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[見守ることしかできない死者の前で、事態はどんどん動いていく。]
ミハイルさん……。
[成人の晴れ着を仕立ててもらった腕のいい職人。彼のことはそれくらいしか知らない。彼がユーリーのあれだけの言葉で、どうして凶行に及んだのか知るよしもない。]
どうして……。
[なんでこんなに楽しそうなんだろう。先の子供と同じく、喰われて笑う人々の感情は、仲間の狂い人の感情よりも理解がしがたい。]
[出来る限り血が出ないように圧迫し、ナイフに手をかける。
ちらと意識を失うカチューシャに眼をやると、一言]
声、あげないでね。
[無茶な要求という気がしないでもないけれど、カチューシャを一人にするのもどうかと思ったし、弟の怪我も手早く対処したほうがいいだろう。
ナイフをぬいて、タオルをはずしたなら目に触れるやけどの痕。
この火傷の理由を弟は決して教えてはくれなかった。
あのころの女は、弟までが変わっていくことをただ嘆くしか出来なかったのだ。
化膿しないよう処置したなら、手早く包帯を巻いていく]
・・・・サンドラ医師ならもっとうまく出来たんでしょうけど。
これで我慢して頂戴。
[弟の火傷を治療したのはサンドラだったかと思い返してみるものの、あの血文字と結び付けるには弱いだろうかと思考をめぐらせる。
サンドラの世話になったものは多い]
……あの、ガキが。いきなり刺してきやがった。
[寝台で眠るカチューシャを一瞥して、告げる。
表情の険しさは、痛みによるものより、彼女にやられたという屈辱の方が強い。
赤黒い傷跡の上に、刃の隙間から血がひとしずく垂れる]
……今、この場で刺し返した方がいいん、じゃねえの。
発狂した、奴の。前例が、あるんだろう? 人間、だって証拠もない。
[ミハイルのことを指して言う]
[少年にいつからいた、と問われれば。
柔らかく微笑んで返す]
そういや昼食をとっていなかったなあって思って。
いつからも何も、今歩いて来たばかりだよ?
君、向こうの方から声をかけても全然気づかないんだもの。
[からかうような調子。いつもと変わりのない態度。
もし彼から食堂での騒ぎを聞く機会があれば、眉を顰め]
また、あそこで?
ったく……もう食堂も封鎖して、食事は各自の部屋で取るかセルフサービスにした方がよさそうな気がしてきたよ。
[その後は彼も食堂に行くつもりなら共に行動するし、ここに留まるか別の場所に行くなら手を振って別れただろう]
[二人は触れることこそ出来ずとも、自在に生者の側へ行けるようだった。
自分は違う。この闇の中から、窓を覗くように生者の姿を垣間見るだけ。見えないはずの情報が流れ込んでくるだけ。]
……嗚呼。
[じゃらりという感触でその理由に気づく。首に嵌められた頑丈な枷。長い鎖の先は闇の中に消え、青年をつなぎ止める。]
当然か。
[その枷を生み出しているのが自分自身だとわかるけれど、どうこうする気はない。正義の側に居られなかった青年の、これは当然の自罰。]
[サンドラが喰われればやめろと叫んだ。永遠に治ることのない傷を与えながら書かれた血文字を悪趣味だと糾弾し。自分を忘れつつある幼馴染みをどうすることも出来ずに見守って。
カチューシャがナイフを振りかざしたのには、単純に驚いた。
何も出来ない可哀想な子。無自覚にそういう偏見を抱いている相手だったから。]
……避けられないんだ。
[そして、その凶刃に、狡猾そうな狂い人がかかったのも単純に、驚きだった。]
[今さっきここに来たのは、半分本当で半分嘘。
妖魔の聴覚を研ぎ澄ませれば、少年から距離を置いた場所にいながらにして独り言の内容を聞き取るのはたやすかった。
ああ、これでパズルのピースがカチリと嵌った。
――今朝、彼が手慰みにしていた護刀。
どこかで見たことがあった気がしたが、思い出した]
[だいぶ昔。最年長のシュテファンが今のカチューシャぐらいの年齢の頃の話だ。
和の国から来たと名乗る旅人が村に短期間だが滞在していた時、あのような刀をお守りだとか言いながら持ち歩いていた。
幸い森に立ち入られることはなかったが、その時の妖魔は戦々恐々としたもので。
和の国の民はかように恐ろしい物をお守りとして日常で持ち歩いているのか。誰かに寄生してニンゲンの身体を得ても、あそこだけには行くものかと思ったものだった。
その時の強い感情と、印象に残った旅人の変わった身なりとで。記憶の森にも、未だに樹として残り続けている]
[今の自分を突き動かすものは。
居ると強く信じている胎内の仔と。
“大切な誰か”を裏切った人間への憎悪。
ヒト同士の血の宴に愉悦を感じていた自分を。
恍惚の表情でヒトを喰らう自分を。
彼がどう見ているかなんて――
……関係ない。]
[そもそも、
彼って――――誰?]
……あげるかよ。
[即答で返す声は、しかし平時よりは弱々しい。>>291
フィグネリアの手が柄にかかると、表情はいっそう険しくなり]
っ、ぐ……っ!
[刃が抜かれる瞬間、視界が白く染まる。思い切り唇を噛んで耐える。
口の端が切れて、鮮血が顎を伝って服に落ちた。
右の手が強く握りしめられる。彼女にこんな状態を見られていることすら、屈辱に思えた]
…………。
ああ。
[ナイフに散った赤い血を、、憎々しげに見やる。
礼は言う気もないけれど、手早く包帯を巻くフィグネリアを見ると、わずかに眼を細めて表情を緩めた。幼い頃のような、険のない表情]
/*
多分ナタリー的には、死ぬのが一番幸せな気がしてきた。
でも生存しちゃいそうな予感がひしひしと。
生存勝利してみたいけど。
―回想気味―
……なんだか、頭が重い。
[妙な。得体のしれない
不安感が沈殿し始めている。]
[何故]
[心は、はなれてはいない。
だが、どこか……友との共振に、違和感を感じる。]
……今日。
"占い師"を、喰いに行くのか?
[問いに、悔しげな色が混じる。
行けば、どう考えても足手まといになることは分かっていて]
[先ほど友は、カチューシャを運び付き添う面々と共に
カチューシャの部屋へ向かった筈。]
[物理的な距離など関係無い関係の筈だけれど…
今は少し、近くで動向を見守りたい。]
[しばらくの逡巡の末に、心を決める。
ホールを抜け螺旋階段を上り、カチューシャの部屋の前へ。]
[部屋の中へは入らずに、
扉の脇へ、背中をとんと預けた。]
―→カチューシャの部屋前―
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