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-- 酒庫 --
[光の入らない部屋は落ち着くのだと理解した。]
[部屋の隅で膝を抱えてうとうとと。]
消えたく、ないな。
[ぽつり。]
[まだ、見たいものがたくさんあった。]
[行きたい場所も。]
[見るだけでも、構わない。]
[知りたいことがたくさんあるんだ。]
[抱えた膝の上に顎を乗せて、口を尖らせた。]
[大きくため息をつく。]
………のど、渇いた。
[死んでも喉が渇くって、変なのだろうか?]
[トリスは、グレゴリーはどうなのだろう?]
[首をかしげて目を閉じた。]
[葡萄酒を飲んで渇きが癒えたならいいのに。]
―酒庫―
[酒は、己にとってなくてはならない伴侶も同然だった。
もう杯を手に取ることはできなくなったとしても、そこならば酒の気を感じることが出来るかもしれない。
そんな淡い期待と共に扉をすり抜けて、酒庫の中へ。]
――はっはっは、失礼!
[酒庫の中、物憂げな色を浮かべたナタリーをその目に留めて、回れ右。]
私は…
[ラビに問いかけられますます戸惑う]
私はここに呼ばれたまで…
敢えて言うなら…
「死ぬため」にここに来た…
[男の頬に添えられたラビの手…その手をそっと掴み
男は目を伏せた]
その点では目的を達成したと言えましょう…
[男は目を開け…深紅の双眸を見つめる]
あなたはなぜ…この老いぼれに優しいのですか?
― 城門 ―
[しっとりと薔薇の薫を含んで満ちる霧の中。
朱を帯びた空の色合いから、太陽が天空に顔をだしていることは知れた。眩しさが呼ぶ頭痛を堪えて眉間を揉む。
酒瓶を慎重に地面に置き、ひたりと冷たい扉肌に左手を触れた。
開くべき時を待って沈黙するぬばたまの黒い門]
あなたが、永遠とともにあるのなら永遠を。
あなたの滅びのときには滅びを望みます。
[自分の指から紋章の指輪を外して、床に置く。
吸血鬼の嫌う銀だから。
家名に依らず、ひとりの男として告げたいから。]
わたし──
ユーリが望むのはあなた自身です。
う、わっ!
[突如現れたグレゴリーにびっくりしてぽかんとする。]
[相変わらずな笑い声に、苦笑した。]
死んでも笑い声だけは変わらないのね。
[回れ右した背中に、ぽつりと。]
…ねえ、私のこと…恨んでる?
[――…待っていたら戻ってきてくれるの? と、
その眼差しは、数百年を生きた吸血鬼とも思われず、
これほどまでに切ない声は、シラブルは聞いたことがなかった。]
──必ず。
あなたがこれまでにどれほど辛い寂しい想いをしてきたとしても──
百の世紀にただひとり現れる男と認めさせてみせます。
[そのためにも、果たさねばならぬ義務はある。
埋葬を手伝うとの申し出には謝意を示した。
人を寄越すのか、異能を使うのか、そこは与り知らぬところではあったが。]
――城内のどこか――
それにしても、あの”小鳥”は―――
この城のどこかで眷族の一人によって、己が「雪兎のよう」と評されていたと知ったら、どんな顔をするんすかね?
[男が抱いていた、吸血鬼狩りの師弟の印象を他人に話したのは、実は先程のロランとの会話が初めてだった。主はおろか本人にすら話していない]
……
[かといって噂の本人の姿を探す気はなく。
やがて男はサロンに辿り着いた]
― 城内 ―
死ぬために?
[小鳥は男に一歩身を寄せた。
深紅の眸が下から覗き込む形になる。
白い手を掴む男の心情を知ってか知らずか、
声音は変わる事なしに。
優しくあまやかな囀りをのみ男の耳に届けた。]
誤解をしないで。
ボクはあなたと話しているだけ。
若し優しいと思うなら、
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