人狼物語(瓜科国)


641 機神大戦異聞録GUILGAIN -Break your limit !-


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フィリップ・ミラー

『フィリップさんは、自己統制システム理論の神性をどうお考えなのですか?その、授業で説明されたお話ではなくて、個人的な見解というか』

どうしてそれを聞きたいんだい。 

『生態系を研究していると、時々怖くなるんです。当たり前のように命が搾取されて、違う命に取り込まれて。まるで機械的に命が生まれて消えていっている気がして。人間もそうなんじゃないかって。もし自己統制システム理論が真理なら、生態系の研究のいきつく先は運命の改変を許さない方程式への到達なのではないかと』

( 10 ) 2011/03/25(金) 04:30:30

フィリップ・ミラー

成程…僕は自己統制システム理論の神性を個人的には支持している。いや、そうあって欲しいと望んでいるのかもしれない。君はそう思うかもしれないが、それは救いのない話かな。
僕はそう思わない。自己統制システム理論が真理であるならば、まさに言葉のとおり人間一人が1日に摂取する数千の命は間違いなく血となり肉となり、地球へと還元されていく。しかし、人間という個体群が他の個体群の生命を搾取する事でしか維持出来ず、それが人類が望んだ未来だとするなら、人類はこの地上の覇者となった時点で”罪深き勝者”でしか無くなってしまうからだ。
人類に救いがある答えとは、どちらだろうね。今のは僕の個人的な意見だと言う事を忘れないでいてくれ。真面目に研究するのは構わないが、もっと客観的な考え方を持ったほうがいい。また悩みがあれば僕の研究室に顔を出せばいい。

[そう告げると、思い悩んだ女性の肩をぽん、と叩き部屋を出て行く]

( 11 ) 2011/03/25(金) 04:30:49

フィリップ・ミラー

[授業を終え、フィリップは自分の研究室へと足を運んだ。研究室の表札には「理学部生物学科 気象生態学研究室」と書かれており、フィリップが部屋に入ると数名の大学生が挨拶を投げかけた。軽く返事をし、自分の席に着いて資料をまとめる]

[フィリップ・ミラー。
25歳にして帝都大学の助教授の席を獲得した若き学者である。
修士課程が終了し、助手ではなく助教授の席を即獲得した彼は、研究実績は勿論十分ではあるものの、帝都大学内に強いコネクションを所持しているのではないかと他の学生や教授達から噂されていた。
事実、彼はこの帝都大学へ出資しているとある企業と深い関係にあり、否定をする事は難しい。だが単身留学し帝都大学へと進学した彼は卒業するまで常に主席であり、また学会にて発表された”惑星の自己統制システムを利用した恒久的惑星テラ・フォーミング理論”は気象学会に大きな衝撃を与え、彼の名前は一躍有名となった。
結果現在の地位を表立って非難される事は殆ど無かった。
ただ、彼の佇まいは神秘的で、それに興味を持つ学生や教授もまた少なくはなかった]

( 12 ) 2011/03/25(金) 04:31:57

フィリップ・ミラー

[浅黒の肌。銀色の髪。
それでいて日本語の流暢さや日本文化への理解。
年齢・研究実績不相応な知識量。
彼を構成する要素はどれも違和感が残るものばかりであった。
しかし彼の気さくな性格もあり、トラブルなどを起こす事も無く、平穏な日々は過ぎていた]

[明日の授業に用いる資料を纏め終わる頃にはすっかり外は暗くなっていた。
研究室にいた数名の生徒もすでに帰宅し、窓の外は暗闇に支配されていた。
そして、ただ遠くに見える満月が、フィリップの横顔を照らしていた]

[ふと、月を眺める。
時々こんな気分になる。
自分が生活しているこの町が、まるで自分にとって縁遠いような、それでいて夢で見たような世界であると感じる。
なら、一体自分という存在何なのだろうか。
自己統制システム理論を支持すると学生に説いても、当の本人はこの自己統制システム理論という構造の外にいる存在なのではないかと]

( 13 ) 2011/03/25(金) 04:32:12

フィリップ・ミラー

なら、一体この僕は何だというのだ。

[そして、決まったように偏頭痛の波が押し寄せる。
ぐっ、と奥歯を噛み締め、耐えながらも机の引き出しから錠剤を取り出し口に含む。
水も無しに、その小さな粒が喉を通過し、フィリップの喉が大きな音を鳴らす]

[この日常が続くものだ。そうフィリップは信じて疑わなかった。

だが、その日常が脆くも崩れ去ることもまた約束された未来である事を。
そしてそれは回避出来ない運命の方程式の一片である事を。

彼はまだ、知らなかった]

( 14 ) 2011/03/25(金) 04:32:28

サラ・ミラー

…。

[無言で歩を進める。
「サラ・ミラー」…すなわち、ヒトとして生きる自分。
彼女が眠りについた後。
夜に、「僕」の仕事は始まる。
「僕」の仕事とは、すなわち、準備だ。

「本当の目的」を果たすための。]

( 15 ) 2011/03/25(金) 04:38:34

サラ・ミラー

[長い時間が流れた。
あの時の記憶だけで、「僕」は生きている。

あの時の記憶。

そこには、あの忌まわしきモノが常に存在する。
名も知れぬ抗体。
今ならば「古代のHM」とでも呼べばいいか。

立脚する技術は違う。
HMは僕たちの技術に立脚し、あれらはそうではない。
忌まわしき人間たちの技術の粋…]

