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― 城主の居室 ―
…――…、ロラン、は、わたしの…昔の知り合いです…
[身を捩り、陶然と吐息をまた零す。
火に薪をくべるばかりの口接け。
ひたりと纏わりつく純白のドレスの下では、
爛熟した体が底無しの沼に堕ちる事を望んでいた。]
[アナスタシアがグレゴリーを徴発している。
いい勝負だろうな──と野次馬的な感想も抱いたが、城主への謁見を示唆されると、胸に視線を落とした。
──会いたい。]
――礼拝堂――
[ラビが吊るされていた、清浄の地。
しかしそれは、イライダの力によってか、長年の使用によってか、神聖な空気は失われていた。布も消え去っていれば、ただの古びた教会でしかない。
大きなステンドグラスと、小さな祭壇。
しかし祭壇の上には十字架は無く、そこがやはり吸血鬼の城の一角である事を思わせた]
お母さんは、吸血鬼が嫌いなんだよね?
[少女の存在を無視する母親]
お父さんは、よく分からないものは無くなれって思ってるんだよね?
[少女の言動を恐れ、暴力を振るった父親]
――神の御詞、光あれ……。
[言葉と共に、僅かながらステンドグラス越しに差し込む太陽光。
光が注ぎこむ祭壇に座り込むと、少女は自分の心臓に、クビキを、ぶすりと、差し込んだ]
[薄気味悪い音と共に、鳴り響く血の溢れる音。
鮮やかな血は、日光を浴びててらてらと輝く。
心臓を貫いたクビキ――
ニンゲンを逸脱した物を貫いた、太陽の光を浴びたクビキ――]
(わたしは、吸血鬼には、なりたくないんだ。だって、ニンゲンの方が、美しい)
[心臓が潰れていれば、吸血鬼として蘇る事は無い。
生きるも死ぬも、少女にとっては同じ事。
ならば、亡霊となって、人々を見守ろうではないか。
そもそもその為に、生贄となって街から逃げたのだから]
――生きていたい?死んでもいい?
――人間でありたい?吸血鬼になりたい?
[礼拝堂にて少女を見つけた人は、何と思うだろう?
少女の胸に刺さった小さなロザリオを使ってくれるだろうか?
自身の姿が滑稽で忌まわしいと思う想像力も常識も、少女には無かった]
――朝・客室前廊下――
[夜が明け、亡霊達の囁きが止んだ頃。
男は廊下にそっと姿を現した。
昨夜、アリョールが消える前に言っていた名前を一人呟く]
……ユーリー・レオノヴィチ・ザハーリィンという人っすか。男の人、っすよね。
あの人の……血縁、という口調でもなさそうだったような。
[祈るのは、美しい戦いの姿。
抗う人間と、対抗する吸血鬼の戦いの姿。
それが悲惨な結末になろうとも、少女は人間に全てを託すだろう]
血薔薇のお姉さん。
油断してたら、殺されちゃうよ?
ニンゲンは、案外、強いんだから――。
[くすくすと微笑みつつ、呟いた。
最期の言葉は、彼女に届いたか――]
[警護担当に関するニコライの頼みを聞く。]
むろん、個々の事情は加味します。
もし、差し支えなければ、後でロランの病について、詳しい説明をいただきたいのですが。
[見た目の脆弱さこそが、吸血鬼である証拠となることもあり得る、とは口には出さず。]
>>200
わたくし、同室はちょっとご遠慮したいかしら。
寝つきが悪いので…。
(本当は、誰が吸血鬼か解らないから怖かった。
今、この場で誰か一人と選ぶのならグレゴリーだっただろうが
それは淑女としては言えない事だった。)
魅力ある、だなんて。
トリス様のように美しい方にそう言って頂けて、光栄ですわ。
一番望む……だとしたら、どんなに素晴らしい事でしょう。
[最後の呟きは、トリスにしか聞こえぬ程小さなもの。
紅茶を飲む様子を見つめながら、続いた言葉に。]
私が勝手にお慕いしているだけですの。お逢い出来たらどんなに幸せな事でしょうね。
でも……同じような方に、既にお逢い出来ているのかもしれませんわ。
[トリスが纏う空気に、どこか魅せられたような笑みを向けて。]
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