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―厨房―
……。
[布巾を水に浸し、左足にあてる。古傷ではあるが、しみた。
殺すことはしない。
治療法を探す。
ユーリーは、そう言った。
だが、門は開かない。城主に開けるつもりがないのか、それとも城主にすら開けられないのかは分からない。だが、とにかく、開かない]
全く、とんでもない――
[ばらまいたのは、誰か。
抱いた怒りの行き場がもはや無い事を、心の何処かで確信していた**]
[首を傾げる。さらりと黒髪が流れ、穏やかに続けた]
どう死ぬか、どう生きるか。
嗚呼、言葉で答えたくないなら、そう……
態度で示してくれてもいいのよ。
[剥がした布の内側に、首筋に咲く紅い花に、身を屈めて顔を寄せる。
甘くも冷たい吐息。
どうする?と 触れた唇で問うた]
[足元で灰を掬うグレゴリーに欲求不満そのものの視線を向ける。]
そもそも、おじさんが襲いかかってきたりしなかったら…
あんなことにはならなかったのにっ
[落ちる灰に向かって手をぶんぶんとするけれど、風が起きるわけもなく。]
[むなしさの嵐が吹き荒れただけ。]
封印されたら、人間に戻れる…んだってよ?
とてもそうとは思えないけどね…。
だって、フィグネリアさんの血…おいしかったんでしょ?
[フィグネリアの首に牙を立てたグレゴリーの表情は見えていた。]
[ふわりとグレゴリーの前に回りこんで、顔を覗き込むように。]
ふふ、好きにするといいのよ。
封印の力を持ったあの子の血も…おいしそうだったよ?
[首をこてりとして、扉に手をかけるグレゴリーにひらひらと手を振った。]
生きると答えれば、あなたはどうするのでしょう。
更に血を与えて堕とすおつもりかしら。
[無表情に深淵を見据え、選ぶ]
―― 生を。
自我を失うまでは。
ストロガノフ様を、……止めるまでは。
死を選びはしない。
[傷口に白い指が触れる。
疼くような痺れが、身体の奥底から熱を呼び覚ましてゆく。
彼女の唇が触れれば更に酷くなり、
震える息のまま、両手でその身体を突き飛ばそうと]
そう、生を。
[胸を押される。
意志は強いけれど力が弱い。
顔は少しだけ離れ、ぬばたまを細めた。フィグネリアの右手首に指を絡めてギリギリと鳴るまで力を込める]
…いいことを教えてあげる。
貴方の親には、絶対に逆らえない。
貴方が「より強いもの」へと墜ちるか、彼自身が許さない限り――害せはしないわ。
[アナスタシアはそれを嫌って吸血鬼になったのだから]
自我を護りたいなら彼には近づかない事よ。
それに…抵抗するなら、もっと 本気 を見せて頂戴。
こんなんじゃ頼りなくって……貴方をニンゲンのまま生かしておくのは心配。
[再び首筋に唇を寄せる。今度は牙を剥いて、紅い花へと触れさせた]
貴方が闇に呑まれるのは面倒。
心を失って暴れられては迷惑なの。
その口が言う通り、無理矢理、眷属にしてしまおうか――
[捉えていないフィグネリアの左手が震えるのを感じた]
……っ、い、ぁ
[まだ完全ではない身体。
それでなくとも娘の力は弱く、吸血鬼としても完全ではない。
軋みをあげる右手首に、殺しきれぬ声が漏れる]
――さから えな い?
[より強いものとは何。
そんなの分からない。どうすれば、自分は皆を]
……っ、い、ぁ
[まだ完全ではない身体。
それでなくとも娘の力は弱く、吸血鬼にも成りきれてはいない。
軋みをあげる右手首に、殺しきれぬ声が漏れる]
――さから えな い?
[より強いものとは何。
そんなの分からない。どうすれば、自分は皆を]
―城門前―
[闇を渡り城主は白銀の前に降り立つ。
それは客人の一人であり帰る事を望んでいた彼女が残した灰。
その場に膝をついて両の手でその白銀を掬った。
城壁に囲まれた此処では風に任せる事も儘ならず]
――…どのような血脈であるかは知らぬが
[膝上に置いた布袋にその白銀を滑らせる。
さらさらと白磁から流れた灰。
袋の口を紐で閉じて懐中へとしまいこんだ]
同族であるなら捨て置けぬ
[もう一方の同族が灰になった事も記憶していたが
招かれぬ部屋に入る心算は無く今は足を向ける気もない。
ゆる、と視線をめぐらせ、
瑠璃にのみ見える影を認めればふっと微かな笑みを浮かべた**]
[彼女の牙が、近づく。
触れる。熱い。目の前が霞み、闇が心に沁みこんで]
――ッ、そんなこと、
[右手は動かない。それならば。
身体を無理やり離し左手は裾からドレスの内へ]
あなたの眷属になんて、なるものですか。
それならば自分で命を絶つわ。
[脚のベルトから刀身を抜く。
短刀は燭台の灯りを反射し、娘の覚悟を決めさせた。
躊躇いなく彼女の首元へ振るう]
ダニールは、ここまで読んだ。 ( b10 )
/*
フィグネリアが暴走しております。
今日の運勢は*03大大吉*に違いない!
ラッキーカラーは*14末凶*で
3%の確立で<<フィグネリア>>といいことがある!
と、久しぶりの独り言。
[ぐいと押され、短刀が光った。仰け反るように体を離す]
ん…っ
[烈しい痛みと溢れ出した血を残して、喉を裂いた傷は瞬く間に塞がった]
けほ。 …は。
[ぱたた、床に血が落ちる。
フィグネリアが構える刀身の先端から]
[ぐらり 視界が揺れた。
――血が足りない]
…ふふ。いいわ。
貴方の答え、聞いた。
自死を選ぶのはどうかと思うけど?
[くつくつと傷ついた喉を鳴らす。蠱惑の魔力はなりを潜めて、女はつまらなさそうに褪めた笑みを浮かべた]
そんなに悲壮な顔しなくったって、噛み付きゃしないわよ。
[数歩下がって、扉の前へ。
引き留められなければそのまま部屋を立ち去ろうと]
……フィグネリア。貴方自身が傷つき、弱れば血の衝動は強くなる。
無理はせぬのが最善の策よ。これは忠告。
それから、朝までは礼拝堂に居た方が良い。
貴方が闘うというなら止められないけど――さっきも言った通り、彼に刃向かうのは無謀だと思うわ。頼れる者がいるなら頼れば?これは…参考までに。
[それから、と呟いた]
吸血鬼の血を吸ったその刃。おまじないくらいにはなるかもね。
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