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[衆目も憚らずに不安げな声で]
失う事は怖いよ。
多分私は本当にはその恐怖を知らない。
だけどジョーンズ、あんたが一人で悲しんでいるのなんてもっと嫌だ。怖い。
無理かも知れない。
だけど同じ時を生きたい。
傍に居て欲しい。
だけど傍に居たい。
そのための手段を探したい。
[本当は置いていくのは自分のほうのはずなのに]
だからお願い、置いて行かないで。
……姐さんは、意地悪だ。
1万年も探し続けて。
今更希望なんて持てないと思ってた、のに。
もう一度探せって。希望を捨てるな、って言うんだな。
[ぽつりと、呟いて。]
ねえ、姐さん。
そうしたら――、笑ってくれる?
[目を伏せたまま問いかける]
[意地悪というより残酷、あるいは無情に。ひたすらに我が儘に。理屈ではなく感情だけで散々喚き散らしてからの言葉はいやに静かに]
うん。
きっと。
/*
こんなはずじゃなかった……!!!>長さ的な意味で
もっとさらりとしたかったんだけど!
いやほんと、何度目か分からないけど、
どうしてこうなった!!!!!
姐さんにどんな土下座すれば俺の気が済むのかもうわからない……!!!
いやもうほんと。ごめんなさい。本気でごめんなさい。
[静かに頷かれて。
笑ってくれると、そう言ってくれるなら]
それなら、少しだけ。
後悔は先回しにして。
もう一度ぐらい――、夢を見ようか。
[俯いたまま、諦めた、とでも言うように]
[静かに頷かれて。
笑ってくれると、そう言ってくれるなら]
それなら、少しだけ。
後悔は後回しにして。
もう一度ぐらい――、夢を見ようか。
[俯いたまま、諦めた、とでも言うように]
………
[図らずとも笑みを浮かべ]
……自業自得って奴だ。
[諦めた風な物言いに対して言い、それから笑みを隠すように口を結んだ。]
そうだな。
自業自得にも、程がある……。
[分かってはいたことだけど、割とぐさりと来たらしい。
ずっと俯いていた顔から、視線だけ上げて――、
ナタリアの口を堅く結んだような、奇妙な表情に気付いた。]
姐さん。
どうしたの……、その顔?
[思わずひとつ吹き出して。]
自業自得だよ。
あんたが私に、最初に夢を見させたんだ。
我が儘になれと言ったんだ。
だから、自分だけ醒めているなんて赦さないから。
[問われた事には触れずに、見ようによっては不快そうな、はにかんだ顔をした。多分、一度も浮かべた事がないような表情をしている。
取り澄まそうとして失敗したような。]
全く、酷い話だね。本当に。
[続く言葉にはは、と笑った。
それは苦笑い。自分で自分に呆れたような。それでいて、深い安堵のような。
そしてひとつ、息をついて。]
…………本当に、ここまで。
ありがとう。
[微笑んだ。]
ところで……。
[先程から表情が気になる。奇妙とも違和感とも違うが。いつもと違う顔。
なんというかうん……、そわそわする。
見ていると手に隠されてしまい]
あ。
姐さん……かわい、
[顔を覗き込もうと一歩前に踏み出すが、次の瞬間]
[踏み出した足は、がくっ、と、膝から崩れ落ちた]
……あ、しまった。
時間、書き換えのこと。忘れてた……。
[あたかも買い物を忘れていたかのような調子で言うが。
頭が酷く痛み、意識が飛びかける]
ごめん姐さん、俺……、
やっぱ消える、かも…………。
[そのまま言葉は続かず、男は気を失い――。
―――以下、待て次回!**]
[バニーガールのactに反応する。]
人間ではない何か…か?
それを俺に問うというのか。
[しばらく考え込んだ。そして重々しく答えた]
俺にはわからない…
人間ではない何か。
過去をも変えることが出来る何か。
そんなことが出来るのは神しかいないと思っている。
現にこの店にはゼウスが…。
[その先を言おうとしたが、言葉が止まった]
いや…神でも過去は変えられぬ。
では…この世にはいてはいけない物の怪…か?
[苦し紛れに導いた答え。それはとても苦しいものだった]
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