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(うさこは聞いたぴょん。
スーンさまは、リコリスさまを信じてた。
「月の魔長」を務め上げられるほどの力を持つリコリスさまに、
スーンさまの力は今一歩及ばず、尊敬していたぴょん。
それでも、239年来の友人として過ごしてたぴょん。
なのに、リコリスさまは+裏+
表:仇打ちの旅にスーンさまを連れていかなかったぴょん。
裏:スーンさまをうちのめすような裏切りをしたぴょん。
だから、スーンさまは、力を求め、「革命」を起こしたぴょん。)
―回想―
[翼を背中から生やす風変わりな少年に助けて貰った後、
私は彼について幾許かの知識を得た。
その名をヴェルナー=ギュスターヴ=ローエンシュタインと言い、
魔王との謁見を求めて多くの血を求めていたこと。
―――…それなのに血の香で気分が悪いなんて、可笑しな奴だ。
そしてあの時感じたことが正しければ、
彼は魔王の子息であろう。
魔界で一体、何が起こっているのか。
嗚呼、いずれにせよ、私にとっては―――――――…]
そうですか、違いましたかー…
[お姉さんの見立てでも違うと判断され、ちょっとがっかり。
けれどお姉さんがパスしてくれたのでありがたくいただくことにします]
……ここまで奥に来れば、『迷子の子猫さん』も居ておかしくないんですけど…。
[そちらも気にしつつ、探索続行です。
ちょうどそのとき+表+
表:唸り声のような音が聞こえた気がしました。
裏:ポンコツ隊員騒動に気がつきました]
[ハッピーターンは、シノンの様子をじっと見ています。]
「ハァハァ……
シノンたんかーいいよおしのんたんはぁはぁ……」
[どうやらハァハァしてるだけみたいです。
おまけに近くにいるゲルトに全然気づいてませんね。]
[そこには、ロボット「ポンコツ隊員」が居た]
て、敵……ってことよね!?
[直前のリコリスの言葉を思い出しつつ、弦楽器を構える]
って、ロボット相手に効くのかしら……?
いや、悩んでても仕方がない!
[思い切って奏でた結果は、*09末吉*]
やっぱり無理か……
[ゲルトはがっくり来ています。
その時APが「減っていない」ことに+裏+(気付きました/気付きませんでした]
[あまりのことに、シノンの傍にいた(?)光が消えてたことにも気がつかなかった。]
なに、これ!!
[とりあえず、攻撃されようものなら必死で避けた!
武器……はいま、ないし……!]
あれ、もしかして―――
[ゲルトはポケットの中のバールのようなものをハッピーターンに向けて、]
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