63 ふつーの恋愛村
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逃亡者 コーネリア
[スイカを食べながらうとうととしていた。どれくらいの時間が経ったかわからないけれども、心の中で鳩時計の音がしたような気がした。]
ロバートさん？
…あ、あ、あいしてるですか！…あら！？
[大好き、とはまた違った重みのある言葉に、ハッと顔を上げれば、さっと消えてしまった姿。]
ま…まって！
[あわてて立ち上がった、コーネリアの姿もやはりその場で消えてしまう。
ここは心の縁側だったか？
だとすれば現実できっと、二人は一緒に目覚める事だろう。]
踊り子 ヤスミンとアイーシャ
>>445
[子供みたいだけど……心の縁側で……夢とか幻かもしれかないけど、真剣に]
……うん……またねっ。
[精一杯の笑顔を浮かべた]
貴族 ゲオルグ
―２年後―
[振るった長剣を、腰に吊るした鞘へと仕舞う音]
少しは近づけてるのかなぁ……
[剣の元の持ち主を思い起こしながらつぶやく]
[遠くでイルゼが呼んでいる]
うん、今行くよー！
[...は、大声で返事をして駆けていく]
死神への道のりはまだ遠そうだ。
それでも隣で微笑む少女と一緒になら、
この先に何が待ち受けていようとも、いつの日か。
[空に浮かぶ月を見上げながら、思うのだった]
執事 エリック
さて……私はターシャを探しにでも行きましょうか。
何処に居るのやら。
[...は立ち上がり、うん！とひとつ伸びをすると……
心の縁側を徐々にたたんでいった。
だんだんと、世界が狭まる。隣に寝そべっていたブランカが顔を上げて一声鳴いた]
お前は戻りなさい。
戻るところがないのなら、コレを持ってマクドガルの家に行きなさい。
きっと皆が良くしてくれる。お前とはここでお別れです。
[...がネクタイを外してブランカに持たせると、徐々にブランカの姿も薄くなり、消えた]
元気で。
踊り子 ヤスミンとアイーシャ
‐幕間‐
え？
[ヤスミンは不思議そうに小首をかしげた]
……復活して幸せかって？
幸せに決まってるじゃない？
[笑顔で返す]
執事 エリック
[...は、最後に残ったヤスミンに別れを告げる]
ヤスミンさんもお元気で。
いつかまた、お会いできる日を楽しみに待っていますよ。
[そう言った...を、世界が包み込む。
そして最後に、いつもの笑顔を浮かべた...が消え。
静寂が辺りを包んだ]
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