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凶器のロザリオは、貴方の目の前にあるこれの一回り――いや、二回りは小さかった。
貴方の掌でも覆い隠せそうなほどに、だ。
[トリスの眼前に突き出した短剣を下ろし、胸元に収める。
昨夜の宴会で交わした握手。
男にしては――と疑問を抱いたことは告げず。]
さて、トリス殿。そんな頼りない得物で吸血鬼と相対し、見事それを討ち取れるとでも?
私なら勘弁ですなあ、まだ素手の方が使いようがある。
殺人者は吸血鬼に怯える人間か、はたまた吸血鬼か――どちらにせよ、リディヤ嬢は人だからこそ、死に至ったのだと思いますな。
[そう告げ、再び礼拝堂へと引き返しただろう**。]
からかうのも大概にしてください、我が主。
[笑みを含む主の囁き>>*15にそう返しつつ少しだけ笑む男であったが、続く言葉に表情はどこか険しさを帯びたものに変わり]
……革命を「された側」の人間?
/*
吸われたがり・死にたがりの 実に多い 村であった。
なんということだ。これがおたんびというものなのか?
もう吸血鬼に抵抗できるほど正気《マトモ》な人間は残っていない……。
吸血鬼は残った村人を全てちゅーちゅーし、別の獲物を求めてこの城を去っていった。
―完―
ちょま。
あれ、これなんで俺が初回に吸われたのだろうか。多角を面倒がらずにラビについてくのが正解…?
今は人の眼には映らないだろうけれど
門番や宴の仕度をしていた侍従を見なかった?
私に連れてゆかれるということは彼らと同じになるということ。
[眷属に吸血の衝動は見られないから
宴の主となっている存在の其れとは少し違うのかもしれない。
何処か儚く見える青年の姿を見詰めながら小さく息を吐く]
[もしユーリーという青年が革命された側ならアリョールも――
そう思った時ダニールと主のやりとり>>+22>>*16が聞こえて]
……どうやら、そっちが先になりそうですね。
[赤いケープの女の子。
アリョールの記憶にあるその子に会うのが先になるだろう、と]
(上手く鉢合わせればいいけど。)
/*
しかし…リディヤの吸血鬼は鏡に映らない発言が枷になるな。あれを確定の事実として共有されちゃうと、映らなくなるんだけど。
なんか私への振りだったのだろうか。
拾い方考え中。
ちっ、面倒くせえな
眷属が見える状態なら直接話もできようが……
[廊下の途中で立ち止まる
どこに居るとも分からない亡霊やイライダの眷属に向かって言葉を放つ]
誰でも良い、イライダに俺の部屋に来いと伝えろ!
招待客をああするとはどう言う事か聞かせてもらおうか!!
[グレゴリーの詳細報告は、求めていたものをすべて与えてくれた。
真相だけはもたらされぬまま。]
あの子は──「殺された」のだね。
よりにもよって、神聖たる場所で…
吸血鬼に追われて、逃げこんだのだろうか?
時刻からすれば、朝食の前あるいは最中か。
最中であるならば、遅れてきたトリストラム、ロラン――あるいは…
城主ということになろうが…
[ゆるりと首を振る。]
[微かな吐息を零し悩むように顎に指を宛がう]
私に抗う、ね。
庇護を求めぬ者の願い、叶えるか如何か。
[其れは生贄の少女と生前交わした其れ。
庇護下にある者に対しては甘い城主ではあるが
庇護を求めぬ者、抗う者にまで甘くはない]
私の薔薇が血に染まるのはイヤだわ。
吸血鬼が凶器のロザリオに触れ得るかはわからないが、それを構えたリディヤを何かに叩きつけた、という方法もとれるだろう。
哀れな――…
[グレゴリーと並んで、大きな歩幅で礼拝堂までの距離を踏破する。]
── 礼拝堂 ――
[クーポラから吊るされていた綾布は取りのけられており、冷たい色大理石に横たえられているのは、白ではなく緋を被る少女。
悲嘆に背を丸めた貿易商がリディヤを、別の名で呼びながら慟哭している。
寄り添うように膝をつくフィグネリア。
その指先に血の色を認め、ポケットに入っていたシルクのハンカチを差し出す。]
[リディヤの亡骸はすでに動かされ、発見当時を復元すべくもない。
幼い被害者を前にフィグネリアとニコライに詳細な尋問をするのも酷だろうと判断し、凶器のロザリオのみは検分させてもらったのの、裏に刻まれた銘からもリディヤのものに間違いはないようで、処遇はニコライの望みどおりにさせようと思った。]
──誰か、葬儀を取り仕切れる者は?
居なければ、わたしがやろう。
地区の教会で、一年、読師の奉仕をしただけだが、手順はわかる。
[フィグネリア、そして駆けつけた女性陣に依願する。]
庭園から花を集めて、祭壇を飾ってくれませんか?
白い花を。
[アリョールという名の娘が
赤いケープの少女とユーリーを探している。
記憶をなくしていた彼女も徐々に其れを思い出しているよう。
別の眷属の後者に対しての呟きを思い出せば微かに笑みが乗る。
――もてそうな方。
確かに興味深い人間には違いない。
同族がいなければ近付くこともあっただろうか。
詮無きことと思えば微かに目を伏せ物憂げな素振り]
>>111
おう、墓下でなんか進行中? www
注目してもらえるのがありがたく。
しかし、やっぱり
可愛げある右側キャラは無理なのか、おれ?!
なんか、もう、仕切り度合いがいつものノリすぎて…
かといって、まだ誰かを無理なく落とすよう誘導できてないのだよねー (←
宴って複雑なんだ。
[そう感想を返すに留め、続く言葉にはちょっとおどけた様に肩を竦めた]
まぁほら、いきなり逢った俺の方を直ぐ向いてくれるって思える程、自惚れ屋でもないし、俺。
[飄々と、でも一抹の寂しさを滲ませて。
もう一度寝台の小鳥を見遣れば、目を細め、
視線を眠り姫に向けた侭…呟く]
どうしたかったのかな、俺は――。
俺の我儘をぶつけるのは厭だけど、
彼女を独占したいという欲望もあって、
けれど其れはきっと意味の無いことだってわかっていた。
だからね、朽ちるのは待たない。
小鳥が…望むならば望むだけ、此の手の中で休めばいいと。
[視線を上げて城主を強い眼差しで見、俺の願いはそれだけだよ、…そう優しく添えて言葉を結んだ]
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