( 16 ) 2011/03/25(金) 04:40:35

サラ・ミラー

でも今は、僕の籠の鳥…

[Endeavour中核研究所、通称サラミラーズラボ。
今、あの抗体の一つがここにある。
そっと、そのボディを撫でる。]

ふふふ…

[笑む。
これには、苦労させられた。
だが、もう、この抗体は私のモノだ。
インターフェイスと、パイロットデバイス。
それらがこれを使うために必要なものだ。
完全な解析をすることはできなかったが、それは分かった。
その二つは、もう用意してある。]

( 17 ) 2011/03/25(金) 04:43:28

サラ・ミラー

使わなくてすむことを祈るけどね。

[振り返り、歩く。
直属の配下に連絡を取る。]

戦闘用のHMも投入する。
多少強引でもいい。
残る「オーパーツ」を…未知のHMを見つけ出すんだ。
あれの存在は都合が悪い。
私たちの覇権のためには…。

( 18 ) 2011/03/25(金) 04:44:25

フィリップ・ミラー

−夜・帰宅中−

[都内の道を駅まで歩いている間に、とある高層ビルの建設予定地を通り過ぎる。
決まってそこには見物客がおり、写真を撮影したり物珍しそうに工事現場に見入っていたりする。
だがそうなるのも頷ける。この工事現場には特殊な機械が導入されていた。
暗闇に浮かび上がる鋼鉄の体。この高層ビルの着工の為に導入された、土木工事用HMがそこにあった]

HM、か。

( 19 ) 2011/03/25(金) 16:23:10

フィリップ・ミラー

[産業用のHMが開発されてからはや数年。ここ1年でようやく普及してきたと言える。
だがこの工事現場のように、人々にとってはまだ馴染みの浅い存在であり、野次馬が集まりやすいのも事実である。
特に首都圏ではHMのような大型作業機械を動かせるスペースが確保されているケースは多くなく、またこれらを使った犯罪行為への防止施策の義務化等制限が強い為、導入検討中のままとなっている企業も多い。
他にも、これだけの機械が工事や作業を行うことによって自然破壊を促進させるのではないか、というナチュラリストからの風当たりも強いのも事実である。市民権を得るにはもう少し時間が必要なようだ。
また、すでに軍事転用も始まっているようだが、まだ表立って発表している国はない。
だがそのような話が出ているのも従兄弟のサラから聞かされている]

( 20 ) 2011/03/25(金) 16:25:12

フィリップ・ミラー

これも地球の自己統制システムの中の出来事という事になる。地球という存在は偉大だな。

[自分の研究は、結果従兄弟のサラが社長を務める企業『Endeavour』を正当化する理論となるだろう。
この金属で出来た巨人も自然現象の一つなのだ。自分で提唱しておきながら、目の前に広がる光景を前にため息をついた。

だが、そんなありふれた風景は…

これから起きる戦いの前兆でしか無かったのだ]

( 21 ) 2011/03/25(金) 16:27:09

4人目、風限 蒼真 がやってきました。


風限 蒼真は、村人 を希望しました。


風限 蒼真

― 夜・高層ビル建設予定地 ―

Humanic Mobile……ね。

[そこで動く鋼鉄の巨人を見上げて、ぽつりと呟く。

ほんの数年前までアニメや漫画の世界でしか存在していなかったソレは、今ではこんな身近で普通に稼動をしている。

幼少の頃に憧れた「巨大ロボット」。

だが、今はそれを目の前にしても……
特に心から湧き上がる感情はなかった。]

( 22 ) 2011/03/25(金) 17:20:45

風限 蒼真

――いつまでも、ガキのままじゃねぇさ。

[誰に対しての言葉か。
少しだけ自嘲気味にその言葉を紡げば、
未だ野次馬たちが群がる建設現場を後にする。

喧騒の中から離れていくその足は、
誰も待つことのない帰路へと、静かに進んでいった。]

( 23 ) 2011/03/25(金) 17:24:28

5人目、イステ がやってきました。


イステは、村人 を希望しました。


イステ

―夜/とある高層ビルの屋上―
[夜を切り取る高層ビルのその角で
航空障害灯が明滅を繰り返す。

赤。黒。赤。黒。赤。

建造途中の建築物の骨組みは
赤に照らされて奇妙なかたちを浮かび上がらせる。

赤。黒。赤。黒。赤。

建築物を組み立てるのは鋼の巨人。
Humanic Mobile。
今は忠実なひとのしもべである。
そしてビルの上、巨人を静かに見つめるひとつの影がある。
風が地上から巻き起こり闇に溶ける黒髪を乱した。
影は、ほんの僅かだけ眼を細めた。
航空障害灯が明滅を繰り返す。

赤。黒。赤―――  《青》]

( 24 ) 2011/03/25(金) 18:04:40

イステ

[そう《青》。

影は人の形をしていた。
眸は赤の光にさえ青く透け
風に乱れる黒髪の隙間から、
静かに巨人を見下ろしていた]

……――

[小さく唇が動いたが
それは誰にも届かぬはずの
さながら歌のような一小節。

《青》の主は女であるようだった。
華奢な体躯を赤の光が縁取る。
それでもなお女は青であり黒であった。

女は視線を巨人からふっと逸らす。
そうして、地上を静かに、見下ろした。
片手に持つ、一面が液晶の携帯端末が淡く光る。]

( 25 ) 2011/03/25(金) 18:08:25


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