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―四階/バルコニー―
[攫った娘を寝台へと寝かしつけると城主は城門へと視線を向けた。
眷属が見詰める場所――。
そして帰る事を望みながら其れが叶わなかった娘の見下ろす場所]
さて、如何したものかな。
[加護持つ存在が未だこの城に在るのだとも知れたけど
城主には人が何を考え何を選び取るか分からない。
思う事は秘めたまま静かにその光景を眺め続けた**]
[彼女が先程まで吸血鬼であったのも、客の男性の血を吸ったのも見ていた。
けれど、今の彼女を見て、
誰が彼女を「不浄の存在」と思えるというのか―――
とはいえ]
かつて「自分だった」灰の後始末くらい自分でしてほしいものだけど……無理っすよね。
[地上に目をやると小さくため息を零すのだった**]
長く生きてきたけれど――…
同族の魂を城に囲う事になるとは思わなかったわ。
[一つは宴の主の座を譲ったはずの者。
一つは帰る事を望み人としての生を選んだように見えた者]
愛で甲斐のある者なら歓迎するのだけれど……
[前者に可愛げがない事は承知している。
期待を寄せるは後者ではあるが果たして――]
[グレゴリーである闇がフィグネリアを抱きとめ、その帳の裡に暴虐を為す。
我がものとした闇の力に酔うごとく。]
──…。
[戦友と呼んだ男の振る舞いを、そこで交わされた会話を、脳裏に刻んだ。]
[グレゴリーが去れば呪縛が解かれたように天を仰ぎ、それから、腰を落としてグレゴリーが落としていった鞘を拾い上げる。
宝石で飾り立てられた鞘の細工には銀が使われていたらしい(>>8:18)。
それを確認して、剣を納めた。
もろともにベルナルトに差し出す。]
持っていてくれないか。
両手をあけておきたい。
[地面に膝をついたフィグネリアの傍らへと移動する。
もとより月白のようだった肌は、血の気を失ってなお蒼ざめ。
穿たれた紅だけが、肢体の衰勢を裏切って、生の衝動を喚起する。
綺麗だった。
同じものを──以前にも見たことを思い出す。
朝食の席。髪をおろしたアナスタシアの首筋。]
[血を啜られ、それでも気丈に、冷静に、自分の状況を述べるフィグネリアの言葉に頷き、だが、その言葉には従わず、腕を伸ばした。]
動くことでまた出血するかもしれない。
ショールで首の傷を押さえておいてください。
──失礼します。
[声をかけると、フィグネリアの身体の下へ腕を差し入れて横抱きにかかえあげ、城へと向かう。
ベルナルトとカチューシャ、そして城から出て来たヴェロニカにも、同道を促した。]
ダニールは、ここまで読んだ。 ( b2 )
…フィグ、………!
[月明かりに照らされ黒朱に輝くドレスを見て、何があったのかを理解する。
…なぜ? 彼女ではない。彼女は、近くに居た。
人が集まる中で襲える程、今の彼女は強くない──]
……ええ。それと…何があったか、教えて。
[ユーリーに同道を求められれば、頷いてその後ろをついてゆくと、
今までに何が起きたのか、その場に居た者から聞くだろう]
―城門前―
[膝をついてはいるものの、フィグネリアの意識は確りとしているようだった。
その事に僅かながら安堵する]
あ……いえ。
傷が開いただけです。勝手に突っ込んできて、これじゃ情けないですね……
[脈を打つ痛み。じわじわと染み出る己の赤。
塞がりはするだろうが、彼女の近くで血の匂いを漂わせるのは――嫌だった]
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