情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 10日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
── 書庫 ──
[乾いた羊皮紙をゆっくりとめくるフィグネリアの白い指。
その表情も声も、居並ぶ貴重書の背表紙同様に静かだった。]
いいえ、あなたに問うべきことは何も…
[数多の時代を綴る書物の間を、フィグネリアへと近づいてゆく。]
まずは、訃報を──
ニコライ・ミハイロフ氏が亡くなられました。
葬儀は、明日、明るくなってからにしたいと考えています。
それと──
[ひとつ息をつき、常と変わらぬ静謐を約束する書庫を見渡す。
ここもある種の神域である。]
フィグネリア・エーリン、
あなたにお願いしたいことがあります。
司祭の代わりに、わたしの懺悔を聞いていただけませんか。
[ロランから託されたリディヤのロザリオを書見台に置き、
フィグネリアの前に膝を突いて、頭を垂れ、指を組む。]
──わたしの罪を告白します。
わたしは、ニコライ・ミハイロフの墜落死の状況を見た時、自殺だろうと直感しました。
リディヤを失った後の彼の落胆ぶりは尋常ではありませんでしたから。
けれども、わたしはロランの証言をたてに、彼は事故死だったと判定しました。
ニコライ・ミハイロフのような善良な人間を自殺者として断罪するのは躊躇われて──
それでもなお──わたしの頭に、ニコライ・ミハイロフは自殺だったのではないかという逡巡があるのも事実です。
…………。
[思いがけぬ言葉に深碧は瞬く。
しかしそれも、静かな空気のなかで落ち着いて]
私で良いのなら。
[司祭の代わりなどなれぬ身。
だがただ一言、目を伏せそう答えただろう]
もし、ニコライ・ミハイロフが真に事故死であったのなら、
わたしは彼を疑うという罪を犯した。
そして、もしニコライ・ミハイロフの死が自殺によるものであったなら、
彼をリディヤの傍らに葬ることで、わたしは神の法を破ることになります。
どうか、神のお慈悲をもって、わたしの罪をお許しください。
そして、罪の償いのために何を為せばいいか、わたしに告げてください。
――――。
[跪く彼のアメジストは伺えない。
そこにはどのような色が浮かんでいるのか、と思う。
彼はいつでも、皆を想い行動していた。
自らを追いつめているとさえ感じるその熱意と、直向さ。
娘にはユーリーを疑う気持ちなど欠片もなく。
ただ、近寄れぬひとだと思うだけ。
その彼が紡ぐ懺悔は深く、深く、心の奥底に届いた]
>>24最終行はわりと無茶振りだよねwww
「祈祷文を10回唱えなさい」とかでもいいんですよ。
でも、何でも言うこと聞きます (←
伯爵令嬢 カチューシャは、追われし者 ユーリー を投票先に選びました。
伯爵令嬢 カチューシャは、遊牧の民 ナタリー を能力(封印する)の対象に選びました。
ユーリー・レオノヴィチ・ザハーリイン。
[彼の名を呼ぶ。
そしてどれほどの時か、ただその姿を見下ろして]
私は、神の代わりになどなれません。
それなのに聞いてしまって申し訳ないけれど。でも。
[彼の懺悔に対する、冒涜かもしれない。
それでもやはりこうとしか答えられなかった]
フィグネリア・エーリンは
あなたの罪を赦したいと、――心からそう思う。
― 井戸の傍 ―
[短い夜の隙間、吸血鬼には一瞬に感じられるほどの後。
血に染まった唇をペロと舐めて、黒い影は倒れた青年の背に触れた]
――致命傷じゃないわ。
だけど……もう命が薄いのは、貴方の定め?
決めた?どちらを選ぶの?
[死ぬつもりはないと嘯いたナイトは夜の闇に染めた。
昨夜の己自身と同じ。流し込まれた血の毒に負けなければ望み通り、生きていられるだろう]
[血を流す傷を塞ぐように押さえる手は赤く染まる。
月の光まで赤く染まる中、青年は穏やかにどこか遠くを見ていた。
咳と共に溢れた血の泡をもう一方の指の腹で払い、覗き込む]
既に半ば闇の淵にいるのね。
どうしてかしら……
貴方の体は死のうとしている。貴方の魂も。
心は、どちら?
決めるのよ。
貴方を生かすことは私でも出来るかも知れない。
けれど、この城で「仲良く暮らす」ことは永遠に、出来なくなる。
私は決して、御城主様に貴方を譲るつもりはないから。
伯爵令嬢 カチューシャは、騎兵長 グレゴリー を能力(封印する)の対象に選びました。
伯爵令嬢 カチューシャは、遊牧の民 ナタリー を投票先に選びました。
──ありがとう、フィグネリア・エーリン。
わたしは、ニコライ・ミハイロフの魂は、今もリディヤと共にあると信じます。
[指をとき、ゆっくりと立ち上がる。]
突然、こんなお願いをしてすみませんでした。
でも、どうしてもあなたに…頼みたかったのです。
[わずかに頬に色を刷いて視線を逸らす。]
以前、訪れた街の教会で、美しい聖女のイコンを見たのですが──
それはあなたによく似てた。
[本当はそれはささやかな記憶違い。
ユーリーが教会で見上げたイコンと記憶しているものは、
高窓の辺に佇んでいたフィグネリアその人なのだけれど──](>>3:42>>3:75)
──そろそろ夕餉の時間です。
ご一緒しませんか。
独りでいたい、あるいは調査を続けたいのであれば、こちらに夕食をお持ちします。
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 10日目 エピローグ 終了 / 最新