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[思い出す。
昔、祖母に読んでもらった絵本の魔物を思い出す。
小さい頃に魔物に攫われ囚われたお姫様は、
いつしか魔物に愛を抱いて、
だから迎えに来た王子の手を自ら離して、
また――魔物の元に戻ったという。
始まりは酷くとも、
お姫様にとっては魔物と逢えたことが最大の幸せだったのだ。
物語の終わりの時点では。]
[俺たちは……どうだろう、と青年は思う。
俺たちは、そして今まで此の城を訪れ生を散らせた者たちは。
辛い嘆きの声。怨嗟の声。
甘い快楽の声。歓喜の声。
幾千もの魂あれば、幾千もの想いが在る。
でも唯一つ確かなこと――其れは此処に居る以上、イライダと関わったのだ。
此の不器用な城主と。]
あの魅力の前に魅了された者も数多く居るだろう。
でも俺はそっちじゃなくて、でも、だからって痛ましいと思いたいのでもなくて、
嗚呼、なんだろう。嗚呼――
言葉が纏まらない。
悔しい、と思った。
違うんだ、誤魔化したいんじゃない。謝りたいんじゃない。
…ぶつけたいんだ。
”変えたいんだ”
無謀だけど。
愚かな戯言だけど。
でも俺は夢物語の紡ぎ手。
だから――願う。
此処を覆う何かが、此の閉塞感をもたらす何かが、
何処かが歪んでいると感じたもの全てが。
少しでも良い方向に変わることを。
今の侭ではなく……皆が、真に”しあわせ”と思える様に。
だから――…動きたい。
勿論俺一人の力で出来るなんて思っちゃいない。
嗚呼、夢物語は鼻で笑われたっけ。
あのぬばたまの美しい人のことを想う。
俺の命を奪った人。
でも、何故か――憎めなかった、ヒト。
/*
梅干紅茶ーとか言いたくなるけど我慢。
そして……なんだろうか、エピに入ったらまずラビになんて言えばいいんだろうか俺は。
ナカノヒト誤認してたら「ごめん×5」でOKなんすけど。
いいんだよ。
だって世界は俺だけじゃない。
俺はほんのひと綻び、あのひとに作ることが出来たならば……
それで充分だ。
きっと、後は他の人がやってくれるよ。丸投げちゃえ。なんて、ね?
だってあのひとを大切に想うヒトは、沢山いる――…
届け想い。
穿て楔。
だけど今の侭の俺は弱いから、動けないから――
[青年は”もう一人の自分”を、自らの意志で呼んだ。
黒紅の眸を持つ、堕ちた片側。
だけど、嗚呼。気づいた――
堕ちたけど、堕ちていなかったんだ。きっと。
黒い魂の半身とは…例え何が待っていようとも自らの欲しい未来を
掴み取ろうとする強い意思。
どんな彩を混ぜられても消えずに自らの彩を貫く漆黒の――
ラビと出逢って、俺が得たもうひとつの強さ。
其の欲の強さを堕落だと思っていた。
遠慮して周りを気遣うことが善だと。
だから認めたくなかった。
でも、きっと其のどちらもが必要で、だから――いいんだ。
……――おいで。]
追われし者 ユーリーは、城主 イライダ を投票先に選びました。
飽いた飽いたというのなら。
いっそ傷つくことにも飽いてしまえばいいのに。
そうして忘れて、また傷つくかもしれなくても動けばいいのに。
欲しいものは、自ら手を伸ばさなきゃ掴めない。
弱さを認めて、在りのままの自分を受け入れれば――
もっと強く…しあわせになれるのに、ね?
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