しフィリップと話をして来ようと思う。
[ドン引きしている学生達が、壇上へ向かうリルを注視しながらも、さざ波のように教室から出て行く。扉のあたりで群れが出来た。]
……何故かは分からないが、
お前とも、また会う気がするな。
[ふと思い出したように、リルは円城寺を振り返る。
フィリップの傍まで来ると、人目を気にせず彼の腕を引いた*。]
ほう、玉砕ではないと?
中々興味があるぜ、そういうの。
死も同然とまで言ってくれる女性であり妹を振るなんてなぁ。
やっぱり、フィリップだな。
[不機嫌そうなリルを見て首を傾げる]
皆にフィリップと呼んでくれっていってるぜ?
もっとも、皆びびって中々呼ばないけどな。
特に女の子は様をつけたがってめったに呼ばないなぁ。
うらやましい限りだけど。
そうだなー、よく話した方がいいかもな。
[また会う気がするの言葉に]
お、いいね、その言葉。
それじゃまたな、リル。
[フィリップの大声に笑いながら教室を後にした**]
[廊下でひそひそ話をしている学生を横目に、リルに腕を引っ張られてその場を立ち去る。
今日の講義はあと1つ、気が重い]
もうちょっと会話内容に気を使ってくれないか、あれだとあらぬ誤解を生むじゃ・・・・・・
[そう言い掛けて言葉を止めた。リルはどうもご機嫌斜めなようだ。円城寺君と会話していた際に何らかのトラブルがあったのだろうか。
拘束されていないほうの腕で頭を掻く。彼女の機嫌が直るまで言いなりになっておくしかなさそうだ]
[しかし、なんだろう。
昔、こういう事があった気がする。
他の誰かではなくて、リルかそれともリルに良く似た誰かと。
朴訥な僕がこうやって引っ張られて、そして彼女によくいやな思いをさせていた気がする。
この記憶は、何だろう。
いろいろトラブルもあり、また彼女もフィリップに言いたいことがあったようだが、とりあえず講義が終わるまでは待ってくれと諭した。
今日の大学での用件が終わり、あとはまた校門付近の冷やかしを耐えながら帰路に着くだけとなった。
その前に、この目立つ姿を隠すための洋服を購入する約束を果たさねば**]
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