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なすちゃ……兄はただの変態だ……
あれ?
もしかして「縁故相手を汚すんじゃねーよ」的な意味で叱られるレベル?
PC視点だけならあり得るけど、PLとしてはイカンだろ!みたいな。
ダニールは、ここまで読んだ。 ( b0 )
――…抗う、か。
今回は眷属に害が及ぶことはないとは思うけれど。
[名も知らぬ生贄の少女の声は未だ聞こえない。
一年前の惨事を教訓としてか今回の宴では眷属を見えぬようにした]
血を流すを望むは人か魔性か。
嗚呼、武器庫の件も伝えるべきか。
[気が進まぬ気配を滲ませながら物憂げな吐息を零し
玻璃の湛える水をこくりこくりと嚥下する**]
貿易商 ニコライは、男の心は射干玉の如き闇に飲まれていった ( B7 )
ダニールは、ここまで読んだ。 ( b1 )
―酒庫―
やっべぇな。
こいつは絶品だ。
[何口か葡萄の酒を呑んで漏らした感想。
朝食を食べたばかりではあるものの、喉にすんなりと染みこんでいく]
同じ『あか』だけど……味は全然違うんだろうか。
俺には血なんて鉄臭い匂いしか感じねーけど、飲む人が飲めば酒よりもうめえのかな……
[再び地下の暗がりに酒瓶を翳す。
戦場に散った『あか』も、こうして瓶に集められれば美しく輝いたのだろうか]
え、アナスタシアさんが反社会的だった…?
[アナスタシア>>62に想像できません、と首をかしげる。]
私も反抗的…な部分はありますけどね。
[活発である理由に姉への反抗心があることを今は自覚していた。]
[どうしても比較されるならば、違う土俵で姉の上を行けばいいと。]
[結果それが自分の願望を膨らませてしまうことになったのだが―]
[そこまでは気がついてはいない。]
―ん?
[舌打ちのような音が聞こえた気がして、瞬いた。]
[けれど薔薇が似合うと言われてうふふと笑う。]
薔薇が似合うって…私もちょっとオトナになったかなって。
そんな風に思っちゃいます。
[くすくす、と屈託なくうれしそうに。]
わっ、ありがとうございます。
[吸血鬼の伝承の本を受け取って、ぺこりと。]
[それから書棚を離れ、近くの椅子に座って頁を捲る。]
[おどろおどろしく描かれた挿絵やエピソードを流し読んで、これはと思った。]
[自分が抱いていた印象よりもずっと…恐ろしいものとして描かれている。]
[ただ、なんとなく得心が行かなくて―]
[ううん、と小さく悩むような声を漏らし*頁を送る。*]
どんなもんなんだろうな。
やっぱ痛ぇのかな。
[だれも居ない酒庫に、男の笑い声が響く。
臆病な青年は、首筋に掌を当てて笑う。
贄の少女の甘い声。彼女には傷跡はなかった――けれど]
よし。
こいつは失敬させてもらおうっと。
[瓶の口に無理矢理栓を詰めなおし、青年はボトルを抱えて酒庫を去る。
少しぶらついた後、部屋にボトルを置きに行く心算**]
──…。
[不安ならばひとりきりにならないように、と告げたことが、むしろ客たちの間に互いへの不信を増した様を観察している。
「誰がそう(吸血鬼)だと判らないのに」というヴェロニカの第一声は、避けるべきものが見えていない彼女の状況をストレートに伝えており、
即座にロランの体調を気遣うニコライは善良そのものと感じた。
このふたりが吸血鬼であることは、まずないと判断する。]
[他の者たちはよくわからない。
追従して疑惑を避けようとするようにも、そもそも相部屋に慣れていない貴族としての拒絶反応ともとれる範疇。
ベルナルトの興味なさそうな声に、彼は生きることに飽いたのかと少しだけ気がかりになった。
昨夜同様に目立たぬ態で食堂を出てゆく背を見送る。
彼を密偵として使えたなら便利だろうと思うが、その方面は現時点では未知数のまま。]
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