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― 翌朝/自宅 ―
[寝息が不意に止まり、微睡の声が小さく漏れる。
いつもと違う寝心地に眉をひそめれば、
寝惚けたまままだ開かない瞳をなんとかしようと、
頭をガリと掻いた。]
ん……朝、か。
……
ない。
[段田弾の瞳がきらきらしているようにも見える。
少女の形は俯きかけた。]
違う。
嘘というわけでは。
ええと…
[検索中...システムに障害が発見されました。]
……
演算用デバイスが破損。
修復不可能。
サブシステムを構築する…。
[一度目を閉じて、再び開いた。
目の前にいる男――ダンを確かめるように観る。
そうして、変わらない面持ちで口を開いた。]
腕。
修復したい。
端子。
はずしたい。
良い?
[問いかけた。]
無いのか……。
まぁ、あったら世の中大変だよね!無くてよかった!
[とてもがっかりしたが、すぐに立ち直った。]
破損?修復不可能?
どこか壊れたのかな。
[一度目を閉じて、再び開く人形を見ている。]
腕?ああ、さっき外れたやつだね。
良いよ、もちろん。
自分で直せる?
[裏路地を走り抜けるという運動は、酒の回った身体には酷く苦痛だった。それでも老体に鞭打って脚を動かし、とにかくその場所を離れる。
しかしそれも、そう長くは続かない。歳に衰え、酒に蝕まれた身体はずいぶんとその機能を低下させていて、しだいに脚が動かなくなる]
げふっ、げほっ。
が……はぁ、ああしんどい。
[だいぶん離れた場所で、その老人はついに立ち止まった。周りを見回し、それなりに離れた場所であることを確認する。
渇いていた。水が欲しかった]
ん。
[頷いた。
落ちていた腕を拾い、接続しようと試みる。
穴のようなものはない。
宛がっていると、膜が覆うように
皮膚のようなものが形成され、腕がくっついた。]
破損したもの。
私を構成する一部。
計算式。
演算デバイスと呼ばれるもの。
検索、行動プログラム等の要。
言語分野。
探知機能。
その他に障害が出る。
可能性がある。
日常生活に支障は無い。
……デバイスの破損原因は。
不明。
修復は…。
現代の技術水準を検索する。
[...]
やはり不可能。
…。
戦闘行動に制限が発生する。
可能性が高い。
[謝罪の為の言語を検索しています...]
ヤキを入れる。
ごめんなさい。
― 夜/??? ―
[女性の視線が左右に走る。あるのは、機械仕掛けの光たちと、自然のもたらす暗闇たち。
瞳が彷徨う。しかし彼女を出迎える仲間達の姿は無い。
瞳が彷徨う。しかし彼女を待ち伏せる敵達の姿は無い。
此処に、他に、誰もいない]
『つまり、大木は朽ち果てた――そういう事ですね』
[目覚めた後の第一声とは違う響きが、口元からこぼれ落ちた]
[彼女は出入り口に背を向け、この小さな部屋の奥へと進んだ。その先、前面に広がる壁の前に花瓶を据えた台座がある。
花瓶には一本の薔薇が生けてあった。造花だ。長い年月を超えてきたこの花が生きているはずは無い。
周りには、枯れ果てた花の残骸が散らばっている。生きていた花は、朽ち果てたのだ。
花の残骸のそば、花瓶を支える台座に文字が刻まれている。Kathleen Lonsdale――それは、それを眺める女性の名前]
『キャスリーン……』
[なぞるように女性がつぶやく。親しみのある名前のはずが、どこかかすれたような感触。彼女は険しい表情をすると、自らの記憶をまさぐって、そして安堵した]
『此方から彼方へ渡ってきた以上、若干記憶があやふやになるのも仕方ありませんね。むしろこの程度の影響で済んだことが僥倖でしょう』
[彼女は視線を花瓶へ向けると、長く伸びた右の中指を口元に当てて、そして皮を噛み切った。指の小さな傷から、赤い血がにじみ出してくる。
キャスリーンはその中指を花瓶の上へ差し出して、血が落ちるのを待った]
[音が響いた。それは、しずくが「それ」を打つ音か。
不意に花瓶がはじけて、粉々に砕け散る。視界を遮るものが吹き飛んで、中に隠されていたネックレスが姿を現した。鋼色の細い鎖の先に、十字のペンダントが付いている。
ペンダントに付着した血液は、染みこんでいくように無くなっていく。血を吸い尽くした十字は鈍い光を帯びた]
コンゴウ が見物しにやってきました。
コンゴウは、見物人 を希望しました。
す、すごい!
[宛がっているだけで皮膚が再生されたことに驚いた。]
演算デバイス……?よくわからないけど、人工知能の一部に欠陥があるってことかな。
まぁ、日常生活に支障がないなら問題ないか!
戦闘行動?ヤキを入れる?
結構物騒な人工知能なのか?
[ダンボール箱の中を見る。
取扱説明書は入っていなかった。]
[十字のペンダントから手応えを感じて、彼女は満足した。あとはまだ見ぬ主のみ。その主に関する記憶があやふやになっている事が、彼女に一抹の不安を誘う]
『――いいえ、この程度の困難など、あの時に比べれば』
[もたげかけた不安が霧消する。そうだ、どんな状況においても冷静でいる事が彼女の義務なのだ。だからこそ《コンゴウ》を任せられたのだから。
彼女はネックレスを拾い上げて首に付けた。十字のペンダントが肌を滑り落ちて胸の上に降り立つ。聖ペトロ十字と呼ばれるそれは《コンゴウ》と彼女を結びつける鍵。彼女が彼女である証]
― 翌朝/蒼真宅 ―
…――
[朝の光が差し込む。
イステは眼を閉じて、
ベッドに凭れ掛かるように座っていた。
眠っているようにも見える。]
『では行って参ります、伯爵』
[見上げた先に、歴史を刻んだ「伯爵」の肖像画がある。彼女は優雅に一礼して、そして出入り口へと向かった。義務を果たすために]
…?
プラストメタル。
私の体組織。
不思議?
[物珍しそうに感嘆するダンに、瞬いた。]
違う。ヤキではない。
……
そう。
ワサビを入れる。
[あくまで表情は真顔のままだった。]
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