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そうですね。
吸血鬼のこと…私に教えて、ください。
[くすと笑って返した言葉は、とぼけた時とは違う柔らかな声音で。]
[けれどその向こうには貪欲な知りたがりが見え隠れしているのだろう。]
[アナスタシアの首元から視線を動かせぬまま、口元だけに笑みを見せた。**]
[くすくすくす、と笑みを零しながら、少女の姿は薔薇園の四阿。
亡霊の身体、赤いケープの心臓の付近にはどす黒く染まったまま。勿論痛みは無い]
(さあ、ニンゲンは、どう動くかなあ?)
[自身の死が齎した事実など考えていない。死が哀しみであると認識していないから。
だからこそ、彼女の願いは届かない]
(そう言えば、姿を隠そうとしてる、堕ちた聖者が居たなあ)
[ラビが血薔薇に呑まれ、眷属になったとは知らない。
少女の目に付いたのは、堕ちた退魔師の逃げ隠れる姿。ラビの師匠の姿]
(あの人なら…。
血薔薇のお姉さんが、涙を流す方法、知ってるかもなあ)
[くすくす、くすくす。小さな笑い声は四阿に響く**]
―ロランの部屋―
[考えてみれば客人をおかえりと迎える城主の姿など滑稽か。
血を得て艶めく眸をロランへと向けたまま]
――…はじめまして、が妥当ね。
ようこそ、――あのこの宴の客人。
[自らの宴だとはもう思っていない。
表舞台に立つことなど望んではいないのだから。
連れてゆくのかと問われるとゆるく頷き]
小鳥が自らの望んだから、連れてゆく。
――…ロランも、と小鳥が言うのだけど
あなたがロランであっているかしら?
/*
ラビ師匠。
最初は非常食とか考えてたけど客人以外の人間がいるのは
ダメだなーと考え直して
じゃあ、吸血鬼にして城の外に放ち、吸血鬼狩りに殺される、とか
そんなことを考えた末、止めて眷属で束縛ルート。
あのこ…? 貴方の宴じゃあ、無いの?
[不思議そうに瞬いて、じゃあ他にも吸血鬼はいるんだ、と。ぼんやり頭の片隅で思う。
――小鳥が望んだ。
予想出来た台詞を聞けば、薄く笑みを引いた唇を苦く開いた]
嗚呼、…やっぱり。
ラビの魂は、貴方も望んでいたから。
肌で触れたらそれが…解ったから。
俺の手の中に、留めておきたかったけれど――…
[仕方ない、小鳥だものね、と淡く笑う。
続く言葉には、再び長い睫を瞬いて]
……俺も? ああ、うん。俺がロランなのは間違いないけど…。
――あのさ、連れて行かれたら、どうなるの?
[今更な質問を、投げて]
……今回は私の宴ではないわね。
[肯定をロランに返し
物分りの良い様子に淡い笑みを浮かべる]
望まれていたとは知らなかったけど。
[少なくとも求めを自らの耳で聞くまではわからなかった。
その点ではこの青年の方が彼女を理解していたのだろう]
――…あなたの手の中で小鳥が朽ちるのを待つの?
[ラビの望みは既に聞いているから
彼女に関する望みは聞かず問いのみを向ける]
ロラン
[ポツと名を紡げば問いへの答えを綴る]
闇の眷属となり永久を生きることになる。
/*
はとぽっぽを久々に酷使しています。
ところで、やはり吸血二回で吸血鬼ってサイクル長いですね。
もう少し勢いよく増えると封印のカチューシャも動けたりしそうですけど。
占い当てるのも襲撃行くのも血人さんの意図がないとやりにくいでしょうし。
やってみるとなかなか難しいですね。
…と、いうのは吸血鬼どんどん増えると面白いと思っている立場からの独り言デシタ。
……あの子は、なにかを選んだのかしら。
[リディヤはほんの数分言葉を交わしただけの少女だった。
でもこれは誰かによるものではないと。
まるで娘は少女がそう教えてくれているかのように、感じる。
理由は分からない。直感か、幻の囁きでも聞いたのか。
落ち着きを取り戻した表情は今までと変わらず、
その様子は、駆けつけたユーリー達に何を思わせただろう]
<<薔薇の刺に、気を付けてね。――鬼灯のお姉さん>>
[狂気を孕んだ純粋な笑みを思い出す。
愛らしくとも毒を含む、Lily of the valley(鈴蘭)のようなそれを。
じくじくと、未だ塞がらない傷>>3:69が痛んだ]
―食堂―
皆さん、落ち着いて聞きなさい。
――リディヤ嬢が何者かに殺されました。
[極めて感情を排した声色で、告げた。
周りの空気が一変する中、冷静な反応を返したユーリーに向き直る>>76。]
場所は礼拝堂、状況は周囲に人の気配、争った形跡まるでなし。
リディヤは胸部を刺されていました……心臓まで届いておりましたので、即死の可能性もあり得ます。
凶器は……ロザリオ。
時刻は断定できませんが、血の乾きようから見て、半刻経ったか経たないかと言ったところです。
発見者は私、ニコライ殿、フィグネリア嬢。
[一息に報告を告げる。
血相を変えて飛び出したヴェロニカを制止することはせず見送り、トリスにリディヤの特徴を述べた>>61>>82。]
彼女が吸血鬼と見紛われた?トリス殿、貴方なら――。
[懐に手を差し入れた。]
凶器のロザリオは、貴方の目の前にあるこれの一回り――いや、二回りは小さかった。
貴方の掌でも覆い隠せそうなほどに、だ。
[トリスの眼前に突き出した短剣を下ろし、胸元に収める。
昨夜の宴会で交わした握手。
男にしては――と疑問を抱いたことは告げず。]
さて、トリス殿。そんな頼りない得物で吸血鬼と相対し、見事それを討ち取れるとでも?
私なら勘弁ですなあ、まだ素手の方が使いようがある。
殺人者は吸血鬼に怯える人間か、はたまた吸血鬼か――どちらにせよ、リディヤ嬢は人だからこそ、死に至ったのだと思いますな。
[そう告げ、再び礼拝堂へと引き返しただろう**。]
からかうのも大概にしてください、我が主。
[笑みを含む主の囁き>>*15にそう返しつつ少しだけ笑む男であったが、続く言葉に表情はどこか険しさを帯びたものに変わり]
……革命を「された側」の人間?
/*
吸われたがり・死にたがりの 実に多い 村であった。
なんということだ。これがおたんびというものなのか?
もう吸血鬼に抵抗できるほど正気《マトモ》な人間は残っていない……。
吸血鬼は残った村人を全てちゅーちゅーし、別の獲物を求めてこの城を去っていった。
―完―
ちょま。
あれ、これなんで俺が初回に吸われたのだろうか。多角を面倒がらずにラビについてくのが正解…?
今は人の眼には映らないだろうけれど
門番や宴の仕度をしていた侍従を見なかった?
私に連れてゆかれるということは彼らと同じになるということ。
[眷属に吸血の衝動は見られないから
宴の主となっている存在の其れとは少し違うのかもしれない。
何処か儚く見える青年の姿を見詰めながら小さく息を吐く]
[もしユーリーという青年が革命された側ならアリョールも――
そう思った時ダニールと主のやりとり>>+22>>*16が聞こえて]
……どうやら、そっちが先になりそうですね。
[赤いケープの女の子。
アリョールの記憶にあるその子に会うのが先になるだろう、と]
(上手く鉢合わせればいいけど。)
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