あーあーテステス

アロー！レッツゴー・ランランよ。
匿名ラジオ第五回。今日はちょっと「いい話」の紹介。長くなるけど許してね。

少し前に奥さんをなくした友達がいてね。彼には小学生の息子さんがいるんだけど、ここしばらく忙しくて、ろくに顔を合わせることもできないでいたそうなの。そんな彼から聞いた話よ。

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ある日、いつものように残業を終えて帰った時、子どもが起きてたらしいのよ。どうしても聞きたいことがあったんだって。それがね、

「パパは一時間にいくらお金をかせぐの？」

っていうの。びっくりするわよね？

彼もびっくりしたんだけど、子どものいうことだし、適当に「２０００円だ」って言っておいたのね。

すると、その子は次にこう言ったの。

「パパ、ぼくに１０００円貸して」

疲れていた彼は、カッとなったらしいわ。必要なものは買ってるはずだし、小遣いも渡してる。いったい何を無駄遣いしてるんだろうって。

叱り飛ばされたその子は、黙って自分の部屋に帰ったの。

でもしばらくして、彼は後悔し始めた。少し厳しく叱りすぎたかもしれない。たぶん息子はどうしても買わなくちゃならないものがあったのだろう。

彼が息子のところにいくと、その子は少し泣いていたそうよ。

「すまん。苛々してたんだ。ほら、１０００円だよ」

するとね。その子は、貯金箱から数枚の硬貨を取り出したの。

「持ってるじゃないか」

「だって足りなかったんだもん」

そして、１０００円札と硬貨を父親に差しのべて．．．

「パパ。僕２０００円持ってるの。これでパパの１時間を買えるよね？」

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このラジオでは、みんなからのメッセージを募集してるわ。

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