情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
― 時計塔 ―
[吹き付ける風に黒髪を靡かせながら、
子供は枯れ行く森を見詰めている。
あの森は子供にとって家であり、家族だったのだと。
果てて行く姿を見て、今更ながらに知る]
森が、終わる。
本物の妖精の子が死んだから。
森が、終わる……。
[呟く声は、無感動な顔とは裏腹に少しだけ震えて]
[肩口から顔を覗かせる、小さき者たち。
幼い頃よりその傍に在り、死してなお子供の傍に侍る彼らをそっと撫ぜる]
―――……良いのか?
本物の妖精の子の元へ行かなくても。
[”偽物”である自分の傍に居なくてもよいのだと、ヘイゼルは告げて]
ありがとう。
[頬を摺り寄せるその存在に、子供は微かに笑んだ]
― ラビの部屋 ―
また、来るから……少しの間、待っていてね。
[そっと囁いて、身を離す。
いつ役人が来るかも分からない。
本当は、この場から離れたくはないのだけど。]
たりないの。これじゃあ。
これだけじゃ、駄目。
[床に深々と突き刺さった仕事道具を見詰め、ゆるゆると首を振る。武器が足りない。調達しに行かなくては。
青年の手に握られたままのナイフは、元より武器にする心算は無かったけれど。そっと手から外して、内ポケットへと収めた。
部屋を後にする直前、壁に残された記号のような絵と、短い言葉とを凝視する。いつもの、血文字。
ラビの遺骸に残された人狼の痕跡にも、憎悪はますます赤々と灯り。]
…赦、さない、赦さない、赦さない…
[虚ろな、焦点の合わぬ瞳。
外へと歩き出せば、歩を進めるたび、擦れたような血の跡が残る。血溜まりに長く浸かっていた為だろう。
ピャーチの塔の螺旋階段を下り、アジンの塔とは逆の廊下を歩き出したところで、
前方に自分の足跡ではない血を認め、歩みを止めた。>>33
普段の娘ならば見落としたであろう、ほんの数滴の赤――]
………チィトゥイリ。
[四の塔に向かって散る、それ。
あの塔を仮住まいとするのは。
ユーリー、ダニール、アナスタシア。]
ふう、ん?
[口元は半月に弧を描く。
さあ、あの中の誰が人狼なのかしら?
それとも、全員?
チィトゥイリの塔、螺旋階段の下。
見上げる瞳は、*ただ昏く*]
/*
ドラガノフに伝わる気がしない。
しかし具体的にどう言えばいいか分からないし、言ってもメモの分量じゃ明らかに足りない気がしている。
むう。
[血の香りに包まれた、仔兎の部屋に。
黒い霧が現れていく。
全体までは包まなくとも、地霧の如く低い位置を揺蕩いながら。
霧の正体は、今まで妖魔が喰らってきた魂の残滓たち]
[蝶はやがて、光を膨らませ人の形を取る]
……折角死んだのに。
これは何処まで付いて来るんだ。
これじゃあ、皆が…。
[かつて菓子職人だった男の、小さな嘆き。
蝶の祝福は男が死んだ今も尚、続いているよう]
[ひらり、ひらり。
雪景色の中、淡く色づく蒼い蝶。
其方へす…とヘイゼルを向ける]
それはシュテファンの魂に刻まれたもの。
お前の傍を離れるものではないさ。
[髪を揺らす風に瞳を細め、子供は呟く]
[そして。
紫がかった蒼の炎が、黒い霧の中で燃え上がる。
時間をかけて、炎がゆっくりと消えてゆくに従って。
妖魔にして最後の宿主の姿が、形づくられていった]
――ダニールの部屋――
俺だ。
[ノックした後、囁きで断りを入れて。
それでもやはり返事は待たぬまま、扉を開ける。
彼が起きていたなら、道具と酒瓶を掲げ、背中を見せるよう告げる。
彼が寝ていたならば、起きるまでその寝顔を無表情で眺めているだろう]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新